2017-04

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「夜叉」 ホームドラマチャンネルで12月7日から放送開始

ヤチャホームドラマチャンネル
「夜叉-ヤチャ-(日本語字幕版)」が12月7日(水)からホームドラマチャンネルで放送開始されます。毎週火曜日と水曜日、午後4時15分から5時半まで、1日2話ずつ放送されます。

詳細については、HPでご確認ください。
 http://www.homedrama-ch.com/hdc/program?action=showProgramDetail&oa_prg_frm_cd=111083011100600764

スポンサーサイト

テーマ:★韓流スター★ - ジャンル:アイドル・芸能

衛星劇場「夜叉-ヤチャ-」10月26日からアンコール放送決定!

衛星劇場では「夜叉-ヤチャ-」のアンコール放送を決定しました!
10月26日(水)から31日(月)まで毎日午前5時から2話ずつ放送します。

詳しくはこちらをご欄ください。
 http://www.eigeki.com/eigeki/program?action=showProgramDetail&oa_prg_frm_cd=111080513284240648

テーマ:★韓流スター★ - ジャンル:アイドル・芸能

「夜叉」第12話完全日本語版 -- by 春頭さま

前回までのあらすじ略

チスン邸 納屋

柱に縛られているペッキョルとチョンヨン。チスンが入ってくる。

ペッキョル:大監さま、一度だけチャンスをください。今度の反正(悪い王を廃して新しい王を立てる事)には、私が必ず必要です。粉骨砕身いたしますので、チャンスをください。

チスン:ソヨンが子供を授かった。

驚くペッキョルとチョンヨン。

チスン:チャンスをやろう。

清渓川 コッチタン(乞食親分)の家

親分:天下のサンソンが乞食の部屋にまでいらっしゃって...末世は末世です?

白禄:今度、私たちを助けてくれれば、王室に納める野菜専売権を差し上げよう。

親分:農夫でもなし、そんなものを受けたところで面倒なばかりだ。塩ならまた分からなくもないが。

ト・シピョン:塩はだめだ...だが、もっと良いものをやろう。手伝ってくれれば、両班にしてやる。

親分:乞食生活がおもしろいのに、イカレタつまらない両班か?

チスン邸 納屋(昼間)

縛られたペッキョルとチョンヨンの前に立つチスン。

チスン:ペッキョルは王宮に入って行ってパク・ユンを暗殺して、反正当日宮廷の門を開く。できるか?

ペッキョル:必ず成功させます。そのかわり、私が成功したらチョンヨンは助けてくださいますね。

チスン:それは私が決める。(チョンヨンを見て) お前を通じて、いまさら分かったことが一つある。暗い心を抱いたお前を我家に紹介して、我が家の秘密をあまりにも知り過ぎた者がいたな。霜五樓のチヒャンの話だ。

チョンヨン:お姉さんは何も知りません。

チスン:殺ろすのだ。

チョンヨン:ええ?

チスン:お前の手でチヒャンを殺しなさい。

乞食の家(昼間)

突然親分に対して丁寧な礼をするト・シピョン。

ト・シピョン:この国の宗廟と朝廷が危ない。天下が平安になるように王室を手伝ってください。

驚いてかしこまる親分。そこへ部下の乞食が入ってきて耳打ちする。

親分:カン・チスン大監宅で、壻である内禁衛将とカン大監の妾が大監の怒りを買い、納屋に閉じこめられて拷問にあっています。

乞食の家の前

白禄:火を放つ時刻は、亥時半角(夜11時)にします。

乞食:子分たちを少し付けましょうか?

白禄:俺の方はいい、倉庫の方にたくさん送ってくれ。(パクポに)おじさんが子分たち連れてボウボウ燃やしてみてくれ。

パクポ:火遊びなら心配ない。四歳の時、町内の堂山の木もホルラ堂も燃やしつくしたやつだ、私は。

白禄:(ト・シピョンに)これで反正を延ばすことができましょうか?

ト・シピョン:警告はなるが、カン大監ならむしろ急ぐこともできる。

白禄:行きます。

パクポ:(ト・シピョンに)仕事を終えれたら、従事官の地位くらいは、まあ、いただけましょう?

白禄:早く来ないのか?

パクポ:行って来て、またお話しましょう。

アンヨン山墓所

松明を持つ白禄と、それに従うパクポ。枯れ草に火をつけようとしている。

白禄:俺の犯した罪が何か聞きましたね?

パクポ:言わなくてもいい。

白禄:多くの罪を犯したが、その中最大のは、愛する人を守ることができなかった罪。愛する女を捨てた罪です。

火を付ける白禄。

白禄:二度と、チョンヨンを放さないでしょう.... 二度と...

チスン邸 祠堂(夜)

先祖の位牌に祈るカン・チスン。慌ててやってくるヒョジュ。

ヒョジュ:お父様!大変なことになりました。

ソヨンの部屋(夜)

眠る夫人の手を握り、腹を撫でるペッキョル。外から慌ただしく兵たちの行きかう音がする。

ペッキョル:(兵を呼び止めて)何の事だ?

兵:墓所に火が出て、御先祖様の墓がすべて燃えています。

ペッキョル:何だと?

チスン邸門前

馬に乗り墓所へ出発するチスン。ペッキョルと目が合うが無視する。後をついて出るペッキョル。陰から様子を窺いチスン邸に侵入する白禄。

燃えるアンヨン山

兵に尋ねるペッキョル。

ペッキョル:お父様までここにいて、家の警備には誰が立つのか?

兵:分かりません。今は火を消すのに全て動員されました。

ペッキョル:墓所は餌だ。お前は兵力を合わせて穀食倉庫と兵器倉庫に行きなさい。家を見回ったら、すぐ行く。

チスン邸 納屋(夜)

駆け込んでくる白禄。チョンヨンが縛られている。憔悴して意識がない。

白禄:チョンヨン!

チョンヨンの縄を解き、抱き起こす。

白禄:チョンヨンよ、しっかりしろ。

チョンヨン:お兄さん?

白禄:そうだ、俺だ。

チョンヨン:お兄さんがよく見える....私...今やっと死んだの?

白禄:違う、生きている...兄さんが助けてやるから。

チョンヨン:...本当にお兄さんなの?

白禄:そうだ、行こう。

山道(夜)

馬を駆り、チスン邸に駆けつけるペッキョル。

チスン邸(夜)

既に納屋にチョンヨンの姿はない。混乱する邸内を探すペッキョル。馬でチョンヨンを連れ去る兄と目が合う。走って追いかけるが追いつけない。

チスン邸 納屋(夜)

空になった納屋で呆然とするチスン。ペッキョルとヒョジュが入ってくる。

ヒョジュ:お父様。

チスン:倉庫はどうしたか?

ヒョジュ:穀食倉庫は全焼しましたが、兵器倉庫だけは妹婿が努力して半分は助け出しました。

チスン:(ペッキョルに) 君はどうして残っているか?ヨンも解き放たれたから、もう家にいる理由がないのに...

ペッキョル:先ほど、兄を見ました。

ヒョジュ:兄さんだって?死んだ黒雲剣行首のことか?

ペッキョル:はい、兄がチョンヨンを連れて行きました。...反正を成功させて、チョンヨンを取り戻します。

チスン、何か言いたげだ。

ペッキョル:功臣になって生まれる子の堂々とした父になります。

チスン:欲心が多いな...その二つは共にできない事だ。

ヒョジュ:お父さん。事情がこうなったから反正は放棄、それとも延期するのが。

チスン:皆が私がここで止めると思うだろう。これはチャンスだ。少なからず油断するだろうし、周りには本当の友軍たちだけが残る。二日後に事を起こす。

乞食の家(朝)

布団に眠るチョンヨンを見守る白禄。ト・シピョンが入ってくる。

ト・シピョン:行くつもりだ。

白禄:懸賞金付いたという話を聞かなかったんですか?ここで道を捜してみましょう。

ト・シピョン:分かっている。それでも行かなければ。

白禄:死にたいんですか?

ト・シピョン:内官は住む所も、死ぬ所も宮だと学んだ。死ななければならないなら、当然宮で死ななくてはならない。

チョンヨンも起き上がってト・シピョンの話を聞く。

ト・シピョン:特権意識に浸って仕事をしない士大夫たちこそ国を台無しにする虫。力強い王権こそその虫を殺す薬。

白禄:できますよ。今ではなくても、いつかは...

ト・シピョン:そうなんだが、最近殿下を見ると...私の考えは間違った指導なのかもしれない。


白禄:なんの話です?

ト・シピョン:もし王権強化に命をかけた私が失敗して、臣権政治に命をかけたカン・チスン大監も失敗すれば、その時は何が国を導こうか?

チスン邸 奥座敷(昼)

食膳が用意されている。チスン、ヒョジュ、ペッキョルが席についている。ソクジュの子の手を引いてペッキョルの横に座るソヨン。自分の席に着くようたしなめようとするペッキョル。

ペッキョル:あなた

チスン:いい、そのまま一緒に座ろう。

ペッキョル:はい。

チスン:(ヒョジュに)奴婢たちにも十分に調えてやったか?

ヒョジュ:おっしゃるとおり、3ヶ月分の米も分けてやりました。

チスン:明日、擧事を行う。今日が家族が一緒に食べる最後の食膳になるかもしれない。食べなさい。

食事を始める。ペッキョルのスプーンに薬果をのせる夫人。無心にペッキョルを見つめる夫人を見て、薬果を噛みしめるペッキョル。

乞食の家(夜)

チョンヨンと乞食たちが、ビビンバを作ってみんなに分けている。

チスン邸 奥座敷(夜)

集まった一同に薬包を配るヒョジュ。

チスン:私たちが家を出た後、帰って来なければ、この薬で自決して、苦しい後日を作るな。

ペッキョルに配られた毒を取り上げようとする夫人。押し留めるペッキョル。

乞食の家 みんなのいる部屋の隣の部屋

一人座って泣くチョンヨン。白禄が入ってくる。

白禄:キョルが心配なのか?

チョンヨン:明日、宮に行くの?

白禄:うん、俺がカン・チスンなら兵曹判書パク・ユンから片付けるだろう。俺が阻まなくてはならない。

チョンヨン:暗殺者としてキョルが来たら?

白禄:切らなくてはならない。

チョンヨン:お兄さん!

白禄:キョルが選んだことだ...君を捨ててカン大監に付いた奴だ。

チョンヨン:違うの。

白禄:それを俺は許すことができない。

チョンヨン:お兄さんがいない間、たくさんのことがあったの。その中の大半はお兄さんに言いたくないことよ。でも、お兄さん、キョルを憎んではだめ。

白禄:チョンヨンよ。俺は、もうおまえを離さない。もし、俺を阻むのがあったら、それが仏様でも子供でも...弟でも、すべて斬る。

白禄から目をそらし背を向けるチョンヨン。

白禄:チョンヨン…

肩を抱こうとするが…出来ない。

兵曹入口(夜)

ト・シピョンの人相書きが貼られている。それを破り中に入って行くト・シピョン。

乞食の家(朝)

戦いの装束の支度をする白禄。パクポと乞食親分もいる。そこへチョンヨンが入ってくる。席を外すパクポと親分。チョンヨンを抱きしめる白禄。

白禄:夕方に会おう。

出て行く白禄。立ちつくすチョンヨン。

チスン家門前(昼)

門を出てくるペッキョル。刀をペッキョルに渡すチスン。馬に乗って出立するチスンと兵。

王宮 執務室(昼)

内官(off):殿下!

王:何事で、このような大騒ぎをするのか?

内官:殿下!内禁衛将イ・ベッキョルが義父の前左議政カン・チスン大監の謀反を告げに来ました。

王:何?謀反?

内官:はい、兵曹判書パク・ユンにすべてのことを打ち明けると言います。

王:壻が舅を裏切る。

兵曹判書の執務室(昼)

パク・ユンと向かい合って座るペッキョル。

ペッキョル:連判状に署名した人物は全員で三十一、京畿観察使イ・ガブワン。黄海道海州牧師...

兵曹入口(昼)

乞食たちの陽動で侵入する白禄とパクポ。阻もうと次々出てくる兵。

霜五樓-妓房門(昼)

次々と侵入するチスンの私兵。

兵:???も全部見ろ。

兵曹判書の執務室(昼)

パク・ユン:擧事の日はいつか?

ペッキョル:十日後、殿下が狩りに出る日です。宮から出る時は多くの役人が綾従して機会がないが、狩りを終えて帰って来る時ごろなら役人たちの中で大半が落伍するだろうし、兵士たちも途中に帰隊するから、宮外で狙えば間違いないと思ったんです。

パク・ユン:殿下を殺生簿に入れたか?

ペッキョル:殺生簿にはただ一人の名前しかありません。

パク・ユン:その一人は誰ですか?

ペッキョル:兵曹判書パク・ユン。

兵曹庭先(昼)

兵と戦う白禄と乞食たち。パク・ユン執務室へ向かう。

兵判の執務室(昼)

笑うパク・ユン。

パク・ユン:これは光栄です。左相大監が私をそれほど高く評価してくれるなんて。

ペッキョル:私は残念です。パク大監。あなたを殺すことになって。

後に立つ護衛兵の刀を抜き、護衛兵を斬るペッキョル。逃げ出すパク・ユンを追って執務室を出る。

兵曹廊下(昼)

走る白禄。

兵曹庭先(昼)

パク・ユンを護ろうとする兵たちと戦うペッキョル。

兵曹監獄(昼)

外の慌ただしさをいぶかしげに見るト・シピョン。そこへパクポが来て鍵を開ける。

パクポ:ナウリ、従事官くらいダメですかねえ。ちょっと考えてみるぐらい…

妓房(昼間)

妓生を次々切り捨てるチスンの私兵たち。
チヒャンの部屋に入って行くチョンヨン。外の様子にまだ気が付いてないチヒャン。

チヒャン:今日はまた、どんな風の吹きまわし?

背後で短刀を抜くチョンヨンに鏡で気付く。兵が部屋の前にやってくる。

チヒャン:カン大監がさせたの?

チヒャンを刺すチョンヨン。

チヒャン:何故?

チョンヨン:ごめんなさい、ごめんなさい、姉さん。

倒れるチヒャン。走り出るチョンヨン。チヒャンが倒れたのを見て刀を納める兵。

兵:急いでください。すぐ撤収します。

チヒャンの部屋を振りかえり、チスンの言葉を思い出すチョンヨン。

チスン:お前がチヒャンを殺さなければ、ペッキョルが助かることはないだろう。

兵曹の庭先(昼)

パク・ユンを護る兵士も一人だけになる。ペッキョルと対峙していると、白禄が駆け付ける。

白禄:退くんだ!

ペッキョル:兄さん、俺はパク・ユンを殺さなければならない。

白禄:退かなければ斬る。

ペッキョル:兄さんは俺を殺すことができない。

白禄:果してそうかな?

闘う兄弟。

白禄:刀を捨てろ。捨てれば助けられる。

ペッキョル:俺の勝ちだ、兄さん。

パク・ユンを護る最後の兵に合図を送るペッキョル。パク・ユンに斬りかかる兵。突然の背信に術もなく斬られるパク・ユン。

白禄:だめだ!

ペッキョルを飛び越えて、兵を切り捨てパク・ユンを抱き起こす白禄。

パク・ユン:殿下を…

こと切れるパク・ユン。それを見届けて走り去るペッキョル。

白禄:イ・ベッキョル!

ト・シピョン、パクポ、乞食たちが駆け付ける。パク・ユンを護れずに茫然としている。

妓房 チヒャンの部屋

倒れ伏していたチヒャンが起き上がる。
(回想)
短刀を抜いてチヒャンの後ろに立つチョンヨン。

チヒャン:カン大監がさせたの?

チスンの私兵がやってくる、兵からは刺したように見えるように短刀を振りおろすチョンヨン。目でチヒャンに合図を送る。回想終わり。

チヒャン:チョンヨン…

チスンの陣(夜)

地図を見ているチスン。そこへヒョジュが入ってくる。

ヒョジュ:お父さん。地方から来る軍士たちがあまりにも遅い。

チスン:待ちなさい。

ヒョジュ:心配です...こんなにしていて、もし...

チスン:あまり軽はずみにふるまうなら出ていきなさい。

ヒョジュ:家門が死んで生きる事です。お父さんが間違ったということを、どうして認めないのですか?

チスン:何だと?

漢陽近郊の山あい(夜)

門を出ようとするチスンの友軍。

大将:止まれ。

山で松明が燃え大声で騒いでいるのを見て、王の軍が優勢と見る。

大将:見つかったのか?

実は乞食たちのフェイクだ。山の上で大騒ぎする乞食たち。

大将:ここで犬死にすることはできない。撤収する。

副官:はい?

大将:退いて、別に便りがあるまで待機する。

引き上げる友軍。

チスンの陣(夜)

ヒョジュ:妹婿からもなんの消息もなく...お父さん、失敗したんです。

チスン:出なさい。罰は後で与える。

ヒョジュ:私がどうして罰を受けるんです?家門を逆賊にして危険にしたのはお父さんではないですか?

チスン:出ろという言葉が聞こえないか!

怒りに震えながら立ち去ろうとするヒョジュ。耐えきれずに刀を抜く。その気配に気がつくチスン。

チスン:刺す勇気もあったのか?

ヒョジュためらう。

チスン:足りないやつ。お前は士大夫の恥だ。

怒りと怖れに震えるヒョジュ。

チスン:突きなさい。

ヒョジュ、チスンを刺す。

ヒョジュ:お父さんがおっしゃったんです。家門をつねに最優先に置いて考えなさいと。

チスン:それで、刺して殺そうと言うのか。

ヒョジュ:許してください。家門を生かそうとすれば、お父さんがお逝きにならねばなりません。

刀を抜いて去るヒョジュ。崩れ落ちるチスン。

チスンの陣門

出てくるヒョジュ。頬の血を拭う。

ヒョジュ:宮へ行く。殿下にお会いしなければ。

兵をひきつれて出て行くヒョジュ。

夜道

走るペッキョル。

陣内

チョンヨンが兵とともに陣内に入るとチスンが倒れている。

兵:医者を呼んできます。

チスンを助け起こそうとするチョンヨン。

チスン:誰か?

チョンヨン:ヨンです。

チョンヨンの手を握り何か言おうとするが、果たせぬままこと切れるチスン。

チョンヨン:大監、大監!

陣に辿り着くペッキョル。陣内に入るとチスンが倒れていてチョンヨンが抱き起こしている。事態を無言で察するペッキョル。

王宮(昼)

王の前に並んで立つ臣下たち。その間を進み出るヒョジュと白禄。

王:李白禄は近くに来なさい。

白禄:はい。

階段を上り礼をする白禄。

王:杯を持ちなさい。

白禄の盃に酒を注ぐ王。飲む白禄。

王:(杯を持って)私にも一杯ついでくれ。

驚く臣下達。

王:はやく

白禄、王の杯に注ぐ。杯を手に立ちあがって白禄に近づく王。

王:兄さん、私が必ず満朝百官が見る中で杯を満たしてやると言っただろ?

杯を干す王。

王:願いを言いなさい。なんでも聞いてやろう。

白禄:一つだけ申し上げます。今度の反正を阻んだ本当の功臣は別にいます。しかるに彼は今、監獄で死ぬ日を待っています。殿下、ト・シピョンを助けてください。

王:その者は、逆心がある者だ。

白禄:殿下のために命をかける人々を、こんなやり方で捨ててはいけません。

ヒョジュ:お前…こいつ!不届き者!

王:よい! もう終わった問題だから、これ以上取り上げるな。

白禄:殿下、今度兵曹判書になったカン・ヒョジュこそ危ない者です。時流によって裏切りをする、あのような者は遠ざけなければなりません。

ヒョジュ:あの、あの奴が!

王:やめなさい!

白禄:殿下!こんなやり方では、いつか外敵の侵入を受ける時、命をかけて王室を守る剣一つもないはずです。

王:やめるんだ!(白禄にだけ聞こえるように)これが政治だ、兄さん。

ト・シピョンの言葉を思い出す白禄。

(回想)
ト・シピョン:最近殿下を見ると...私の考えは間違った指導なのかもしれない。もし王権強化に命をかけた私が失敗して、臣権政治に命をかけたカン・チスン大監も失敗すれば、その時は何が国を導こうか?
(回想終わり)

宮 監獄(昼)

ト・シピョンの前に食事とともに毒が置かれている。毒の椀を飲み干すト・シピョン。血を吐いて倒れる。

宮,廊下(昼)

宮を出て行こうとする白禄。ヒョジュが呼びとめる。

ヒョジュ:弟の消息は聞いたか?反乱軍の残党を集めているんらしいな。一人でお父さんの遺訓でも守るつもりなのか?そう、チョンヨンだと言ったかな?その女も一緒にいるそうだ。いや、一緒に死ぬと言わなければならないか?

白禄:王が果してお前をいつまで信じようか?明日?明後日?

宮を出て行く白禄。

草原(昼)

馬を駆る白雲剣ら

海辺の雑木林(昼)

身を休めるペッキョル、チョンヨン、白雲剣ら。偵察隊が帰ってくる。

白雲1:大将様。

ペッキョル:いよいよ来たのか?

白雲1:はい。

ペッキョル:兵力は?

白雲1:オジンが直接動いたようです。千人以上です。

ペッキョル:よし。

部下たちを見回すと、みな傷つき疲れ果てている。

ペッキョル:おまえ達はもう自由だ。ここで抜けて命を救うように。

兵の叫ぶ声がする。

兵:使者が来た。使者だ。

剣を手に浜辺へ向かうペッキョル。ついて行くチョンヨン。

海岸(昼)

馬でやってくる白禄とパクポ。

白禄:キョル…

ペッキョル:冥土の使者が来ることは知っていたが、それが兄さんだとは分からなかったな。

海岸へ向かって移動してくる大軍。

ペッキョル:兄さん、遠くから来てくれたことはありがたいが、俺は降参はしない。チョンヨンも同じだと。

白禄:分かってる。俺がここへ来たのは、ただ...お前と一緒にいようと。

ペッキョル:それはどういう事だ?

白禄:俺が今までこの刀で守ったものは、すべて虚しいことだった。最後は本当に守りたい者のために使いたい。この気持ち...分かるか?カプサンのイ兄弟が女一人も助ける事ができないなら、それは本当に恥ずかしい事だろう。そうだろう?

笑顔で答えるペッキョル。チョンヨンのそばに行く兄。

白禄:チョンヨン…

チョンヨン:お兄さん。

白禄:忠清道西南地方に誤書山と言う所がある。気立てのいい坊さんが、孤児たちを拾って育てるんだが、飯をたいてくれる人がいない。兄さんは、お前がそこへ行ったら良いが...

チョンヨン:一緒にいる...

白禄:お前は生きなくてはならない...お前が生きれば...一生夜叉のように...殺してばかりいた私も、この生に何か人として生きたことになる。頼む、どんなに大変でも、しつこく生き残って、きれいな顔にしわもできて、歯も抜ける百歳まで生きてくれ。私の分までキョルの分まで生きてくれ。

チョンヨン:私…送らないで。

チョンヨンを抱きしめる白禄。

白禄:いつまでもいつまでも、幸せに暮さなきゃいけないぞ。

パクポが馬を引いて近づいてくる。

白禄:(パクポに) お願いします。

パクポ:ああ。

チョンヨン:お兄さん、私は行かない。行けない。いやよ。行かないってば。

ペッキョル、チョンヨンを抱きあげて馬に乗せる。

チョンヨン:いやよ、いや。私行かないってば。お兄さん、私行かない。戻して。

白禄:(パクポに)すまない、結局お金一銭儲ける事ができないようにして。

パクポ:何の話だ。漢陽で王宮を見物させてくれたろ。うまくやれや。

白禄:おじさんも。

馬を引いて出発するパクポ。振り向かずに無言で見送る兄弟。二人を振り返りながら去って行くチョンヨン。

丘上(昼)

海岸を見下ろす丘に王とヒョジュ、そして軍が到着する。軍に対峙するために砂浜を歩いて行く兄弟。
砂浜と丘で向かい合う王の軍と兄弟。

ヒョジュ:殿下、命をお下しください。

観念したように眼を閉じる王。

ヒョジュ:進撃しろ!

剣を抜く兵士たち。浜辺へ向かって駆け降りて行く。

ペッキョル:兄さん。

白禄:キョル。

ペッキョル:次の世でも、兄さんが兄をやって。

笑いあう兄弟。

白禄:こいつめ…、今…俺たちカプサンに帰ろう。…故郷に…帰ろう。

ペッキョル:うん。

押し寄せてくる大軍、立ち向かう兄弟。

それを丘の上から見ている王。昔を思い出す。

(回想)
シジェ:兄さん... 兄さんは、なぜ私に良くしてくれる?

白禄:俺が何をよくする?

シジェ:兄さん、気にならない? 私がなぜ漢陽(ハニャン)から一人でここにきたのか?両親が誰なのか? 私が誰なのか?

白禄:それの何が重要だ? おまえは俺にはキョルと同じ弟だ。

シジェ:兄さん、それではいつどこででも、私を守ることができる?

白禄:そうだ。 それしきのこと、兄が守るから。 いつどこででも。
(回想終了)

闘う兄弟…ここから先はセリフもなく死闘が繰り広げられます。
文章で説明できる事はもうありません。最後までお付き合いくださりありがとうございました。最後のシーンで兄ペンノクがキョルの肩に手を置きキョルが無言で答える。兄弟の絆を感じました。
本当に素晴らしかったです。

夜叉~完

テーマ:★韓流スター★ - ジャンル:アイドル・芸能

「夜叉」第11話完全日本語版 -- by Camoさま

前回のはなし (青が画面の文字の内容)    

ムミョンはチョンヨンに白禄の気持ちを
を伝えることができないままついに殺される。


ムミョン: 李白禄は生きている

ペッキョル: 彼は王が送ったスパイだ。 
 
        一族を混乱させるために差し向けられたのだ。

チョンヨン:  ウソでもいいわ

ムミョン: 俺がここに来た理由は・・


カン・チスンは謀逆を計画してインビンを殺害し、
王はト・シピョンを疑うが・・


チスン: 一族の名誉をかけた闘いが始まる。

ト・シピョン: 全ての両班官吏たちを敵に回すおつもりですか?

王: 今がまさに破壊のときだ

ペッキョル: ト・シピョンを抹殺します。

王: 彼女が毒殺に見えないというのか?

   お前はこれに繋がりはないのだろうな? 


ペッキョルはチョンヨンへの気持ちを隠し切れず
白禄はついに重大な決心をするが・・
 

ペッキョル: これを終えたら出て行こう
 
        一緒に逃げよう 
        私はお前と一緒にいれるなら全てを捨てれる。 

ムミョン: 俺は後悔してない、黒雲剣になったこと。



----- ここからが今回11話でーす 


道(夜)

歩いていく白禄.


パクポ: 挨拶もなしに行くつもりなのか?



白禄: ... 共に行く道ではありません。

パクポ:  見たところ、君が国の仕事したということは本当であるようで。

      今 君の目つきは全財産を持って最後の時にいどむ
      賭博屋の目つきだ。

      私の人生通じて最も大きい場が広がるとおもうが、
      ここで降りればパクポではないだろう。

白禄: 死ぬのに丁度良い考えですね。  だめです。

パクポ: (住職の) 兄というのが一人いるが、
      仏様の子分になったとどれだけ威張っているか、

      姿見たくないから逃げなきゃね

白禄: ... それもだめです。

      今までありがとうございました。


パクポ: 亡くなったうちの母さんの願いがね・・

      賭博屋の息子でなく、末端の*捕卒でも良いから
      息子が堂々と国の役人になってほしいと思われた。

      兄は仏様に捕まったので、母の願い聞いて差し上げることは
      出来なくて  (この世は宗親(親族)のようで).

      ...したくないけど、
      私でも母の願いをかなえて差し上げるべきではないかな?

                       【*捕卒=捕盗庁に属した軍卒 : 取り締り人】



         (パクポの片方の足を見る)



白禄... それ嘘でしょう?

パクポ: 違う。

白禄: 友人と言っていたが、東莱(トンネ)の生意気な賭博屋と
     クセが全く同じだね。

パクポ: えぃ、まったく、違うってば。

白禄:  今度は漢陽(ハニャン)へ行く道が冥土への道にもなり得ます。

パクポ: はーはっはっは
      漢陽にある地獄なら既に行ってきたさ、この人は~

      漢陽のすべての裏路地の金鉱を知ってる、
      騙され騙して、はは~ だから何度も死ぬところだったさ。

白禄: 金はちょっと掘りましたか?

パクポ: ... ぴったり1回 金があることはあっただろう。

      私の妻. ...結局それまで私が持ち崩したというわけだが。


白禄: ... さきほどの話ですが、... 捕卒ならば満足しますか?

パクポ: 捕卒では駄目でしょ、
      それはただ例をあげただけで、ってこの人~

白禄: やめときます。

パクポ: お、お、ちょっと待って・・ おいおい、

      なんでそんな短気なの

      ちょっとちょっと・・ 



パクポ: ほら、何、捕卒なんてさ、 だろ? 

      だからさっきはそう言っただけで~ 

      でもどうせ官位につくんなら従事官程度にはならなくちゃ。

      この歳で街のおまわりさんがやれるか? 

      従事官くらいになればやっていけるだろう?

      なんで返事しないの?  えぃ、この人ってば・・




チスンの家、ソヨンの部屋(昼間)

ソヨンが寝ついていて、チョンヨンがタオルで額の汗を拭いてくれる。

戸が開いてヒョジュとペッキョルが入ってくる。



ヒョジュ: いったい何ごとですか?

チョンヨン: ... 知らせをくれたのは隣の行廊夫です。

        お嬢様とそっくりな女が裸になって市場通りを
        歩いていると知らせてきました。

        まさかと思ってお嬢様の部屋に行ったところおられないので、
        急いで走っていったら、やはりお嬢様でした。

ヒョジュ:  ソヨン。 こいつ。

       ...石柱が死んだ後に食を断って心配をかけて...

        それでも近頃になって大丈夫そうに見えたが...

        いったい理由は何か? 



 (チョンヨン、外に出て行く)




同、廊下(または、あずまや)

チョンヨンが一人で立っていれば、ペッキョルが近づく。




ペッキョル: 私たちを見たのか? ソヨンが?

チョンヨン: 見なかったとしても、いつかは分かったでしょう。

ペッキョル: ソヨンまであんなになって。 もう方法は一つしかない

チョンヨン: 逃げようと? ...朝鮮は小さいのよ、 必ず見つけ出されるわ

ペッキョル: それでもお前と一緒なら....
        私が生きてきた日々よりも長い歳月だろう...

チョンヨン: 誰が一緒に行くって?

        あなたもわかってるじゃない、
        私があなたを殺したい程嫌いなこと!

ペッキョル: 私もなぜこのようになったのか、殺したい程私が憎い。

        また初めに戻ることができるならば....

        死んでもそんなにできるならば...良いだろう。

チョンヨン: .....お嬢様のそばにいて。

ペッキョル: チョンヨン。 お前が離れたくないならば他の方法が一つある。

チョンヨン: ・・

ペッキョル: 敵の敵は友人だと...

        私たち... ここを離れてシジェにつこう。

チョンヨン: 何?

ペッキョル: 私は左相の最側近だ。
         カン・チスンのすべての秘密を知っている。

        カン・チスンが反正を計画している今、
        私はシジェに最も必要な人間だ。

        今ならばシジェに高く命を売ることができる。

チョンヨン:  あなた.・・

ペッキョル: 月でなければ太陽。  夜でなければ昼だ。

        今朝鮮でカン・チスン大監に対抗して
        私達を保護する人はシジェしかいない。

チョンヨン: ... 背信者になろうと?

ペッキョル: そのように呼ばれてもいい。

チョンヨン: たとえ成功するとしても、世の中は
        味方 相手方なしに背信者のあなたを軽べつするのよ。

ペッキョル: そうだろう。 多分再び内禁衛将のような
        日の当る場所の官位はできないだろう。

        ...黒雲剣!

        兄が行首として導いた黒雲剣を私が再建するのだ。

        崩れた黒雲剣をまた組織して、
        政界の隠れた実力者になるよ。

        これが私たちが生きる道だ。



        私が黒雲剣を引き受ければ天にいる兄も喜ぶのだ。









清渓川(チョンゲチョン)風景(昼間)


     漢陽(ハニャン)、清渓川(チョンゲチョン)  



クッパ店

白禄とパクポが座って食べている


従業員: どうぞ召し上がれ~

客: はい 


パクポ: 商いをしてた時、主な場所が七牌通りだと言ってただろう?

白禄: はい。

パクポ: 七牌へ行かないで、ここ鍾路(チョンノ)にきたのは、
      何か心積もりがあるものと見えるけど。


白禄: このどじょうを誰が捕まえると思いますか?

パクポ: ... 独占じゃないの?

      清渓川コッチ(乞食)らの生計として
      国で権利を与えたと聞いたが。



      「コッチ」 取っ手/蓋のつまみ: 乞食



白禄: よくご存知ですね。 ところが清渓川コッチが何人かいるのに、

     どうやってどじょう捕まえることくらいで生活してますか。



コッチタン(乞食親分)の家



白禄 (ナレーション): コッチらがすることは多様です。

         四季を通して起伏なしに粘り強い儲けでは。

         生薬材で使われるものなどを捕まえて
         宮廷の内医院や恵民署に供給するのが一番上でしょう。

         
      恵民署 : 薬と一般庶民の治療を受け持った官庁



両班の家の門の前


白禄 (ナレーション): *権門勢家はもちろん、
               王室に葬式があれば門の前に陣を敷いて、
              **市井雑輩らの文句を処理して
                行下を受けるのも抜け目がないです。

      【*権門勢家=地位の高い権力者のいる家】
      【**市井雑輩=遊びながら放蕩な生活をして市中にさまよう礼儀正しくない連中】


   行下 : 労務賃以外に より多くやるお金. (チップ)




クッパ店




白禄: 清渓川コッチタン(乞食親分)を選ぶ選挙が行われれば、

     漢陽のすべてのキーセンの店が好況をむかえます。

パクポ: それは? なぜ?

白禄: 宮廷はもちろんで、
     権門勢家らで互いに親しいコッチを当選させようと
       できるだけ銀子(お金)をばらまくためでしょう。




清渓川橋上 (光化門の前)

乞食にお金が投げられる


白禄: それは君の親分に上納して、

(更にチャリーン) 

乞食: ? ありがとうございます。 だんな.

白禄: これは君が持つように。

乞食: へへ

白禄: それと、(二十両小判束を乞食の目の前に突きつける)


(乞食が手を伸ばして取ろうとする)


白禄: 親分に会うようにしてくれたら、これも君のものに。

乞食: ・・ はい



(どこかへ歩いていく パクポと白禄)



パクポ: さあ、いつ言うんだ? 

白禄: 何ですか?

パクポ: 君が犯した罪.

白禄: ...

パクポ: 女が絡んでるだろう?

白禄: (人の気配を感じて) 言うのに特に良い時ではないですね。



(周囲を見回せば、現れる乞食輩ら).



白禄: 親分に会いたい。 それだけだ。

     問題を起こそうときたのではない。

乞食1: えぃ、用件は何だよ ?

白禄: 直接会って話す。

乞食1: へっへ  お前は王でもなるのか?

     誰でも会おうといえば、会えるような方だと思う?


パクポ: (白禄に) もうここで言ったら?

白禄: ... 君たちは分からなくてもいい。

乞食1: ほぉっほっほほ~ オイ、 こりゃすごーく気になるんだけど...

     お前ら、 ちょっと揉んでやろうぜ、おぅ!

     おぅ、やれ!


(乞食 対 白禄 隅でパクポ)




パクポ: あらま~ごめん・・

      よし。 さあ~




(白禄が乞食の股間つかんだまま)

白禄: もう直接話してもいいよな? 




コッチタンの家 
           
白禄、パクポがコッチタン(乞食親分)と向かい合って座っている。


親分: (部下に) : わしがおばけを防げとお前たちを送ったんだよな。

(白禄を見て) 用件は何だ?

白禄: 内医院に生薬材を伝達する時、
俺をちょっと入りこませてくれ。
宮に用があるんだ。




親分: 天下の黒雲剣行首が,
ただサーッと門開いて入ればいいだろうが。


白禄: ト内官が死んだ後で連絡する方法がないね。

親分: ...その、ひょっとして
尙膳ト・シピョンのことか?

白禄: (うなずく)

親分: 正しく知らないようなんだけど
完全に生きている人を死んだというなんて

白禄: 生きていると?

--------------------
白禄の記憶、船着き場 (4話)



飛んでくる矢がト・シピョンの背中にささり

水に落ちる





現在、コッチタン(乞食親分)の家



白禄: 本当に・・命が長い者は別々にいるよ。



親分: 権力周辺にいる奴らは到底信じることはできない。

白禄: ・・

親分: 李氏王朝はなくなってもわしらコッチらは生き残る。

白禄: 黒雲剣行首を敵に回すつもりか?





チスンの家、チョンヨンの部屋

チョンヨンが荷物をまとめる。

部屋片隅にあるカヤ琴に目が止まり

カヤ琴を爪弾いてみる



チスンの家、ペッキョルの部屋

内禁衛将の一式を揃えて置く。



チスンの家の前

道行く人のように偽装した白禄がチスンの家を見る。




同、ペッキョルの部屋

ペッキョルが外に出て行く。


チスンの家の前
さきほどの白禄がチスンの家の庭をのぞいていると
歩いて行くペッキョルが目に入る



同、 庭

ソヨンがふらふら歩いている

ソヨンを見るペッキョル

そのまま背を向けて行く



門に歩いていくペッキョル、

外に出て行く。

白禄が気づいて隠れる。



チスンの家の前

ペッキョルが気配を感じて振り返れば、

道行く人が歩いていくだけ。




また歩いていくペッキョル.





白禄が塀の前で座り込んでいる。




橋 

ペッキョルがそわそわしている、
来たチョンヨンを見つけ歩いていく。



ペッキョル: 遅れて心配した。

チョンヨン: だいぶ待ったの?

ペッキョル: いいや。 ...行こう。

チョンヨン: キョル。


       考えてみたんだけど、私は行かないわ。

ペッキョル: ... 何?

チョンヨン: 大監を裏切って王に行くのは、
        生きる道ではなく死ぬところよ。

        あなたも分かってるでしょう。
        いくら家の私兵を出しても、

        まだ地方役人たちに命を下せば
        数日内に私兵数万が動員されて。

        王が先に情報を知ったとしても歯が立たない。

ペッキョル: 違う。 明らかに方法があるのだ。

        それに、シジェのそばには兵判パク・ユンがいて。

        私が知る限り彼はカン・チスンぐらい賢明で。

        反正、防げるのだ。


チョンヨン: 今王に行けば反正が成功しても
        また失敗しても君は死ぬのだ。

        王はカン・チスンと取り引きするために
        自身のために生きてきた白禄兄さんと
        黒雲剣組織皆を犠牲にさせた人よ。
        私たちの知ってる昔のシジェではないのよ
        そんな王があなたを助ける?

ペッキョル: .....

チョンヨン: そうしないで。 これが私でなかったとしたら
        あなたはカン大監を裏切ろうとしたのだろうか?

        あなたはあなたの青春全てをカン・チスンに捧げた。

        あなたが夢見たすべてのことがカン・チスンと共にある。

ペッキョル: ...

チョンヨン: あなたは私のために正しい判断を出来ずにいる。

ペッキョル: それで、私とは共にできない?

チョンヨン: 私はあなたと一緒にいるのよ。

        今私にあなたでなくて誰がいるの?

        私たち カン・チスンにあらゆる事を告白して、
        機会をくれと言おう。

        カン・チスンと共に反正に出るのよ。

        失敗すれば逆賊だが、成功すれば英雄になれる。

        そちらの方が勝算があるんじゃない?


ペッキョル: ... いっそカン・チスンの手にかかって死のうと言え。

        息子を殺した私たちを許すと思う?

チョンヨン: 私の方法が可能なのは、あなただからなの。

        あなたが今まで懸命に生きたから。

        宮の誰よりもカン氏一族のために
        忠犬のように最善を尽くした時間があるから。

        愛も、兄弟も全て捨てて唯一の上だけ見つめて
        懸命に生きた時間があるから。



ペッキョル: ...お前まで命をかけることはない。

チョンヨン: 事が間違って死ぬとしても、

        私たちが一緒にいるのに何が心配?

        キョル、あなたが死ぬ覚悟になっているならば、
        今回のことは、私に従って。









宮、廊下 (昼間)

ト・シピョンが歩いていると
内医院が挨拶をする。


内医院: あ、尚膳どの!

ト・シピョン: 内医院が何の用だ?

内医院: (入っていた薬袋を差し出して)
      どうぞ。 尚膳どの.

ト・シピョン: これは何なのか?

内医院: 熊胆嚢です。 今日は内医院に生薬材が入ってくる日です。

      薬剤を持ってきた清渓(チョンゲ)コッチタンが
      尚膳年配の方に捧げるのです。

ト・シピョン: 私は結構だよ。 持ってかえって薬で使うように。

内医院: 下々の者らが誠意を集めたので、ひとまずお受けなさればと。

ト・シピョン: ... 結構だと申すのに

内医院: 本当に気が向かなければ、胆嚢は私にくださって、

      包装紙だけ持っていかれてもいいのです。
        (また薬の包みを差し出す)

ト・シピョン: ・・・



宮、部屋 

ト・シピョンがもらった薬の包みを持って部屋へ。

中を調べる。



   "明日公出宮、黒雲追公"


白禄: (声): 明日 公が宮を出て行かれるならば、
        黒雲が公を訪ねて行きます。


ト・シピョン: @@;;



チスンの家 



チョンヨン(声): 大監. 申し上げるお話があります。


(チスンの前に正座したチョンヨンとペッキョル)



チスン: 今?

チョンヨン: はい。

チスン: 言いなさい。



チョンヨン: 私と内禁衛将は今まで大監様をだましてきました。

        許諾されるならば私たちの理由を申し上げて
        許しを乞いたいです。

チスン: ... 理由によっては今日私たちの縁が終わることもできるよ。

ペッキョル: 覚悟しています。



チスン: ... 話してみるように。



ペッキョルの回想、カプサン千変(1話)

川岸


ペッキョル(声): 私どもは咸鏡道(ハムギョンド)、
          カプサンで故郷が同じで、

          幼いころから一緒に大きくなり、
          隣人だというよりは兄弟姉妹のように育ちました。






ペッキョル(声): 本来ここにいる別堂が良く従って結婚しようとした人は、
          私の兄です。

          李白録. 死んだ黒雲剣の行首のことです。


ペッキョルの回想、川で洗濯の場所


白禄がチョンヨンをパッと抱きあげる。



チョンヨン: おろして、誰か見たらどうしよう~

白禄: 何をどうする?
     俺の子、俺が抱えてるんだけど

     キョル、 カゴちょっと持って。
      ..この子がそれとなく重いね。

チョンヨン: 何よ、下ろして。

白禄: いや、洗濯ものが重いって・・

チョンヨン: もういい。


白禄: 分かった。 重くない。 

     鳥のように軽いね。 はは

     さあ。 (両腕を広げる)

チョンヨン: 抱くのは嫌い。 ...背負ってちょうだい。

白禄: 兄さんは抱くんだけど?

チョンヨン: 私は背負うのがいいの


チョンヨン: (背負われて) 重くない?

白禄: 重いさ


ペッキョル: えーぃ、見てられない・・ぶつぶつ・・ (かごを運びにくる)




ペッキョルの回想、山道 (2話)

ペッキョルの肩をかりて歩く白禄
家に戻る兄弟


ペッキョル(声): しかし私もまた別堂が好きで、
          ある日、兄に爆発するように告白しました。



ペッキョル: 兄. 俺、チョンヨンが好きだ。

        ふとした時には、本当に俺はおかしくなりそうなんだ。

        兄が死ぬことを願う程度でなく、

        俺は兄を殺そうとしたこともあって....


        ...兄!  チョンヨンを俺に譲ったらだめか.?

        そしたら俺がほんとに良くするから....



墓地

白禄、墓の前で一人で座っている。



白禄: 母さん.  思いもよらなかったことが起きた。

     俺 ちょっと助けて下さい。
      ...俺たち兄弟を助けて下さい・・


チョンヨンの過去、白禄の家、台所(昼間)

チョンヨン、台所で食事を準備している。

白禄が台所に入ってくる。


-----------------
チョンヨン: ここに何しに来たの?  部屋に行っていて。

白禄: チョンヨン。
     キョルがお前ものすごく好きなの知ってるだろ?

チョンヨン: あのバカが何?

白禄: お前がいないと堪えられないんだ。
     お前が自分の心受け入れなければ死にそうだって。

チョンヨン: バカのたわいない話よ。

白禄: チョンヨン。 我が家は兄弟ふたりだけだ。
     二人で今までやってきた。

     ・・・

     お前、キョルと結婚しろ。

チョンヨン: 兄さん 何言ってるの?
        何の話かぜんぜん分からないよ。

白禄: 人が死にそうだということでひとまず助けておいてみよう。

チョンヨン: いきなり脅かしてどうしたの?

        わたしは兄さんのほかは知らない。 いやよ。


白禄: ... 実は俺はお前を女として好んだことない。

チョンヨン: 急に私にどうしたっていうの・・私何かした?

白禄: お前は何で俺の言うことが分からないんだ~!?

     俺はお前を嫌いだって!

(チョンヨンが走って出て行く。 

ペッキョルと会うが、睨んでそのまま走って行く。)



(後を追うペッキョル)




道 

ペッキョルが追いつき、チョンヨンの腕を捕まえる。

拒むチョンヨン、また一人で歩いていくけれど。

ペッキョルがチョンヨンの前に遮って立つ。



ペッキョル: 結婚しよう

チョンヨン: ... あんた何なの?
         あんたが白禄兄さんにさせたんでしょう?

ペッキョル: お前と生きられないなら・・ 死ぬ。

チョンヨン: ... じゃあ死んで。



(ペッキョル、チョンヨンをにらむと刃物で自身の手首をひく)




チョンヨンの家、広場(昼間)

結婚式.

家の前


出発するペッキョルと見送るチョンヨンが並んで歩いていく。



ペッキョル: 武科に合格すればすぐに連絡するから。

チョンヨン: 白禄兄さんの消息必ず調べてみて。

ペッキョル: ... ああ。




武科試験モンタージュ

<練兵場>

大連相手と剣術を競うペッキョル.

参観しに来たチスンが座っている。



<同、矢場>


審判員: 命中! 




          



過去、チスンの家、居間(昼間)

チスンとペッキョルが向かい合って座っていて、娘のソヨンが茶を入れる。

ペッキョルは茶を飲む。



チスン: 我が家の茶の味はどうだ?

ペッキョル: ... 茶の味はよく分からないです。
         明らかにとても貴重な茶ですが、
         私には故郷の冷水一杯の方がおいしいです。
         機会があれば大監にも差し上げたいです。

チスン: はっはっは・・ 

(娘を見て)  うちの娘は君が気に入ってるようだな。

ソヨン: お父さま・・

チスン: そうだ、結婚はしたのか?

ペッキョル: ...   まだ縁に会うことができませんでした



現在. チスンの家、居間

沈黙の中に座っているチスンとペッキョル、チョンヨン.



チスン: ヨン、君が我が家に別堂に入ってきたのは
      復讐のためだったのか?
         出世のために*糟糠の妻を捨てた夫に復讐しようと?

      【*糟糠之妻(そうこうのつま)=貧しいときから一緒に苦労を重ねてきた妻。
        「糟糠」は酒かすと米ぬか。貧しい食事の形容。】

チョンヨン: ... はい。 そのとおりです。

チスン: うちのソヨンが気がふれたのも、
      君たちの関係を知ったためなのか?

チョンヨン... はい。

チスン... 石柱が命を失ったのも君たちがした事なのか?

ペッキョル: それは違います。

チョンヨン: 私が申し上げます。 ...

        石柱お坊ちゃんは私と内禁衛将の関係を
        一番最初に疑いました。

        大監に知らされれば終わりだと思い
        私が殺しました。

        今から内禁衛将は私を保護するために
        嘘をつくから信じないで下さい。

ペッキョル: @@;;; お義父様、違います!

        実は私が殺しました!

チスン: お前たち、今私をばかにしているのか?!

(そばに置かれた刀を取り出す)


チョンヨン: 大監! ここにいる内禁衛将は
        あなたの家のために全て捨てました。

        愛する妻も実の兄弟もみな捨てて
        大監に忠誠をつくしました。

        私の暗い欲に振り回されて
        しばらく理性を失っただけです。

        どうぞ容赦して、傍で使ってやって下さい。

        すべての罪はこの女に尋ねて下さい。



ペッキョル: 違います、 お義父様. 私がしたことです!

        別堂は今、正気ではありません。



(チスン、チョンヨンのほおを殴る。 刀をペッキョルの首にあてる)


チスン: 私はお前たちを信じた。
      そのお返しがこれなのか?


      みなの者、  誰もいないのか!?



(戸が開いて兵士たちが入ってくる)



チスン: 納屋へ閉じ込めろ。




宮全景(昼間)

宮廷全景.



同、ト内官の居所


” 明日宮を出られたら、黒雲が公に会いにいきます。”

(白禄が送った密書を、ロウソクで燃やす)



同、廊下(昼間)

ト・シピョンの歩いていくが、部下の内官が遠くから駆け付ける。



内官1: 上官どの!  上官どの!   
      大変なことになりました!





同、王の執務室

王の前に列をなしている臣下ら、王命を聞く。


 軍役  軍隊で服役したり賦役すること (=兵役)
 變(変)通 ことを融通性あるように処理する



王(声): 軍役をやりくりして公正にしようという
      兵曹判書の上訴は実にもっともだ。



王: 大臣と*臺諫らが1つの声で主張する時まで
   討論することを願ったが、

   国の状況が急に悪化すると、これ以上遅滞できない。

   本日より軍役を国初に戻して、両班も軍役を負するようにする。


    國初  国を建てた初めの時期.


                   【*臺諫=司憲府•司諫院 両機関の称】


    また、*功臣田に功臣の資格がない者らがとても多いから、

    果敢に資格是非を分けて天と自身に
    恥ずかしい者らは退出するようにする。


                   【*功臣田=国家に勲功がある人に与えられた田畑】
                   【*功臣=国のために特別な功績を立てた臣下】




廊下 (つづき)



ト・シピョン: 外出する。 誰にも知らせるな。

内官1: 殿下にお目にかからないで外出ですか ?

ト・シピョン: 今日 殿下のための道は宮の外にある。







同廊下(昼間)

王の後ろからパク・ユンが呼び止める。


パク・ユン: 殿下、インビン妃殿下をお亡くなりにさせた
        証拠を見つけました。


        ろうそくを発見することができなかったのですが、
        燭台に微細に残った蝋を探しました。

           (紙をひろげる)

        内医院に送って調べてみたところ....
        やはりヒ素が混ざっていました。



王: ・・・


(以前の、ト内官とのやりとりを思い出す)


王: 死んだインビンの顔を見ろ。
   黒い唇と青い顔は、毒にあったのではないか?

ト・シピョン: 召し上がった食べ物とお茶と薬を、
        すべて検査したんですが、みな毒はありませんでした。



居酒屋(昼間)

ト・シピョンが座っているところへ

刀を差した武士が入ってくる。



ト・シピョン: 誰が仕向けたのだ ?

武士:  王命だ。

------------------
ト・シピョン:  王が送ったとすれば、受けなくては。


(武士がト・シピョンを囲み、攻撃を始める)

(後から剣が飛んできて武士を刺す)


ト・シピョン: @@; 李白録 !



白禄: 私の顔を見たので皆死ななければならない。



(白禄が武士を全員倒す)


白禄: 今から問う話に偽りがあればおじさんを殺します。

ト・シピョン: そうだ君は聞く資格があるだろう。..

白禄: 黒雲剣の位置をカン・チスンに知らせて、
裏切ったのは... 王命ですか? 


ト・シピョン: 殿下は最後まで反対していた。
 私がしたことだ。


白禄: どうして?!  


ト・シピョン: 殿下を保護して王権を強化させようとするには
その道しかなかったのだ。

白禄: その道しか ?  どうして!?

 (刃物を柱に刺す)



ト・シピョン: 君が死んだという消息を聞いて殿下が泣かれた。




白禄: ムミョンは誰が殺しましたか ?

ト・シピョン: カン・チスンの罠に陥って捕えられた後、
        拷問を受けて死んだ。

        死体は刑判の子供を殺した証拠物に利用されて、

        切られた首は三日の間 通りで見せ物になった。


(白禄が自分が斬った武士たちを見る)

白禄... この者らはみな何ですか?

ト・シピョン: 殿下のために今度は私が死ぬ番ということよ。

        しかし、今は私は死ぬことはできない。

白禄: 自身の命は惜しいのか?

ト・シピョン: まぬけな野郎.  私の命に未練はない。

        私が死ぬことができないのは...
         殿下が危険なためだ。



王宮、執務室

パク・ユンの報告を聞きながら
王は落ち着きが無い



パク・ユン: 去る半年間全国の兵船らを点検した結果、

        ソウル/チュンチョンの猛船は
        直ちに廃棄しなければならない水準で、

        チョルラ/慶尚まで3等級が大多数でした。

       
        猛船 - 朝鮮初期の軍用船舶


       倭寇との戦いでいつも負けるのは

       軍卒の士気でなく、おくれた軍用船で理由を探すべきです。


(とつぜん武官が入ってくる)


王: どうなったのだ ?

武官: 私を殺してくださいませ殿下!

王: そんな・・ 

パク・ユン:  殿下 ??


王: 軍用船問題は処理して・・

   それより宮廷警備を新しく強化しなければならないが、
   兵判が直接引き受けて下さい。

パク・ユン: 禁軍のことは本来禁軍自体で...

    
      禁軍 - 王宮を守備する軍隊


王: 違います! 
   兵判が直接引き受けて将士を新しく選抜して、
   人数も増やしなさい!

パク・ユン:  はい。 殿下.

王: いや、宮を移さなければならない。
   当分景福宮を離れて昌徳宮に留まります。

   はぁはぁはぁ・・



刑曹判書の家、門の前 (昼間)

チスンとヒョジュが歩いていく。


乞食: お恵みを・・




同、部屋

チスンとヒョジュがお辞儀をすれば、刑曹判書もお辞儀をする。




チスン: どれほど傷心が大きいことでしょうか。

刑判: 来て下さってありがとうございます。

チスン: 私も最近子供を失って、キム大監の心を誰よりよく分かります。

刑判:  はい。


(チスンが持ってきた蝋燭を見せる)

刑判: これは何ですか?



チスン: インビン妃殿下に仕える女官一人が
      昨日自決したのをご存知ですか?

刑判: はい?

チスン: インビン妃殿下の寝所で
      これと同じ蝋燭が発見されたといいます。

刑判: それではこれが?

チスン: 蝋燭にヒ素を溶かして入れて、
      蝋燭を燃やせば空気中で毒が広がるように作られました。

      寝ついた状態で毒を嗅げば、
      身動きなしで冥土道に行くことでしょう。

刑判: うぅむ・・


チスン: こういう隠れた戦術を使うことができる者らは
      王の秘密組織黒雲剣しかありません。

刑判: 娘の手紙で黒雲剣のことを聞きました。

チスン: 大監、. 私はもう官吏をもてあそぶ王の横暴を
      これ以上容認できません。

     ...もし私が反正の旗を上げれば、
     キム大監はどこへおられるのですか?

刑判:  大監が宮へ進軍されるなら、

     その先鋒(一番先頭の軍隊)は必ず私にください。


チスン: キム大監!

刑判: 大監!


ヒョジュ: ・・・




同、家の前

チスンとヒョジュが出てくる


ヒョジュ: お父さん.

チスン: ああ

ヒョジュ:  一言申し上げてもかまわないでしょうか?

チスン: いいぞ。


ヒョジュ: 反正の話です。  名分(理由)がありません。

      先代王は暴君だったが、
      今の王はそこまで失政したことはありません。

チスン: 名分というのは、本来作るものだ。

ヒョジュ: しかし、父上、. 来月には明国から使節がきます。

      朱紫(高い地位)の国から来た使節に
      王を置き換えた理由を何と説明されるのですか?

      ややもすると皇帝の震怒を買うかも知れません。

チスン: はっは。 それがお前の心配か?

ヒョジュ: 大国の機嫌をそこねてはいけません。 


(チスンがヒョジュの横っ面を強く殴る)



ヒョジュ: ... .

チスン: 朝鮮のどんな官吏もお前のようなまぬけな考えはしない。

      お前はうちの息子でもないわ、この野郎!



ヒョジュ: 父上・・


(その姿を見る清渓(チョンゲ)乞食1).





チスンの家、広場



チスン: おや、君がここに何の用なのか?

      ソヨンがそんなに悪いのか? 


医者: 大監どの. おめでとうございます。





同、ソヨンの部屋

ソヨンがご飯をがつがつ食べている。




医者: 脈拍が力強いのが明らかに男の子を身ごもられました。

チスン:  よりによって こんな時に懐妊をするとは...

      可愛そうに・・



同、納屋 

チョンヨンと別々の柱に縛られたペッキョルが縄を解こうともがいている


ペッキョル: ん~~ くっそぉ~~ 

        チョンヨン、チョンヨン! 眠っちゃ駄目だ!  ん~~~



        チョンヨン! 私が連れて出て行くから、目を開けて

        少しだけ耐えろ!

        ぅ~~っ (縄を解こうとする)



(チスンが入ってきてそばに立つ)



ペッキョル: 大監様. もう一度だけ機会を与えて下さい。

        今回の反正には私が必ず必要なはずです。

        粉骨砕身しますから、機会を与えて下さい。



チスン: ソヨンが子を身ごもった。

 ... 機会を... 与える。

テーマ:★韓流スター★ - ジャンル:アイドル・芸能

「夜叉」第10話完全日本語版 -- by 春頭さま

先週の話~省略

パク・ユンの執務室

パク・ユン(E): 軍役を正しく立てなければ国が危険です。国初には新暦法が非常に厳しくて開国功臣の子弟だと言っても、忠順衛に属するように厳格に管理したが、今は名門の子弟は勿論のこと遠い田舍のネングゾックたちまで両班なのを立てて軍役を兔れています。
(新暦法-若い成人男子に賦課した軍役や賦役)
(忠順衛-王族や官吏または官吏たちの子弟や親族たちで組織した軍隊)

宮,王の執務室(昼)
パク・ユン(E):それゆえ、軍役を負うのは皆疲弊して頼るところない貧しい民たちです。両班にも軍役を生ずるようにして、傾いた制度を直ちに立て直し富国強兵の礎石をおいてください。

王:先代の時にも問題申し立ては多かったが、結局何の答えも出せなかったが、兵判が適時に上書をあげましたね。

パク・ユン:臣の性分が愚かで、兵曹判書を引き受けてからも問題を把握するのにずいぶんかかりました。問題が至急で、また大事だから照覧してください。

王:分かった。

ト・シピョン:殿下、良役変通に対しては多くの意見がありますから、他の大臣たちの意見も聞いてみるのがよさそうです。
(良役変通-国役に対して改革とその方案をあまねく成し遂げる言葉)

王:勿論です。大臣たちと協議しなさい。

ト・シピョン:はい。

王の寝室(昼)

王:君弱臣強を根本的に解決しようとすれば、軍役問題を直さなければならない。国に米一粒も出さない功臣たちが、自分の兵たちはどれほど多く準備するか。ト内官、お前なら分かるのではないか。お前がカン・チスンの兵たちとどれほど厳しく争って来たか?

ト・シピョン:殿下、良役変通は不可能です。

王:...一体なぜ?

ト・シピョン:この国の名門の両班全体を敵に回すつもりですか? 百年の間に、この問題に触れて生き残った君主はいません。

王:泰山のようににょっきと立っていたカン・チスン大監も私が倒した。今がすぐ改革を始める時だ!

ト・シピョン:まだです。殿下は今、橋ない川を渡っていらっしゃいます。心強い橋になってくれる勢力を合わせるまで、もっと忍耐しなければならない。

この時、外から聞こえるインビンの声 “不届き者!”
インビンが入って来る。

インビン:お前が、おそれ多くも殿下に命令するのか!

ト・シピョン: ...おそれおおいです。

インビン:聞いていれば、開いた口が塞がらないこと。

王:インビン、いいのだ。... 私が不徳で生じた事です。ト内官とは、いつも胸中の言葉まで言う間柄だから、理解してください。

廊下(昼)

王の寝室を振りかえるト・シピョン。

ト・シピョン(Na):パク・ユンのような理想主義者は味方にすることができる。しかし、忠言する女は危ない。

王の寝室(夜)

床の中のインビン。座って考え込む王。

インビン:兵曹判書の上書を見ました。うわさを聞いて強直なことは分かったが、実務にもたけていますね。パク・ユンこそ良役変通論を行うことができる適任者のようです。

王:私もそう思います。

インビン:でも、ト内官がしないと言えばしないのですか? 殿下は?

王:...考えをきいているのだ。

インビン:ト内官は殿下を、まだ子供だと思うようです。

王: ...

インビン:ト内官がずっとこんなに出てくるなら、カン・チスン大監との違いは何ですか?

王:言葉を選びなさい。

インビン:はい。

王:ト内官は、私のために命をかけた人だ。彼の言うことは皆私のために言うことだ。耳に逆らうからと、遠ざければ愚かなのは私だ。

インビン:私が至りませんでした。

山道(昼間)

山道を行くチョンヨン。後をつけるペッキョルの部下。
ムミョンに会うチョンヨン。

チョンヨン:白禄お兄さんに仕える黒雲剣と言いましたか? 私がちゃんと聞きましたか?

ムミョン頷く。

チョンヨン:よく生き残ったのね。どうして私に会おうとしたんですか?

ムミョン:行首の指示で来たのではありません。私が望んで来たのだ。

チョンヨン:お兄さんが残した遺品でもあるんですか?刀なら受け取りません。

ムミョン:あなたは...今幸せですか?

チョンヨン:恥を知りなさい。死んだ人を持ちだして悪戯をするなんて。

ムミョン:悪戯ではありません。李白禄は生きています。

驚いて振り向くチョンヨン。

ムミョン:...私の来た理由は。

そこへ突然飛んで来る矢。兵とペッキョルが表れて取り囲まれるムミョン。ペッキョルを見て動揺するチョンヨン。

チョンヨン:ここにどうやって来たの?

ペッキョル:下がって。(部下に)打て。

大勢の兵を相手に、互角に戦うムミョン。剣を抜くペッキョル。ペッキョルと相対するムミョン、追い詰められ罠にかかり竹槍に貫かれる。

妓房(昼間)

チヒャンに会いに行くチョンヨン。

チヒャン:来ると思ったわ。お茶をお出しして。

執事:チョンヨンお嬢さん、ちょうどお嬢さんが好きなボイ茶が入って来ました。

チョンヨン:(執事に)けっこうよ。(チヒャンに)お姉さん、私に話もなしに尾行を付けましたね。私たちの間って、このようにしかならないんですか?

チヒャン:やはり、大監の家の夫人になったら、感謝の仕方も分からないようね。助けてあげても腹を立てる。(外に出ようとする)

チョンヨン:どこに行きますか? 私の話は終わってないわ。
チヒャン:李白禄、そもそも、お前がその男の事なら火も水もいとわないのが問題だ。カン大監が、もしお前が黒雲剣の行首と情を交わした間と言うことを知ったら、何が起るの?... 今日のお前は、カン大監の死んだ息子のために神仏に祈りを捧げにお寺へ行って、黒雲剣の残党に襲撃を受けたの。分かった?

チスン家の奥

吊るされて拷問を受けるムミョン。

ペッキョル:黒雲剣だから拷問を受けても話さない訓練を受けたな。構わないさ。言っても言わなくても、お前はここで死ぬ。

カン・チスンが入ってくる。

チスン:黒雲剣を統べる内侍の名前は何なのだ?

ムミョン:黒雲剣は、ただ天の意思に従う。あなたも民心が天心と言うことは分かっているだろう。

チスン:むなしい事を言うな。 (ペッキョルに) 殺しても良い。

頷くペッキョル。続く拷問。

チスン家 別の部屋

チヒャンと執事が来ている。話を聞くチスン、ヒョジュ、ペッキョル。

チヒャン:準備が終わりました。見ますか?

チスン:相手は宮廷だ。毒なら鬼みたいな者等が幾重にも防御しているが。

チヒャン:問題ありません。(執事に) お見せして。

鳥籠のそばに蝋燭が用意してある。

チヒャン:(手ぬぐいを配って) 先に鼻を覆ってください。

皆、鼻を覆う。蝋燭に火をつける執事。

執事:蝋燭にヒ素をまぜました。指の節ほど燃えると鳥は死にます。人は蝋燭の半分が燃えれば気を失って、3分の2が燃えれば息が止まります。

ペッキョル:なるほど、蝋燭がすべて燃え尽きれば証拠も残らないな。

チヒャン:はい、敢えて罪を問ったら、幽霊が被るでしょう。では、大監、誰の部屋に蝋燭を立てれば良いですか?

チスン:うーん.... (悲鳴音が聞こえる部屋を見て) あの者が白状しなかったら、名前が分かる方法がないのか?

ペッキョル:いいえ、もう得ました。

ペッキョルのセリフに王宮のインビンの部屋の映像。手紙としたためるインビンと女官の遣り取り。

ペッキョル(Na):近頃、宮廷の多様な情報はインビンの所に集まっています。ですからインビンに仕える宮女一人を買収しました。インビンが父に送る密書を中間で横取りしました。インビンはなかなかの遣り手なので、刑曹判書である父を、むしろ指導しています。

チスン家ペッキョル部屋(昼)ペッキョルが偽造専門家に手紙を書かせている。

ペッキョル(Na):すべての事を娘と相談する刑曹判書の姿を確認すると、良い方法が浮びました。刑曹判書が娘に送る手紙を偽造して、黒雲剣の首長が誰なのかインビンに逆に問ってみるのです。

チスン家(昼)

ペッキョル懐から手紙を取り出してチスンに差し出す。

ペッキョル:そして、今日インビンの返事を得ました。

チスンが手紙を広げて読む.

チスン:やはり、ト・シピョン、あの者だったのか。

ペッキョル:はい、黒雲剣の首長であると同時に、兄上を殺した奴はト・シピョンです。

鳥が落ちて死ぬ。

チスン家 ヒョジュの部屋(夜)

一人酒を飲むヒョジュ。そこへチスンがやって来る。

ヒョジュ:お父さん。

急いで上座を譲るヒョジュ。

ヒョジュ:すぐ片付けます。

チスン:かまわん、残っていたら一杯つぎなさい。

ヒョジュ:はい

杯を交わす親子。

チスン:ヒョジュや、お前は表と中が同じだ。それは短所にもなるが、誰が何と言っても大きい長所だから、もうちょっと自負心を持ちなさい。

ヒョジュ:お父さん。

チスン:ヒョジュや、我が家はもうお前と私だけだ。

ヒョジュ:心強い妹婿がいるじゃないですか。

チスン:そうだな、あくまで信じなければならないか。私は確かに死んだと報告を受けた。内禁衛将の兄という者の話だ。

ヒョジュ:それは私も現場で確認しました。

チスン:今日、彼の部下の口から、彼が生きているという話を聞いた。

ヒョジュ:はい?

チスン:むろん捕虜の言葉をすべて信頼することはできないだろう。しかし、黒雲剣がどうして別堂を襲ったのか?もしかしたら、これがもっと大きい問題だ。襲撃ではなく会いに来たのなら? 別堂が黒雲剣の指図を受けていて、私の壻もぐるなら?

ヒョジュ:お父さん、度が外れた疑心です。

チスン:度が外れる.... それなら本当に幸いだ。

ヒョジュ:内禁衛将と別堂は信じても良いでしょう。みな一つの家族ではないですか。

チスン:ヒョジュや、もうすぐ家門の運命のかかった戦争が始まるだろう。お前は長孫として、いつも家門を最優先に置いて全てのことを疑って見なければならない。

ヒョジュ:すべての者の言葉ですか?

ペッキョルの部屋(夜)

ペッキョルの包帯をとりかえる夫人。心配そうに沈んだ表情の夫人の様子を見るペッキョル。

ペッキョル:だれかが見たら、重病にでもかかったかと思うだろう。

ソヨン:あなた、私たち辺境の閑職でも得て漢陽を発ちましょう。ここにいたら、あなたにもよくないわ。あなたまでなにかあったら、私は生きて行く自信がありません。

ペッキョル:状況が良ければ、あなた言葉通り去ることもできる。しかし、今はお父さまが非常に難しい時期です。こんな時であるほど、私たちがそばで力にならなくてはならない。

部屋の外から部下が声をかける。

白雲剣1:ナウリ!ちょっと出てきていただけますか?

チョンヨンの部屋の外(夜)

白雲剣1:指示のとおり別堂を見張っていましたが、別堂が急に行く先も明らかにしないで夜道にいらっしゃって。一応つかまえておきました。

ペッキョルが中に入ると、チョンヨンが見張られて座っている。

ペッキョル:どこに行くつもりだ?

チョンヨン:庵で捕まった黒雲剣は私に会いに来たのよ。何を言おうとしていたのか直接聞くつもりよ。

ペッキョル:まだ分からないのか?その者は王が送った間者だ。我が家を揺さぶろうと送ったのと、お前が黒雲剣と係わる者と欺いて、大監を揺さぶろうとしているのだ。

チョンヨン:まやかしだとしてもいいわ。何で欺くのか直接会って判断するわ。

ペッキョル:お前がこうするほど状況だけこじれるのだ。

チョンヨン:あなたにはすまないと思うわ。その者の言葉が変だということも分かる。白禄お兄さんが生きていたら、私に直接会いに来るでしょう。でも、何か事情があったら?

外から聞こえる白雲剣1の声

白雲剣1(E):ナウリ

ペッキョル:何か?
白雲剣1:牢から連絡が来ました。捕虜の黒雲剣がすべてのことを話すと言いいました。

驚くペッキョルとチョンヨン。

ペッキョル:大監の奥様にも報告が来るのか?

白雲剣1:はい…ところが...

ペッキョル:ところが?

白雲剣1:その者が条件をつけましたが、他の人はだめで、別堂奥様にだけ話すと言います。

ペッキョル:何だと?

チスン邸、奥

拷問を受けてボロボロのムミョン。入ってくるカン・チスン、チョンヨン。ペッキョル。

ムミョン:チョンヨンを連れて来い。

進み出るチョンヨン。

チョンヨン:私に話があるんでしょう?

ムミョン:李白禄行首が死ぬ時にそばにいました。あなたに遺言を残したが、今伝えます。いつも会いたかったし,... とても幸せじゃなきゃいけない... 愛してる....

話終えて力尽きるムミョン。

山中(夜)

外で空を眺める白禄。夜空を星が流れる。ムミョンの言葉を思い出す白禄。回想シーンへ入る。

ムミョン(E):行首、 流れ星が落ちれば、今誰か死んだって、そうだろ?

白禄:そうだな。くくっ (笑)

ムミョン:何 ?

白禄:いや、お前も俺も 今まで流れ星ものすごく落としたみたいだな。

ムミョン:落としましたよ。 ...ものすごく。

白禄:星が俺らをとても嫌いだというけど?

チスン家 奥座敷

座っているチスン。ペッキョルが入って行く。

ペッキョル:お父さん。ト・シピョンを刺殺します。

チスン:いや、ト・シピョンは、いかしておく事にした。

ペッキョル:はい?

チスン:インビンと評判がやりとりした手紙をじっと検討してみたら、王とト・シピョン、インビンを置いて微妙に亀裂が出来るのが見える。軍役問題をおいて優柔不断な王に対して不平を言う文もそうで。

ペッキョル:確かにそんな気運はありますが...もうちょっと、おっしゃってください。

チスン:簡単だ。ト・シピョンを殺すのは私たちではなく、王でなければならない。

ペッキョル:分離させようというお話ですか?

チスン:そうだ。王がト・シピョンを疑おうとすれば、私たちが黒雲剣になってインビンを暗殺すれば良い。いったん疑心が王の心に腰を据えれば、少しでもけしかければ、結局は殺してしまうだろう。

ペッキョル:良い考えです。王にインビンを殺したのが黒雲剣だと考えさせようとするなら、刑判も一緒にやるのがよさそうです。

チスン:うーん、ちょうど本当の黒雲剣の死骸も一つ得たから、暗殺現場に証拠で残しておこうか?

ペッキョル:はい.... 刑判家は、どこまで手を加えしょうか?

チスン:父親と二人の息子は、お前が責任を負うように。刑判は、私が直接出る。

ペッキョル:はい。

チョンヨンの部屋

ソクジュの娘に服を整えてあげるチョンヨン。のりげも付けてあげる。開かれた門越しに廊下に立っているペッキョル。その様子を見ている。

ソヨン:チォフィは良いねえ。

チォフィ:(チョンヨンに) ありがとうございます。

チョンヨン:かわいいわ。

ソヨン:まだ幼い子に、いいものをくださって。

チョンヨン:(ソヨンに) ありがとう。そして、ごめんなさい。

ソヨン:はい?急に何のお話です?

チョンヨン:私にあまりにもよくしてくれて...たやすい事ではないわ...

ソヨン:変なことおっしゃるのね。私こそ別堂がよくしてくださって、どれだけ嬉しいか。

チョンヨン:お嬢さんも、早くチォフィのようにかわいい子供を生まなければね。

ソヨン:それのどこが私の思い通りになるんですか?

妓房(昼間)

チヒャン、ペッキョルが買収したインビンの宮女と向い合って座っている。蝋燭4個と小さな薬包紙が入っている箱を渡す。

チヒャン:窓を閉めることを忘れずに、薬包紙は自決する時使うように。

宮女:約束なさったお金は確かにくださるのですね?

チヒャン:心配しないで。お父さんが目が見えないんですって?光明を差し上げることはできないが、住むことに不便がないように、ことさら気を使いましょう。

宮女:お父さんには、私が...

チヒャン:明から来た使臣が見染めて、連れて行ったと申し上げるのね。

宮女:ありがとうございます。くれぐれも、父をよろしくお願いいたします。

チョンヨンの部屋の前(夜)

自室を出るチョンヨン。庭先にペッキョルが現れる。

ペッキョル:訊こう。逃げるのか、死にに行くのか?

チョンヨン:行かせてちょうだい。

ペッキョル:包み一つ持たないのを見ると、死にに行くんだな。

チョンヨン:お嬢さんとチォフィの顔を見る度に、とても大変で、混乱する。もう私に確かなのは、しっかりとひとつだけ、白禄お兄さんに会いたいということだけ。キョル、だから、私を見送ってちょうだい。

ペッキョル:一緒に逃げよう。お前と一緒になら、私はすべてあきらめることができる。南でも北でも、どこか遠くに行って隠れて暮らそう。

チョンヨン:あなたは、そんな必要ない。

ペッキョル:どうせこのままなら、いつかカン大監に見付かるだろう。お前のため犠牲ではなく、生きる道を捜すんだ。

チョンヨン:...

ペッキョル:ただ、私はカン大監の恩恵をこうむったから、最後の道理はしたい。今度の仕事だけ終えたら直ぐ発とう。

無言で行こうとするチョンヨンの手首を捉えるペッキョル。

チョンヨン:どいて。

チョンヨンを塀の陰に連れて行くペッキョル。

チョンヨン:どいて…どいて!あなたは間違ってる。

ペッキョル:分かってる

チョンヨンに口づけるペッキョル。その様子を物陰から見ている夫人。

チスン部屋(夜)

夜空を眺めるチスン。

王宮 インビンの居室(夜)

上書を読むインビン。宮女が来て蝋燭を替える。

妓房(夜)

刑判の長男がチヒャンと酒を飲んでいる。

東屋(夜)

刑判の老父が散策の為に出てくる。

路地(夜)

刑判の次男が部下を連れて夜道を歩いていると、突然目の前にムミョンの遺骸を包んだ筵が放り出されて驚く。夜霧の中、近づいてくるペッキョル。

若者:この死骸は何だ?

ペッキョル:お前たちを殺した者だ。

王宮 インビンの居室(夜)

蝋燭に火をつける宮女。

妓房(夜)

酒を過ごす刑判の長男。

チヒャン:もういっぱい、いかがです?

杯を受け酔い潰れる長男。針をとりだし、急所を静かに貫く。

東屋(夜)

お付きの奴婢が刑判の父を刺殺する。

路地(夜)

まず部下を斬り、次に刑判の次男を斬るペッキョル。

夜道

妓房の執事が刑判の長男を門前に置き去る。

王宮 インビンの居室(夜)

蝋燭に火をつけた宮女にインビンが指示する。

インビン:天気がすごく肌寒くなったわ。窓を閉めなさい。

宮女:はい。

窓を閉める宮女。

地方居酒屋(昼)

食事をする白禄。客の話が聞こえてくる。

お客さん:人生無常、官職無想なの。

主人: 何の話?

お客さん:漢陽に大騷ぎが起こったんだ。刑曹判書の子息たちがひと晩の間にすべて死んだそうだ。黒雲剣と言う者等がした仕業だというんだが、その神出鬼沒の黒雲剣がいよいよ一人捕まったそうだ。

白禄:今、何と言ったんです?黒雲剣?

お客さん:黒雲剣をご存知で?

白禄:捕まったというのは何の話です?

お客さん:親しい友達が漢陽で補校(警察?)なんだが、そいつが言うんです。刑曹判書の息子を襲った黒雲剣の中の一人が致命傷を負って死んだと。たとえ死骸でも、黒雲剣を捕えたことは初めてだから、捕庁でも大騷ぎが起こったようです。(主人に)それが全部じゃないだろうから。はっきりとした事は言えないが、王を護衛する???黒雲剣が????争っているそうだ。

主人:あら~~、ひどい仕打ちが心配だわ~~。

道(昼間)

道を急ぐチョンヨン。執事も急いで後追う。道に座って歌を歌うソヨン。様子がおかしい。服装も乱れて、頭には枝が刺さっている。

ソヨン: (歌うように) あの世にいらっしゃった私のお兄さま。二度と帰って来ることができなかろう。

道に落ちた靴や脱ぎ捨てたスカートを拾って、ソヨンを探すチョンヨンと執事。

執事:これもお嬢様のスカートです。

チョンヨン:急いで行かなければ。

歌うソヨン。遠巻きに見ている人々。

ソヨン:お母さんのお墓に咲いた蓮華草。(つぶやくように)血のように赤いね。

見ている中の一人に声をかけるソヨン。

ソヨン:無情な人。今夜は私と一緒に過ごそう。

見物人:このキチガイ女!

正気をなくしたソヨン。笑いながら歌うようにブツブツ言っている。

ソヨン:赫赫 揚揚 日出東方、明月還入 於明堂中。赤くて輝く太陽は東に浮かんで、明るい月は家を照らすのね。

そこへ駆けつけるチョンヨンと執事。

チョンヨン:お嬢さん、しっかりして。お嬢さん。

執事:お前たちは帰れ。お前たちは帰れ!帰れ、早く。

見物人を追い払う執事。

チョンヨン:お嬢さん、私たち一緒に家に帰りましょう。

ソヨン:家?家は嫌…

家と聞いて表情が曇り逃げ出すソヨン。

チョンヨン:お嬢さん!

ソヨン:家にいたらダメよ。危ない!うちの家、幽霊がいる…

チョンヨン:大丈夫。私が幽霊全部追い払ったから、大丈夫。

ソヨン:あなたも危ない…早く逃げなきゃ。お父さんが、みんな殺してしまうから。

虚ろに周りを見回すソヨン。

ソヨン:屋根に鬼火が飛び交ってる。…みんな死ぬ。みんな死んで、四方に血だ…

チョンヨン:お嬢さん、お願いだからしっかりして。

ソヨン、去って行く見物人を見て

ソヨン:お兄様なの?

見物人:キチガイ女!

ソヨン:私も連れて行って!

チョンヨン:お嬢さん、違う。

急にチョンヨンに気がつくソヨン。

ソヨン:悪い女!悪い女!悪い女!

バッタリと気を失う。

王宮 王の寝室前(昼間)

ト・シピョンが来て、入り口の前で待機する内官に聞く。

ト・シピョン:まだなのか?

内官:はい、まだでございます。

ト・シピョン:殿下、シピョンでございます。

王の寝室内(昼間)

インビンの遺骸の前で酒を飲む王。

王:私が死んでインビンが生きていたなら、犯人を捕まえることができるはずだが...私は何もすることができない。

ト・シピョン: 殿下!入ります。

入ってくるト・シピョン。

ト・シピョン:殿下、もう見送ってください。既に3日目です。もっと遅れたら死体がいたむ危険があります。

王:犯人は誰なのだ。

ト・シピョン:死因が、まだ明らかになっていません。

王:死因?

ト・シピョン:???ではないため、死因が分かれば難しくありません。

王:おまえ逹は私が死んでもこういうのではないか?犯人はいない。死因は分からない。死んだインビンの顔を見ろ。黒い唇と青い顔が毒にあったのではないか?

ト・シピョン:召し上がった食べ物とお茶と薬を、すべて検査したんですが、みな毒はありませんでした。

王:それでは、インビンが自決でもしたというのか?

ト・シピョン:今、調査しています。しかし、瘀血蟲心痛(心筋梗塞)であることもあります。

王:それなら、インビンの兄達も皆、瘀血蟲心痛で死んだんだろうな。

ト・シピョン:殿下.....

王:お前はインビンが嫌いだった…お前が立つ席がますます細くなると考えたか?もしや、貴様が関係したのではないか?

ト・シピョン:殿下、どうしてそんなお話を....

王:それでは、インビンの兄とともに発見された黒雲剣の死骸はどうなのか!黒雲剣は貴様の所管ではないのか?万が一に備えて、残しておいた奴がいたと言うことなのか?

ト・シピョン:殿下、臣は死んでも思い残すことはありません。どうか心を堅固になさってください。

インビン寝室(昼)

パク・ユンが寝所を調べている。

パク・ユン:インビンが普段から、体の調子が悪いおっしゃったことがあったのか?

尚宮:軽い目眩一度もおっしゃったことがないです。陽気で,壮健な方でした.

パク・ユン、部屋を観察して蝋燭が減っていない事に気がつく。

パク・ユン:インビンは日が暗くなってすぐお休みになったのか?

尚宮:いいえ、夜遅くまで本を読んだり刑曹の報告書を見たりなさいました。

それに夜明けころに咳をして、また本を見たりなさいました。

パク・ユン:それなら、この新しい蝋燭を入れた者は誰だ?

宮女の部屋(昼)

宮女:な…何の用事ですか?

パク・ユン:お前に問うことがある。

宮女:な、何の....

尚宮:すぐに立ち上がることが出来ないのか!

宮女:は、はい...

立ち上がりながら懐から薬包を取り出し、飲む宮女。パク・ユンが驚いて止めようとするが間に合わない。

パク・ユン:どういう事だ!ダメだ!ダメだ!ダメだ!(尚宮に)はやく内医院を呼ぶように、はやく!ダメだ!

宮女は血を吐きながら倒れる。抱き起こすパク・ユン。

パク・ユン:誰なのだ?そそのかした者が誰か?このように逝けば、死んでも容赦を受けることができない。言いなさい!誰がさせたのか?

宮女、血を吐き結局口を割らないで死ぬ。

王の寝室(昼)

ト・シピョン:インビン様を守ることができなかった罪、死んで当然です。自決しなさいとおっしゃればいたします。

王:お前まで死ねば、次は私の番だろう...分かる、分かる...誰が犯人なのか....私はすでに兵判に今度の仕事を任せたが...義禁府と捕庁を皆動員しても証拠を捜すことができない...うう、可哀相なインビン.... どれほど悔しいことか....どれほど....

泣く王。ト・シピョンも涙を流す。

王:インビンの葬礼は、私の手ずから盛大に行おう。支度をしなさい。

ト・シピョン:殿下、おそれながら、世孫を引き継ぐことができない後宮の葬礼を、宮で行ったことは一度もありません。

王:それでは、このままインビンを冷たい棺に入れて、一人で寂しく家に行かせるということなのか?愛する女人の葬礼一つ勝手にすることができない私が...何が王なのか....

寺(夜)

身なりを整えた白禄。短刀を抜いて眺めながら、ムミョンを思い出す。
(回想)
ムミョン:俺は後悔してない。黒雲剣になったこと。兄さんに出会ったこと。

短刀で髷を斬り落とす白禄。バサリと落ちる髪。妓房でチョンヨンに会った事を思い出す。
(回想)
白禄:俺たち帰ろう、に…。もう一度、もう一度、俺と一緒に…

剣を抜き、髪を切った自らを刀身に映して見る白禄。

テーマ:★韓流スター★ - ジャンル:アイドル・芸能

「夜叉」第9話完全日本語版 -- by Camoさま

チスンの家の前(昼間)

血だらけになったペッキョル、びっこをひいて家に。



(使用人の声): 旦那様! 大監 殿~~! 


同、広場(昼間)
ドアをあけて出てくるチスンとチョンヨン.



チスン: 内禁衛将!

      おお、なんと・・ 
      どうしたというのだ?!

ペッキョル: ... 申し訳ありません、 襲撃されました。

       
        ... 黒雲剣がまだ残っています。

一週間前

宮廷廊下---寝室(昼間)

ト・シピョンが内官2人を同行して歩いていく。
寝室前に立てば、中で王とインビンの笑い声が聞こえてくる。


         
ト・シピョン: (内官2人に) 退け。




ト・シピョン: 殿下. シピョンです。

・・・・

王(声): あぅ! 


(ドアを開ける)

ト・シピョン: 殿下

王: お、 ト内官. ...何の用だ?

ト・シピョン: ... 折り入って申し上げるお話がございます。

王: 今? ...


   ト内官の話だし、私が聞かなくちゃ。

   うん、何だ?

ト・シピョン: 僭越でございますが....

インビン: 席をはずせと?

王: いや、インビンはそのままいて。

インビン: (ト内官を見て) よいのか ?

ト・シピョン: ... (拒絶表示)

インビン: 殿下. 退いています。 

王: あ、いや、... ..。



(インビン、外に出て行く)



王: ふー・・・ . で、何事だ?

ト・シピョン: 左相大監の息子、
        カン・ソクチュが発見されました。

王: そう?  誰が捕らえたのだ? 義禁府か?
   まさか左相大監に先手を奪われたのではないだろう?

ト・シピョン: 義禁府が逮捕する直前に、自決しました。

王: 自決?

ト・シピョン: はい。 左相大監の前で自決しました。

王: 父親の前で?



川岸丘(昼間)

ヒョジュがソクヂュの遺骨を持って歩いていって、
後ろにチスンと孫娘、ペッキョルとチョンヨン.



ト・シピョン: (ナレーション) 葬儀を行うこともせず墓もつくらず、

         荼毘(だび)にふして川にまいておりました。




チスン: (孫娘に) お父さんに最後のお別れをしなきゃね。



ペッキョルの回想 (8話)

刃物で刺されたソクヂュが驚いた顔で見る



ソクヂュ: 義弟??





現在、川岸丘(昼間)




チョンヨンの回想 (8話)

ソクヂュが死ぬ直前、最後の力で手をあげてチョンヨンを示す。



現在、川岸丘(昼間)




宮(昼間)


ト・シピョン: 明日宮殿入りしてその間の事情を詳細に申し上げます。

王: フフッ・・ はははは・・ はーはっはっはっは・・

ト・シピョン: ... 殿下.

王: 残念だね。 残念. ...(笑) 葬式をなぜしないのだ?

   直接弔問に行って左相の顔を必ず見なければならないのに..
   フッフッ・・ そうだろ? ト内官?

   フッフッフ・・ へっへっへ・・ 


ト・シピョン: ・・・




チスンの家、居間(昼間)

チスンが文を話し、ヒョジュが震えながら筆を持つ


チスン:  “亡くなった母親が常に肝に銘じろといった
      二つの字. 勤と謹

勤-まじめな  謹-慎む

・・そのうち勤学は実行に移して
      一寸の時間も無駄に使わないで生きたが、”

      勤學 学問に努めること

チスン:  “謹身には毎度失敗して気を付ける心が不足しました。”

     謹身 身なりや行動を慎むこと

チスン: “たとえ一瞬の失敗だったとはいえ、
      人を殺して逃げたので、
      どうして容赦を望みますか?”



チスン: “私の身は死ぬのは少しも恐ろしくないが、

      残されたお父様と兄弟らが体験する
      侮辱の歳月が胸が痛いです。”

ソヨン: 嘘! ぜんぶ嘘よ !

チョンヨン: お嬢様. 気をお鎮め下さい。

ソヨン: ...

チスン: ... “私の身を捧げて国法を守って。”

ヒョジュ: ... (筆をおいて)  お父さん. 私はこれは... 書けません。

チスン: ... “一族を生かすことができることを願うだけです。”

ヒョジュ: ... ソクヂュは、遺言も残すことができませんでした。

チスン: この愚かな奴! 
      一族の興亡がこの紙一枚にかかったことをなぜ分からない?

      ことを終えようとするならソクヂュの遺言状が必要だ。

ヒョジュ: 申し訳ありません。 私は書けません。

チスン: 私が書かないでお前に書かかせる意を分からぬか?

ヒョジュ: ... 分かります。

チスン: 何だ? 私の意とは?

ヒョジュ: 長男で責任を負えということではないですか?

チスン: ... それでも書けぬのか?



ヒョジュ: 申し訳ありません。    (外に出て行く)

ソヨン: お兄様.!   (追って出ていく)





チスン: 内禁衛将.  

 君がしてくれるか?


ペッキョル: ... はい。






チスン:  必ず・・






チスン: .. 必ず... 犯人を捕らえてくれ。





チスン: これは左議政が言う言葉でなく、
      息子を先に見送った父として言うのだ。.

ペッキョル: ... はい。

チスン: 糸口があるといっただろう? 確か君が話したが...

      誰がソクヂュを死地へ追い立てたのか?

ペッキョル: ... 緻密な謀略と大胆な実行力を見た時、
        推し量れる犯人がいます。

チスン: 誰だ?

ペッキョル: 黒雲剣がまだ残っています。
        手足を切ったがまだその根元が残っています。

チスン: やはり君もそう考えたのか?

ペッキョル: 黒雲剣らが使った剣術もそうで、
        首領は意外にも内官の中におります。

チスン: だが、今回の件
      どうも黒雲剣がしたと見るには、少し違って
      偶然がとても多くて、経済的な利益があまりに少なくないか?

ペッキョル: ... 内官ら連中があまりにもに閉鎖的だとか
        捜査がのろいのですが、今回は必ず根元を捜し出します。



同、あずまや (昼間)

チョンヨンが歩いてきて立ち止まり遠くを見ている。

ペッキョルが後からついてくる。



ペッキョル: ... 大丈夫か?

チョンヨン: 私の代わりに犯人を作ろうと?

        大監をとても軽く見てるんじゃないの?

ペッキョル: ... いない犯人を無理に作ることにはならないだろう。

        幸い大監は敵が多くて。 そのうちの一つを利用するんだ。

チョンヨン: ... あなたと私は行く道が違うわ

        こういうことでは出世の道が阻まれたらどうするつもり?

ペッキョル: 出世の道が阻まれる程度で終わるならば、
        私たちは本当に運が良かったんだろう。

        そこまで幸せな人間ではないだろう、
        お前も私も.

チョンヨン: もし私が黒雲剣とグルならばどうするの?


--------------------------
ペッキョル: ... お前.. 黒雲剣なのか?

チョンヨン: でも分からないでしょう。

ペッキョル: ... 今回のことはみな計算しておいた。
        予定通りいけば何の問題もない。

        お前が無駄なことさえしなければ、問題ない。

チョンヨン: フッ 無駄なこと? ...何、復習を続けること?

ペッキョル: 復習はだめだ ...辛いだろうが兄はもう忘れて。

        代わりにこれからは私がお前を守るから。

チョンヨン: ... いつか聞いた話ね。

       その時も必ず守ると言ったよね。

ペッキョル: 今度は違う。 私を信じて。




同、チョンヨンの部屋(昼間)



チョンヨン:  ...白禄兄さん. 少しだけ待っていてね

        私はもうすぐ行くわ



朝鮮に戻った白禄、パクポ、ムミョン.


       釜山、東莱(トンネ)浦口(船の出入口)



パクポ: 昨今こっそりと隠れてくる倭人らが
      多いとはいうけれど、

      ああして色目人がきても無事通過した. 
      
       色目人 西洋の外国人を称する言葉

      くるやいなや賄賂(ワイロ)受け取る虫か?



白禄: 何、船が他の所に行かないで朝鮮にちゃんと来たのでしょう。


パクポ: ああ。 どこへ行こうか?

白禄: そうですねぇ

パクポ: 漢陽(ハニャン)にいる友人に会いに行かない?
      君、王とよく知る間柄だって?

白禄: フッ  (歩いて行く)

パクポ: おいおいおい・・


パクポ: 分かった。 王と友人であること分かったから、
      わけもなく問題起こさない。

白禄: 俺はすでに死んだ人間なのに、官吏が俺をどうしますか?

     ただし、知っている人であるほど避けなければならないから、
     行く道がもどかしいですね。

ムミョン: ひとまず、どこか居酒屋でも行って薪ちょっと割って
       クッパでも一杯しよう。

白禄: そうしよう

パクポ: ほほ~ 菩薩らはなぜ頭使うのがその範囲か?

      このパクポ. 二十年の間、異郷で暮らせど財布は軽くても、

      食事の心配はしたことがないね。
      なぜか?  私には技術があるせいだろう。

      さあ、行こうっと。



東莱(トンネ)キバン(夜)


パクポ: (持ち札)見よう。

ほっほっほ・・

      さあ、では私が頂きます。

      おい、どんどん増やして行こう!         


(別の部屋で男が親分に耳打ち)

親分(ユ・セユン):  何? いくら負けた?


(立ち上がって行く)



同、廊下--他の部屋(夜)


セユン: 引きずり出せ!



(セユンがパクポらの部屋に入ってくる)



セユン: ...



パクポ: (笑) とっくに死んだと思っていたが、
      君も本当にあっぱれだ。




同、一方 部屋(夜)



セユン: 賭博ならば負けたことがない私だが、

     パクポの奴にだけは勝ったことがありません。

パクポ: 何言ってるの. 夜通し勝っても、
      朝見ればお金取っていくのはこのガキ...

セユン: はっはっは・・

パクポ: 意味の無い事言ってこの~、まあ飲もう!





セユン: ところで、このお二人様はまた、どんな縁なのか?

パクポ: ああ、この二人を言ってみれば、関羽、張飛に 
      趙子龍、魯智深 混ざったようなそんな武士で...

        【*関羽、張飛、趙子龍(趙雲)=中国 三国志の五虎将軍の武将】
        【*魯智深=小説『水滸伝』に登場する人物。=花和尚】 



白禄: そうじゃなくて、 漢陽(ハニャン)七牌通りで
     小さな店ひとつ構える商売人です。

セユン: 気を付けなさい。 パクポこの男は
      すぐちょろまかすから...はっはっは

パクポ: えーぃ

白禄: 離れていてかなり経つからだが、
     漢陽の知らせをちょっと聞けますか?

セユン: 何でも尋ねなさい。

白禄: ... 今、王は誰ですか?

セユン: はい?

白禄: 宮廷内侍府に物を納品しましたね。
     また取り引きを再開できたら良いですが...

     ひょっとしてその間 反正にでもあって 知っている人が
     みな退いたのではないか心配になりますので。



(セユンが足を震わせ始める。それを見るパクポ.)



セユン: ... 心配しなくてもいいだろうね。
       王が初めて宮に入ってきた時は、
       一ヶ月中に追われて出ていくと思ったのに、
       今は結構勢力があるという噂です。


パクポ: さあさあさあ、それはそうと、
      おや、昔なじみ接待を般若湯(=酒)程度で済ませるつもりか?

セユン: 心配するな. 私が東莱(トンネ)にあるすべての酒、肉、女を
      この部屋にいれるから。

パクポ: 言うだけ?

セユン: ん、 私は用がちょっと残ってるから先に出るよ。 (席から立って)

      何でも必要なことあれば... 金を出してさせて。

パクポ: はっ


(セユン、笑って外に出て行く)



パクポ: はぁ~ もう行こう。

白禄:  信じることができる友人ではないんですか?

パクポ: あの友達のクセなんだが、
      嘘をつくときは必ず足を震わせる。

      ひどく震えるのを見ると、
      今すぐ官衙に行く気だ。 あいつは

白禄: 私はそうだとして、おじさんはいったい
     何の罪を犯したから逃げますか?

パクポ: いつか君が率直に君の罪を語れば、(杯を飲んで)

      私も私の罪を話すとも。



(ムミョンが口笛で危険だという信号を送る)



同、部屋の前--廊下(夜)

セユンら一味との格闘



パクポ: 友情のようなことは期待もしなかったが、
      今は商道徳も大変なのか?


セユン: いや、何か誤解があるようだけど。..

パクポ: やかましい !




白禄: まあ行きましょう。 (外に出て行って)

パクポ: 本音はここにあるお金全部
      掻っ攫って行きたいんだけど。 そのまま置く。

セユン: ... ありがとう。

パクポ: 私は私が汗を流して得たものでなければ欲は出さない.

      これが賭博屋の商道徳だ。 分かったか?

セユン: ... ウン。 肝に銘じるから。 

パクポ: ちっちっち・・ 
      だから関羽、張飛に何と(格闘の達人と)言っただろうが。




道 

白禄、パクポ、ムミョンがキバンを出て通りを歩いていく。

(時間経過) 山道を歩く三人.



パクポ: おい、待ってくれ はぁはぁ・・





山(夜)


白禄とムミョン
夜空に流星



ムミョン: 行首. 流星が落ちれば今誰か死んだって、そうだろ?

白禄: そうだな。  くくっ (笑)

ムミョン: 何 ?

白禄: いや、お前も俺も 今まで流星ものすごく落としたみたいで。

ムミョン: (笑) 落としましたよ。 ...ものすごく。

白禄: 星が俺らをとても嫌いだというけど? 




白禄: ムミョン。 ...俺達もうそろそろ別れよう。

ムミョン:  行首. 俺は、 俺達がまた・・

白禄: 話を聞け。 俺は漢陽へ行かないよ。

     無念に死んだ黒雲剣同僚らに申し訳ないが、
     復讐はしないことにした。

     もう人を殺すことは疲れた。

     お前を見ていると 度々 無念に死んだ黒雲剣同僚らを思い出す。

     多分お前も俺と同じだろ
----------------
白禄: 俺たちが一緒にいてると、
     いつの日か堪えられずに漢陽に走って行って

       カン・チスンの子分らを殺したり、俺たちが死ぬだろう。

ムミョン: 死ぬのが恐ろしい?

白禄: (首を横に振り) ・・全く。   
     俺はすでに人々には死んだ人であることを・・

ムミョン: ... じゃあ弟のために?
      復讐しようとすれば、弟も殺さなければならないから?

白禄: ...

ムミョン: でなければ、女のために?
          カン・チスンの妾に入った?



白禄: 二人を幸せにしようとあらゆる努力をしてみたが、

     努力すればするほど、ことは絡まっていって。

     もしかしたら今のように
     私がいない方が最もうまくいったのかもしれない。

     このまま私さえいなくなれば、みな気楽に生きることができて。

ムミョン: ... 幼かった時、母さんが俺を捨てて家を出て行った。

      それから七年後に偶然 提川(チェチョン)の
      五日市で母さんに会ったが...

      母さんがそうだった。

      ‘私がいなくなるのがお前は幸せだ’

      ...俺は理解することができなくて。 
      お互い好きな人々同士、別れるほうが幸せだということ。

      それ 格好つけて互いに騙すことだね。

白禄: チョンヨンがいて俺は暮らせたが、

     俺がチョンヨンに何か役に立ったのかは自信なくて。

     ミヨを見ろ。 俺は本当に助けたかったが、
     結局俺のために死んだ。

     チョンヨンまで間違ってはならない。

ムミョン: ... それは行首の考えで、
      チョンヨン. その女の考えは分からないじゃない。

      どんなことがあっても行首に会いたがるなら ?

白禄: もう寝よう。

     今した話そのまま流して聞かずに、よく考えて。




同、山(朝)

焚き火が消えている。 ムミョンがいない



パクポ: この野郎は朝っぱらからどこへ行った?

      水ちょっと汲んでおけとそのように話したけれど。

白禄: 去りました。

パクポ: 去った?

白禄: 別れようといいました。 俺が.

パクポ: 何の話をしてるのか...

      さ~あて、どこへ行こうか~?





宮全景(昼間)



宮廷、執務室(昼間)


チスンがソクヂュの遺言状を胸高さで持って王に歩いていく。

チスンが差し出す遺言状を受けるト・シピョン. 王に伝達する。



チスン: 醜い子供が残した遺言状です。

      色々なうわさで混乱された殿下に
      真実を申し上げることができると思い持って参りました。

王: ... 傷心が大きいです。

チスン: その間*臺諫と*弘文館の弾劾が激しかったのに、

      この老臣を大切にされた殿下の聖恩に
      身の置き所もございません。

*臺諫(テガン)官僚を監察弾劾する任務を持った官庁
弘文館(ホンムングァン)王の諮問に応じる事を受け持った官庁


                   【*追記: 司憲府•司諫院 両機関の総称】


王: ちがいますよ。 私は左相大監を信じていました。

   ただ憂いだけしていたところで、
   事がここに届くよう何も助けを与えることができなくて心が重い。

チスン: 聖恩が極めて大きいです。
      ...しかしながら、殿下.

     この老臣は百官の上席にいるには既に功徳は終えました。

     避嫌をしようと思うので允許して下さい。

          
        避嫌 疑惑を避けること





王: 今このように退けば、
   結局、私が噂に振り回されたことになるが。

    ここに事件の真実と大監の心が明確だから。
    辞職までする必要がありますか?

   ...ただし、あなたが大事な息子を失って
   傷心した心情をなだめる時間が必要ならば、...
    そこまでは止める事ができないでしょう。




すすきの山道

白禄とパクポが歩いていく





チスンの'安家'(=接待所) 部屋(昼間)

チスンと向かい合うチヒャン


チヒャン: 左相大監.  どれほど傷心が大きいですか。

チスン: 左相?  今は左相ではないね。

チヒャン: はい?

チスン: 辞職を求めたよ。
      しばらく退いているはずなのだが、
      君の助けが前よりもっと必要だろう。

チヒャン: ... はい。

チスン: とにかく、遠い道来させて申し訳ないね。
      時が時だけにキバンに行くことはできなくて。

チヒャン: いいえ。 呼んで下さって感謝するばかりです。

       いっそ今すぐにでも大監宅へ訪ねたかったが、
          そうできない私の卑しい身分がうらめしかったです。

チスン: 君の気持ちは確かに受け取るからね。

チヒャン: させて頂くことは何ですか? 何でもお受け致します。

チスン: 黒雲剣が私の息子を殺したよ。
        今回こそその根元を掘らなければならなくて
      内禁衛将が内官らを調査するのだが、
      一緒に助けるように。

チヒャン: はい。

チスン: 状況によっては...

チヒャン:  毒を使います。 証拠は残りません。

チスン: ... 信じるよ。

チヒャン: ... ヨンは元気ですか?

チスン: もちろん。 多いに助けてもらってるよ。

チヒャン: 幸いです。
       本来新しい家族が入ってきて、良くないことが起これば、
          理由なしに非難を一身に受ける場合が多いのですが。

       大監がよく見てやって下さいませ。

チスン: 心配ないから。
     ...ところで君はヨンにどこで会ったのか?

チヒャン: ヨンがキバンに訪ねてきました。
      故郷の人を探すと言いながら。

チスン: 故郷の人?  誰?

チヒャン: 分からないです。 結局会えなかったので...
          重要なのですか?

チスン: いや、たいしたことではなくて、
        時に合わせて贈り物でもしようとするなら、
     もう少し知らなければならないと思うから

     これまで私がヨンに対して分かっていることが
     あまりなかったんですよ。

     ...それでは先に行くからね。
     君は時差を置いて出てくるように。


(チスンが出て行く)


チヒャン: ・・・





同、廊下(昼間)

歩き出したチスン. しばらく歩みを止めて考えに浸る。



チスンの回想 (8話)

息をひきとった息子を抱いて音もなく嗚咽するチスン.

チョンヨンとペッキョルが人々隙間で手を握っている。









現在、チスンの安家 (昼間)

チスン: ... 故郷の人とは・・



(チスンの姿をじっと見ているチヒャン)


.

チスンの家、ソヨンの部屋(夜)



ソヨン: 無駄骨させました。 私食べません。

チョンヨン: 饌母(炊事婦)から聞きました。
        カン氏の家の米はこれ以上食べないといったんですって?

ソヨン: ... はい。

チョンヨン: これは召し上がっても大丈夫です。

        私が市場に行って新しく買ってきた米で作りました。

        私の誠意を見て、ひとさじだけ召し上がってください。

ソヨン: ... 食べたくありません。 食べれば...

チョンヨン: 亡くなったお兄様に申し訳ない・・でしょう?

        いっそ死ねば冥土にいるお兄様を早く会えると思って?

ソヨン: ... (涙) 




チョンヨン: お兄様がお嬢様にこう言ったんですってね

        かわいそうな妹... 君は必ず生き残らなければならない。

        お兄様のお言葉を聞かなければならないですね。

ソヨン: ... はい。

チョンヨン: 私たち明日、寺に行きましょ。

        お兄様がくやしくて冥土に行けずに、
        九泉(死後の世界) を飛び交うかもだから。
         ...一緒に祈りましょ



ソヨンの部屋(夜)

戸の向こう側で誰かの影が過ぎ去る。



ソヨン: 誰なの?



(起きて外に出て行く)



廊下(夜)


ソヨン: 大きいお兄様ですか?




ソヨン: ... ソクヂュお兄様?



(ソクジュの部屋を開ける)
----------------------
ソヨン: きゃぁああああ



(ソヨンが気絶する)



(首吊りの人が下に降りてきて布を取るとチョンヨン)




途中の小屋 (夜)

白禄が荷物の中に手紙を見つける


ムミョン(声) : 行首. チョンヨンに会って行首に対する気持ちを尋ねます。

          二回も私の命を助けたことに対する恩返しというには
          つまらないが、行首が人を切ることより
          チョンヨンに会うのをさらに気兼ねすると
          仕方ありませんね、 私が出るしか。



白禄: ・・・



チスンの家(夜)


同、ソヨンの部屋(夜)

ソヨンが汗を流して横になっていて、

チョンヨンとヒョジュが並んで座っている。



ヒョジュ: 別堂がおられなかったら大変なことになるところでした。

チョンヨン: お嬢様は体がかなり虚弱になられました。

ヒョジュ: 体も体だが、
      幼い時から唯一 小さい兄さんに従いましたから。



(ペッキョルが入ってくる) 



ヒョジュ: 来たか

ペッキョル: ・・

ヒョジュ: ソヨンが幻影を見て気を失ったが、

      別堂が幸いはやく発見したよ。

ペッキョル: ... お義兄さん. お義父さんが私に
        お兄さんを裏庭へ呼んでくれと仰いました。

ヒョジュ: そう?  何かご用だろうか?

ペッキョル: さあ・・ そこまではよく分かりません。


(ヒョジュが出て行く)



ペッキョル: 何かしたのか?

チョンヨン: 亡霊一つくらいは出入りしてもおかしくない家でしょう?

        これまでこの家のために死んだ者たちがどれくらいだか ?

ペッキョル: ... 私を信じろといったではないか。
        もうこれ以上は本当に危険だ

チョンヨン: いつでも密告して。
        私の正体を大監に告げて、功績を立てて。

        そのままはちょっと何なので、
        黒雲剣の指示を受けた手先といえば良いわね。

ペッキョル: チョンヨン。

チョンヨン: どうせ見つけられて死ななければならなかったら、
        あなたの役にでも立てばいいわ。

(ソヨンが意識を回復する)



ソヨン: ... あなた?

ペッキョル: 私です。 ...大丈夫か?

ソヨン: 怖いです。 死んだ兄さんを見ました。

ペッキョル: バカなことを.   





(チョンヨンが席から立って外に出て行く)

法堂(昼間)

ソヨンが拝んでいる



法堂の前 (昼間)


チヒャン: 痩せたよ。 顔色も良くないし。

      おばけはあんたが見たんじゃないの?

      ...家に良くないことがひきつづき広がると、
      人の機嫌をうかがうだろう?

チョンヨン: いいえ。 皆良くして下さいます

チヒャン: そう? それは変だね。

チョンヨン: なぜですか? 皆良くして下さってはいけませんか?

チヒャン: 人というのはそこまで善良に出来てはいないでしょう?

       もしかして、ヨン あんたが油断しすぎてるんじゃないの?

チョンヨン: 姉さんもほんとに。
       そんなに心配なら、しょっちゅう遊びにきて下さい。

チヒャン: あそこに私がどうやって行くのよ ...
       私たちこんな風に時々会おうって。





(執事がチヒャンに呼びにくる)

執事: もう行きましょう

チヒャン: 分かったよ。

       先に行くから。

チョンヨン: もうですか?

チヒャン: ウン。 大監に任せられたこともあって
       すごく忙しいの

       あんたに会おうとわざわざ来たのよ。



チヒャン:  ヨン. ...一瞬も油断してはならない。

       あんたは今戦場の真ん中にいるのと全く同じで・・

チョンヨン: ... ありがとう、姉さん

チヒャン: ありがたがることじゃなくて。
       もし、あんたに問題が生ずれば、
         私まで危険になるから言ってるのよ。

      目を大きく開いて過去は捨てて。
       ...分かった?

チョンヨン: ... はい。


(チヒャンと執事が行く)




ムミョン(声) : あなたがチョンヨンという方でしょう?


(振り返るとムミョン).


チョンヨン: ... どなたでしょう ?

ムミョン: 黒雲剣です。 行首李白録を迎える....


チョンヨン: @@




チョンヨン: 白禄兄さんはもう死んだけど...



ソヨン(声) どこにいらっしゃいますか ? (チョンヨンを呼んでいる)



ムミョン: 明日、同じ時間、この寺の上の庵においで下さい。

       必ず話すことがあって。

チョンヨン: だめです。 そんな余裕ないです。



(ソヨンが来る) 

ソヨン: そこにいらっしゃるの? 


ムミョン: では。   


(ソヨンがこちらに向かってくる。 ムミョンは行く)




ソヨン:  あぁ、しんどい。
      でも百八拝してから心が一層安らかになりますね。

      来て良かったです。

チョンヨン: ... はい。



(陰でチヒャンの執事がこちらを見つめる).





チスンの家、広場(昼間)

'白雲剣'兵士たち6人が雑談して立っていて
ペッキョルが現れる



白雲1: すぐ行かれれば良いです。

ペッキョル: ... 皆ご飯は食べたのか?

白雲1: はい。 送ってくださった牛肉ごちそうさまでした。



兵士たち: ごちそうさまでした




ペッキョル: いいや。 ...ところで君.

白雲1: はい。

ペッキョル: 今回の任務は五人なら充分だから
君は家へ帰るように。

白雲1: いいえ。

ペッキョル: ... 先月産まれた息子、
顔も何度も見てないのではないのか。

白雲1: ... 隊長殿. かまいません。

ペッキョル: 命令だ。 家へ帰るように。
        仕事は私が終えるだろう。

白雲1: ... はい。







ペッキョル:  行くぞ



(ペッキョルと兵士たちが移動)



チスンの'安家' の 兵士の詰め所?納屋? (昼間) 
         


ペッキョルが入ってきて鍵をかける



ペッキョル: 今からお前たちの息を引き取る。

        お前たちに怨恨はないが、仕方ない。

        次の生に会えば必ず私に復讐しろ。



私兵1: 隊長殿?? 何故こうされますか ?!

道(昼間)

血だらけになったペッキョル、びっこをひいて歩いていく。



ペッキョル: 大丈夫。 全てうまくいくのだ。 チョンヨン・・ 大丈夫... チョンヨン

テーマ:★韓流スター★ - ジャンル:アイドル・芸能

「夜叉」第8話完全日本語版 -- by 春頭さま

これまでのあらすじ~(省略)

黒雲剣訓練場(夜)(3年前の回想)

吊るされているムミョン

ト・シピョン:訓練中に逃げるのは、私が許さないといったが。

白禄:お腹がすいて逃げたとか、一度だけ見逃しましょう。

ト・シピョン:お腹がすく。 ...逃げた理由はなるが、生かす理由にはならない。

白禄:... この者は、私たちの中で弓手並みが一番上です。生かせば必ず大きい戦力になるでしょう。

トシピョン: 弓手並み? 持ち出すにはまだまだだけれど...(白禄に向かって)君の命が関わっていても、この者の弓手並みが一番上であろうか?

ムミョンを試すために、白禄が吊るされる。

ト・シピョン:始めなさい。

縛られた腕をほどいて、弓で白禄を助けようとするムミョン。

ムミョン(E): なぜ? ...なぜ? ...俺のような奴のためになぜ?

対馬、格闘場(ムミョン回想)

ムミョンの前に膝をついて話す白禄。

白禄:俺の名前は李白禄。おまえの名前はムミョン。俺たちは朝鮮の王に仕える黒雲剣だ! 俺を思い出せなくて、おまえが俺を斬るとしても、何の心残りもない。ぜひ、落ちた私の首を見て、名前でも取り戻すように願う。

逃亡中の小屋(ムミョン回想)

ムミョン:俺は後悔しない。黒雲剣になったこと、兄さんに会ったこと。

白禄:そうだな、俺もだ。

対馬、格闘場

刀を振りおろそうとするムミョン。

黒雲剣訓練場(3年前回想続き)

吊るされた白禄の縄を弓で射るムミョン。弓で縄を切る事が出来ずに駆け寄って白禄を助けようとする。それを見て、剣を投げて白禄の縄を切り助けるト・シピョン。

ムミョン:鼓子野郎…(宦官に対する悪態)

白禄:ムミョンや

ムミョン:その通りだ。俺の名前はムミョン(無名)、名前がないんだ。

記憶を取り戻したムミョン。ホッとして笑いあう二人。気を失うムミョン。怒って退席する当主。心配そうなパクポとミヨ。武士たちに連れていかれる白禄達。白禄を追いかけようとして、やはり捕まえられるパクポ。

パクポ:(白禄に向かって)お前がこんなことができる? 朝鮮人どうし詐欺を働く?

チョンヨンの部屋(昼間)

刀をチョンヨンに突き付けるペッキョル。

ペッキョル: 人をだまして、殺して、死地に追い込んでも、まだおまえの中に涙が残っているのか?

チョンヨン:悲しくて泣いているんじゃないわ。 ...くやしくて... 皆殺すことができなくて、白禄兄さんに申し訳なくて、くやしい...

ペッキョル:おまえ!

そこへソヨンが駆け込んでくる。

ソヨン:旦那様

驚くソヨンを見て切っ先を下げるペッキョル。

ソヨン: (ペッキョルに)旦那様! なぜ別堂(妾の事。離れに住む人という意味か)に怒るのです?私がお父さまに話さないでといいました。別堂は私を助けてくれただけなのに...

チョンヨン:いいえ、お嬢さん。 別に話しませんでした。

ペッキョル:... 私が行き過ぎました。(ソヨンに)一刻もはやく義兄を迎えにいかねばならないから、あなたは私と一緒にアンヨン山に行きましょう。

ソヨン:はい。 ところでお父さんに知らせずに、隠してくれるでしょう?

ペッキョル:まだこんな嘆かわしいことを。家族どうし、これはいったいどういうつもりです。

ソヨン: ... 旦那様は分からないのです。

ペッキョル: この人が、まったく...

ソヨン:嫌です。 お父さんに知らせれば、なぜかうまくいかないでしょうよ。

チョンヨン: ... お嬢さん。 内禁衛将が考えがあるようです。こういう時、夫に従うのも方法です。

ソヨン: ... でも...

チョンヨン:お嬢さんが不安なら、アンヨン山には私が案内します。

ソヨンを見るペッキョル。

チョンヨン:大監が帰ってきた時、お嬢さんがいらっしゃらなれば疑いを受けるかも知れません。内禁衛将は私が案内するから、お嬢さんは家でソクジュお坊ちゃんの行状でも保管しておいて下さい。遠い道行かなければならないけれど...。内禁衛将と私がアンヨン山に行きながら、よく説得してみます。

ソヨン: はい、それが良いでしょうね。 よろしくお願いします。

チョンヨン: (ペッキョルに)それでは門の前でお目にかかります。

退室するチョンヨンと夫人を見送るペッキョル。

対馬、ミヨの家(昼間)

縫物をするミヨ。弟が入ってくる。

弟:どこ行くの?

ミヨ:カイ、こちらに来て座って。白禄お兄さんが来たら必ずこれを渡して。

当主から貰った指輪を差し出す。

弟:姉さんが自分で渡せばいいだろ。

ミヨ:そうしたいんだけど、もし、もしもだけど...姉さんが来なかったら、私が遅くなったら、あんたからお兄さんに渡してちょうだい。朝鮮にいる恋人に渡してって。

ベーっと舌を出して駆け出していく弟。

闘技場、地下牢

気を失ったムミョンを心配する白禄。パクポはインチキ念仏を唱えている。

白禄:(パクポに)でたらめな念仏で仏様なんかかまわずに、看守でも呼んで、水をちょっとくれと言ってくれ。

パクポ:うるさい。 人を殺さないように仏様に祈っているところだから、話しかけるな。

白禄:ご飯もちょっとくれと言って。

パクポ:(目をとじてまた座禅モード)ハラギャティ、安全第一第一安全、無事故極楽...

白禄:日本語が話せれば自分でする。 できないからお願いしてるんじゃないか。

パク:あ、まったく。 (むくっと立ち上がると文に行って窓の桟を揺さぶって)看守! 部屋ちょっと変えて。 とうてい一緒にいられない。看守! おい、看守!

ムミョンが目を開く。

白禄:お前、俺が分かるか?

パクポ:看守!

当主の部屋

女たちに真剣で勝負させて、それを楽しむ当主。怯えて刀をうまく使えない女たちに指図をする。

当主:こうして、こうして...こうして、こうやって...

女を刺す。

当主:どうした!

身なりを整えたミヨが当主の元へやってくる。

ミヨ:私が奴隷になります。ですから、朝鮮の武士を自由にしてやってください。

当主:よかろう、その代わりこっちにも条件がある。

ミヨ:何なりと。

闘技場 地下牢

何か相談をする白禄とムミョン。

ムミョン:船に残った者は全部で三十。 その中で刀を使う者は十二。そして大砲が三門ある。

白禄:頭目に再び対戦すれば勝つことができると言うんだ。ずっと正気にかえらなかったようにだまして格闘場に集めた後、再試合途中掃き捨てよう。(寝転がっているパクポを見て)...海賊船には、あちこちで盗んだ財物がかなりなるだろう?

聞き耳を立てるパクポ。

ムミョン:かなり? 途方もないと見なくちゃ。かなりの金持ちらも海賊では倉庫に入れば、驚いてあごがはずれるだろう。

白禄:みな奪い取って二人で分け合えば、いや、あそこのおじさんも含んで三人が分け合えば良い。

パクポ、席から立ってドアの方へ行くと、

パクポ:看守! 看守! 水と食べ物ちょっと持ってきてくれ。さじもちょっと求めて持ってきて。刃物一つだけ溶かせば、さじ三千個は作れる。

本当に看守がくる。驚く3人。

看守:(門を開けて)帰っていいぞ。

当主の部屋(夜)

眠る当主の横で衣服を身につけるミヨ。頬に涙。

ミヨの回想ミヨの家の洗濯物干し

白禄:俺はミヨに命を救われた。加藤さんにミヨを護ると誓ったし、今度のが終わったら、朝鮮に一緒に行こう。

ミヨ:お兄さんは笑顔が素敵です。怖い顔をする時もあるけど。

白禄:早くミヨの言葉を習わなくっちゃならないな。これじゃダメだ、もどかしくて。

当主の部屋(夜)

回想前からの続き。

ミヨ(モノローグ):カイ、コウ、お父さん、力を貸してください。

隠し持った短刀で眠る当主を刺すミヨ。刺された当主、起き上がりミヨに向かってくる。

ミヨの家(昼間)

集まっている人々、子どもたちの泣く声がする。そこへ白禄達が帰ってくる。横たわるミヨを見て驚く白禄。

白禄:ミヨ

島民に尋ねるパクポ。

パクポ:どうしたの?

男:当主様のところに行ってきたんだが。

横たわるミヨを茫然と眺める白禄に、カイが刀を差し出す。

カイ:剣を教えてください。姉さんの敵を打つんです。

差し出された刀を掴み取り外に出て行く白禄。後を追うパクポ。

ミヨの家の外(昼間)

白禄を止めるパクポ。

パクポ:おい、白禄。興奮するな。わけの分かる人が、どうしてこうなんだ。今行けば、犬死だ。ミヨもそれは望んでいない。

白禄から刀をゆっくりともぎ取る。

朝鮮 アンヨン山隠れ家

隠れ家の中に入るペッキョルとチョンヨン。

チョンヨン:確かにここにいたのに...

人気はないが、火鉢に火種残っている。

ペッキョル:私たちの2人だけできました。 もう出てくるように。

壁の後に隠れていたソクジュが現れる。

王の寝室

寝所に横になる王と刑曹の報告書を読む妃。後ろから抱き締める王。

王:インビンに会いたくて宴も先送りしてきたけれど、私が道に迷って刑曹に誤って入ってきたのかな?

インビン:... 疲れておやすみなので、しばらく遊びで刑曹の報告書を見ました。

王:どれ、私が解決するだろう。(巻物を広げて)若者が老人を殺して、老人が若者を殺して...殺して、殺して、また殺して...三綱(儒教で君臣・父子・夫婦の道)はどこへ行った、五倫はまた何をしているのか...(インビンの服の中に手を入れて探って)こういうのを見れば、世の中に信じる人は誰もいない。

王、インビンにキスする。

インビン:... でも、殿下は絶対的に信任する人がいるでしょう。

王: 私が?

インビン:三政丞より... さらに近くで殿下を助ける... ト内官です。

王:ト内官がいなかったら、私は一日も持ちこたえられないのだ。

インビン:昨今、騒動を起こした黒雲剣もト内官と内通したのですか?

王:内通? ...ト内官は黒雲剣それ自体だ。

アンヨン山隠れ家内

ソクジュ:やはり妹婿の目は、だますことはできない。ソヨンがすでにお父さんに見つけられて兵士たちがいっぱい来るところだが...別堂がよく隠して下さったよ。

ペッキョル:すぐ家に帰ってください。

ソクジュ:急ぐことが何かありますか? お茶でも一杯しましょう。

ペッキョル:お父様がどれくらい心配されるものと思う?

ソクジュ:そうですね。 ...(チョンヨンに)どのように、お願いしたのは持ってきましたか?

チョンヨン:持ってはきましたが、ひとまず家に帰られるのが良くないでしょうか?

ソクジュ:違います。

ソクジュ、チョンヨンが持ってきた包みを受け取る。筆と紙、墨汁筒が出てくる。

ソクジュ:ありがとうございます。ソヨンが、あいつはうっかりしていて、頼んでみると忘れたり、わけもなくぶんぶん音を立てることのようで...

ペッキョル:今、何をするのですか?

ソクジュ:初めは、逃げる前にお父さんに手紙を書こうとしたが、これは最後の遺書と同じですね。

ペッキョル:なんと男らしくない言葉なのか。遺書を書く覚悟があるならば、当然先にお父さんに会って誤解を解かなければ。

ソクジュ:... お母さん墓所が近いからなのか、寝つく時ごとにお母さんが夢に来られたらと思いました。 お母さんならば、何か良い方法を知らせられることのようで...ところで、ついに一度も来られませんね。来られないのは、それなりの理由があるのではないでしょうか?とてもお話にならない事が。お父さんが息子を殺すのに、どんな話をされます。

ソクジュを殴るペッキョル。

ペッキョル:しっかりしろ!

チスンの家、ソクジュの部屋(昼間)

ソヨン、兄の物を急いで取りまとめる。荷物と刀を持って部屋を出ようとすると、 ヒョジュが入ってくる。

ヒョジュ:ソヨン、お前がここにはなんの用か?

ソヨン:いやそれが、ソクジュお兄様の部屋がとても汚くて。掃除しようと思って...

ヒョジュ:掃除をなぜお前がする?それより、入っているのは何か?

ソヨン:何でもありません。

急いで出て行こうとするソヨンを引き留めるヒョジュ。

チスンの居室(昼間)

ヒョジュがソヨンを連れて入ってくる。

ヒョジュ:お父様。

チスン:なぜこのように騒々しいか?

ヒョジュ:(ソヨンに)お前が直接申し上げて。

ソヨン、父の表情だけ見る。

ヒョジュ: はやく!

ソヨンは我を張って話をしない。

ヒョジュ:... お父様。 ソヨンがソクジュに会ったようです。

チスン:何? 今どこにいるか?

ソヨン:... 申し訳ありません。 話せません。

ヒョジュ:お前は、ソクヂュが死ぬ成り行きを見たいのか?

ソヨン:ソクジュお兄様と約束しました。

ヒョジュ:会う事が先だろう。

チスン:いい... ソヨンの言うとおりだ。約束はどんなことがあっても守らなくければ。...ソクジュは元気なのか?

ソヨン、首を縦に振る。

チスン: 久しぶりに聞く良い便りだな。

ソヨン: ...

チスン:さっき内禁衛将に残れといったのは、ソクジュをお願いしようと、そうしたのか?

ソヨン:... はい。

チスン:別堂も君の肩を持ってくれたし?

ソヨン:はい。

チスン:今、二人はソクジュとともにあるのだろう。

ソヨン:はい。

チスン:その二人が今どこにいるのか話すのは、兄とした約束を破るのではないことのようだが...

ヒョジュ:ソヨン!

ためらうソヨン。

アンヨン山 隠れ家(昼間)

ソクジュを殴った後に、しかりつけるペッキョル。

ペッキョル:大臣の地位がやさしいと思うか? 子である者が、どうしてこのように分からないか。宮にあれば、一日にも数十人ずつに会う。前では大監に追従をするが、後では刃物を準備して大監様の背中を狙うやつら。義兄も目があれば見たことではないのか。

ソクジュ:それならば幼いころからとてもたくさん見ました。 前でへつらって後から刃物を刺すのは、うちのお父さまが、最もよくしている事です。

ペッキョル:大監がなぜそのようなことをする?一族を守るためにではないか。また、お父上のやり方が嫌いならば、責任ある位置に行ってそれを変える考えなければ。逃げてどうするのか。

ソクジュ: 王莽になるというお父さん決心は、どのように見ますか?

ペッキョル: 人が考えた通りみな行って生きられるか?仏家では考えただけでも皆したことだと言えども、色々な可能性を検討されたものと考えれば良くないか?

ソクジュ: ...

ペッキョル:君をキバンに呼んだという友人に会ってみた。そのような約束をしたことがないそうだ。

ソクヂュ:え? 確かに書簡を受けたが...

ペッキョル:誰かが大監を退くようにしようと、君を罠に落としたのだ。

考え込むソクジュ。

ペッキョル:君が大監を疑うことこそ、敵が最も望むことだ。私が知る左相大監の息子カン・ソクジュらしく状況を正面で解いてみよう。

ソクジュ:... はい。

ペッキョル:行こう。

促すペッキョル、3人が歩きだすと、ソクジュが突然歩みを止める。

ソクジュ:ちょっと、... ちょっと待って下さい。妹婿の言葉通り、友人が私を呼んだことでないならば...。確かに、酒母が話したんですね。

緊張してソクジュの話を聞くペッキョルとチョンヨン。

山道(昼間)

兵士を連れて山道を行くチスンとヒョジュ。それを物陰から盗み見て、兵に指示を出すト・シピョン。

アンヨン山 隠れ家(昼間)

ソクジュ:(推理を継続して)吏曹参判の奴が居酒屋にきてした話が...‘家族というのは... 前世に敵であったものなどが... また会うものよ。’当然お父さんをいうものと思ったが...いやいや、その前に何か言っていたが...

回想、酒母の話を聞くペッキョルとソクジュ。

酒母:そいつは酒は全然飲まなくて、女だけ好みました...
(回想終わり)

ソクジュ:妹婿、酒母と一緒に聞いたのではないですか。それが分からない...

ペッキョル:そうだな。 よく分からないですが..

ソクジュ: いや、確かに、笑いながら残金がどうだと...

回想、酒母の話

酒母:..へらへら笑って言うには、今日いよいよ楊貴妃から残金をもらう。
(回想終わり)

ペッキョル:ひとまず家に帰りましょう。

ソクジュ: ... 楊貴妃! ...いよいよ今日楊貴妃に残金を受ける。 ...おもしろいですね。 我が家には最近新しく家族になった人がいます。(チョンヨンを見て)楊貴妃のように美しい女性です。

チョンヨン、静かにソクジュを見る。

ソクジュ:そうして見ると、「王莽殺子守法救家」お父さんが使ったというその八字を私に流したのも別堂でした。

この時、外から聞こえてくるヒョジュの声。

ヒョジュ(off):ソクジュ! カン・ソクジュ!”

ソクジュ:お兄さん!

ソクジュが窓のスキ間から外を見回す。

隠れ家の前(昼間)

少し下ったところにチスンとヒョジュが私兵をつれてくるのが見える。

隠れ家の中(昼間)

ソクジュ:お父様!

チョンヨンを振りかえるソクジュ。

ソクヂュ:ずるがしこいこと。 誰だ? お前にこういうことをさせた者が。

ペッキョル: 何か誤解があるようだが...

チョンヨン:あなたの弁護は必要ないわ。お坊ちゃん、おっしゃる通りです。私がそうしました。

ペッキョル:別堂は、わけもなく興奮して、ない言葉を作らないで下さい。

ソクジュ:妹婿、この女を捕縛してお父様に引っ張っていきましょう。背後が誰か?

チョンヨン:背後? ...そのまま分からない方がより良いと思いますが。

ペッキョル: やめろ!

ソクジュ:聞いてみましょう。 私が何を分からないというのか?

ペッキョル:君もつまらない言葉をはさまずに家に帰りましょう。

チョンヨン:いやしい良人家の娘が左相のお宅の妾に入ってきたとすれば、これは簡単に得ることもできなくて、簡単に逃してもならない出世の道です。そのような道に入った私が、なぜ危険なことこの上ない計画に参加するでしょうか?私がとうてい断ることはできない命令を下すことができる人が誰でしょうか?

隠れ家の前(昼間)

チスンが先頭に立って歩いていく。ヒョジュが兵士たちを連れて父に従うが、道を遮って現れる左捕将と官軍ら。

チスン:私を尾行したのか?

左捕将:申し訳ありません。 息子さんの身柄は私どもが引き受けます。

チスン: 許諾できない。

左捕将: 国法に背くつもりですか?

物陰から遣り取りを見て、隙を見て弓を構えるト・シピョン。カン・チスンを射るが、兵士に阻まれる。これを機に戦闘に入る二つの勢力。

隠れ家の中(昼間)

チョンヨンとソクジュがお互いをにらむ。戦闘の音に外の様子を窺うペッキョル。

ソクジュ:お父上がさせたということか?

チョンヨン:仕方ありませんでした。

ソクジュ、チョンヨンのほおを殴る。 驚いて振り向くペッキョル。

ソクジュ:最後まで我が家をもてあそぼうと入るとは...この女の骨と肉をみな中身を取り出しても、必ず背後を掘る。

この時、外から聞こえてくるチスンの声

チスン(off):内禁衛将! 内禁衛将はどこにいるのか?

ペッキョルが外を見る。ソクジュはチョンヨンの首を荒々しく押さえる。

ソクジュ:どこまで持ちこたえるか見てみよう。

ペッキョル:その手を離せ。

さらにチョンヨンを殴るソクジュ。

ペッキョル:その手を離すんだ!

殴り続けるソクジュ。怒りの表情のペッキョル。

ソクジュ:お前、私を見くびっただろう。卑しい者らはこうしなくては。

手を離し、チョンヨンを蹴るソクジュ。怒りにゆがむペッキョルの顔。蹴り続けるソクジュ。剣を抜いてソクジュを刺すペッキョル。

ペッキョル:やめるんだ!

びっくりしてペッキョルを見るチョンヨン。ソクジュも驚いたままわき腹に打ち込まれた刃物を見ていて、ペッキョルに視線をそらす。

ソクヂュ:妹婿?

刀を抜いて、ソクジュに握らせるペッキョル。外に気づかれないようにソクジュの息の根を止めようとするペッキョル。

チスン(off):内禁衛将!

ソクジュが完全に息絶える前にチスンが入ってくる。ソクジュから手を離すペッキョル。チスン、近くにいるチョンヨンが先に目にはいる。

チスン: 大丈夫か? ケガはないか?

チョンヨン: 私は大丈夫ですが、ソクジュお坊ちゃんが...

チスンが息子を見ると、刃物を握ったまま倒れた息子をペッキョルが助けている。

ペッキョル:面目ありません。 ...自決を防げませんでした。

息子を抱き起こすチスン。

チスン:ソクジュや。

虫の息の中からチョンヨンを指さすソクジュ。こと切れる。

チスン:ソクジュ!

この時、ヒョジュが兵士たちを連れて入ってくる。ソクジュの名を呼びながら嗚咽するチスン。ヒョジュもその傍らに膝を落とす。その場を立ち去ろうとするペッキョルの手を、チョンヨンが捉える。静かに握り返すペッキョル。

対馬、格闘場(昼間)

白禄が一人で立っている。 島主が部下らとパクポと一緒に入ってくる。

パクポ:(白禄に)話はうまくいった。へギ?が朝鮮で部下だったと言ったら、当主がおもしろがったんだ。再試合だ。

当主:海賊たちを一人残らず殺したら、お前を部下にしたい。

白禄:ありがとうございます。

出て行く当主。

パクポ:(島主の後ろ姿を見て)今は抜き差しならなくなったよ。

白禄:こんな時は、ひとつの方向にだけ走れば良い。

パクポ:君と君の部下がいくら強くても、数というものがある、当主の部下らを、一掃するというのが可能だろうか?

白禄:勝算があってするのではありません。しなければならないからするだけです。

ミヨの家(夜)

白禄、カイとコウとともにご飯を食べている。 パクポは少し離れたところで一人で酒を飲む。

白禄:これからは兄弟の間で豆一粒でも分け合って食べなければならなくて。...話をしてやろうか?兄と弟が一緒に農作業をして秋に刈りいれをしたが、弟が兄の事情を見ると、米がさらに必要なようで、夜に寝ている時に稲束をこっそりと兄の稲束に移した。(パクポに)こっちにきて話ちょっと訳してみます。

パクポ:兄も稲束を弟のに移して月夜に互いに会って、抱きしめて泣いたという話?

白禄:はい。 それ、子供たちにちょっとしてくださいよ。

パクポ:忠清道(チュンチョンド)エソン村の話だが...これがみな作り話よ。

白禄:はい?

パクポ:あ、そのまま率直に話して分配したらいいのだ。何をしに月夜に行ったり来たり、その苦労をする。私は理解ができない。こういう話を聞いて好む人々が...

白禄: おじさんは兄弟が稲束賭けて出すことをしたとすれば理解できるでしょう?

パクポ:あ、そのような版本もあるか? 土地文書をかけてひと勝負したとすれば説得力があるけれど...

食事をしていたカイが、思い出したように席を立ち指輪をとりだして白禄に差し出す。

カイ:姉さんが言っていました。朝鮮にいる恋人に渡すようにって。

白禄、指輪をぼんやり眺める。

回想ミヨの家

ミヨ:指輪は愛する人にあげないと。白禄兄さんは、朝鮮に好きな人いないんですか?
(回想終わり)

格闘場、選手控室(夜)

指輪を見つめる白禄。

回想闘技場

ミヨの父:この者は間もなく私の娘と結婚することになっております。家族は売れません。
(回想終わり)

指輪をこぶしの中に握り込む白禄。

同、観覧席(夜)

酒杯を傾け試合を待つ当主。仲間と目配せで確認し合うパクポ。

同、舞台(夜)

闘技場に出てくる白禄とムミョン。興奮する観衆。闘う白禄とムミョン。白熱した試合を演じる。隙を見て見張りの武士に斬りかかる二人。それを合図にパクポが仲間に武器を配る。混戦状態になる闘技場。逃げ惑う観客。白禄が当主のところへ駆け上がり、護衛の武士を切り捨てる。刀を抜く当主。白禄は斬り殺されたミヨを思い出し、怒りに燃えて当主を蹴り落とし刺し貫く。

村の出口 (昼間)

白禄を見送るカイとコウ。後には漁夫らが立っている。しゃがんで子どもたちに別れを告げる白禄。

白禄:元気でな。

漁民:ありがとうございます。

頭を下げる漁民たち。一礼して立ち去る白禄とパクポ。

朝鮮 寺の納屋?

白雲剣の部下たち5人とともに、室内に入るペッキョル。閂をかける。不審がる部下たち。

ペッキョル:今から、お前たちの命を貰い受ける。お前たちは望まないだろうが、しかたがない。次の世にまた生まれたら、必ず私に復讐しろ。

部下:ナウリ、なぜこんなことを?

短刀を抜き部下を殺害するペッキョル。

テーマ:★韓流スター★ - ジャンル:アイドル・芸能

「夜叉」第7話完全日本語版 -- by Camoさま

対馬格闘場、(夜)

賭け札を買う客たち

札を売る男: どっちにします? 

客: 黒!

(割り込んで来る客を止める)

男1: だめだ、だめだ! (← 何故だ?ここ韓国語?? ^ ^;; )

男2: 無礼だ! (←韓国語の字幕が出てないから果たしてこれでいいのか不確実な日本語・・)


同、選手控室(夜)

黒い帯を結んだ白禄


パクポ、白禄に酒のビンを差し出す。

パクポ: さあ、さあ、一服して。 焼酎だ。




白禄: ... 今回の試合、配当がどうなってますか?

パクポ: 配当なんて・・ 死なないことだけ考えて。

白禄: 私にかければ何倍ですか?

パクポ:... 君が勝てば九倍. 死刑囚が勝てば... 一点五倍.

白禄:... 持ってるだけ全部私にかけてください。

お金少し儲けてみましょう。

パクポ: 私は君に賭けるとも。
      ...お金失っても関係ないから死ぬのだけはやめて

白禄: ... 私が本来タダ酒は飲みません。

     酒代は試合終わらせて払います。



(外に歩いていく白禄).




格闘場モンタージュ

パクポが観覧席に入ってきて歩く。 笑う観衆ら.



パクポ: (ナレーション) 人は何で生きるのか?



パクポ: (ナレーション) ある人は愛のために生きて、



パクポ: (ナレーション) ある人は名誉のために生きて、



パクポ: (ナレーション) また、ある人は名誉のために... 死ぬ。





パクポ: (ナレーション) 一攫千金と不労所得を夢見るとピリピリする。

      勝負が熱くて純粋にうれしい。

      そう、私は賭博のために生きる。



パクポ: クロ ! 
     ・・あ~!ちょっと待って、 シロ!

      申し訳ない、 生きてる人間は生きなくちゃ。



競技モンタージュ

太鼓がドドンと鳴る。

白禄が死刑囚に勝つ。


パクポ: ダメだ~~~~!

ミヨ: ? 





加藤(ミヨ) の家(夜)



ミヨ: だめです! おじーさんは食べる資格がないです。 
              ↑(^^;;)あれ? 

パクポ: はぁ、まったく・・. お金失って佗びしい人に....ほんと



白禄: だから、人は義理を守らなくちゃ。




ミヨ: 島主様だって白禄兄さんに賭けたっていうのに、

    仲間が裏切るなんて。


白禄: そうだ、 

     さっき島主様がこれをくれたが、 何だろうね。


ミヨ:  まあ・・素敵!




パクポ: あれまぁ~結婚祝いか? ...島主様が似合わないことをするよ。

      ま、勝ったんだし、そうおかしくもないか...

ミヨ: きれい・・

白禄: ミヨ もらって。

ミヨ: え ?

パクポ: えぃ、ミヨちゃん! 新郎が新婦への贈り物だって。

      もらっとけ。

ミヨ: 指輪は愛する人にあげないと。

(指輪を白禄へ戻して)

ペンロク兄さんは、朝鮮に好きな人いないんですか?



白禄: (パクポに) 何て言いました?

パクポ:... 朝鮮に指輪あげる女がいますか? って

白禄: 女? 



   ... いるさ、 とても会いたい人が。


ミヨ:  おじーさん !   ← (また・・^^;;;) 


パクポ: 女だったら、 朝鮮各地に一人はいる。


ミヨ: ちゃんと。

パクポ:  婚約者がいるって。
      すげえ美人で、大金持ちで。。。



(席から立って外に出て行ってしまうミヨ。)

外(夜)


ミヨ: はぁ・・ 




部屋(夜)

カイとコウが並んで寝ている。




同、台所(夜)

白禄が台所ドアをあけて入ろうとしたら、

入浴中のミヨ



白禄: ごめん 

ミヨ: さっきはごめんなさい ...怒ったりして




ミヨ: ミヨは... 兄さんに愛する人がいても・・大丈夫。


白禄: ... ごめん。



チスンの家、全景(夜)


同、ソヨンの部屋(夜)

青白い顔で横になっているソヨン.
その傍にチョンヨン

召使いが来る



召使い: 奥様. 内禁衛将がちょうど帰宅されました。

チョンヨン: こっちに来られるか?

召使い: 母屋へ先に行かれました。

チョンヨン: お嬢様が気絶したということは知らせたか?

召使い: はい。



(ソヨンが立とうとして)



チョンヨン: もう少し横になっていてください。

ソヨン: ... ソクジュ兄さんは? 家に戻りましたか?

チョンヨン:... まだ...




チョンヨン: どこへ行かれるおつもりですか?

ソヨン:... お父さんに会わなければならないでしょう

チョンヨン: 会ってどうなさるんです?

ソヨン:... 会って問い詰めなければ・・

チョンヨン: ... お嬢様。 もし二番目お坊ちゃんがした話が事実ならば、

       今お嬢様が言い出してみても何も得がないです。

ソヨン: それではどうしますか?
     兄さんは今一人で官軍らに追い詰められているのに...

チョンヨン:... 同じ話も父親と娘との間では困っても、

       私とでは易しいこともあります。

       私が大監様の心を確認するから、

       事実を確認した後、一緒に対策をたててみましょう。




同、チスンの部屋(夜)

チスンがヒョジュとペッキョルの前に座っている。



チスン: 親戚ら全てにソクジュがくれば無条件に捕まえておいて、
      直ちに私に知らせろと伝言を送れ。

ヒョジュ: はい。 父上.

チスン: 内禁衛将.

ペッキョル: はい。

チスン: 私兵を動員してでもソクジュを官軍より先に探すように。

ペッキョル: はい。

チスン: 今回は遅れてはならない。

ペッキョル: 肝に銘じます... それよりお義父様.

        私はソクジュを罠にはめて、参判を殺害した者が
        背後にいると考えます。

チスン: 思い当たることがあるのか?

ペッキョル: はい...





召使い(声) : 大監様. 別堂が来られました。



(戸が開いてチョンヨンが立っている)



チョンヨン: ソヨンお嬢様が意識を取り戻されたことを
        申し上げにまいりました。

チスン: 下の者たちにさせないで... とにかくご苦労だったね。

チョンヨン: それでは、お言葉などおかけになって下さいませ。



(チョンヨンが戸を閉めようとするが・・)



ヒョジュ: ソクジュあいつはいったいなぜ逃げだして、

      こんな大騒ぎを起こすようにするのか...

チョンヨン: ... あの、宜しければ一言申し上げてもかまわないでしょうか?

チスン: 勿論ですよ. 入ってきて仰いなさい。



(チョンヨン、入ってきてチスンの前に座る)



チョンヨン: 実は、二番目お坊ちゃんが出て行かれる前に
        ソヨンお嬢様に会われて、
        いくつかお話をされましたが、

        おそらく、お逃げになった理由がそこにあるそうです。
  しかしながら、それ以上は推し量れなくて・・

チスン: ソクジュがした話は何ですか?

チョンヨン: ... 先に、お坊ちゃんが非常に興奮して

       正しい考えでない状態でした話であることを留意して下さい。



チョンヨン: ... 「ソヨン。 君は必ず生き残らなければならない。

         うちのお父さんは王莽のような人だ。」

ペッキョル: 王莽・・

ワンマン(王莽) 中国 漢国の政治家

チョンヨン: 「父上にしてやられるだけではない。

        命をかけて打つこの囲碁.
        父上の好きなように終わらせはしておかない。

        私は父上に勝つ。」

ヒョジュ: こんなマヌケな奴を見たか!

---------------------
ヒョジュ: こんなマヌケな奴を見たか!

チスン: ...

ペッキョル: (ヒョジュに) お兄さん. 王莽とは誰ですか?

ヒョジュ: ...漢の国の宰相(首相)なのだが・・

チスン: 内禁衛将

ペッキョル: はい

チスン: 犯人をさらに探す必要もないだろうね。

チスン: ソクジュの奴は自分を罠にはめた犯人がこの父と考えるよ。

ペッキョル: はい?

チョンヨン: それはどういう意味ですか?

チスン: ... 事が複雑になったよ。
      このままソクジュが官軍に先に捕えられては、
         家代々恥をかくこともできるよ。

      親父が息子を殺そうとしたと、
         その息子が親父を告発するようになったとは...

      ふふ・・ ほっほっほ・・


同、床(夜)

チョンヨンが部屋から出て履物を履いて行こうとするが、
後から少し遅く出てきたペッキョルがチョンヨンを見る。



ペッキョルの回想、キバン(昼間、6話の場面)

チヒャン: ... 私が知るキーセン中、
       官吏一族に妾に入り
       *偕老した人がどれくらいいると思いますか?
               【*偕老=夫婦が老年まで連れ添うこと】



ペッキョル: 12~3ほどですか?



チヒャンがフフンッと笑う。



チスンの家、床(夜)

ペッキョル、チョンヨンに近付いて、



ペッキョル: あの...

チョンヨン: (歩みを止めて)...

ペッキョル: 大丈夫なのか?

チョンヨン: ...

ペッキョル: 何でも助けるから... 難しいことがあれば話して。

チョンヨン:... あなたの知る人が倒れてずっと看護したけど。

       しんどくはないけど、ちょっと面倒ね。

       知人の看護はあなたがほどほどにする?

ペッキョル: ...

チョンヨン: 守ることもできない約束は言い出さないで.



         ・・それに、いくら大変なことがあっても
       あなたには助けてもらわないし。




寺、法堂内(夜)

山の神を描いた幀画の前、ソクジュが
お供えの果物をつかんで食べる。


王宮 遠景 (昼間)

同、廊下

女官が来て、刑曹判書に礼をする



刑判: ご苦労様だね。 インビン 妃殿下が(君を)よこしたのか?

女官: 申し上げるのは僭越でございますが、
     そのままお帰りにならなければなりません。

刑判: ウン?


(女官が言葉なしに書札(手紙)を取り出して刑判に渡す)


インビン居所(昼間)

吏曹参判殺害事件関連 状啓(王臣からの報告書)、
死体の絵が含まれた解剖検査報告書が見える。


王: インビンはこうしたのがおもしろい?

   刑曹で上がってきた状啓を何かの諺文小説読むようにしますね。

インビン: 恐れ入ります。 ...

王: そうだ、今回の殺人事件をどう見ますか?

インビン: 犯人を捉えてつかめないのか以前に、

       刑曹の仕事の処理が一様に全部でたらめです。


インビン: 初動捜査もでたらめ、被害者保護もでたらめ.

       失踪者捜索まででたらめで、

       結局死体を発見したのも*兵曹でした。

            【*兵曹( ピョンジョ)= 軍事を司る官庁 】


王宮、廊下(昼間)

娘が送った書札を読む刑判.



インビン(手紙文の声) : お父様. 再び娘に会いに宮殿に来ないで下さい。





インビン居所(昼間)つづき


王: 今何といいましたか?

   インビンのお父さんの刑曹判書を罷免させろと?

     (ト・シピョンに) 私は正しく聞いたのか?

ト・シピョン: 私もそう聞こえましたが...

インビン: 殿下. 朝廷大臣らの上訴を無視して、

      政局の混乱をいつまで放置されるのですか?

      事がこのようになったところは刑曹判書が
      捜査をまともにできない    責任が大きいです。

      生ぬるい捜査に対する責任を問うて刑曹判書を罷免して、

      一日も早く犯人を捉えて国法を正しく
      立て直さなければなりません。

王: ふ・・む



王宮、廊下(昼間)

書札を読む刑判 つづき



インビン(手紙文の声): 今退いてこそ後日*三政丞の席を獲得できます。

           お父さん! ...息子が殺人事件にかかわったのに

           席の保存に熱中する左相大監と

           きれいに責任をとり退く刑曹判書とでは、

           国民らと儒林らが好む人は誰でしょうか?


【*三政丞=議政府で国家主要政策を決めることを受け持った三つの官位(領議政、左議政、右議政)】



インビン(手紙文の声): それに万一、 事が誤っても、

           左相大監に直接刃物をねらわなかったという
           弁解で使えると、一石二鳥です。

(うなずく刑判)



パク・ユンの執務室(昼間)

お茶を入れる。
パク・ユンを尋ねてきたペッキョルが向かい合って座っている


パク・ユン: 内禁衛将がただ来られたはずはないですし

        用件をおっしゃってください。

ペッキョル: やはりその方が互いに気楽でしょうね。




インビン居所(昼間)つづき


王: これは本当に.... 余は人福がないと考えたが、

   今日インビンのおかげと知恵を見ると安心するよ。

   インビンの苦言は私が尊く聞いたので、正しく行いましょう。

インビン: 女官の人が似合わないことに熱中すると、

       こらしめられないことだけでも感謝したが、

       このようにほめて下さると恥ずかしいです。

ト・シピョン: ... インビン妃殿下. 刑曹の状啓らがでたらめとしたが、

        妃殿下は状啓だけ見回されても、

        ひょっとしてすでに犯人を探されたのではないですか?

インビン: (笑って) ト内官は私をからかっているということなのか?

       状啓だけ見て犯人を捉えるならば、

       世の中に解けない事件などどこにあるだろうか。

       ただし、いくつかの推察はできるだろうが...

王: それは何ですか? 聞いてみましょう。



パク・ユンの執務室(昼間)つづき

パク・ユンが韓紙の密書をペッキョルに出す。



パク・ユン: お見せするが、持って行かれることはなりません。

ペッキョル: もちろんです。

パク・ユン: もう一つ。

        密書を見て分かったことを私にも言って下さい。

ペッキョル:... 分かりました。




(密書を広げて見回す。 <吏曹参判之屍>という文字の書かれた略図)

<吏曹参判之屍> 吏曹官吏の死体がここにあった


ペッキョル:... 文字は努めて個性をなくし、

       紙も町中で最も手に入りやすい、

       松葉とコガマを混ぜた雑草紙.

       ...私達が知ることができるのは一つしかありませんね。

       密書を送ってきた者は非常に賢い者です。








パク・ユン:... 内禁衛将どのは思ったより率直ではありませんね。

ペッキョル: 何故そんなことを仰いますか?



パク・ユンが小さい袋から"当帰(トーキ)"を机に広げる。




パク・ユン: 匂い・・



インビンの居所(昼間) つづき


王: ... 臭い?

ト・シピョン:  臭いは特別で固有なのが多くて、立派な糸口になりますね。

インビン: ところが誰ひとりとして臭いの話はしなくて、

       無駄な挨拶だけ色々と羅列しましたよ。





パク・ユンの居所(昼間) つづき


ペッキョル: 当然ご存知だと思って、

        ...徐々に申し上げようとしていました。

パク・ユン: ふっ・・  
        私も初めはすぐ分からなくて、
        副官の助けを受けました。

        ...この*スンゴムチョの由来をご存知ですか?

*スンゴムチョ
            トーキ(当帰)の別の呼び名


ペッキョル: 由来は分からないです。

        村では真トーキと呼んで、
        気血補充に良い漢方薬と知っています。

パク・ユン:  チュンウォンの過去の風習に、

        戦場に出て行く夫のふろ敷包に夫人らが入れたのが
        このスンゴムチョというんですよ。.

        これがあれば荒っぽい戦場でいくら血を流しても
            生きて帰ってくることができると考えたそうです。

ペッキョル: ... 血をたくさん流した人.

パク・ユン: 問題はこの国に血をたくさん流した人が
        一人や二人でないというところにありますね。

   【*トーキ 追記: 当然帰ってくることを願う意で'当帰'という名前がついたと伝えられる】




日本、対馬、加藤(ミヨ)の家の前(昼間)

一人で左手の剣術練習をする白禄.  パクポが来る。



パクポ: スバラシー、スバラシー! アイゴ~
     両手使いになるのか?


パクポ: そうだろ、前回試合で君の剣術が露出したから、

      研究して向かってくる相手を片づけるためには、

      新武器が必要だ。 ...うむ. 良い考えだ。

白禄: 実戦ではまだ無理ですよ

     何、どうせおじさんは私に金をかけることもないが....

パクポ: はっはっは・・ *処士様お言葉が全然不良だね。

      そう、私はすごい大金を失いながら大きく悟ったよ。

      義理が幸運より強いことを骨に凍みるほど分かったね。

                         【*處士(処士)= 民間にいて仕官しない人/世捨て人】



パクポ: (肉つつみ(束)を持ち上げて見せて)
      私たち共に肉食滋養でもしながら
      次の相手を論じてみよう
      行こう!



加藤(ミヨ)の家、居間(昼間)

肉をジュージュー

食べて話す白禄とパクポ.



パクポ: ミヨは?

白禄: 村会議があると行きました。
     島の住民らが揃ってみな集まるようだったんですが...
     何かあるんですか?

------------------------------
パクポ: ... 昨日島に海賊らがきた。

     朝鮮と九州はもちろんで、南中国まで掻き回すやつらなのに。

     島主様が精魂込めて招請したんだ

白禄: ... ひょっとして次の私の相手は海賊ではないでしょう?

パクポ: (笑) 私は本当に目はしが利く人がいい、

話をたくさんしなくてもいいんだから。

白禄:... ところでちょっと変だな。 いくら海賊であっても、

お金何文儲けようと島に停泊するのは
とても危険なのではないか?

パクポ: 島主様が掲げた掛け金が違ったんだよ。

白禄: いったいどれくらい賭けたんだろう?

パクポ: いくらかが重要でなく、何を賭けたかが重要だよ。

海で命をかけて生きる海賊らに最も必要なのは何だ?

白禄: ... 船. ...水... 食糧... 風... 女?

パクポ: そのあらゆる事を管掌する神聖で強力な力.

まさに釈迦仏様のご加護よ。

島主様一族に代々降りてくる金剛経がある。

絹の布に金で一字一字仏様お言葉を使ったという
貴重なものだが、

死ぬ病気にかかった者らも触るだけでも
きれいさっぱり治るという宝物であって。

海に出て行った船たちの中で
仏経(経典)を積んだ船だけ良い風に乗って、
暴風の中でも生き残ったという話は君も聞いただろう?

白禄: 金で書いた金剛経を、
それも家の家宝を試合一勝負にかける・・




島主の寝所

上着を脱いで座っている島主、
女が島主の背中に刃物で傷をつける。


島主: ... うぁああ・・





ミヨの家

箸で食べにくそうにご飯を食べる白禄とパクポ



パクポ: 本当に変だろう?
...この子らは刃物はそのようによく作りながら、
なぜその簡単なさじ一つを作らないだろうか?

白禄: おじさん. 私はまたさじでご飯を食べなければなりません。

パクポ: ... 鍛冶屋に注文して一つ作る?

白禄:... そうではなく、朝鮮に行きますって。

パクポ: 君が行けばミヨと弟らも行く

白禄: だから、島主様とまた交渉をしたらと思います。

パクポ: どのように?

白禄: 私が勝てば私を朝鮮に送ること。

ミヨと弟らも私が連れていきます。

パクポ:... 私が島主ならば聞き入れる理由がないけれど...

白禄: 理由は今から作ればいいでしょう。




地下室(昼間)

薄暗い室内に住民たちが集まってもめている


踏み込もうって!
不可能ですよ、 ダメです。

(ワタシタチガ、ナンカ シマショ~)??←字幕とは違う日本語を発している



漁夫: この ままでは い けません!

住民のみなさま: ○△□・・・イケマシェン?? ←聞き取り不能







加藤(ミヨ)の家の前(昼間)



同、居間(夜)

島主の家臣2人が中に座っている。



白禄: 私が試合相手を殺す瞬間、

パクさんは軽騎兵らと共に格闘場に来た海賊らを片づけて、

同時に島主様の兵士たちは船に残っている海賊らを攻撃します。


(パクポが通訳をする)
パクポ: 自分が相手を殺す 瞬間、
      パクは兵士と一 緒に海賊たちをやっつけて
      同時に島主さまの兵は船に残 っている海賊たちを攻撃し ます。




白禄: 海賊は日本国と朝鮮の的です。

     どれだけ多くの罪のない命が海賊らに失われましたか?

     この機会に一網打尽して対馬島の力をみせつけましょう。



家臣: 海賊らの武士はとても人間とは思えない。

     九州の武士が二十人もやられた   ←経歴が前回の死刑囚と何か似てる?

パクポ: (白禄に) 君が相手にする武士の話だが、

     私もうわさを集めてみると、
     そいつは海鬼に自身の記憶と名前を売って、
     絶大に際立った武術訓練を受けたと言ったよ。
     唖(おし)のように寡黙だが黒い稲妻のように速く、
     故郷も過去も名前もなしでひたすら剣だけを知る者だ。

白禄: 島主様が観戦中にしばしばアクビされるのを見たが、

     このまま行けば家臣達のあなた方が
     血を見る日までもあまり残っていないです。

     島主様は今退屈がっている。
     試合だけでは島主様を満足させることができなくて。
     本当に殺戮が必要で。
     今回海賊の首を切らなければ、
     次の回にはあなた方の首が飛ぶ。





日が沈む海風景


加藤(ミヨ)の家の前

ミヨが洗濯物を取り込んでいる
白禄が手伝う。


白禄: ミヨ! 

ミヨ: ...

白禄: 俺はミヨに命を借りた。

    加藤さんにもミヨを守ると誓った。

    今回のこと終えたら、朝鮮に一緒に行こう。

ミヨ: ...私のせいで危険なこ とになってしまってごめんなさい。

白禄: 俺の故郷は雪がたくさん降るんだ、

     腰まできたことも多くて。

     加藤さんの故郷も雪がたくさん降ると聞いたが..

     ミヨも雪は好き?

ミヨ: お兄さんは笑顔がすて きです。
怖い顔をすると きもあるけど

白禄: 早く私はミヨの国の言葉を習わなくちゃ。

     こりゃだめだ、 もどかしくって。



(洗濯をみな片付けた二人.

白禄が最後の洗濯をミヨに与える)



ミヨ:お兄さんと一緒に朝鮮 に行きたいけど、

やっぱり私の故 郷はここ、対馬です
私はここで生き 、ここで死にます。

(ミヨが中に入る)

白禄: ・・ 



地下格闘場(夜)

賭け札を買うお金を握りしめるパクポ


パクポ: そうだ100文・・私は今日 君に全部賭ける。

      はい ! 


対馬、格闘場 遠景 (夜)


同、選手控室(夜)

上着を脱いだ黒い帯の男




同、観覧席

櫃(大きい箱)が持って来られて島主の傍に。
島主が手ぶりすると櫃が開けられ、中に典籍(*大蔵経)が詰まっている。
海賊(?)が島主に合図(?)する

【*大蔵経= 仏経を集大成した経典】

(始まりの太鼓の音)


先に白禄が入場して待機、 
相手も入場し、振り向くと・・



白禄: ムミョン、 ...生きていたんだな!



(ムミョン 攻撃してくる)




白禄: ムミョン ! しっかりしろ!

     俺だ!  行首だ !



(ムミョンが白禄の背中を切る)

----------------------------
白禄の回想. 加藤の家(昼間)


パクポ: 君が相手にする武士の話だが、

      私もうわさを集めてみると、
      そいつは海鬼に自身の記憶と名前を売って、
      絶大に際立った武術訓練を受けたと言ったよ。





現在、格闘場(夜)



白禄: こいつ、しっかりしろ! 

     行首だ !





朝鮮、チスンの家、

門の中へ入っていく私兵たち


同、居間(昼間)




チスン: 刑曹判書が辞職したと?

ペッキョル: はい。 生ぬるい捜査に対して責任を痛感するとし、

        自ら退くと殿下に告げ、

        半日にもならないうちに殿下も允許しました。

ヒョジュ: 刑判がそれでも義理がある人だったな。


チスン: ...どうも宮にキツネが入るようだ。

     インビンが王の傍で親父のために要領よくふるまっている、

     そのままほおっておいてはいけない。

ヒョジュ: 父上 ?  刑判が止めるのが拙(マズ)い事ですか?

チスン: 今止めると私たちに何か役に立つという話か。

      偽り旗を前に出して儒林らに点数でも稼ごうってことだよ.

ヒョジュ: ・・

チスン: ... 座っている時ではないな。 (席から立って)

     内禁衛将は私とともに宮に行って、

     ヒョジュは叔父と合流して都城の外を探し出せ

ペッキョル/ヒョジュ: はい。



チスンが先に立ってドアをあけて出て行くが、

門の前にソヨンとチョンヨンが立っている。



ソヨン: お父さん、 宮には一人で入られてはだめでしょうか?

     私たち 話があります。

ペッキョル: いや、 この人は。 何を幼い子供のような不平を...

チスン: ...

チョンヨン: 大監様. 内禁衛将がすでに何日も、

       服も着替えられないで公務を見ています。

       簡単に腹ごしらえと衣服を整えるには
       一刻 (15分)もかかりません。

       ソヨンお嬢さまの気持ちも推し量って下さい。

チスン: ... (ペッキョルに) そうしなさい。


(チスン、ヒョジュとともに外に歩いていく)


ペッキョル: (会釈)





同、ソヨンの部屋(昼間)

ペッキョル、ソヨンの助けを受けて服を着替える。



        




ソヨン: 食事して行って下さい。

ペッキョル: 義兄が外で追われているのに、
        私がどうして家で暖かいご飯を食べれますか? 

ソヨン:... 急ぐことはないです。 兄さんも暖かいご飯食べました。

ペッキョル: それはどういう意味ですか?  義兄に会ったんですか?

ソヨン: (周囲を見回して) 刑曹、兵曹に、家の兵士たちまで出たのに
     行跡が不明で、変だと思いました。

     一人で兄さんだけが行ったことのある所を考えてみると、

     ふとお母様の山所(墓地)が浮び上がったんです。

     別堂と相談して朝にアンヨン山に行ったところ、
     あなぐらに隠れていましたよ。

ペッキョル: お母様の山所に?






 



(婿に食事させる妻)

ソヨン: (さじ、箸を用意して)  ひとまずここからして下さい。

ペッキョル: 義兄は大丈夫だったか?

ソヨン: はい。 (笑) 非常にみすぼらしいが元気です。 ...


ソヨン: (さじをペッキョルに渡し) これ特別なものです。

     食欲なければ汁でも召し上がって下さい。


(ペッキョルがさじですくって飲んでみる)


ソヨン: 味はどうですか? 少し苦味があるでしょう?

ペッキョル: この香りは・・?   

        もしかして、これに真当帰(トーキ)を入れた? 

ソヨン: 薬材って香りはちょっときついけど、
     気力を報じるところは最高ですよ。

ペッキョル: これ、あなたが作ったの? 

ソヨン: はい。 ...

ペッキョル: @@

ソヨン:  いいえ。 そうしたいけど、 上手に作れません。

      別堂が亡くなったうちのお母さんが残された本を見て
      そのまま作りました。

      ソクジュ兄さん義禁府から出た時、
      からだ補身(栄養補給)しろと。

ペッキョル: @@;;; 別堂が・・?






廊下-チョンヨンの部屋(昼間)

廊下を歩いていくペッキョル、門をカッと開いて入る。

チョンヨンがいなくて出ていきかけて戻り、机の引き出しを調べる。

雑草紙の束を見つけ、広げる


ペッキョルの回想 

パク・ユンの執務室で略図を見ているところ



ペッキョル: 文字は努めて個性をなくし、

        紙も町中で最も手に入りやすい、

        松葉とコガマを混ぜた雑草紙.



ペッキョルの推理

<台所>

悦口子湯が沸いている。

チョンヨン、<閨房叢書>を見ながら、トーキを汁に入れる。



<チョンヨンの部屋>

筆を執って密書を書いている。



<パク・ユンの執務室前>

密書の巻かれた矢が突き刺さる。



現在、チョンヨンの部屋

雑草紙を見入っているペッキョル.

この時、チョンヨンが自分の部屋にきた。



チョンヨン: 何をしてるの ?!




ペッキョル: 吏曹参判を買収して陥穽(罠)を掘り、

        兵曹判書に密書を送って、

チョンヨン: 何?

ペッキョル: 王莽の話を流して父と息子の間を分けたのが...



        ・・・お前だったか?


チョンヨン: ... なんのこと?

ペッキョル: チョンヨン。 お前は今どんなことをしたのか分かってるか?

チョンヨン: もちろん...とてもよく分かってるわ

       ...あなたが言い漏れてることがあるんだけど
       ・・吏曹参判を殺したのも・・ 私よ!

ペッキョル:   やめろ・・

チョンヨン: (笑) これは開始に過ぎなくて。
        これから私がすることを教えようか?

        まずカン・ソクチュを必ず殺して、

        同じ血縁が死ぬのが何かをカン大監に教えるのだ。

        その次には、
        この家族を疑いと不安と混乱でいっぱい満たすのだ。

        徐々にだが、確実に。

        この家族の人々が互いに嫌ってなめ尽くして殺す時まで。


(ペッキョルが剣を抜く)

ペッキョル:  やめろ! 



チョンヨン: ... いいわ。  殺しなさい


(チョンヨンが涙をこぼす)

ペッキョル:  人をだまして、殺して、死地に追い込んでも、
        まだお前の中に涙が残っているのか?


チョンヨン: 悲しくて泣いてるんじゃないわ。 悔しくてよ。  

        皆殺すことも出来なくて、白禄兄さんに申し訳なくて..
 

ペッキョル: お前! 


(そこへソヨンが入ってきて、ハッとする2人) 

 




対馬、格闘場(夜)


パクポ: そう、そう、そうこなくちゃ・・ 

      でも、また なんとなくつまらなく勝つんだろう。 

      また悟るのは嫌なんだけど・・





白禄:  おい、この野郎! 正気に戻れ!


(白禄がムミョンの刀を両手で受け止める)




白禄:  俺の名前は李白録.

     お前の名前はムミョン.

     俺たちは朝鮮の王を迎える黒雲剣だ!





白禄: 私を覚えてないか? 

     お前が私を切るとしても、

     何も心残りはない。

     ぜひ落ちた私の首を見て、
     名前でも取り戻すように願う。




ムミョン: うぁあああ~~~!

----------------------------

テーマ:★韓流スター★ - ジャンル:アイドル・芸能

「夜叉」第6話完全日本語版 -- by Camoさま

パクポ(声): ・・加藤は10試合島主と契約した。
      逃げれば殺されるだろう・・


対馬格闘場(夜)


白禄が舞台に飛び込んだ後、加藤の代わりに敵を打ち負かす。


観客たち: すごいぞ~! やるな~! 




(武士たちが刀を抜いて道をふさぐ)

白禄: 道を遮ればみな殺す。


パクポ: あ~、この子ら触れば厄介だってのに・・..


(武士たちに) 金ならあるから、穏便にすまそう.


観客たち: 殺せ! x 3


島主: 勝敗はついた。 行かせてやれ。


 
    退屈な試合だったが、

    おまえのおかげで楽しませてもらった

(パクポに) この男をわしに売らんか? 

わしの武士にしたい。

ミヨ: 島主さま、それはなりません。

パクポ: えぃ、この子は! 大人の話してるのに..

     ご覧の通り、

   武芸に秀でております。

   多少、値が張りますが・・


島主: 何者だ?

パクポ: 朝鮮一の精鋭部隊で武術の師範をしていた者です。


島主: いくらなんだ?



加藤: 申し訳ございませんが、お売りできません。

島主: ...売れないだと ?

     ことによっては、わしを怒らせることになるぞ。。。




加藤: この者はまもなく
     私の娘と結婚することになっております。
       家族は売れません

島主: 家族か・・.
       せいぜい幸せになるんだな.


(島主が外に出て行く)



加藤の家、全景(夜)


同、部屋(夜)

白禄と加藤が向かい合って座っていて、ミヨが酒のテーブルを持ってくる。



ミヨ: パクさん、お酒、召しあがらないんですの?




パクポ: 酒飲めって?


      よくも酒が飲めるな・・ えぃ、ちっちっち・・


      人が貧しく生きるところはみな理由があって。

      島主様の提案さえ受けてたら
      今ごろ酒の肴にじゃがいもなんて食ってるか? 
      見ちゃいられない、えーぃ



ミヨ: (お酒を)  いいわよね? 今日ぐらいは



パクポ: ミヨ、まったく、 慎ましい猫ほど、子を先に身ごもるというが・・...

      カトウさん、あんた、娘のことしっかり見張ってるんだな。


      島主の前で夫婦って言われたもんだから

      すっかり女房気取りだ。


ミヨ: 夫のこと、朝鮮語で何て言うんです? 


パクポ: 仇敵.

ミヨ: なんか違うみたいだけど・・

  夫婦は?


パクポ: 逆賊.





(加藤が白禄に刀を渡す。)



白禄: 良い刃物です。

加藤: 父がくれたものです。



(加藤せきこんで血を吐く)

ミヨ: お父さん!お父さん!

白禄: 加藤さん!



海(朝)




加藤の家、部屋(朝)



ミヨ: もう少しだけ我慢してくださいね。
    パクさんがお医者さまを連れてきますから。

加藤: ユキ。おまえ。ユキ。


(加藤は最後の瞬間に娘が死んだ妻に見えた)




家の前(昼間)

中からミヨの鳴き声


パクポ: 入らないのか?

白禄:... ただ思い切り泣けるように、
    そのままにしておこう。

パクポ:... 海が墓場。
     ここの人々は海が先祖の墓だという。
     船で出て行ってひっくり返って魚の餌食になった
     隣人たちに比較すれば、最悪ではないよ。

白禄: 加藤はここが故郷でしょうか?

パクポ: 本土の雪がたくさん降る所だと聞いたが

白禄: ...ここへは、なぜ来たのでしょう?

パクポ: 詳しいことは分からないが、
      故郷に帰ることができない理由は、皆それぞれ...
      一度だけ、加藤がかなり酔って話したことは、

      再び故郷に帰ることはできないだろう。
      ..私は人を殺した。それも、最も愛する女を殺した。





王宮(昼間)




議政府(ウィジョンブ)廊下(昼間)

チスンとヒョジュ.





チスン:泥のついた履き物を履いて、
     殿下にお会いするつもりなのか?

    


ヒョジュ: 申し訳ありません。
       さっきソクヂュに会いに義禁府の獄舎に行って、
       付いたようです。

チスン: 冠の紐も一度結び間違えて、
      流刑になった者らがどのくらいだ思うか?

ヒョジュ:気を付けます。

チスン:... ソクヂュはどうしておった?

ヒョジュ: 憤りは抑えていましたが、

      やつれた顔で食事を拒むので、
      キノコ粥を差し入れました。

チスン: むだなことをしたんだな。

ヒョジュ: はい?



(ペッキョルが歩いてきて挨拶)



ペッキョル: お義父様.

チスン: 勤務中だろうに、何をしにここまで来たのか?

ペッキョル: *成均館の *儒生らが抗議の座り込みをすると
        法宮へ行く道を埋め尽くしています。 
        事理分別が未熟な子供たちですから
        他の道で行かれるのが良いかと思います。

法宮
景福宮の別の言い方


                   【*成均館(ソンギュングァン=儒学の教育機関】
                   【*儒生= 儒学を修める者 】

ヒョジュ: それがより良いです。 父上.

チスン: ...大門が塞がったから、
     *犬くぐりから入って行きなさいと? 
                    【*門の下の方についている犬用のくぐり戸】

ペッキョル: そんな意味では・・

チスン: 君の意は分かった。 だが、
     一度頭を下げれば次は腰まで下げなければならないものなのだ。
     そのまま行く。

ペッキョル... はい。





王宮、王の寝所(昼間)

王が*上疏文を読む

   【*上疏=臣下から王様への意見書】


王: 一日の間にこれがいったい何通だ。

   左相を憎む者がこんなに多かったか?

ト・シピョン: 仲間が直接被害にあった吏曹は勿論、
        六曹の*党上官 *堂下官を問わず皆大変怒っています。

              【*党上官=(正三品堂上官以上の品階を持つ人たちの総称)】
              【*堂下官=(正三品堂下官以下の品階を持つ人たちの総称)】


王: 本人の吏曹参判が消えたというのは
   また、どういうわけなんだ?


ト・シピョン: 義禁府の報告では、確かに帰宅させたが、
        家族たちが帰って来なかったと抗議したと言います。


王: ・・ 君がした事か?

ト・シピョン: ・・ 私がしたとすれば、
       すでに死体で発見されているでしょう。

王: ...左相が先ほど宮殿に入ったと聞いたが...どうして来ないのだ?

ト・シピョン: 興奮した成均館儒生たちを通り抜けてこようとするなら、
        声が枯れなければならないでしょう。

------------------------------------------
今すぐ、義禁府に命じて、左相の子を直ちに解いてやってください。



王: ...解いてやる?

ト・シピョン: ‘功臣の家の息子は義禁府もどうすることもできない。
私、カン・チスンにお前ら儒生の上疏など笑わせおるわ’

王: ...事態を悪化させると?

ト・シピョン:はい、追いつめなければなりません。
上疏が胴体である左相を狙うまで。





11.義禁府、獄舎(昼間)



ソクヂュ: 義弟 !   (=妹婿)

ペッキョル: 大変でしたね。 家へ戻りましょう.



義禁府の前の道 (昼間)



ペッキョル: 酒の席での冗談なのに、
堪えることができなかったんですか?

ソクヂュ: またその状況になっても
私は同じように行動するでしょう。

いや、必ずそいつの息の根を止めてやります。

ペッキョル: まだ分別がないことを。

今の状況がどれくらい悪いか分かってないんですか?

ソクジュ:亡くなった母のことを、
聞くに堪えないほど侮辱しました。
義弟はこらえることができますか?

ペッキョル: ・・だめでしょうね...

先に行ってください。

私はお父上の命で行ってみなければならない所があります。

ソクヂュ:どこへ?

ペッキョル: 吏曹参判が失踪しました。

その者を義禁府より先に探せというのがお義父様の命令です。

ソクヂュ: ... 父上はどこにいらっしゃいますか?

ペッキョル: 義兄も直接見るべきだったのに・・

義兄に厳しい罰を下すとし、法宮を取り囲んだ成均館の儒者ら数十人を一人で制圧されましたよ。

その堂々たるや・・

ソクヂュ:  父上が被られたこの恥辱を必ず返すよ。

ペッキョル: 自重、 更に自重です。

義兄、. とにかく家に戻ってください.

ソクヂュ: 義弟、 私も一緒に行かせて下さい。







チスンの家全景. (昼間)


同、チョンヨンの部屋. (昼間)




チョンヨン: お入りください

ソヨン: ...

チョンヨン:  見せるものがあります。



(ソヨンはそのまま行こうとする)



チョンヨン: 

赫赫 揚揚 日出東方

(真っ赤に輝いて、また輝く太陽は東に浮かんで)

明月還入 於明堂中

(明るい月もまた戻ってきて家庭を明るく照らす。)





表紙に題名 <閨房叢書>



字幕)閨房叢書



驚くソヨン.

チョンヨン、微笑を浮かべる。



チョンヨンの回想、キバン(数日前、昼間)

チヒャンが<閨房叢書>をチョンヨンに与える。



チョンヨン(本を受けて内容を見回して)どういう本なんですか?

チヒャン: 苦労して手に入れた。
お前ならば、武器として使えるようにしたくて。



李氏が以前に家の暮らしに対する知識らを言文で少し本に綴ったが、

夫を大臣に仕立てる本だと長安にうわさが立って、

貴族の奥様らが互いに手に入れようと一騒ぎしたんだよ。


チヒャン: 前に大監の話では、所蔵していた本が火災で消失したといったよ。


チョンヨン:ありがとう。 姉さん. とても大事に使いますね。



現在のチスンの家、チョンヨンの部屋(昼間)

閨房叢書

(閨房=.婦女子が居住する部屋/夫婦の寝室)




チョンヨン: お嬢さんに差し上げようと、苦労して手に入れたんですよ。

ゆっくり見てください。 これはお嬢様に差し上げますから。

ソヨン: ...

チョンヨン: 代わりに時々見せてくださるでしょう?

ソヨン: ... (首を縦に振る)

チョンヨン: お兄様が大変なことを体験したので、出てこられ次第
体に栄養つけてあげたいんだけど。       
何が良いのか...

本で見ればお母様はこのような時"悦口子湯"を挙げましたが...
どう思いますか?

悦口子湯
シンソルロ(ドーナツ型の鍋)で色々な魚肉と野菜を入れてスープを注いで沸かしながら食べる食べ物


ソヨン:... 小さい兄さんはそれ嫌いです。

ただ ご飯にお湯をかけて昆布塩魚と食べるのを好みます。

チョンヨン:... それはなりませんね。 今は気勢を補充しなければならないけれど...

ソヨン: 人というのは食べたいものを食べてこそ気分が良くはないですか?

チョンヨン: そうですか?私は食べ物というのはその人が好きな食べ物だけ与えてはいけないと考えます。

食べてその人に良い食べ物を与えなくちゃ。
たとえば、ただ薬菓が好きだとそれだけ与えればからだに悪くないですか?

ソヨン:... そうだろうか?

チョンヨン: ところでここ、頁が取られられていった部分の内容なんですが・・.

ここに... 視金如糞って何ですか? 顔に塗る粉でしょうか?

ソヨン: フフッ  (笑).

チョンヨン: なぜ笑いますか?

ソヨン:... お母様がよく口にされたお言葉なんですけど、

視金、黄金見ることを、 
如糞、... 便見るように見なせ

チョンヨン: マア。  

ぷっ(笑).. ごめんなさい.

ソヨン: いいえ...

チョンヨン: どうしましょ~

(笑)


対馬、山のふもと(昼間)




パクポ: さ、最後の別れをするんだ。



パクポ:... アジェアジェ バラアジェ 
アンヂョンヂェイル チェイルアンヂョン・・



白禄:... 誰がくるが





白禄: 刀を差したとこを見ると良いことではないだろうね。

パクポ: 島主が送った役人たちだ。..

加藤が契約した剣闘をまだ満たせないで死んだから、

借りた穀物を返すことができないならば、
残りの家族ら全員奴隷になれというのだろう。






ミヨ: パクさん、 お金貸してください

必ずお返ししますから。
しばらくの間だけでも。

パクポ: 水に溺れたところを助けてあげたら、
風呂敷包みの中まで要求するというが、

流れ者の葬式に一日中 日雇い仕事をしたところ.. お金まで出せと?

ダメだ、ダメだ。



ミヨ: 形見のこの刀をお預けします。

お金は必ずお返ししますから



パクポ: あ~ほんと、 この子は、人を悪い奴みたいに~、ったく

すまないが、金はない!  はい、はいはい・・(去る)

ミヨ: パクさん・・



白禄: ミヨ。




白禄: 心配するな
. お父さんが残した剣闘は俺がする。





地下格闘場(昼間)



島主: 平凡だな・・本当に死刑囚なのか?

男(死刑囚): ...

島主: 勝てば自由の身だ

どこでも好きなところに行かせてやる






キバン全景(昼間)



同、 部屋(昼間)

キーセンらがカヤ琴の声に合わせて踊り練習をしている。



チヒャン: 腕あげて! 指先! リズムに合わせて! 表情!





キバン廊下-部屋 (昼間)

ペッキョル、ソクヂュが歩いてくる


チヒャン: いらっしゃいましたか。




同、他の部屋(昼間)

ペッキョル、ソクヂュがチヒャンと向かい合って座って話を交わす。



チヒャン: 失踪した吏曹参判は見つかりましたか?

ペッキョル: 義禁府は無駄骨ばかりで、

私たちも自ら歩き回ったが得るところがなくて。

チヒャン: こういう場合にはやはり私どもの方が噂がはやいものです。

デマをはずして信じられる伝言を集めているので、

少しだけお待ちください

ソクヂュ: 義弟. 官府より私たちが先に捕らえなければなりません。

チヒャン:.. 見つかれば斬るのですか?

ソクヂュ: 切る程度ではだめだ、
噛んで食べても足りない奴です。

ペッキョル: これ以上騒ぎを起こされては困ります。 
       お金と地位を先に見せなくては。


チヒャン: ... チョンヨンは元気ですか?

ペッキョル: ... 心配しなくても良いです。

チヒャン: 前に親しく過ごした姉さんが
       *観察使の家に妾に入って、
          盲になりましたよ。          【*観察使=各道の一番上位】

ペッキョル:... どうして ?

チヒャン: その家の娘が小間使いをさせて
       寝る時に姉さんの目に熱い溶けた鉄を注ぎました。

      ..私が知るキーセンの中で
      官吏一族に妾に入り
      *偕老した人がどれくらいいると思いますか?
                      【*偕老=夫婦が老年まで連れ添うこと】

ペッキョル:   十・・二、三 くらいですか?


チヒャン: フフッ 







執事(声): 奥様、 酒母が伝言を送ってきました。




チスンの家、台所(昼間)

チョンヨン、ソヨン 茶を準備



同、居間(昼間)

礼判、刑判らとチスンが会議中



チスン: 息子が品行が悪くて申し訳ないことになりました。

     これ以上、事の大きくなるのを防ぐ意味で集まったから、
     良い意見をください。

礼判: ...標的がますます狭まっています。
    これでは左相大監までも危ない。

(チョンヨンとソヨンが入ってきて茶碗を分ける)



刑判: 大監がうまく処理されるだろうと信じます・け・ど。

礼判: まだ私たちの手で責任を負うことができる時に、
     責任を負うことが・・

チスン: ... およそ三,四月遠く島流しに送ります。



(びっくりするソヨン、まだ不服げな大臣たち)




チスン: (では) およそ一年ほど済州道に送れば良いですか?



礼判: 大変な決定をなさいました^^




市場通り(昼間)

酒場前に人々が行き来する。



酒場(昼間)




酒母: 私は始めからおかしいと思ったんですよ
吏曹参判が妓房で酒を飲んで管を巻くなんて!

チヒャン: 男が妓房でお酒を飲むのが何でよ ?

酒母: お姉さんはその者を相手したことある?

チヒャン: いちいち、全部の相手なんかしてられないよ

酒母:その者が仲間たちと何度かうちの店に来たが、
    売り上げに一つも助けにならないお客さんよ。

チヒャン: ツケで飲み食いする奴なの?

酒母: そうではなく、お酒がてんで飲めないのよ。
     下戸なの、下戸!



ソクヂュ: 変だな。
      明らかに酔っていたように見えたが...

ペッキョル: (酒母に) もう少し話してみてくれ。

酒母: はい。 ...元々酒は全く飲まなくて、
    女だけひどく好みました。
    毎晩、女を捜してこの家その家糞をする犬のように...

チヒャン: あんた、女も参判と飲ませて、
       また、色々な女の仲立ちしてやったんだろう。

酒母: どうしてわかったの?

チヒャン: そうでなければ参判の体面に
       こういう居酒屋を出入りすることがないだろう。..

酒母: そうなんです... 自分は池にいるキーセンらよりは
       市場通りの女らが生魚みたいでもっといいって...
    それに支払いも気前良くて・・

チヒャン: ところで!
      その日の夜の話をしてみて。

酒母: はい.... うちの店にしばらく立ち寄りました。

     殴られた人にしては表情がちょっと変でした。

     にへらにへら、しばしば笑うのは...
     どこか浮かれていたのかな?

     とにかく、おつまみを持ってきたら....

    ..へらへら笑って言うには、

    今日いよいよ楊貴妃(ケシの花)から残金をもらう。

ペッキョル: 楊貴妃 ?

酒母: それに、つづけてもう一言 言ったんですよ

     ...古い昔から家族というのは
     前世で敵であったものなどが
     現世でまた会ったのだ。


ペッキョル: ・・・



日本、対馬、格闘場遠景(夜)



格闘場観覧席-舞台  (夜)



パクポ: 大変なことになった。 相手が決定されたが...



<舞台>

武士3人が登場



<観覧席>

ミヨ: 3人も ?

パクポ: いや、あの子たちならいい試合ができるよ



パクポ(声): 九州で二十人を殺して捕えられて
         死刑宣告を受けた奴を連れてきた。



(3人と死刑囚の闘い) 





パク・ユンの執務室(夜)





(壁にささる矢一本)



(パク・ユン、密書を解いて広げて見る)



道(夜)


ペッキョル: 義兄、 よく考えてみてください。

        その日誰がキバンで会おうと言いましたか?

ソクヂュ: 手紙をもらいました。

      同窓修学した知人ですが、父上も知る人です。

      そいつがお願いすることがあると・・.

ペッキョル: さっきチヒャンの話ではその日
        義兄以外に客は無かったということでした。

ソクヂュ: そんな...

ペッキョル:... どうも義兄は罠に陥ったようですね。

ソクヂュ: はい?



ペッキョル: 誰か背後から参判を利用して
        義兄を落とし穴に落としました。

ソクヂュ: ところで義弟、 さっき酒母が言うには、

       その参判の奴が家族は前世に敵云々と話したそうでしょう。
       私はその言葉が度々気にかかります。
       どういう意味でしょうか?

ペッキョル: そうですねぇ・・
       私はそれよりは楊貴妃という言葉が気になります。



(部下がペッキョル宛に駆け付ける)



ペッキョル: 何の用だ?

白雲1: 吏曹参判が死体で発見されました。

ペッキョル: 何だと?  誰が発見したんだ?
        義禁府か? 我々か? 

白雲1: 兵曹で軍事が動きました。

ソクヂュ: 兵曹がなぜ?

白雲1: 兵曹判書に密書がきたそうです。




ペッキョル: 義兄は家へ帰って、
        お父上に状況を告げてください。

ソクヂュ: はい。

山(夜)

殺人現場






ペッキョル: どけ。  私は内禁衛将だ。

軍士1: 誰も出入りさせるなという命を受けました。

ペッキョル: 好きにしろ




パク・ユン: 道をあけてさしあげろ!




同、死体がある所(夜)


(石を口に入れてる死体を見て)

ペッキョル: 乾達牌ら(ヤクザ者)が密告者を害する時使う方法だが..

パク・ユン: 死亡者は言いたいことが多かった様子です。



(ペッキョル、首の傷を見回す)



ペッキョル: 傷痕がぼろぼろで汚らしいうえに、

        腕と服を埋めた血痕を見れば、

        亡者は死ぬ前までひどく抵抗をして、

        刺した者は刃物に経験がなかったり、
        力が弱い者ですね。

パク・ユン: それならやはり子供や老人、

ペッキョル:... でなければ女でしょう



同、広間(夜)

チスンが辞令状を読んでいる

吏曹官吏殺人事件関連により
カン・ソクヂュを逮捕すること

---------------
カン・チスンの家、居間(夜)

チョンヨンがチスンが残した紙を整理している。
ドアが開いてソクヂュが入ってくる。



チョンヨン: お父様は左捕将に会っていらっしゃいます。

ソクヂュ: 知っています。

      参判の奴が死体で発見されたので、
      私を捕らえに来たんでしょう.

チョンヨン: ... 気苦労が多いです・・

ソクヂュ: 悦口子湯はごちそうさまでした。

       ずっと手がかかる食べ物なのに...

チョンヨン: 初めて作るので変だったと思うんですけど。

        お口に合ったら幸いですね。

ソクヂュ: 掃除することが多いでしょう?

       父上は本来 考えが複雑なときは、

       ずっと何かを書きながら考えを整理する習慣があって
       ごみがたくさん出ます。



(チョンヨンが紙に水をこぼす)



チョンヨン: あら...どうしよう・・
        大事な紙をだめにしましたね



チョンヨン: そのまま置いてて下さい。
        タオル持ってきます。



(ソクヂュ一人で紙を整理)


<王莽殺子 守法救家>

王莽は息子を殺して国法を守って一族を救った。





同、廊下(夜)

チスンが*左捕将と共に自分の部屋に歩いていく。

【*左捕将=捕盗庁の一番上位】


(チスンがドアをあけて入ってくる)


チスン: ソクヂュは?



チョンヨン: ・・・



左捕将: 大監、 こういうことをされては困ります!


チスン: ... この愚かな奴め



同、ソヨンの部屋(夜)

ソクヂュが突然入ってくる。



ソヨン: お兄様!

ソクヂュ:ソヨン、私はどうすればいい ?

      見てしまった。 お父さんの心を。


ソヨン: お兄様. どうしたんですか?


ソクヂュ: 父上が王莽になられようとする。

ソヨン:... 王莽?

ソクヂュ: 家族というのはこうなんだ、
       前世に敵であった者らが(現世で)
       また会ったものだ。

ソヨン:... 王莽って誰なの?

ソクヂュ: かわいそうな私の妹、

      お前は必ず生きなければならない。

ソヨン: お兄様 ?!




同、広場(夜)



左捕将: 行くぞ、 

      周辺をとことん探せ!

部下: はい!





ソヨン: 王莽って誰ですか?

チョンヨン: はい?

ソヨン: 教えて下さい。 王莽って誰ですか?

チョンヨン: 王莽ならば、...
        中国 漢国の時の政治家でしょう。

ソヨン: どんな人ですが? 話して下さい。

チョンヨン: 今?  ......
       法治を前面に出して信望を得て、
       短命だったが新しい王朝をたてました....

       ですが、その人は問題が多かったです。

ソヨン: なぜですか?

チョンヨン: いくら法治が重要だといっても、
        厳格な刑罰を執行すると言いながら、

        政治的な危機の時ごとに家族らを殺しましたよ。
            結局息子3人、孫1人、甥1人まで自分の手で殺しました。

        当代の人々は清廉で公正な人だと好んだとしても...



(ソヨンがふらつく)

チョンヨン:  お嬢様!  


        誰かいないの ? !

        
        お嬢様!  

       誰かいないの ? !


道(夜)

逃げるソクヂュ.




白禄の夢




対馬、加藤の家、部屋. (夜)

はっと! して悪夢から目覚める白禄.



ミヨが寝ついた弟らの頭を撫でている


短刀を持つミヨ



白禄の回想、

刑場のチョンヨン


回想

白禄: 俺は、兄は黒雲剣の行首だ。

         助かるなら仲間と共に、
         死ぬときは一緒に死ぬ。

ペッキョル: 兄!




加藤の古い剣の柄に紐を巻きつける。



対馬、格闘場 

観覧席--舞台  (夜)

死刑囚と白禄との闘い 


(死刑囚優勢)

パクポ: ミヨちゃん、だいじょうぶ、だいじょうぶ



(白禄挽回して敵を倒す)

テーマ:★韓流スター★ - ジャンル:アイドル・芸能

「夜叉」第5話完全日本語版 -- by Camoさま

前回のはなし 

パクホ: ここは対馬、対馬島だ。  
      対馬では毎月15日ごとに賭け剣闘が開かれる..


対馬の格闘場
剣闘士たちと闘う白禄


外 剣の練習場  回想 
白禄との最後の対面を思い出すペッキョル


チスン: 李白録が心を入れ変えて
      私の手下に入ってくるならば命は助ける



白禄: 冥土道を通り過ぎる前に君の顔を見て幸いだ

ペッキョル: 生きられるんだ、 降伏して

        左相大監に兄の命は救命しておいた。



白禄: キョル ...おまえの心は確かに受け取った。

    ...兄は、黒雲剣行首だ...



現在
剣で斬りまくるペッキョル 




寺 (昼間)



同、法堂(昼間)

<李白録>と書かれた位牌 

후인 이백록 영가 (后人 李白禄 霊駕)
(後世の人 李白禄 霊魂)

チョンヨンが108拝を上げている。


同、広場(昼間)


チョンヨンが法堂から出たが、ペッキョルを無視して歩いていく。



ペッキョル: チョンヨン。

チョンヨン: ...



ペッキョル: ... 兄ならば確かに極楽に行ったのだ。

チョンヨン:  初めは... 私もそう祈った。

         仏様. 私たちのかわいそうな禄兄さん、
         どうか極楽往生させて下さい。

         死んでは安らかなところに送って下さい。

         でも、祈祷を捧げればするほど、
         礼をすれば上げるほど腹が立つの。


         ...それで祈りを変えてみた。

              仏様! 兄さんを殺した者たちを殺して下さい。

         無力な人を生かして、力がある者らを殺して下さい。

         実の兄を殺した弟を殺して下さい。

         必ず地獄に落として下さい。

         ...すると涙が止まって、読経の声が聞こえて、
   気が楽になった。



ペッキョル: ... 兄が死んだその瞬間から... すでに俺は地獄にいる。

チョンヨン: 心配しないで。 あなたは孤独なことはないのだ。

私もまもなく地獄に行くつもりでいるから。

日本、対馬島、格闘場
賭け札を買う見物客たち


검정 黒

죽여라! 죽여라! 죽여라! 힘 내라!  殺せ!  やれ~!  



(老いたおじいさん乞食が白禄を捕まえてもの乞いする)

한 푼만 줍쇼! .. 한 푼만 줍쇼! ..  一銭だけ恵んで

乞食: お金、お金

손목가지를 확 그냥 잘라버려? 手首をさっと切ってやろうか?


パクポ: ・・・ヤロウカ? 




パクポ: しっかりして。 目をとじれば金玉も取って行くやつらだ。


白禄:  どちら側に賭けましたか?

パクポ: 黒帯  

白禄: 見かけより人を見る目がないね。

パクポ: くっくっく・・ おい、君 .. 君は人を殺したことがあるだろう?

白禄: ...

パクポ: 血というものは本来見るだけでも
      気絶するやつらが殆どなのに、

      頭に逆さにかぶっても息がつまるのを見れば、

      これまで葬った命が一つや二つでないだろうに...



パクポ: そうだ!  殺せ!  





パクポ: チッチッチ.. 

白禄: どれくらい負けましたか?

パクポ: 賭博で勝負というのは、勝っても負けることがあって、

      負けても勝つことがある方法。

      真の勝負は配当によるだろう。


白禄: 配当だって?  命をかけて戦うのに。

パクポ: それは選手たちの話で、
      私のような人には白い帯は配当がとても低くて
      お金にならなくて。

      本来ネズミが猫をとらえて、
      ウサギが虎をとらえて、

      子供がおとなを捉えてこそ、お金になるだろう。


      君 私が逃がしてあげるから、お金少し儲けてみる?


돈이다! 비겨 お金だ!分けろ
(VIP席に座っていた対馬島主(領主)がお金を応援席にばら撒いている)

白禄: 遠慮します。




王宮 (昼間)

役人らが集まって話を交わす。
その中 刑曹判書と礼曹判書が中心になった集い



礼判: 左相大監の私兵たちがちりぢりに散って辺境に行ったというが。

刑判: 人はいつでも満たすことができるが、
     問題はお金でしょう。

     銀鉱をみな奪われたでしょう

礼判: 漢江の流れがまた変わるのですか?


(兵曹判書パク・ユンの周囲で人々が集まっている)


刑判: 気を付けなければなりません。
     川というのは本来遠くから見れば、
     どこに流れるのか分かりません。

礼判: 兆しがあることはあります。

     *司諌院(サガノン)に左相大監を弾劾する上訴が
     山ほど積もっていたというが...

刑判: そうなんですか?

      司諌院 朝鮮時代言論と監察を管掌した官庁

  【*司諌院=三司(司諫院・司憲府・弘文館)の中で王に進言などする官庁】



(チスンが刑判の集い側に歩いてくる)

      左議政 カン・チスン


チスン: 何の話をこのように面白げにされておるのか...

      耳もよく聞こえない領相大監を預けておいて。

礼判:  国の年配の方らがお話を交わされるのに、

      私たちがどうして口を挟めますか。はっはっは・・

チスン: 私をすでに元老扱いされますか?

      離れ屋に行くなら三十年もっとかかるでしょう。
      ほっほっほ・・


(一同 笑)




ソクジュ: 老人..  もう退いて安らかに暮らせばいいのに。

       耳も聞こえないくせにこれは何の欲だ。 

ヒョジュ: ソクジュ! 話に用心しろ。

      人が聞いてる。

ソクジュ: 礼曹 参判らはみなどこ行ったか?

       老人の機嫌を取るのを父上に任せるとは。

      こいつら軍規がどうかしている。

ペッキョル: それより今日の雰囲気がちょっと変ですね。

ヒョジュ: 何を言ってるんだ?

ペッキョル: 見て下さい。 お義父様の周囲に人がいません。

        いつも人々が先にきたのに、
        今日は父上が先に近寄っています

チスン: キム大監. 前回申し上げた私たちの姪の話です。

      今日 殿下に申し上げようかと思うけれど...

刑判: .. 今日の話ですか?

チスン: 先にムードを高めて下さい。

刑判: ... 今度にされるのが良くないでしょうか?

チスン: ふっふっ.. 今何といいましたか?

刑判: いや、それが... あ.. 本当に...



(ヒョジュが近づく)



ヒョジュ: 父上. 御前会議に行かれる時間です。

チスン: うむ.

役人らが会議へ移動

パク・ユンがペッキョルを見つける

             兵曹判書 パク・ユン

パク・ユン: 久しぶりです!

ペッキョル: こんにちは。

パク・ユン: いよいよ*内禁衛将になられましたね。

        お祝い申し上げます。

ペッキョル: ありがとうございます。 今後とも宜しくお願い致します。

パク・ユン: お兄さんことは残念でした。

ペッキョル: ...

パク・ユン: 少しの間会っただけだが、本当に良い人でした。

ペッキョル: はい。

パク・ユン: 大変でしょう。 色々と...

ペッキョル: ...

パク・ユン: つかることの毎日夜勤します。

        子時には副将らもみな就寝して、一人でいれば
        時々酒を飲みたくなるけれど...

        いつでも気が向けば、いらして下さい。  

   子時
   夜11時から午前1時までの間



ペッキョル: はい。

【*內禁衛將=内禁衛(王の側近で護衛を引き受けた軍隊)を統率した、'従二品'官階の武官職】





王宮 内苑 (昼間)

時間を告げる内侍2名


内侍1: ユシ! 

酉時 午後5時から7時までの間



王宮、会議室(昼間)

書類に玉砕(印)がつけられる。

        
       王 イ・シジェ


王: 長時間、ご苦労でした。

チスン:... 殿下!  折り入って申し上げる懸案が一つ残りました。

王: 明日にしてはいけないでしょうか?

チスン: 王室のことです。




王: おっしゃって下さい。

チスン: 殿下と王妃殿下との間に王位を繋ぐ王孫がないから、

      一日も早く*後宮を入れて後嗣を企てられるということが
      正しいことと申し上げます。

王: ... 私や王妃はまだ若いからそんなに急がなくても...

チスン: *宗廟社稷と数万の民を考えれば
      一時でも遅らせられないことです。

      礼曹に問い合わせして候補らを選んだが、

      私の姪が末席に名前を上げました。

      幼いころから見てきて、私の姪だが品性が
      正しくて才色も見る価値はあります。

王: 後宮問題は礼判ですでに候補者を推薦しました。

チスン: はい?

王: 昨日礼曹で推薦した候補者はカン氏ではなかったようですが..

   左相大監の遠い親戚でしょうか?

     (ト・シピョンに) 性は何だっただろう?

ト・シピョン: 全州のキム氏です。 刑曹判書の二番目の娘になります。


【*後宮=帝王の妾】
【*宗廟社稷=王室と国をあわせて言う言葉】

----------------------------------------
チスンの家、門の前(昼間)

40代後半の高尚な人が来て、ヒョジュが出迎える。


ヒョジュ: 叔父さんいらっしゃいましたか?



同、広場(昼間)



同、居間(昼間)

白磁を撫でるチスン



チスンの弟: 娘子供が後宮に押されたという噂を聞いて、
         泣き喚いて大騒ぎです。

         余計な話取り出して子供の婚期だけ逃したの
         ではありませんか?  

チスン: 王に姑の声聞くのがやさしいことと思ったか?

チスンの弟: どうしても風が尋常でありません。

チスン: ソクジュが宮に調べてみに行ったので、
      すぐ知らせが来るだろう.


      状況が不利になれば良いのが一つあるだろう。

      本当に私側が誰なのか確かに知ることが出来るんだから。

      私が今気になることは誰が刑判に
      後宮の提案をしたというものだけど。..

ヒョジュ: パク・ユンではないでしょうか?

チスン: その者ならばこんな風に動きはしないのだ。

      ...黒雲剣というのは木を切ったが、
      まだ根元が残ったということなのか?

チスンの弟: ともかく内禁衛将就任を祝う宴会の日なのに、

         当事者がなぜ見えないのか?




同、ペッキョルの部屋(昼間)

帽子をつけているペッキョル




同、広場(昼間)

門側からソクジュが入ってくる。 ペッキョルが居間に歩いていく。



ソクジュ: 義弟 !

ペッキョル: もう来られましたか?  後宮ことはどうなりましたか?

ソクジュ: 願い通りになりました。

ペッキョル: 幸いです。 1つ 峠を越しました。

        キム大監、 体面ちょっと台なしにしました...

ソクジュ: 体面台なしにしたのは私たちです..

ペッキョル: それはどういう意味ですか?

ソクジュ: 刑判が勝ちました。
       後宮では刑判の娘が入ることになりました。

       おもしろくなったでしょう?

       義弟と私がすることが多くなりますね。





王宮、寝所(夜)

王が横になって本を見ている



王: 色々な女を一度に連れて暮す問題に対する答は

   どの本にもないね。

   新しい後宮はいつ入闕(宮殿入り)するんだ?

ト・シピョン: 歴官に尋ねると、きたる半月が気運が良いといいます。

王: 名前は何だろう?

ト・シピョン: *仁嬪金氏(インビン・キムシ)です。
         俗名はスヒョンといいます。

    【*仁嬪金氏=朝鮮先祖の後宮  '嬪'→側室の中では最高位】


王: 見張り役がもう一人増えるよ。

ト・シピョン: ... それでも汎意 子息を入れるのは防がなかったですか?

        刑判を揺さぶったのは良い手でした。

        王家の親戚になるというエサに突然ひっかかったのです。

王: 虎はどこまで押し通すのか?

ト・シピョン: 高尚な人らが動き始めました。

(声をより一層低くして) 左相大監を腐敗と無能の元凶で

           指定する上訴らを見たじゃないですか。

王: 君が金をやって買ったというわけか?

ト・シピョン: 初め何章はそうしたが、今は明確に世論が...

王: 分かっている。 叱責ではないのだ...
   ともかく新しく来るインビンはどんな人なのだ?

ト・シピョン: そうでなくとも市中のうわさを集めて

        刑判宅の召使いらを買収して諜報を収集してみましたが...

        だいぶ特異な方です。

王: 特異だ?



貴族広場(昼間)

木剣を入った二人が剣術対決を行う。




男: チクショウ、 姉さん!  毎日...  痛いって




ト・シピョン(声): 幼いころから人形より木剣が好きで、

           男の子らを導いて蛮夷(異民族)を
           打ち破るんだと山へ野原へ通ったそうです。



同、部屋(昼間)

インビン. 刑判のお父さんが持ってきた事件記録を見て、

お父さんに意見を提示する。

卓越した意見を聞いたのか頭をずっとうなずく刑判.



ト・シピョン(声): 聡明で勇気があって、お父さんが県監をする時、

           管轄地域で広がった刑事事件を多数解決したが。

           その中に二件は*義禁府の実務教材にも
           のせられたんだそうです。

            【*義禁府=王命により 罪人の取り調べを行う官庁】

           召使たちの話しでは、キム大監家族は
           唐辛子農作業を間違って一番の畑で唐辛子が
           熟さなかったせいで、一国の大将軍がスカートを
           着ることになったと、嘆くそうです。


(御輿に乗らず走って行く娘)

召使: お嬢さん! お嬢さん! 





王宮、寝所(夜)


王: これはこれは、虎を避けようとしたが
   オオカミを入れることになろうか? 

ト・シピョン: 殿下 そういわれるので手に余りましたよ。

王: ... もしかしたらそのような人が家族になるのが
   良くなるかも知れないだろう。

ト・シピョン: ・・といいますと ?

王: 宮という所は丈夫でない人は
   ぐちゃぐちゃとすり潰されてしまう所ではないのか?

   石のように丈夫なことはできなくても、
   クルミの殻くらいになってこそ命を保存するだろう。 う..む



妓房(キバン)全景(夜)

カヤ琴の声が聞こえてくる。

霜五楼(チョモル)  5種類に浸るの意味
妓生(キーセン)、酒、食べ物、音楽、踊り




同、部屋(夜)

カヤ琴に合わせて踊るキーセンたち。

薬菓を食べて笑うペッキョル


ペッキョルが倒れるように横になると
チヒャンが他のキーセンたちを外へ出す

同、部屋(夜)


ペッキョルとチヒャンが横になっている。




チヒャン: まだ寒いです。 もう少しだけいて下さい。

ペッキョル:... 起こしましたか

チヒャン: 馬夫が馬に命令をするなら半刻は待たなければなりません。

     半刻 10分程度

ペッキョル: 昨日は私が酒を飲み過ぎました。
        失敗もしていないのではないか分からないです。

チヒャン: ... 薬菓がお好きだったのですよ..

ペッキョル:... 何の話をしていようが、昨日した話はみな忘れてくれ。

チヒャン: 十二才の時、初めて男と寝ましたよ。

      相手は両親が仕えた両班の令監だったんですが、

      その時は皆貧しくて... 老人が薬菓で私をそそのかしました。

      どれほどおいしいのか世の中にこういう味もあるんだと
      思ったんですよ。

      初めて経験をするが、痛いのも、恥ずかしいのも知らずに

      小さい頭で考えたのは、
      姉さんにも持って行ったら良いだろうって。

      変でしょう? 毎日ケンカばかりだった姉さんだったが
      なぜその瞬間そのような考えが...

ペッキョル: ... 兄弟だから...

       私が八歳だったから、兄が十才の時、
       父の代わりに官衙の賦役に引きずられて行きました。

       兄は配食に出てきた食べ物を惜しんで
       家に持って帰ってきたのだろう。

       自分の食べ物も不足したが、弟に食べさせると...

       ある冬に三十里をかちかちに凍りついた足で...
       その幼い年齢に...

       その時初めて薬菓を食べました。

       その日、八才の子供に初めて夢というのものができたのだろう。

       いつか薬菓を山のように積み上げて毎日食べる。
       それが私の初めての夢だった.

チヒャン: ... 夢をかなえましたか?

ペッキョル: いや... 今はいくら食べてもまずくて。

        何を食べても兄がくれた薬菓のように甘くなくて。

        うちの兄が... 冬の日に持ってきた
        カチカチに凍りついた薬菓みたいに甘くなくて。

------------------------------------------------
日本 対馬島
対馬海岸(昼間)


岩の上で釣りをする白禄.

そばではミヨの二人の弟が遊んでいる。

その後にはパクポが昼寝をする。

遠くから海女姿のミヨが歩いてくる。




ミヨ: カイ !  コウ !


(魚がかかったのを見て)

ミヨ: すご~い



ミヨの家(夜)

鍋がぐつぐつ沸く。

ミヨが近づく。



ミヨ: う~ん、おいしそう。


    なにしてるんです?


パクポ: このひげを燃やした後にできる灰が

      止血にいいんだ

      鼻毛を抜いてて血が出たときに塗ると一発だ。





ミヨ: 朝鮮語で貽貝(紅蛤:イガイ)って、何て言うんです?

パクポ:  これ?  홍합

ミヨ: ... ホングハプ

(白禄を示して) じゃ、お兄さんは?


パクポ: 兄さん? ...殺すやつ

ミヨ: 死ぬ奴?

白禄: ミヨ。 違う。 俺は李白録.  

     ミヨ、 李白録.

ミヨ: あー... 李白録.  (パクポに) 朝鮮語で家族は?


パクポ: 家族? 家族。

白禄: 家族? 食口。 食口っていう

ミヨ: シック?



(白禄が地面に漢字を書く) <食口>



ミヨ: え? これ 食べる口?

パクポ: (笑) タベルクチ、 
      なるほど、食べる口 食べる穴。 そうだ。

      これは朝鮮人らの恵まれた想像力だな

      一緒に住む人々を食べる穴だと呼ぶとは
      本当にすごくて。

白禄: そういえば意味がちょっとそうだね。

ミヨ: ちょっと変だけど、考えてみたらいい言葉ね。



パクポ: (白禄に) この子は良いって

ミヨ: おいしいものを見たら、まず家族のことが思い浮かぶでしょ?

    おいしいということ見れば家族から思い出すでしょう?)

    弟たちの口に食べ物が入ったら私もお腹いっぱいだもの。

    だから一緒に暮している家族のことを朝鮮では食口と言うのね?

パクポ: ... それは違うと思う...

白禄: 何ですか?  ミヨが? 

パクポ: 弟の口に食べ物が入れば自分も腹がいっぱいだって。

      それで朝鮮人らが家族を食口というようだって。

      ...完全な錯覚だろ。

白禄: カイ! コウ! こっち来て。 ご飯食べよ~

ミヨ: 家族! 家族!

(白禄を示して)家族!

(パクポを示して)家族!

パクポ: えーぃ!おぃおぃおぃ 私は抜いてくれ、私は抜いてくれ

私はおいしいもの見ればどしんと妻置いて一人で食べたいから


白禄: たくさん食べて。





同、家の前(夜)

加藤、入らなくて外側に立っている。



ミヨ: 一緒に食べよう  



ミヨ(声): おいしい?  あー 良かったね~今日

(加藤、また暗い道を歩いていく)



道(昼間)

ヒョジュが兵士たちを動員して御輿を護衛して道を行く

御輿の創痍開かれれば、チョンヨンが外側を見回す。

ヒョジュが近付く。



ヒョジュ: もうすぐそこです。

      ご不便なことでもありますか?

チョンヨン: ありません。

        ただ、大監宅に入る前にアニョン山に
        先に行って下さればと思います。

ヒョジュ: はい?  しかしお父様が待たれると思いますが。

チョンヨン: 今日必ずごあいさつしなければならない方がおられます。

ヒョジュ: ・・・ 





王宮、建物片隅(昼間)

王とト・シピョンが隠れて御輿が来るのを覗いている。



王: 来た!


アニョン山 (昼間)

誰かの墳墓の前で礼をするチョンヨン.



ヒョジュ: 亡くなった母が小菊がお好きなことは
      どのようにご存知だったのですか?


ヒョジュ: お母様がとてもお好きでしょう、
       生前に、小菊が好きなので、ふとんやハンカチに
       すべて小菊模様を数を数えられました。

チョンヨン: 私の気が楽になろうと勝手に行ったことなのに、
        お母様が喜んで下さるならばとても良いですね。

ヒョジュ: もう行きましょう。
      さらに遅れればお父様が私を義禁府に送るかも知れません。




王宮、接見室(昼間)

インビンが中で座っていて、

ト・シピョン、内侍ら十人余りを連れて入ってくる。



ト・シピョン: *媽媽(マ-マ)
         内侍府が挨拶申し上げます。

                 
           インビン・キム氏

インビン: うれしいです。

ト・シピョン: 私は尚膳ト・シピョンです。

          尚膳 内侍府に属する従二品職



(内侍らが一つずつ前に出て官名と名前をいって挨拶をする)



内侍1: 尙醞です。 ご健康でおいで下さいませ

         尙醞 酒を担当する従三品職

インビン: ありがとうございます。

内侍2: 尚茶です。 ご健康でおいで下さいませ

        尙茶 茶を担当する従三品職

インビン: うれしいです。



内侍3(王の変装): 上薬です。 ご健康でおいで下さいませ

       上藥 薬を担当する従三品職


インビン: ありがとうございます。


【*媽媽(ママ)=男女問わず王族に付ける尊称】





チスンの家、居間(昼間)

チスンとチョンヨンが上席に座っていて、
ヒョジュ、ソクジュ、ソヨンがくる



チスン: うちの家の家族です。

      あぁ、末娘婿が内禁衛将であるけれど。

      今日は宮に仕事があって参加することができませんでした。

チョンヨン: (はい)

チスン: 礼をしろ。



(ヒョジュとソクジュが前に出て礼をしようとするが、

ソヨンは一緒にしない)



ヒョジュ: ソヨン!


ソヨン: ....



チスン: おぉ、こいつが!

チョンヨン: かまいません。




チョンヨン: チョンヨンと申します。
        至らないことが多いですが宜しくお願い致します。






王宮、接見室(昼間)


内侍10: ご健康でおいで下さいませ。

インビン: ありがとうございます。




ト・シピョン: (内侍らに) 全員退け。



(内侍らが外に出て行く)



インビン: お待ちを..



インビン: 一日中緊張をしたところ肩がとても痛いですね。

       医者を呼ぶほど激しいものではないから、

       さっき挨拶をする者の中に'上薬'がいたが、

       きて私の肩ちょっともみなさい。

ト・シピョン:... 妃殿下、 医者を呼ばれるのが良いです。

インビン: そうでもないですよ。
       良い'上薬'はかなりの内医院よりましだと聞きました。

       '上薬'はこっちにきなさい。


内侍3(王の変装): ... はい。

ト・シピョン: ... 見るからに申し上げますが、
        男女七歳にして不同席なのに、
        内官に玉体を任せるということは不当でございます。

インビン: あぁ、その問題がありましたね。

      それでは薬専門家の上薬に質問など一つして終わらせます。


内侍3(王の変装): ... はい。

インビン: 愛する王にきれいに見せたいが、

       度々茶目っ気だけ増えるのに、

       何か良い薬がありませんか?



内侍3(王の変装): はははは.. 





日本、対馬、加藤の家(夜)



同、母屋(夜)

刀を磨ぐ声が聞こえてくる。

ミヨが寝床から起きて台所に行く。

白禄も起きる



同、台所(夜)

台所で加藤が刀を磨いでいる。



ミヨ: お父さん、剣闘場にはいかないでくださいよ。


加藤: ミヨ.. わしの剣術が信じられんのか?


ミヨ: まだ全快していないじゃないですか。

    今度行ったら死んでしまいます

    わかってないんですか

加藤: 父さんは、おまえらを置いて死んだりはせぬ

     必ず生きて戻ってくるさ


ミヨ: お父さん、お願いです

    私がどんなことでもしますから

    だから、お願いだから行かないで


(戸の向こう側で話を聞いている白禄)
------------------------

'チョモル' キバン全景(夜)


同、部屋(夜)
ソクジュとキーセン

キーセン: ひょっとして待ちぼうけを食わされたんですか?

ソクジュ: 酒でもつげ...  *道歌地に落ちたんだな。

       会おうという時は腰をへつらっておいて、

       ふっ 一人の奴も来ないのはまた何なんだ?

         【*道歌地=孟子の話に出てくる言葉 "亂臣賊子" から】


(聞こえてくる隣室の高尚な人らの会話).



高尚な人1(声): もうカン・チスンの時代は終わった。

           王を軽く見て、儒林を軽く見たので。

           その末路がもう見える。  見えるぞ。





キーセン: こらえて下さい。 *吏曹の下級官吏らなのに...
       何も分かってなくて... 

ソクジュ: ... 酒の席の冗談だけど、そのまま聞かなきゃ。

       でも、酒味は落ちたので、もう行く。





高尚な人1(声): カン家の息子が二人だが、互いに両極端だ。

           ある奴はとても慎重で、ある奴はとても軽薄で。

           ある奴はとてもやわらかくて、ある奴はとてもこちこちで。



キーセン: ほおって行って下さい、 だんなさま。



   【*吏曹=中央行政機構の6曹の一つ】



同、隣室(夜)

会話のつづき



高尚な人1: 理由は何か私は分かるぞ。

高尚な人2: 理由は何 ?...はやく話して。

高尚な人1: ... 腹違いだよ!

        二番目のはカン・チスンの死んだ妻が使用人の奴と
        浮気して産んだんだよ。

        その母という女はどんなに明らかにしたのか家の使用人の
        奴らのコブはみな握って遊んだし、

        結局は性病で死んだとか何とか... あっはっはっは..



(バン! 入ってくるソクジュ).




高尚な人1:... 助けてください~~






チスンの家、居間(夜)

チスンとチョンヨン 酒の膳



チスン: そうだ、子供たちがひょっとして
      礼儀の無いふるまいはしませんでしたか?

チョンヨン: 皆良くしてくださいます。
        ...事理分別が明らかなうえに性分まで優しいから
        ぶつかることがありません。 大監がよく育てられました。

チスン: 考えることが幼くて大変です。

      このままでは官吏一族を導くことができなくて。

      ...君が見るに、うちの息子の奴らはどうだ?

チョンヨン: ... ヒョジュが家を継げば
        カン氏一族は三百年を保証されるだろうが、
        順次権力者弱くなるだろうし..

        ソクジュが家を継げば
        お父さんを凌駕する権力ある一族を作るだろうが、
        一ヶ月も続かないこともあり得ます。

チスン: ハハハ。 私の考えと全く同じだね。

チョンヨン: 二人が互いに力を合わせれば

       大監の一族は権力を持っても千年を行くことができます。


チスン: 昨今このように安らかな瞬間があったのか...

      ヨン 君のおかげで私は生きているようなものだ。

チョンヨン: こちらこそ生まれて今が一番幸せです。

        二十年を少し超えて生きながら、慰安は仏様に、

        ‘生きては凶年ゆえ 死んでは豊作になるようにして下さい。’

        そのように終えられたのが前夫人の人生でしたが...

        今私を見て下さい。




ヒョジュ(声): 父上 !  しばらく出てこられなければなりません。

チスン:  ウン?  何か用なのか?


ヒョジュ: 大変なことになりました。
      ソクジュが義禁府に引きずられて行きました。


同 広場
外へ出るチスンとチョンヨン


チスン: いったい どういう事だ?




ヒョジュ: キバンで争いが起こったんですが、

      吏曹の官吏を昏睡状態にしたそうです。

チスン: あの愚か者が.   行ってくる。

チョンヨン: はい。







日本、対馬、格闘場(夜)


殺せ! いいぞ! 殺せ! 頑張れ! 




格闘場へ行く道(夜)


パクホ: ミヨちゃん! 早く、早く!





パクポ(声): すでに島主と10競技を契約した。

         剣闘をあきらめれば島主に殺される

         何、競技をするとしても10回をずっと勝つことには
         ならないが...というわけだ




格闘場(夜)


殺せ!x4



パクポ: 加藤! 危ない!



(舞台に飛び込み闘う白禄).








朝鮮、山道(夜)

着物を頭から被った人が納屋に行く。

納屋に入る前、周囲を見回すと中に入る。



納屋(夜)

白い布巻きをした高尚な人1


高尚な人1: 時間一つはよく守るよ。



チョンヨン: 腕前がよかったですよ。

高尚な人1: かなり危険だった。 銀子(お金)は?


(チョンヨンがお金を投げる)


チョンヨン: では。  再び会わないでおこう。

高尚な人1 : アー。 こりゃどうした?

         残金を払わなくちゃ。

         俺がこの程度の金に命かけたと思う?

         あんたの肌だけ考えれば死んでも限りが
         ないようで始めたことなのに。

チョンヨン: ... 脱いで。 はやく終わらせるわよ。

高尚な人1: そうだ、いいぞ。  そうこなくちゃ。

        ところで私は一度すればちょっと長いんだけど。
        どうしようか?


(チョンヨンが男を刺し殺す)


テーマ:★韓流スター★ - ジャンル:アイドル・芸能

「夜叉」第4話完全日本語版 -- by 春頭さま

冒頭に先週の話のハイライト―

農家物置近く(夜)

忍び寄る官軍の兵士たち。
軍校(部隊長?)が農夫に似顔絵を見せて確認している。

軍校:この者に相違ないか?

絵の中には兄白禄の顔がある。

農民:旦那様、褒賞金は、いつくださいますんで?

軍校:合ってるんだな?

農民:傷ついた奴がいるんで、そいつも打ってくださいね?

軍校:うるさい!

物置に侵入する兵士たち。物置には傷ついたムミョンが座り込んでいる。刀を突き付けて質問する軍校。

軍校:仲間はどこに行ったか?

答えないムミョン。

軍校:おまえたちに会えば、生け捕ろうとせずにすぐ殺せと聞いたが、あまりにあっけなくないか?

冷笑するムミョン。屋根の梁に潜んで兵士たちの背後にいる白禄。気付かれないように飛び降り、兵士たちに斬りかかる。外から様子をうかがう農民。障子に戦闘の影が映っている。
戦いが終わり、傷ついたムミョンに肩を貸して物置から出てくる白禄。怯える農民に話しかける。

白禄:おじさん、俺たちは南に行きます。どこに行くんだって?

農民 :...南...あ、いや...き、北....

去っていく白禄達。

カン・チスン宅、チスンの部屋(夜)

黒雲剣について記された書類を見て考え込むカン・チスン。

七牌通り(昼間)

黒雲剣と兵士の争いで壊れたものを片づける町の人々。その騒然とした中を茫然と歩くチョンヨン。その様子を、後ろからついて行くチヒャンとお付きの人。

チョンヨン:あの子が...?

居酒屋(昼)

雑巾で血痕を拭く従業員。チヒャンとチョンヨンが腰かけて、酒母(女将さん)の話を聞く。

女将さん:恐ろしくて隠れようとしたから、まともに見てないけど、お姉さんが紹介してくれたイ校尉というその男、本当にすごいわ。カン・チスン大監の娘壻ですって? 美しい男が刀はどんなにすさまじかったか...過ぎるごとに腕、足が一つずつぽたぽた落ちて...おお...

チョンヨン:李白禄と言う人も一緒にいたんですか?

女将さん:誰?

チヒャン:この通りの突き当たりにいる肉屋の主人のことよ。

女将さん:見てないみたいだけど...。そうしてみると、その日以後、肉屋が門を閉めたとみんな喜んでいるわ。

チヒャン:喜んで?

チョンヨン:なぜ?

女将さん:こいつに噛まれなくても良いから、そうでしょ。その奴がどんなに酷かったか。こんなことなら、私もどっさり借りたのに...
(たぶん、兄が金貸しをしていたことに関するセリフなのでは)

肉屋の前(昼間)

様子を窺うチョンヨン。後ろから付いてきたチヒャンが話しかける。

チヒャン:兄弟が血を流すと言っていたわね、そうだったでしょ?

チョンヨン:はい?

チヒャン:この前の易者、やっぱり当たるのよ。

占いの様子を思い出すチョンヨン。

占い師:兄弟が...刀を...

占い師の映像と、闘う兄弟の映像が交錯する。

チョンヨン:白禄お兄さんが左議政大監と立ち向かう...。何かの間違いです。お兄さんはそんな人ではないのに...

チヒャン:チョンヨンよ、心配だから言うけど、いくら心を与えた男だと言っても、お前はこれから左相(左議政)宅に入って行く体よ。もしかして、カン大監がお前がそんな者と縁があったと分かれば、お前まで疑われるようになる。そして...

チョンヨン:分かります。私が疑われれば、お姉さんも危ないですね。

チヒャン:分かるようね。

チョンヨン:その間お兄さんが、どんな風に生きてきたかは分からないけど、一つだけ分かります。こんな風に死んではいけない。

チヒャン: ...死骸が発見されなかったから、まだ生きているでしょう。だが、私が知っている限り...カン大監の反対側に立った人々の中に...生きていた者は一人もいない。

山道(昼)

ペッキョル、馬に乗って先頭に立って走る。白雲剣1,2が後から続く。

農家の物置前

馬から降りて調べようとするペッキョル。

物置の中

散乱する兵士の遺骸。それを眺めて、戦闘の様子を頭の中でシュミレートするペッキョル。外へ出て農民に尋ねる。

ペッキョル:どこに行ったのか?

農民:北に行きました。鴨緑江を渡ると言いながら...

農民から離れ部下と話をするペッキョル。

ペッキョル:やつらは南に行った。

白雲1: すぐ出発の準備をさせます。

ペッキョル:ちょっと待て!(白雲2に) 大監が送った伝令は来たのか?

白雲2: まだ来ていません。

ペッキョル:ここで伝令が来るまで待つ。

白雲1:しかしながら、直ちに追撃しなければ遅れます。

ペッキョル:大監が、やつらが隠れる場所を知らせてくださるはずだ。捕えるのは時間の問題だ。 (独り言) 本当の問題は、その次だろう。

ペッキョル回想、カン・チスンの部屋

昨夜

チスンの前に控えるペッキョル。

ペッキョル:もう、いらっしゃったんですか? 知らせもなしに遅れて心配しました。

チスン:うむ...

ペッキョル:会議がかなり長かったです。

チスン:黒雲剣だったな。

ペッキョル:はい?

チスン:私を殺そうと王が送った者等。ちゃんと組職の名前まであるのだね。

ペッキョル:黒雲剣...

チスン:王の公式警護武者が雲剣だから、王の隠密で汚ないことを引き受ける武士を黒雲剣と呼んだら、かなりよくできた名づけではないか?

ペッキョル:名簿をくだされば、一気にやっつけます。

チスン:果してそんなことができるかな?

ペッキョル:はい?

チスン:お前らしくない失敗が多くて、最近、私の人を見る目が低くなったかと心配したが、黒雲剣の名簿を見たら、お前の失敗がすべて理解できたよ。

黒雲剣の名簿をペッキョルに投げてよこすチスン。名簿の中に「首領 李白禄(イ・ベンノク)」の名前を見つけて驚愕するペッキョル。

チスン:首領なる者がお前の兄だそうだな?

ペッキョル:知りませんでした。本当に知りませんでした。

席を立つチスンに土下座して頼みこむペッキョル。

ペッキョル:助けてください。

チスン、歩みを止める。

ペッキョル:お父さま! 兄を助けてください。学がなく愚かですが、私の言葉なら聞きます。助けてくだされば、私がカン氏家門のために終身全力を尽くさせます。

(回想終わり)

農家物置前

空を仰ぐペッキョル。

南道終わりの河口付近の小屋

気づ付いて横たわるムミョン。火をおこし小屋を温める白禄。

ムミョン:やあ、一発殴ってくれ.

白禄:俺がお前をどうして殴る?

ムミョン:眠る事ができない...

白禄:気力取り戻そうとするなら、眠らなくては。

ムミョン:...眠れば...しきりに亡くなったお婆さんが尋ねて来る。暗い川端で...しきりに船に乗らなければならないと背中を押して....

白禄:...天下の黒雲剣が、お婆さんに言いなりなのか?(さえずれば、なるのか?)

ムミョン元気なく笑う。

白禄:ここにいろ。出かけて薬を探して来るよ。

ムミョン:兄さん。

白禄:なんだ?

ムミョン:俺は後悔しない...黒雲剣になったこと...兄さんに出会ったこと...

白禄: ...そうだな...俺もだ...

河口近くの小屋(昼間)

小屋の中にいる、白禄とムヒョン。小屋の中に入ってくる黒雲剣の仲間たち。緊張感が流れる。

白禄:大変だったな。(苦労が多かったな)

キルチャン: 首領はここにいないと思ったが。内侍の野郎とカン・チスンが与えた金を数えていると。

白禄:俺は裏切り者ではない。

キルチャン:証拠は?

白禄:ない.... 俺も分かる。今、信じることができる者等は、死んだ仲間たちだけだろう。

ヘプン:俺は首領を信じるぞ。

ヘプンの言葉で場の緊張が解け、休もうとする黒雲剣たち。

ヘプン:もしかして、麦か米でもないか? 釜はあるんだが。

カン・チスン宅チスンの部屋(昼間)

チスン:黒雲剣の南方の隠れ家だ。早くイ校尉に伝えて、今度は必ず一網打尽にしなさい。

ヒョジュ:はい。

ソクジュ:父上、イ校尉の兄はどうするつもりですか?

チスン:お前ならどうするのか?

ソクジュ:父上の首に刀を突き付けた者です。イ校尉が直接首を取って持って来るようにします。

ソヨン:お兄様! 私の主人をならず者のように扱わないで!

ソクジュ:お前が出る時ではない!

ヒョジュ:声低めなさい。父上の前だ。

チスン: ...ヒョジュ、お前ならどうするのか?

ヒョジュ:私なら,..まず真実はどうなのかを明確に調べます。イ校尉は兄が黒雲剣だった事は分からなかったと言っているし、まず兄と言う者を生け捕って事情を取り調べた後、厳しい処罰をします。

ソクジュ:兄上も本当にもどかしい。今、私たちが取り調べしなければならない人は妹婿ですよ。

ソヨン:取調べだなんて? 誰が勝手に?

チスン、咳払いをする。

ヒョジュ:イ校尉に会ったら、どう言いましょうか?

チスン、考え込む。

チスン: ...伝えなさい。

カン・チスン宅の東家近所(昼)

出立するチスンの息子たちと部下。様子を窺っている男装したチョンヨン。
兄たちを追ってソヨンが門から駆け出てくる。

ソヨン:お兄様! いくらなんでも弟が実兄を害する破倫を犯してはいけません。

ヒョジュ:私がちゃんとするから、心配せずにイ校尉が好きな薬果でも作っておきなさい。

ソクジュ:どうせやるなら美しく装う事もちょっとして、馬鹿だなあ。

出発する兄たち。見送るソヨン。後をつけて行くチョンヨン達。

農家物置近く(昼)

兄の事を思い出すペッキョル。
刺客が兄とは知らなかった妓房での襲撃。
刺客を探して兄を訪ねた時のこと...

ペッキョル: 兄さん、刺客なのか? うちの大監殺そうとした...

白禄:それで捉えにきたのか?

ペッキョル:そうしたいよ。

白禄:チョンヨンが去ったのではなく...お前がチョンヨンを捨てたんだろう?

草原で刀を交わした時のこと。刺客が自分をわざと殺さなかった事を思い出す。考え込むペッキョルのところに部下が食事を持ってくる。

白雲1: ナウリ。

ペッキョル:食べたくない。

白雲1:昼食も召し上がっていません。

そこへ、兄たちが到着する。

ペッキョル:(ヒョジュとソクジュを見て独り言のように) 兄弟と言うのは、あのように並んで走らなければならないのに。(百雲剣1に) 兄がいると言ったな?

白雲1: はい。

ペッキョル:どうしているのか?

白雲1: 事情があってお互いに会わずに暮しています。

ペッキョル: ...それもいいことだね。

兄たちを迎え出るペッキョル。

ペッキョル:兄上、いらっしゃったんですか?

ヒョジュ: (地図を渡して) やつらの隠れ処だ。

ペッキョル、地図を開いて見る。

ソクジュ:父上の言伝がある。

カン・チスンの家奥座敷(昼)

チスン:李白禄が心を翻して手下に入って来たら命は助けてやる。だが、拒否すればきっぱりと斬れ。(斬しろ。)

22.農家物置近く(昼)

ペッキョル:命を承りました。(部下たちに) 南海に行く。

出立するペッキョル達。様子を窺い後をつけるチョンヨン達。

黒雲剣の隠れ家(昼間)

食事をして眠っている黒雲剣たち。一人出かけようとする白禄。気がつくムミョン。

ムミョン:兄さん、どこに行く?

白禄:どうしても漢陽へ行かなくちゃいけない。

ムミョン:漢陽、なぜ?

白禄:ここにいて、どんな運が開ける? どうにしても、その内侍に会わねば、次の仕事が解ける。

ムミョン:それなら、私も行くよ。

白禄:ここにいろ。お前を連れて行けば、のろくてだめだ。

入り口から突然ト・シピョンが入ってくる。

ト・シピョン:命が長いやつらだな。

白禄:生きていると、おじさんの顔が嬉しい日もあるんだな。

ト・シピョン:誰かが黒雲剣を裏切ってカン・チスンに結託した。ここも危ないから、私が連絡するまでしばらく済州に避けていろ。

林の中(昼間)

移動するト・シピョンと黒雲剣たち。

林道(昼間)

馬で移動するぺキョルら一行。

海辺の村(昼間)

村の中を移動する黒雲剣ら。

林道(昼間)

馬で移動するぺキョルら一行。

船着き場(昼間)

船へ向かうト・シピョンと黒雲剣ら。船を見て驚くムミョン。

ムミョン:首領!

振り向いてムミョンのところに引き返す白禄。

ムミョン:夢で見たあの船です... お婆さんがしきりに乗ろうと言った。

白禄:大丈夫だ。ただの夢だ。

船に乗り込む黒雲剣ら。ト・シピョンに前で立ち止まる白禄。

白禄:おじさん...

ト・シピョン:五里位行けば河口に出る。その次は南海海竜王様に命を任せなくてはならない。

白禄:殿下は大丈夫ですか?

ト・シピョン: ...とても驚ろかれた。

白禄:言葉をちょっと伝えてください。こんな風に逃げて、本当に申し訳ない。約束を守るためにも、絶対に死にませんから、待っていてくれと。

ト・シピョン:無作法なやつ。殿下に待てとは...はやく行きなさい。

白禄:殿下をよろしくお願いします。

白禄が船に乗り込もうとすると、矢が飛んできてト・シピョンに当たり、海に落ちるト・シピョン。慌てて船を降り駆け寄る白禄。その時、大勢の兵士が出てきて弓を構える。刀を抜く船の上の黒雲剣ら。そこへペッキョル一行が馬で到着する。
兄たちに先導し、白禄と話し合う為に一人で近寄ってくるペッキョル。白禄は弓を納めるようにムミョンに合図する。

白禄:大勢連れて来たな。あの世に行く前に、お前の顔を見られてよかった。

ペッキョル:降伏しろ。左相大監に兄さんの命は救命しておいた。

白禄:降伏すれば、俺たち全部助かるのか?

ペッキョル:それは俺の能力の外だ。

白禄:俺が残るから、彼らはそのまま送ってくれ。

ペッキョル:降伏すれば兄さんは生きて...残りは死ぬ。これが俺ができる全部だ。

遠くから二人の兄弟を見つめるチョンヨン。

白禄:キョルよ.... お前の心はちゃんと受け取った。...俺は、兄さんは黒雲剣首領だ...生きるなら一緒に生きて、死ぬなら一緒に死ぬ。

ペッキョル:兄さん...!

船着き場(昼間)

遠くから二人の兄弟を見つめるチョンヨン。

白禄:キョルよ.... お前の心はちゃんと受け取った。...俺は、兄は黒雲剣首領だ...生きるなら一緒に生きて、死ぬなら一緒に死ぬ。

ペッキョル:兄さん...!

仲間の元へ行く白禄。弓を構える兵士を見てペッキョルが叫ぶ。

ペッキョル:だめだ!

ヒョジュ:イ校尉! 事情をこれ以上汲んでやることはできない。

ソクジュ:今度も逃せば、父上の顔をどうやって見るのだ?(兵士たちに向かって)放て!

ペッキョル:だめだ!

船に向かって飛んでいく無数の矢。悲痛な表情で矢を見つめるペッキョル。驚愕するチョンヨン。船の上の黒雲剣たちに降り注ぐ矢。よけきれずに矢に倒れて行く黒雲剣たち。矢をよけつつ仲間を助けようとするが、身動きが取れない白禄。

白禄:矢が多い(ここ分かりません)

続いて火矢を射る兵士たち。

ソクジュ:放て!

涙を浮かべて見つめるペッキョル。飛び出そうとするがお付きの人に止められて茫然と座り込んでしまうチョンヨン。
燃える船。

王の執務室(昼間)

ト・シピョンが入ってくる。

ト・シピョン:殿下、???大義滅親(国の為の大きな仕事に私的感情を捨てる意味)。左相大監が兵の半分を解体して兵曹に編入させました。

王、目に涙を浮かべている。

ト・シピョン:銀鉱2か所と水原の地も返却受けて、内需司(王家の機密情報と財産管理を扱う部署)所属で置きました。

王、涙を流す。

ト・シピョン:礼曹判書、工曹判書の人事権も持って来ました。

王:やめろ! やめるのだ。

退室するト・シピョン。

白禄の夢の中

チョンヨンやペッキョルの思い出がよみがえる。干してある布の陰へ消えて行くチョンヨン追う事が出来ない白禄。
目が覚める。

ミヨの家(昼間)

白禄が目を覚ますと、見知らぬ場所で知らない女性日本語でが話しかける。

ミヨ:大丈夫ですか? よかった、ずいぶん心配していたんですよ。ずっと眠ったままでしたので。

白禄:ここはどこですか? あなたは誰ですか?

ミヨ:え?

白禄:(手錠で拘束されているのに気付き)これは何だ? すぐに解けないのか?

ミヨ:興奮なさらないで! 大声を出してはいけません。

白禄:カン・チスン...

ミヨ:カン?

白禄:キョル! ここにいるならすぐに出て来い!

ミヨ:しっ!

口に人差し指を当てて静かにするように諌めるミホ。ミホの父が入ってくる。

ミホ:お父さん、やっと目覚めたところです。何も知りません。

棒を持って、いきなり白禄を殴るミホの父。

ミホ:お父さん!ケガをしている人になんて事を。

ミホの父:朝鮮語を使っていたようだったが。

気を失っている白禄。

ミヨの家(時間経過後)

寝ている白禄を棒でつついていたずらをするミヨの弟たち。白禄が目を覚ますと、入り口の外でミホが男と話している。

ミホ:パクさん、お父さんの代わりにお願いします。

入ってくる男とミホ。

パクポ:スボリヤ、スボリヤ。(般若心経の一節のようです。意味はよく分かりません) 何か罪を犯したのでここまで流れてきたか。次の中から普段使う言葉を選びなさい。
一、?? ?? すごいな。(釜山方言に似ているので南の方の方言なのでは?)
二、その娘、本当に美しいですね。
三、娘 見たところきれいだね。(北朝鮮辺りの方言のようです。)

白禄が返事しないでいると、

パクポ:もっと遠くからきたか? ニ シ チュングク エンマ? (たぶん中国語)

白禄:なんだ?おまえは...

パクポ:(ミヨに)ミヨちゃん、 二番漢陽。 朝鮮人だ。

ミヨ:あ、朝鮮人。

白禄:カン・チスンが送ったか?

パクポ:... なにも分からないよ。

白禄の枷を外すパクポ。

パクポ:ミヨが乗った漁船が海を漂うあんたを助けたのが一週間前。皆、死んだと判断してそのまま捨てようというのを、ミヨが命をかけて取り引きして生かしたんだ、この野郎。

枷を外された途端に、ミホを捕まえて外に出る白禄。

ミホ:パクさん、パクさん...

パクポ:身が海にありながら水を探さず、毎日山に通いながら山を探すな。

白禄:うるさい!

小さい海岸の松林をすぎると、広い海が見える。 白禄、海の前で戸惑う。

パクポ:あんたは閉じ込められた。 ここはツシマ。 対馬島だ。

白禄:あなたは朝鮮人でしょう? 俺は帰らなければなりません。助けてくれれば必ず恩を返します。

パクポ:何、何、良い話だが... お前が逃げれば、お前が捕まえている女は死ぬぞ。

ミヨを振りむく白禄。

パクポ:ミヨがお前を助けるために船員らと約束した。お前が生き返れば海賊らに奴隷で売ってお金を着服しろと説得したんだ。もし、お前が死んだり逃げたりすればミヨがの代わりに売られるのだ。


対馬、海の見える丘(昼間)

ミヨの拘束を解く白禄。

パクポ:相応の価格受けようとするなら、あんたが元気でなくちゃな。養生してな。 また会おう...

去るパクポ。茫然と海を見る白禄。

ミヨの家(夜)

粥を椀によそるミヨ。白いご飯を食べている白禄を羨ましげに見るミヨの弟たち。

ミヨ:ほら、冷めるわよ。早く食べなさい。

奥に向かって呼びかけるミヨ。

ミヨ:お父さん、お食事ですよ。

ミヨが父を呼びに席を立った隙に、幼い弟たちに白米を分け与える白禄。

弟:ありがとう

白禄:お前が兄ちゃんか?ゆっくり食べろ。

ミヨと父が戻ってくる。子どもたちが白米を食べているのを見て怒る父。子どもたちの椀をたたき落とす。

父:馬鹿野郎! 余計な事を…

棒で白禄を殴る父。なだめようとするミヨ。

ミヨ:お父さん、お父さん。

父:わしを舐めとるのか?何様だと思ってるんだ?おめえみたいのは家畜と同じだ、丸々太らせて高く売るつけるだけだ。

ミヨ:ぶたないで、お父さん。お願いします。

父:うるせえ。

無言で殴られる白禄。こぼれた飯を椀に戻す兄弟。

弟:お父さん、お願いです。もうやめてください。(椀を白禄に差し出して)これ、全部食べてください。

出て行く父。弟たちを抱き寄せるミヨ。

ミヨの家(昼間)

体を鍛える白禄。覗き見る弟を呼んで背中に乗せて腕立て伏せを始める白禄。その様子を微笑ましく見つめるミヨ。

浜辺(昼間)

砂浜で走り込みをする白禄。そこへやってくるパクポ。

パクポ:すごい、すごい。若い人だと、やはり回復がはやいね。海賊らが喜ぶよ。

白禄:一つ尋ねますが... そちらは、ここになぜ来たんですか?

パクポ:それじゃあ、アナタはなぜ来たか?

白禄:話がそうだな... いつ来ましたか?

パクポ:さて... (回顧するように) 4年目の夏までは日付けをきちんと数えたな...今でも数えていて、 4年3ヶ月と五日になった。

白禄:... 奴隷一人売れば、そちらはどれくらい儲かりますか?

パクポ:何、本業は別にあるから...

白禄:俺を朝鮮に送ってくれれば、儲けの十倍、いや百倍を差し上げましょう。

パクポ:(じっと白禄を見て)記憶がおぼろだけど...朝鮮語であきれて…とにかくそういう時使う表現が何だっただろう?犬が吠えるか? いやいや何をかみ切って食べたみたいな? あ、そうだそうだ。 草だ。草をかみ切って食べるだろう?

白禄:無礼に聞こえるだろうが、ちょっと偉い人を知っているんで。

パクポ:... お前が開国功臣の隠し子だとでも?

白禄:それよりはるかに高いだろう。

パクポ:嘘をつけないやつらでも、実際に会えばうそがさらに多いという話だ。お前が知っている人が王だとでも?

白禄:王、当たり。

パクポ:...そう、それでは私は中原の皇帝だ。

去るパクボ。

王執務室(夜)

王の横にト・シピョンが控え、重臣たちが左右に並んでいる。

王:雲剣は入りなさい。

王の前に出るペッキョル。ペッキョルを見て驚く王。兄弟と過ごした5年前を思い出す。

ペッキョル:殿下。白雲剣、待命いたしました。

王:白雲剣首領イ・ベッキョルに内禁衛将(王の護衛をする軍隊の首長)兼職を命ずる。

ペッキョルに王からの剣を授けるト・シピョン。。

ペッキョル:光栄に存じます。殿下。

戸惑う王。満足げなカン・チスン。眉をひそめるパク・ユン。

ミヨの家(夜)

ミヨの弟たちに剣の稽古をしてやる白禄。笑顔で見守るミヨ。

パクポ:ミヨちゃん…

血だらけのミヨの父に肩を貸して入ってくるパクポ。

ミヨ:お父さん、大丈夫ですか?

パクポはミヨの父の血が付いたコメの袋を床に置く。何か分からず驚いている白禄。

ミヨ:どうしよう…

ミヨの家の外(夜)

外へ出るパクポを追いかけて出てくる白禄。

白禄:いったい何事ですか? 自分の身一つは守れる人と見えたが。

パクポ:加藤(ミヨの父の名前)位だから、それでも生きてきた。

白禄:戦争でも行ったんですか?

パクポ:... 貧困はどこへ行っても地獄を作るよ。

格闘場入口(夜)

列をなし入っていく人々。パクポと白禄も入っていく。

パクポ:(E)ぴったり一年になった。対馬では毎月15日ごとに賭け拳闘が開かれる。

格闘場、廊下、応援席(夜)

中へ入ると中央で戦う男たちと観戦する賭け客たちの熱狂する声が響く。

パクポ:時間制限、武器制限なしで、どちらか一方が死ぬ時まで戦う。初めは対馬に属する藩の武士とごろつきらが戦う程度だったんだが...。掛け金が大きくなって、近頃は近海の海賊らはもちろん、本土の流れ者の剣客、ならず者、脱獄した囚人らまで集まっている。

血みどろの戦いを続ける男たち。

観衆:殺せ!殺せ!殺せ!

パクポが奥に座る当主を指して言う。

パクポ:これら全部が、あの幼い当主の悪趣味を満足させるためによ。

一人になるまで続く戦い。興じる観客と当主。当主を見据える白禄と当主の目が合う。

4話終わり

テーマ:★韓流スター★ - ジャンル:アイドル・芸能

「夜叉」第3話完全日本語版 -- by Camoさま

七牌通り(昼間)


行商人 の声: ここ ・・・・・・はまさにその日照りや !


酒場(昼間)
一群れの行商人らがテーブルに座って行首の話を聞く。


行首: 通って見たら全国が真っ黒にみな焼けとった。
     日照りになって日照りになって・・・
     今年のような日照りは初めてだよ.
        新しい王は徳がないから国民らだけ苦しむしくみさ.

(皿が飛んでくる)

キルチャン: ぶざまな話まき散らしてねえで、。
        ご飯でも召しあがってくてくださいよ~

行首: 調停に忠臣らがみな何処へ行ったかと思ったが、
       酒場にいたんだな。

キルチャン: ふざけながら王様の陰口とは、お前 首が九つにでもなるか?

行商人:  この者! 私たちが誰か知ってるのか?!

行首:やめろ!  ...熱く刀抜くな。

    皆座って。  ...酒母!  ここに酒! あるだけみな出してくれ。

酒母: 全部切らしたよ。  それだけ飲んで帰って。

行首: なに、酒場に酒がないとは?

酒母: 日照りに酒なんか残るかい?  飲む水も足りないってのに。



白禄: 酒母、ここに酒!

酒母: ああ.



行首: ないんだろ? 酒  .

酒母: ... 常連客でね... 預っかってたんだよ。



行商人 : 我慢してりゃ、よくもふざけやがって! 

取り締り人もあやまって・・・頬を打たれるという (一目置く?)
東莱(トンネ)行商人の前でお前は誰を頼りにふざけるか?


(白禄が手をあげて空を示す)



行商人: フッ、天? このきちがいめ!  


(店中 大乱闘)



宮 (昼)


ト・シピョン: 殿下!  兵曹判書 参りました。

王: 入りなさい

(戸が開いてパク・ユンが中に入る)


執務室 (昼間)

(王が文字練習をするが、道具は

紙の代わりに砂を使って、筆の代わりに細くて長い棒を使っていた。

パク・ユン、王に大きい礼をする)



執務室の後(昼間)

(闇中に隠れている一人の男のシルエット)







王: 私邸もなしで兵曹でおやすみになるんですって?

パク・ユン: 一人なのに、からだ累日 所だけあれば良いです。

        把握する仕事も山積しているが、私邸はわずらわしいです。

王: ご意志は分かるが身体悪くしないように留意して下さい。

パク・ユン: はい。 殿下.

王: 故郷で子供たちに文を教えたとのことですね?

    こっちにきて私の文字もちょっと見てもらえますか。


(パク・ユン、席から立って王のそばにくる)

多耳、筆談!

(盗み聴く者がいる、筆談をして!)

王: (文字を書きながら) 
   祈雨祭を上げろと上疏が激しいが、兵判の考えはどうですか?

既為反正功臣所専横、寡人欲正之、以立国紀、願卿尽力相寡人.

(反正功臣に左右される国を正しく立て直そうと思うと力になって下さい。 )



パク・ユン: (書きながら) 
       天(天候)のことをどうして人が分かりましょうか?
       しかし国民らの心情をなだめるのも重要な仕事だから
       急いですることが正しいかと存じます。

臣復王命而来漢城、焼臣之家. ...臣之寿已在殿下之志

(王命を受けて漢陽にくる時、故郷の家を焼いてきました。
私の命はすでに殿下のものです。)



王: (書きながら)
    粛靖門(スクチョンムン)を開放して都城に飲器を入れて、
    宮で保管した余分の水を民家に分ける程度にはならないだろうか?

聞卿之母為左議政所殺、哀哉!

(左議政に母親が殺害されたと聞きました。 痛恨です!)



(頭を下げるパク・ユン)



                   

パク・ユン: 良い考えでいらっしゃいます。
        日照りが終る時まで国民らの軍役を
        先送りして下さればと思います。


伝授密旨於臣者与党臣母之臨終

(密書を持ってきた者が母の最後をみとりました。 )



パク・ユン: (筆談を読む心の声) 
        自らを黒雲剣だと呼んだが、
        殿下が遣わされたのですか?

(王が頷く)

問或其暗殺漢城判尹乎?

(ひょっとして漢城判尹を暗殺したのもその者ですか? )


 然 
(そのとおり) 


王: この頃 わたくしには雨雲が*千軍萬馬よりさらに尊いですよ。

【*千軍萬馬=千人の軍事と万匹の軍馬という意味で, とても多い数の軍事と軍馬を言う言葉】






キバン(昼間)

カヤ琴を習う幼いキーセンたちと、チョンヨンとチヒャン


チョンヨン: カヤ琴は険しい山で苦労して育った桐であるほど色もきれいで音も良い。


(幼いキーセンが紐をうまく結べない)

チョンヨン: (笑) 姉さんも初めにはものすごく失敗したわ。 またやってみよう。

チヒャン: このあまっこら !  臨みながら習ってこそ一度に実らせるんだよ

チョンヨン: 今日はやめよう。 皆もう出ていって。



(幼いキーセンたちが礼をして出て行く)



チヒャン: この頃ひよこらに文を教えてるって?

チョンヨン: 文ですって? 
        自分の名前とご両親の名前をおしえた程度です。

チヒャン: まもなくここを離れる人が子供たちに情を与えてはだめ。

チョンヨン: 続く日照りに朝廷の大臣らが皆謹慎中なのに、

        大監がこういう時期に妾を入れますか?

        日照りが終わればその時が私がここを離れる時でしょう。

チヒャン: 左相大監が人一人はよく見たね



(突然酒母が入ってくる)



酒母: 姉さん...

チヒャン: また、何の用なの?  
       商売をしても私の商売すると飛び出した子が 
       なぜここは頻繁に出たり入ったり!

酒母: 五十両だけ融通してください

チヒャン: また どうして ?

酒母: あばずれらと行商人のやつらが店をみな粉々にしておいて逃げたの.



<時間経過>



チヒャン: あばずれの分際で王様の悪口を言ったと怒る?

酒母: 要するに...  陰では王様もののしるのが人の心なのに...

チヒャン: それで? 

酒母: 争う前に行商人行首が

     お前が誰を信じてこのようにふざけるか尋ねたところ、

     あばずれの親分がこうしたの。 (指で空を示す)





回想. キバン広場(夜、第2話のシーン)

(チョンヨンとチヒャン、チスンの後から広場の覆面刺客を見る。 )



チスン:誰が送ったものなのかだけ話せば首は残してやろう。



(白禄、返事なしに手で空を示す。 彼を見るチョンヨンとチヒャン)




キバン(昼間)

向かい合うチョンヨンとチヒャン...



チョンヨン: ...まさか偶然でしょう...

チヒャン:(酒母を見て) あんた、お金は融通しますけど、
      代わりにすることが少しあるの。



部屋(昼間)

白禄とト・シピョン


白禄: 何ですって?

ト・シピョン: カン・チスン大監が兵曹判書を自分の家へ呼んだ。

         影になって差し障りなくお迎えしろ。

白禄: やめろー!
     母親を殺した刃物でその息子を守れだって?! 

ト・シピョン: 老婆ことをまだ気に留めていたのか?

白禄: 黒雲剣になることにして命をかけた時は、

私は何か素敵な人間になることができた..

そんな*犬白丁ごとなどするとは夢にでも考えたか? 

           【*犬白丁=犬を捕る事を業にする人.、
                   言葉や行動がぞんざいな人を罵る言葉.】

ト・シピョン: 捨 小 取 大 !  

        それにお前は考えもせず判断もするな。

        それが黒雲剣だ !   

 
사소취대(捨小取大)  
【*捨小取大=小さなことを捨てて大きいことを持つこと】 



カン・チスンの家、倉庫(昼間)

国民らに列をたてて米を分ける。

ヒョジュが帳簿を持って中に立って状況を指揮する



母屋 広場(夜)

チスン、広場に降りてきてペッキョルの方げ歩いていく。



チスン: もう一度尋ねるがね。

      パク・ユン母親を殺したのは君ではなかっただろう?

ペッキョル: 私がしたとすれば問題の根元のパク・ユンを切るだろう、

        なぜ何の力もない母親を切りますか? 


左議政 カン・チスン



チスン: うぅむ・・誰か大きい図を持って動いている。

ペッキョル: はい。
        そしてあちら側にはかなりよく訓練された武士もいます。

チスン:. .. 殿下とパク・ユンの単独面談はどうだったのだ?

ペッキョル: 日照り対策を聞いて答えたが特別な言葉はなく、

        簡単な挨拶だけやりとりしました。

        しかし、私が察するには、別に筆談を交わしたようです。

チスン: 筆談だと... それでは私は手談を交わしてみようか? 
      はっはっはは・・


道(夜)

パク・ユンが馬に乗ってゆっくり移動する。

------------------------------------
道(夜)

パク・ユンが馬に乗ってゆっくり移動する。

おつきは奴婢1人だけ.

カン・チスンの家が見える。





門の前(夜)

パク・ユンが近づくとすぐに待っていたヒョジュとソクヂュが挨拶する。



ヒョジュ: いらっしゃいませ。 兵判大監.

パク・ユン: 昼間に左相(左議政)が倉庫を開いて
国民らを救恤(救済)したと聞きました。

ソクヂュ: 賞賛を受けようと思うことでありません。

国民らが苦しい時はいつもしたことですから。

パク・ユン: ふっ、私も 称賛しようという意味ではありませんでした。

国民らが苦ししい時ごとに... このお宅は
常に倉庫がぎっしり埋まっていたという話ですから。




お付きの奴婢(白禄が顔を隠している)


広場、母屋  (夜)

屋根にはムミョンが隠れている


カン・チスンの家、居間(夜)

チスンとパク・ユンが碁を打って話す。

            【*大監=正二品以上の品階を持つ役人への敬称】 


チスン: ほっほほ・・ 果たして! 一寸も退かないで戦われるとは、

殿下が*大監を兵判に任命したことは、天下第一の人事でした。

パク・ユン: (笑) どうでしょうね。
結局 *大監に負けたので誤った人事ではないのですか?

チスン: はっはっは・・!  召し上がられよ

パク・ユン: はい

チスン: 太宗(テジョン)大王が若い時期
 圃隱チョン・モンジュを家に呼んで酒を注いで、
*何如歌を読みましたよ。

パク・ユン: *圃隱(ポウン)先生は丹心歌で答えました。


【*何如歌=高麗末期に第3大王 太宗 (=イ・バンウォン)が作った時調 (詩).
忠臣チョン・モンジュの心を推しはかって懐柔するために作り、チョン・モンジュはこれに高麗に忠誠を確かめる<丹心歌>でうなずく返事をしたという。 】
 【*圃隱=チョン・モンジュの筆名】



チスン: ふっ・・私は李芳遠(イ・バンウォン)とは違います。
      李芳遠はこの国万悪の根源です。
      朝鮮の建国精神がいったい何ですか?





チスン(声): 天才的な一人の判断よりは
         平凡な人多数が考えを集めるのがより良い。


同広場(夜)

外で待っているお付き奴婢(白禄)、



母屋 下(夜)

ムミョンがチスンらの居る建物下に入る 



居間(夜)


チスン: 兵判!  私とともに朝鮮の*儒林政治、神権政治を守りましょう。

      それがまさにポウン先生の丹心歌に
      まともに答えることではありませんか?

                      【*儒林=儒学者の仲間】


隣の部屋(夜)

ペッキョルがチスンの話を聞く


パク・ユン: 大監がイ・バンウォンと違うと申されましたが・・

        私もポウン先生ではありません。

   
パク・ユン(声): 菜園圃に隠れる隠.   
           チョン・モンジュは筆名を通じて菜園に隠れたとしました。
            ・・・・・・


パク・ユン: だが、私は隠れません。


(下でムミョンが動き、その音に気づいたペッキョルが調べに外に出る。)
 

パク・ユン: 汗を流して栽培する民がいる野原、

        寒さに足の爪がへこんだ軍卒がいる辺境、

        党派争いに夫を失って気が触れた未亡人が泣く獄房...

        私パク・ユンは彼らと一緒にいるでしょう。




母屋 下 / 広場(夜)

ムミョン、ペッキョルの動きを感づいて動作を止めて警戒する。
広場の白禄、ペッキョルとムミョンの動きを見る。
ペッキョル、編み笠を被った奴婢(白禄)を一度見る。
のき下を見れば、ムミョンはすでに消えていない。




チスン: 惜しいが もう行かれるとは、見送ってさしあげなさい。


(パク・ユンが門を出て行く) 



ペッキョル: どうなさいましたか?

チスン: 久しぶりに高尚な人を見た。

      ...残念だね...


占い所部屋(夜)

巫女の前にチョンヨンとチヒャンが座っている。


巫女: おかしな子だ.  ほどほどにおいで。
     占いをしばしば見ると不幸な運命が変わるのか?

チヒャン: 変わらないか? (笑)... ところで今日は私でないですよ。

巫女: 私がこんな盲目で人相なんか見れるのかって?

チョンヨン: いえ...

チヒャン: ヨン。 歌一曲歌え。

この方は '声相'.  声で占ってもらえるのだ。


(♪・・・チョンヨンの歌う歌)  ← たぶんメロディはこのOST



道 (夜)

白禄、パク・ユンを乗せる馬を追ってとぼとぼ歩いていく。



パク・ユン: 君のような黒雲剣が何人にもなるか?

白禄: 何人にもならないが大監命を守るくらいにはなります。

パク・ユン: その刃物でどれくらい多くの人を殺したのか?
        いや生かした数字を尋ねるべきか? 

白禄: ... 数えないことにしました。





道 (夜)

白禄とパク・ユン



パク・ユン: せっかく護衛まで受けたが、君らが退屈になったな。

白禄: そうでもありません。
     私がカン大監でも家で血を見ることはできません。
     私ならばここを*善竹橋(ソンジュクギョ)で作ると思いますが。 

【*善竹橋=開城市にある石橋。 高麗末の忠臣チョン・モンジュがイ・ソンゲを見舞い帰ってくる時イ・バンウォンが送ったチョ・ヨンギュなどに殺害された所】


(白禄が気配を感じてパク・ユンの馬を叩いて走り去らせる。)



占い所(夜)

歌を歌うチョンヨン それを聞く巫女。


道(夜)

構える白禄


占い所(夜)

巫女: 日が昇って... 月が浮かび上がって....黒い雲が遮られて......



道 (夜)

白禄に兵士たちが剣で襲い掛かる。



先で捕まったパク・ユンが連れて行かれる。


パク・ユン: ・・・・何なんだ?! 誰の指示だ? 


(パク・ユンが間一髪のところを白禄が救う)




占い所(夜)


巫女: 兄弟が... 刃物を...



道 (夜) 

白禄の後ろにペッキョルが現れる 





(白禄、首に結んでいた布で顔を隠す)

--------------------------------
占い所(夜)

巫女: ... 血が・・



道 (夜)


戦う兄弟

占い所(夜)

巫女: 川のように流れるのだな... アー...



道 (夜)

戦う兄弟

占い所の前(夜)

チヒャンとチョンヨンが出てくる。



チヒャン: ヨン。 お前の運命も山がいくつもできるようだね? 

チョンヨン: ....



チヒャン: ところでどんな男だったの?

       前世に今生... 後生まで三生で縁が続くというその男は?

チョンヨン: ...  姉さんも恋愛したんでしょう?

チヒャン: 誰でも折ることができる道端の花にとって愛なんて...

       純情な男に一度抱かれてみるのが私の願いだ。

       愛?   ・・特に男どもには純情がなくて。

チョンヨン: そうでしょうか....




王宮後苑(昼間)

王が汗を流して祈雨祭を準備
焼き付ける陽射しがカンカン照りつける。


 
キバン チヒャンの部屋 (昼間)

鳥かごの2羽の鳥を見ながら、


チヒャン: かわいそうだこと・・私と同じね

(キーセンが入ってくる)


チヒャン: 酒のテーブルが遅れたの?

キーセン: 違います。

チヒャン: 接待に失敗でも?

キーセン: いいえ。 ただ頑なにチョンヨンを探してます。

チヒャン: 働き手らを呼んで出したらどうなの?

キーセン: すでに呼んでみましたよ。


(白禄がいきなり部屋に入ってくる)



キバン廊下(昼間)

チヒャン: 挨拶が遅れました。 チヒャンが挨拶申し上げます。
       うちの子らが何か粗相でも?

白禄 ・・・ (ため息)

チヒャン: ... ひとまず子供たちに、ちょっと用意させます。

白禄: いや、必要ありません。

チヒャン: おかしな方ですね。 キバンにきて酒も女も必要ないならば。

       なぜいらっしゃいましたか?

白禄: チョンヨンという女がここにいるでしょう?

チヒャン:  そうですねぇ・・ 子供たちが非常に多くて。

白禄: ここに銀子百両を差し上げるから、チョンヨンを私にください。

チヒャン:... 私たちがたとえいやしい身分でも、
       お金で家族を売りはしないです。
       これくらいにして帰って下さいませ。

白禄:  すみません。  
     気分を害するようにしようとしたのではないんだけど。
     私が苦しくて気持ちが焦って。

チヒャン: 手を見ると難しく儲けられたお金のようだが、

       おさがしの花に捧げられれば良いでしょうか?

       男ならばもう少し正しくなされた...  (!)

白禄: すみません。  

     本当に長かったんです。 ヨンを尋ね歩いてから...

     ...生きているとは... そしてここにいるとは...とてもうれしくて。

     いや... 悲しくて...

     血をばらまいて...私の財産全部です....

     私の持つものは何でも差し上げるからヨンを解いてください。

チヒャン:. ..命でも..?

白禄: ヨンと変えることができるならば私のを喜んで差し上げましょう。

チヒャン: ヨンがうらやましいですね。..

       会うようにして差し上げます。



キバン (夜)

チョンヨン、廊下に立っている



白禄(声): チョンヨン。





<時間経過>



白禄: 俺が悪かった...

チョンヨン: ペッキョルのために私捨てたこと...?

白禄: ...みな... 全部みな...

チョンヨン:....


白禄: だが、このように生きてはいけない。

チョンヨン: 何が...

白禄: ...妾に入るって・・



(チョンヨン、白禄の頬を打つ)



チョンヨン: 兄さんに何が分かる?

        兄さんは私をペッキョルと秤にかけて捨てたし...

        ペッキョルは出世と秤にかけて私を捨てた。

        今は私が選択して! ...時間をかけて見るつもりだ。
 
        兄弟の義理がどれくらい大したものなのか...

        その権勢が千年万年行くのか....

        二度と私探さないで...

白禄:  ....チョンヨン.... 俺たち帰ろう.... カプサンへ...

     再び... 再びお前を離れないから...





カン・チスンの家(夜)



広場(夜)

広場にひざまずいて座っているペッキョル.

ソヨンがその姿を見て近づく。


(碁を打っているチスンのシルエット)



ソヨン: お父さま... もうそろそろ許されてもかまわないでしょう。

チスン: ....

ソヨン: お父さま!

ペッキョル: 帰ってください 夫人.

ソヨン: 出ていきます。 この家これ以上息が詰まって生きられません。

     いっそ私とともに出て行って暮らして。

ペッキョル: 夫人!

チスン(声):その方が良くなることもあろうな...

ソヨン:もう*兎食狗烹するということですか?

チスン: 言葉が適切でないぞ... ウサギ狩りでも正しくするべき兎死狗烹であって。

蜂の巣だけ触ってきたので... もう蜂の群れが犬主人に飛び掛るようになった...


토사구팽(兎死狗烹)
必要な時は使って必要ない時は捨てる場合を言う言葉.*


ペッキョル: 申し訳ありません。 いかなる罰でも受けるから...

大監のそばにおいて下さい。

チスン: あやつら... ひとりでも捕らえてみろ。

それまでにはわが家に踏み込もうとも思うな。


【*兎死狗烹=ウサギが死ねばウサギを捕まえた猟犬も必要なくなって主人にゆでて受け入れられることになるという意味から】


-----------------------------------------
チョモルキバン (夜)

暴飲をしているペッキョル



チヒャン: 誰が私たちのペッ校尉様の中をひっくり返しておいたのだろうか?

ペッキョル: ...ヨン...ヨン・・ちょっと呼んでくれることができるか...

チヒャン: チョンヨンですか?  左相大監が選別したヨンのことですか?

ペッキョル:..ア、いや... いいんだ...

ひょっとして... あの日大監を暗殺しようとした者らを聞いたことがあったでしょう?

チヒャン: ホホゥ.. 口だけでですか?

ペッキョル: あるという意か?

チヒャン: 確実分はしないが.... ちょっと注目する者があることはありますね。

ペッキョル: それが誰だ?... 私の恩返しは固くするよ...






居酒屋(夜)


酒母のそばに立っているペッキョル...



酒母:(白禄を示して) あの者です。 行商人団と戦った人が...




白禄に行くペッキョル... 向かい側に座ると杯に酒を注いで飲む。



白禄: どういうことなの?

ペッキョル:兄、刺客なの? うちの大監殺そうとした...

白禄:(フフッと) それで捉えにきたの?

ペッキョル: そうしたいよ。  でも証拠で豚捕まえる刃物が出てくるだろうし...




白禄: チョンヨンが去ったんでなくて...お前がチョンヨンが捨てただろう?

ペッキョル: 会ったか?

白禄: なぜ嘘をついた?

ペッキョル: それが重要か? 今が問題だろ.

白禄: 悪いやつめ...!



白禄、ペッキョルにげんこつをのびるが、げんこつを簡単に捉えてしまうペッキョル.



ペッキョル:刺客げんこつ手並みがこの程度ならとても似合わないだろう。..



ペッキョル出ていく



宮廷の望楼(夜)

パク・ユン、副官1人と共に空を観測する。

簡儀と日星定時儀のような大小観測道具を上手に扱う。

別棟別が落ちる。



パク・ユン: もう まもなく雨雲を見ることができるだろう。



副官が何の意味かわからなくて尋ねようとするが、

遠くから急に軍卒1人が駆け付ける。



軍卒: 大監様! 嶺南(ヨンナム)観察使から*擺撥です。

【*擺撥=公文書を急に送るために設置した駅伝/飛脚/早馬.】



宮廷廊下(夜)

内侍の案内を受けて歩いていくパク・ユン.


軍卒の声: 釜山で反乱が起きたとのことです。



王の執務室(夜)

王とカン・チスンが向かい合って座って長計を読む。

色々な官庁で上がってきた各種長計らを都市平易そばで整理して二人に渡している。

ドアが開いてパク・ユンが入ってきて挨拶して座る。

内侍の声: 殿下、ユン兵曹判書がお見えになりました。

王:(おじけづいたように) 反乱軍の怪獣に呼応する軍事が数万というけれど。

左相大監. 大変なことではないですか? 

チスン:殿下. 最初報告は本来正確になるのが大変です。

他の*状啓には数百だと見たものもあります。

パク・ユン: 問題は民心です。 そうでなくても日照りに疲れていて、

国民らの中で附和雷同する者が出てきます。


부화뇌동(附和雷同)
自分の考えや主張なしに他人の意見に同調する言葉

状啓=
王命を受けて地方に出ている臣下が自分の官下の重要事を王に報告した事や文書.



チスン: そうです。 漢陽(ハニャン)まで上がってくる前に最初に芽をつむべきです。

パク・ユン: 左相大監お言葉が百回正しいです。

強力な先鋒部隊が行って一撃に押し倒さなければなりません。

...そして殿下と左相大監に折り入って申し上げる言葉があります。



チスン: ・・

王: ・・





廊下(夜)

礼判をはじめとする大臣らが次から次へ到着するか、

ト・シピョンと内侍らが遮って立って出入りを止める。


大臣1: ほほお、入れないではないか!

礼判: 一時が急な今、*領相の大監まで 入ってこれないようにする理由は何だ?

ト・シピョン: 恐れ入ります。 私たちは殿下の命に従うだけです。

【*領相=領議政(朝鮮時代 議政府の最高官職).】


がやがや言う大臣ら.

ト・シピョンも緊張して顔色が青白い。



執務室(夜)

王、チスン、パク・ユンがみなぎる緊張感中に言葉なしに座っている。



パク・ユン: .国がひっくり返されれば王も臣下もありません。

はやく勇断を下して下さい...!



王、チスン... きっ抗した視線でにらむ。



空 (夜)




反物屋の中

入ってくるペッキョルと兵士たち...

黒雲剣たち: 何だ?! 誰だ?







ペッキョル: お前らが黒雲剣か?

素直に従えば生きれるものを....



森空地(夜)

白禄がムミョンを助けたままあたふたと駆け付ければ...

キルチャンとペプンも負傷したまま歩いてくる。



白禄: どうなった?

キルチャン: お前が分からないのに俺たちがなんで分かる!

誰かが 俺らの住みかを全部把握して攻め込んだんだ!

裏切り者がいるぞ

ムミョン: ここも把握されてるんだ! はやく逃げなければ....



白禄: 包囲してきている...  散って包囲網を突き抜けて南側で会うんだ...

生きて会おう...




向かって走って行く白禄


テーマ:★韓流スター★ - ジャンル:アイドル・芸能

「夜叉」第2話完全日本語版 -- by 春頭さま

1話のあらすじ~続く

妓房(キバン-遊郭の事)の中庭で続く戦い。

チスン:(後に退いて)必ず捕らえるのだ!


王宮執務室(夜)と妓房の庭(夜)

墨を磨り書をしたためる王。机には「韓非子の亡徵篇」

字幕)韓非子、国が滅びる47種類の兆し

凡人主之国小而家大権軽而臣重者可亡也.
(こういう国は滅びる。 国は小さいが富者の領地は大きくて、王の権力は軽いが臣下の権勢が甚だしい国)

書を記す王と妓房の庭で戦う男たちの映像が交錯する。
追い込まれていく黒雲剣。

キルチャン:やあ、罠に嵌ったんじゃないのか?

白禄:いったん引き揚げよう。

続く戦い。

白禄、チスンがチョンヨンとチヒャンと共に兵士たちに囲まれて逃げるのを見て、刃物をチスンに向かって投げる。チョンヨンがチスンをかばって刃を受ける。チスンが驚いてチョンヨンを助け起こす。その様子を見ながら、逃げゆく白禄。

王宮執務室(夜)

入ってくるト・シピョン

シピョン:殿下!

王:どうなったか?

シピョン:雲が月を遮るのに失敗しました。

路地裏(夜)

キルチャン:その野郎連れて来い! その内侍(王宮に仕える宦官)の奴を連れてこいよ!

白禄に掴みかかるキルチャン

キルチャン:もう少しで俺たち皆死んだんだぞ!

白禄:死ぬなら死ぬさ。 俺たちが、いつ首を別に保管しながら仕事をしたことがある?

キルチャン:罠に陥るのは、やめなくては。 早くその内侍の奴を連れて来い!

白禄:常にあちらから来て、俺が訪ねたことはない。

キルチャン:首領、お前だけ特別に会ってるだろう!

ムミョン:(弓を射て)もう、やめるんだ。

キルチャン:(白禄を睨んで)死のうとして、この苦労したわけじゃない。もう一回でもこういうことが起これば... その時は皆死ぬ。

白禄家全景(小さい藁ぶきの家)(夜)

チョンヨンを傷つけた事を思い出し眠れない白禄

霜五樓(妓房)の門前(夜)

門に近づく白禄

監視兵1: (刃物をむけて)何者だ?

白禄:李白禄。 校尉の兄だが... 中にいるだろうか?

妓房の部屋の前(夜)

チスン:いったいどんな奴らなのか、死体一つを残さないで罠を抜け出たというのか? これでは追跡する糸口がないのではないのか?

ペッキョル:大監. 糸口がまったくないことはありません。

チスン:(見る)

ペッキョル:その者が使う剣術で推測できる事があります。

チスン:私も見た。 剣に紐を繋げて手足のように働かせるとは。

ペッキョル:私も実戦で使うのは初めて見ました。

チスン:それでは聞いたことはあるのか?

ペッキョル:その剣術は本来、中国、元の皇室の警護武術です。 高麗の時、元から我が国の王室に嫁いできた王女らの護衛武士らを通じて入ってきたし、高麗王室の内侍らが元の武士にひそかに習っているそうです。

チスン:内侍?

ペッキョル:太祖が新しい王朝を開国された後にも高麗朝の内侍らを、そのまま採用されたせいで、この剣術は朝鮮の内侍府でも生き残ったし、彼らの間で秘密裏に代々伝えられると聞きました。

チスン:結局には王宮につながるか。

ドアが開いてチヒャンが出てくる。

チスン:どうなのか? 意識が戻ったのか?

チヒャン:たった今目はあけましたが。 (ため息をついて)医者が言うには、傷が深くて腕を切り落とさなければならないそうです。

チスン:何だと? おう、 これは本当に ...

チヒャン:大監. 女がいくらたぐいまれな美人だからといって、もう腕の不自由な身に...。それでも大監、庭に植えかえるおつもりですか?

ペッキョル:(びくっとする)...

部屋の中に入るチスン、ペッキョル、チヒャン。

起き上がろうとするチョンヨン。

チスン:そのまま横になっていなさい。(静かにチョンヨンに寄る)訓練受けた兵士たちも、飛んでくる刃物を見れば避けるはずなのに。おまえはどんな思いで…?

チョンヨン... 恐れ入りますが、考えてしたことではありません。自分でも気づかない内に体が動きました。

チスン:おまえが私の命を救ったので、これから私もおまえの腕になってやろう。何でも望むのがあれば話しなさい。

チョンヨン:...

チスン:(医者に)切るしか方法がないか?

医者:はい? 切るですと?

チスン:腕を切らなければならないんだろう?

医者:幸い骨を傷つけていなくて、切る必要はありません。

チヒャンのいたずらだと気付く二人。

チヒャン:申し訳ありません。大監が、あまりにも慌てられるのが、初めて見る姿なので珍しくて。

チスン:(チョンヨンの手を握って)真に幸いだ。 縁だな... 縁...

外から兵士の声
私兵1の声“旦那様、人が訪ねてきました。”


妓房の中庭(夜)

白禄が待っている

ペッキョル:訪ねてこないんじゃなかったのか?

白禄:左議政大監が襲撃されたって? 何があった?

ペッキョル:知る必要はない。 帰れよ。

白禄:本当に... 何もないのか?

ペッキョル:何でもないから!

白禄:...分かった.... ところで、おまえ必ずこういう恐ろしい事が起きる所で仕事をしなければならないのか? おまえの妻の父に話して、どこか辺境でも行ってはだめか?

ペッキョル:兄さんに何が分かるんだ。 はやく帰れよ!

去ろうとする白禄

ペッキョル:兄さん...

白禄:(止まって振り返る)

ペッキョル:...来たんだ... チョンヨンが...

白禄:...今、何て そうなのか...?

ペッキョル:兄さんが、あんなに探したチョンヨンが来た...

白禄:...本当にチョンヨンなのか...? 今どこにいるんだ...

ペッキョル:ここに...

白禄:どこか? 案内してくれ。

ペッキョル:今はだめだ。 ちょっとケガをした。

白禄:(びくっと)ひどいのか?

ペッキョル:いや、何日か過ぎれば大丈夫だそうだ。

白禄:...よかった... 生きているとは... 本当によかった....

ペッキョル:...俺はよくない...

白禄:...よかった... 生きているとは... 本当によかった....
ペッキョル:...俺はよくない…

去るペッキョル。追おうとするが兵士に遮られる白禄。

17.白禄の家(夜、以下回想)

字幕<五年前>

白禄、捉えた魚を焼いてシジェに食べさせる。

シジェ:(我を忘れて食べて申し訳ないように)兄さんもちょっと食べるだろう。

白禄:兄はさっきたくさん食べた。 たくさん食べろ。

シジェ、食べて笑ってみせる。

白禄:笑うな。 情が移る。

シジェ:兄さん... 兄さんはなぜ私に良くしてくれる?

白禄:俺が何をよくする?

シジェ:兄さん、気にならない? 私がなぜ漢陽(ハニャン)から一人でここにきたのか?両親が誰なのか? 私が誰なのか?

白禄:それの何が重要だ? おまえは俺にはキョルと同じ弟だ。

シジェ:(静かに白鹿を見る)兄さん、それではいつどこででも、私を守ることができる?

白禄:(シジェの真剣な顔を見て)そうだ。 それしきのこと、兄が守るから。 いつどこででも。

笑いあうシジェと白禄。

チョンヨン:白禄兄さん! 白禄兄さん!”

チョンヨンが駆け込んでくる。

チョンヨン:兄さん. 大変なことになったのよ!

18.渓谷(夜)

真っ暗な森を走るペッキョル

チョンヨン(off):キョルがオオカミ渓谷で死んだ反乱軍らの物を盗もうとして行ったの。ところが、討捕軍(討伐して捕える軍)が反乱軍隊長の首級を直ぐに取ってこいと命令して、官軍らが今オオカミ渓谷に出動したって。 キョルが捕えられれば反乱軍として追われるって。

暗闇の中で死体を探るペッキョル。助けようとペッキョルを探す白禄とシジェ。討捕軍を見かけてあわてて松明を消す白禄。静かにペッキョルを助け出そうとするが、シジェが死体を見て吐いてしまい気づかれる。

官軍: あそこだ、反乱軍だ!

逃げる3人。行く手にも官軍が。

白禄:いったいなぜ、こういうことをした?天が怖くもない?

ペッキョル:...一ヶ月の間、麦を見る事もできなくて... 魚だけ捉えて食ったではないか...

白禄:それでも...。いいさ、みな俺の責任だ。 俺が飛び出したら... 急いで山を降りてるんだ!

白禄、弟らと反対方向に走って兵士たちを誘引する。

白禄:おい、おまえら! 義軍万歳! 義軍万歳!

ペッキョル:兄さん!

兵士たちが白禄を追う隙に逃げるペッキョルとシジェ。
白禄は追い詰められ、網で捕えられる。

24.官衙拷問室(昼間)

水をかけられ拷問される白禄。捕卒(捕盗庁の兵士。警察官のようなもの)に拷問を受ける。

捕卒:反乱軍の行首か!

25.官衙拷問室のそば執務室(昼間)

衙前(地方の役人):李白禄....反乱軍だね。

チョンヨン:その人は反乱軍ではありません。

衙前:ええ、このあま! お前はあえて反乱軍に肩入れするか?

チョンヨン:... 生きているんですか?

衙前:おまえとはどんな関係か?

チョンヨン:隣いとこです。

衙前:ところで、何歳か?

チョンヨン:はい? 兄さんは二十と三です。

衙前:いやいや、そいつではなく、おまえの話だ。

チョンヨン:... 二十才です。

チョンヨン:あの...生きていますか?

衙前:生きている。 今日は。 しかし、明日斬首される!

チョンヨン:ええ? (ドスン底にひざまずいて)旦那様、 実は李白禄は私の成婚者(婚約の事かな?)です。 どうか、お助け下さい旦那様... お腹がすいて死体の持ち物を盗みに行ったことだけです。 旦那様、どうかお助け下さい....髪の毛で草履を編めと言うなら編みます...旦那様、一度だけお助け下さい。


役人にすがりつくチョンヨン

村の道(昼)

チョンヨンが力なく歩いて、シジェとペッキョルが後に従う。

ペッキョル:それで? その衙前の奴が何て?

チョンヨン:.....

シジェ:姉さん.. ひょっとして...

チョンヨン:(かっと)ひょっとして何...! そいつに体でも捧げるかって?

シジェ....!

ペッキョル:それはダメだ!

チョンヨン:それでは君のあなたを殺そうというの?

ペッキョル:.....

チョンヨン:言ってごらん。 白禄兄さん、死んでもかまわないと!
それもあなたのせいで!

ペッキョル:......

チョンヨン:でなければ... あなた、お金持ったことある? 県監があなたの叔父にでもなる? いったい何で助ければ! 何で....

泣き崩れるチョンヨン

山道(夜)

馬に乗った宣伝官(伝令が役目の官職)と兵士2,3人が全速力で走って行く。

チョンヨンの家台所+の庭(夜)

台所で沐浴の準備をするチョンヨン

シジェの家(夜)

軒先に呆然と座っているシジェ

シジェ:兄さん....

庭先に入ってくる宣伝官と兵士たち

宣伝官:この家にシの字ジェの字を使われる方が住んでいるか?

シジェ:どなたですか?

宣伝官:問う言葉に返事がない!

シジェ:私がシジェですが。 イシジェ.

驚いて膝まづく宣伝官たち

チョンヨンの家台所+の庭(夜)

入浴するチョンヨン... 頬をつたって涙が流れる。ペッキョルが家外側でその姿をのぞき見する。ペッキョル、迷ってそのまま背を向けるが...

チョンヨン:馬鹿!

ペッキョル、その場で凍ってしまい。

チョンヨン:話があってきたなら、話して行かなくちゃ。

ペッキョル:...本当に行くのか? 嫌らしい衙前老人にところに?

チョンヨン:馬鹿!

ペッキョル:度々誰にむかってバカだって?

チョンヨン:私が体売ると、県監でもない衙前ごときが、反乱軍の命を救うことができるだろう! そして、私がもしも、そのようにして兄さんを助けたとしよう。兄さんが、その衙前の奴をそのままにしておくか。 殺人が起こるだろう...

ペッキョル:それでは... 今、何をして...

チョンヨン:死ぬのよ。

ペッキョル:なんだって?

チョンヨン:体をさっぱりと清めて.... 兄さんが死ねばその場で私も死ぬ....

ペッキョル:オイ。 そんなことする者がどこにいる?

チョンヨン:もう行って。

ペッキョル:兄さんは死なない! おまえも死なない! 俺が兄さんを救うんだ。 俺が救うんだ!

官衙の前通り(昼間)

斬首の準備が進んでいて、白禄も引き出される。見物の人垣が出来ている。群衆の中のペッキョルとチョンヨン。チョンヨンは懐の短刀を確かめる。ペッキョル、かろうじてチョンヨンを発見して人波を破って近付いて、短刀を握ったチョンヨンの手首を捉える。

ペッキョル:おまえが死ぬのを見る事は出来ない。兄さんは俺が救うから... だから、一緒に逃げて生きてくれ...

チョンヨン:ペッキョル....

ペッキョル:城隍堂(氏神を祭る祠)に行って待って...そして... もし...もしもだけど.. 生き返ったら... もしも、俺が生まれ変わったら...その時は... 兄さんでなく... 俺と生きてくれ...

チョンヨン:(胸が張り裂けそうだけれど)

ペッキョル:(チョンヨンの短刀を奪って背中を強く押す)はやく行って!

白禄を助けに刑場に飛び込むペッキョル

ペッキョル:や~~~!

兵士:何者だ!

ペッキョル、白禄の縄を切りながら

ペッキョル:はやく行って。 チョンヨンが待ってるんだ。 はやく行けよ!

白禄:おかしいぞ、こいつ。

ペッキョル:そうだ、おかしくなった....誰が兄救いにきたと思う?
兄さんが死んだら、チョンヨンが自殺するって。それでチョンヨンを生かそうとしてきたんだ.... だから、はやく行って、このバカ!

白禄は倒れた官軍の槍を摘み取って、古い刀を持ったペッキョルのそばに立つ。 兵士らが兄弟を包囲する。

白禄:次に生まれる時は... お前が兄になって苦労してみろ..

ペッキョル:兄さんとは生きない、クソ....

官衙前広場の刑場(昼)

兵士:今すぐ、こいつらを捕まえろ!

大勢の兵士を相手に猛反撃する兄弟。しかし、次第に劣勢になり負傷する二人。そこへ駆け込んでくる宣伝官。

宣伝官:????愚か者!

軍官:何者だ?

宣伝官:この者は罪がない。 刃をおさめろ。(白禄、ペッキョルを見て)家に帰っても良い。

軍官:誰が好き勝手に?

宣伝官:(御(オ)と書かれてある牌を見せて)王命を断るつもりか?

王のしるしを見せられて膝まづく役人たち。不思議そうに顔を見合わせる兄弟の前に馬に乗り立派な格好をしたシジェが

山道(夜)

白鹿禄とペッキョルがお互いを助けたまま歩く。

ペッキョル:兄さん.... 俺、ここを出て行くよ。

白禄:なぜ?武科試験を受けるためか?

ペッキョル:ここで、こんなふうに獣のように生きることはできない。必ず成功して、世の中を一度握り揺さぶってみたいんだ。 誰にも馬鹿にされないように...

白禄:ちょっとだけ待つんだ、兄が体さえ治れば、すぐにお金作ってみるから。

ペッキョル:兄さんと行けない、苦しくて。

白禄:おまえ... おまえは俺がいなくなったらダメだ。

ペッキョル:俺、今度のことで... 兄さんが死ぬ事を見送った。

歩みを止める白禄..

ペッキョル:オオカミ渓谷で兄さん一人で残った時も、帰ってこなかったら、今回の官衙に捕えられても、兄さんが斬首されたら良いだろうって考えた。

白禄:なぜ?

ペッキョル:俺 チョンヨンが好きだ。どうかする時は、俺、本当に狂った奴みたいで。 兄さんが死ぬことを願うだけではなく、兄さんを殺そうとしたこともあって....。俺が話したじゃないか... チョンヨンのために兄さんを救いに行ったと....。...兄さん! チョンヨンを俺に譲っちゃダメか....?そうしたら、俺が本当にうまくやるから....

ぼんやりしている表情で弟を見る白禄。一人で去るペッキョル。
(回想シーン終わり)

白禄の精肉店(昼間)

包丁を研ぐ白禄。ト・シピョンが訪ねてきている。

トシピョン:よく切れもしない刃物、毎日研いで何に使うのだ?

白禄:罠であることを把握もせずに仕事をさせたのは、おじさん責任だ。

トシピョン:どんな状況であろうとも! これ以上同じような失敗があってはならない。

白禄:冥土に旅立った友人らに路銀でも与えて下さい。

トシピョン:カン・チスン大監の婿が君の実の弟だそうだな?

白禄:...

トシピョン:ひょっとして、今回のことが失敗したのは、弟のために手に私情を置いたことではないのか?

白禄:...そんなことなくて...そうすることもないことです...

トシピョン:信じよう。 (立ち上がって外に出て行こうとする)

白禄:虎を捉えれば...、 従う山獣は自然に散る方法...、もし意図的に私の弟を先に傷つければ、
その時は私が刃物をどこに振り回すのか自信がない。

トシピョン:(白禄をにらんで)愚かな奴! まだまだだな。

王執務室(夜)

王の前にい並ぶ大臣たち

チスン:兵曹判書(軍事の長官)が空席になった後、ややもすると懸案の処理が困難になる危険があって、議政府(内閣のようなもの)で候補3人を急いで推薦するので玉顔指名して下さい。

ト・シピョン、禮判(禮曹判書-王室業務、儀礼の長官)から報告書を受けて王に伝達する。

トシピョン:兵判候補ら皆が信頼篤い重臣、私利を捨て国に尽くすので、一人だけ選ばなければならないというのがうらめしいです。

王:私も空席になった兵判(兵曹判書-軍事の長官)を置いて悩みが多かったです。短い識見でむなしい考えだけ回している時、ここに左議政が助けをくれました。

チスン:(思いがけない進行に若干慌てて頭を下げて)何のお言葉なのか....

王:記録を見ると、左議政が廃位させた先代時期に二回も兵判で推薦された人物がいたのです。二度みな惜しくも本人が固辞して失敗に終わったが....

チスン(‘やられた’という表情)....

王:左議政大監! 今回こそ大監がそのように希望されたその人物を一度使ってみましょう。

チスン:近況を知らなくて、本人が病的に世間に出てくるのを嫌いで。

王:そのような人を調べてみたのが大監の功ならば、天下に得するように使うのは私の徳であるはず....

禮判 :恐れながら、いったいその者は誰ですか?

農家の部屋(昼間)

パク・ユンが母にふくらはぎを鞭で叩かれている。その様子を子どもたちが覗いている。

パク・ユン :ああ! タゴラ、ああ、ああ。 ごめんなさい。 お母さん。

お母さん:(鞭を殴って)学習塾は文字を習うところだろう、げんこつ使うところか?

パク・ユン:お母さん、私が悪うございました、お母さん。(子供たちに)ホホウ、こいつら! 文を読む声が聞こえないぞ。(また鞭打たれて)ああ、...

お母さん:亡くなった父上が今日ことをご存知ならば、どれくらい悲しまれるか?

パク・ユン:ああ、はいはい、私が考えが足りなかったです。 お母さん、さらに殴って下さい、お母さん。

酒場+カン・チスン家東屋(昼間、交差編集)

酒場、他人のように別のテーブルに座り、密かに話をするシピョンと白禄。

トシピョン:忠清道、忠州の人で年齢二十にして大科試験(科挙の文科)で主席合格をしたが、意志が強くて清廉で、どの党派にも属しなかった。咸鏡道観察使を止める時は、老人と子供たちを含んだ数百の国民らが道の境界まで見送りに出たということだ。

東屋、碁を打つカン・チスンの話を聞く二人の息子とペッキョル。

チスン:(石を置いて)策で道を探して、その道を信じて、その道を生きる高尚な人。世の中には、そのような高尚な人も必要だ。ただ、世の中から出てこの漢陽(ハニャン)に上がってくるならばどちら側かを決めなくては。黒か、白か?

酒場

トシピョン:政治は結局、人だ。 気概ある高尚な人らを宮に集める。

東屋

チスン:(石を置いて)明日朝廷から忠州に兵判除授(兵曹判書に王じきじきに任命する)を知らせる宣伝官が下って行く。ヒョジュ、君が引率するように手を打っておいた。会ってみて必要なことを投げてみろ。 ...イ校尉も共に行くように。

ヒョジュ:受けなければどうしましょうか?

ペッキョル:兄上、お父様がなぜ私を同行させるのでしょうか? その時は私が出ます。

チスン:(笑って) 百石と黒石は混ざることができない。 私たちが与えるのを受けないならば、(白石一点を置いては)このように大石(囲碁で広い盤面を占める石)が死ぬよ...

酒場

トシピョン:(書を渡して)密書だ。 必ず別に伝えなさい。カン・チスンが黙っていないだろう。 だが、その方を必ず漢陽(ハニャン)にむかえてこなければならない。

密書を受け取って去る白禄。

パク・ユンの家、庭(昼間)

人々が集まって見物している。人垣の隙間から白鹿も様子を窺う。正装に着替えて使者を迎えるパク・ユン。

ヒョジュ:パク・ユンを兵曹判書に任命する。はやく漢陽(ハニャン)に上ってきて王を助けなさい。

パク・ユン:恐縮ですが、私は命を受けることができません。

人々が去った後の庭、パク・ユンとヒョジュとペッキョルの3人。

ヒョジュ:左議政カン・チスン大監の長男カン・ヒョジュといいます。 こちらは私の妹婿です。

ペッキョル:(丁重だがどこか固い目礼を短く)

ヒョジュ:お父様が私たち一行を設けたことは、令監(何かの敬称?)を迎えるのに手厚い礼節を守ろうと思われたためです。 (小さい絹風呂敷を差し出して)これは、お父様が送った高麗人参です。

パク・ユン:やりとりするほどの縁がありません。

ペッキョル:令監 御命をなぜ受けないのです?

パク・ユン:私は国の仕事をするには、器がとても小さいです。

ペッキョル:水を入れてみることもせず、器の大きさがどうして分かりますか? 謙遜も行き過ぎれば傲慢です。

ヒョジュ:妹婿、失礼ではないか?

パク・ユン: ハハ。 そうです。 実は私が、若くて一人になられたお母様を見守り暮らしていますが、親不孝者が心配をかけたためなのか、正気を失いました。精神が幼い頃に戻って、息子も分かりません。忠義の根本は孝といいますが、こういう親不孝がどうして忠義を口にしますか?

ペッキョル:令監、母親が亡くなれば官職の道に出ることができますか?

ヒョジュ:おい! キョル。

パク・ユン:(ペッキョルはにらんで)左政大監の婿の勢いがこのくらいなら...果たして噂のとおり大監の勢いは十分に泰山の上に浮かんでいる月ですな...ハハハ...

道(昼間)

馬に乗って行くペッキョルとヒョジュ。

ヒョジュ:言葉が過ぎたよ。 忠と孝はひとつだが、二つを駆け引きするように競うとは...

ペッキョル:兄上、私はああした者が一番嫌いです。あの者が正しいならば、国の仕事をしたくても機会さえ得られない、国の多くの庶子(非嫡出子)らと差別を受ける地域の高尚な人らは何になりますか?

パク・ユンの家の近所、道(夜)

白禄とムミョン、ペッキョルの襲撃を警戒してパク・ユンの家を警護する。

白禄:もう私たちの番なのか? (密書を取り出す)何か使ってそそのかすか、一度読んでみようか?

ムミョンの合図で人影に気づく白禄。パク・ユンの母だ。後をつける。

川辺(夜)

徘徊する老母の後ろをついて行く白禄とムミョン。

白禄:やあ、お前が行って連れて来いよ。 俺は気が抜けて、もう行けない。

ムミョン:本来あの病気は、そのまま放っておけば、一人でひとまわりしてまた家へ帰ってくるさ。

話しているうちに老母が川に落ちる。

白禄:ひとまわりすれば帰るだって?

川に飛び込む白禄。

パク・ユンの家、部屋(夜)

横になった母のそばにいるパク・ユン。白禄はずぶぬれだ。

パク・ユンの家の庭(夜)

パク・ユンと白禄がマッコリを酌み交わしている。

パク・ユン:大変お世話になりました。 本当にありがとうございます。

白禄:高尚な方は官位を体質上受け付けないでしょう?

パク・ユン:はい?

白禄:噂が朝鮮八道にぱっと広がりました。 兵曹判書をお断りしたそうですね?

パク・ユン :あ、はい。 たいした事ではないです。お母様がああなのに、私が国の仕事をどのようにしますか?

白禄:みな言い訳よ。

パク・ユン:はい?

白禄:国の仕事を出来ないことはないでしょう、観察使までなさった方が。

パク・ユン:私に関して、よくご存知なようですね。

白禄:(笑って酒をずっと引き寄せた後)言葉を交わしてみると本当に良い方みたいだが、一つ気にかかりますね。 ひょっとして人を信じられないということではありませんか?

パク・ユン:... お客さんは信じますか? 人を?

白禄:信じられないです、俺も。

パク・ユン:千字文(世の中のあらゆることについて書いてある漢文の文書。全部違う四字熟語で構成されていて、漢文の初級読本として使われている)で空をなぜ黒いといったでしょうか? 空は本来、青くはないですか。 私は漢陽(ハニャン)にいらっしゃった天は特に信じられません。如何に多い学識者が一瞬で変わるその方気持ちのために死にましたか。

白禄:それは本当に... (密書を渡して)今の天は大丈夫みたいだが...

この時、部屋から聞こえてくるお母さん声。
お母さん:ユン、おまえ、どこにいるのだ! すぐに鞭持ってきなさい。

パク・ユン:(ため息をついて)今日はそのまま越せると思ったが... 失礼します。

お母さんが庭に出てくる。

お母さん:学習塾は文を学ぶ所だろう、げんこつ使うところか?

白禄、鞭をすぐにつかんでお母さんに差し上げる。

白禄:お母様、子供は鞭で強く育てなければなりません。

鞭を持ち上げるお母さんの表情が変だ。

パク・ユン:お母さん?

お母さん:(白禄に)なぜ今、いらっしゃいましたか....

白禄:はい?

お母さん:令監、私に会いたくもありませんでしたか..

白禄:はい?

パク・ユン:ああ、お母さんがお客さんを、若い時期亡くなったお父様と勘違いされていますね。

白禄:はは...はい...

お母さん:令監、令監...

お母さん、白禄の懐に飛び込む。

白禄:高尚な方! ちょっと助けてくださいませ。

パク・ユン:はっはと。 (いたずらに)お父様. 私が正式にご挨拶差し上げます。

白禄:この両班が、まったく!

忠清道、官衙宿舎(夜)

ペッキョル、布で刃を磨く。

パク・ユンの家の部屋(昼間)

庭に侵入者、パク・ユンを警護する白禄らが気づく。

パク・ユン:あの、何事か?

白禄:虫が泣かない。

パク・ユン:はい?

白禄:四方に殺気がいっぱいです。

パク・ユン:いや誰が?

白禄:高尚な方、官位は受けなくても左議政が贈った高麗人参は受けたらどうでした。

ペッキョルの言葉を思い出すパク・ユン

ペッキョル:令監、母親が亡くなれば官職の道に出ることができますか?

パク・ユン:じゃあ...お母さん、...お母さんは

白禄:ちょっと待って。 出て行ってはいけない。

外からお母さんの声

お母さん:あなた、ユナ。

出て行こうとするパク・ユンを止める白禄

パク・ユン:お母さん、お母さん。お母さん! 危険です。 中に入って!

外から、物音と母の声

お母さん:???????

パク・ユン:お母さん!お母さん、中に入って。

白禄を振りきり部屋の外に出るパク・ユン

パク・ユン:お母さん、お母さん!

連れ去られるお母さん

パク・ユン:お母さん。お母さん!

賊を倒し追いかける白禄とムヒョン

パク・ユン:お母さん!

白禄:近道!

パク・ユン:(丘を示して)あそこです!

山道(昼間)

逃げる賊。追う白禄とムミョン

パク・ユンのお母さんを連れた賊に追いつく。お母さんに刀を向ける賊。

お母さん:あなた...

白禄:カン・チスンの犬畜生ども...野卑なのは主人と同じように似ていたんだな。

お母さんを斬ろうとする賊と戦う白禄。覆面を取る賊。ト・シピョンだ。

シピョン:驚いたようだな。

官衙(昼間)

義兄とペッキョル

ヒョジュ:お父様には私がよく話すから、君は心をちょっと沈めるように。

ペッキョル:兄上。 今でも遅くありません。

ヒョジュ:いいのだ。 私が責任者である限り、血を見ることはない。

山道(昼間)

後追うパク・ユン

パク・ユン:お母さん、お母さん

山間(昼間)


白禄:刀一つに地獄が三千個か。また、何の地獄を作っているのです?

シピョン:老婆を殺せ。

白禄:何だと?

シピョン:パク・ユンを漢陽に上らせようとするなら、カン・チスンがお母さんを殺したと信じさせなければならない。

白禄:やめろ! ふざけた真似をするな。

トシピョン:こいつ! 殿下のためだ。 おまえの忠誠はどこへ行ったか?

白禄:話にならない。

トシピョン:すでにこの国がお話にならない国だ。 だから、真っすぐたてようとするのだ。そして、それをおまえと私がしようとするのではなかったか!

お母さん:あなた. 恐ろしい。あなた、恐ろしい....恐ろしい、ああ…

トシピョン:こいつ! 殿下との約束を忘れたか!

山間(昼間)

探すパク・ユン。山間に響く叫び声に驚く

パク・ユン:お母さん!

山間(昼間)

倒れているお母さん。立ちつくす白禄。去るト・シピョン。
駆け込んでくるパク・ユン、母を見つけて掻き抱く。

パク・ユン:お母さん!お母さん!お母さん.....???してください。???もしなければ。お母さん....

テーマ:★韓流スター★ - ジャンル:アイドル・芸能

「夜叉」第1話完全日本語版 -- by Camoさま

「夜叉」完全日本語版を、元Lococom内でCamoさまと春頭さまが各自のブログで掲載されていらしたのですが、この度、一般公開のこのブログに掲載させていただけることになりました!

第1話はCamoさまが作成されました!
みなさま、この大力作を、どうぞご覧くださいませ。

「読みたいな~」「載せてもいいですか~」の軽いノリのお願いに
即、快諾くださいました、Camoさまと春頭さま、大変感謝しております
---------------------------------------------------------------
官吏らの派閥勢力政治が深刻だった朝鮮中期.
王は神権に対抗するために秘密武士組織を作った。

歴史に記録されなかったその名前を当代の人々は*黒雲剣と呼んだ

信義と愛のために野獣になるほかはなかった一兄弟の人生の物語が今から始まる。


漢陽(ハニャン)近隣山道(夜)


馬夫:イリャッ! イリャッ!




副将:前方異常ないです!

隊長:月がこのように明るいから真昼にも太陽は必要ないな。 
    全体 急げ。

副将と部下ら: はい!
 





王宮廊下と寝所(夜)


王:  酒!


*尚膳 ト・シピョン. 内侍府に所属した従二品官職.  

【*尚膳=朝鮮時代、内侍府の一番上位であり、賃金・妃嬪・大妃・皇太子の食事に関することを掌握と、内侍府の官員を監督した。 】




王: 干し肉! (肉包)



 王 イ・シジェ





カン・チスン*大監邸 あづまや(夜)
             【*大監 :=朝鮮時代に正二品以上の官員の敬称】

カン・チスンは2個の碁盤の前に座っている。 それぞれの囲碁相手は彼の二人の息子.



チスン: 有利なところでも戦おうとしないから、お前の敗北は必然だ。

長男: お教えありがとうございます。



次男: 私が勝ちました。 父上.

チスン: 「勝固欣然や敗亦可喜」 (しょうこきんぜん、はいぎゃくかき)

勝つのは真に楽しいことでも
立派な相手に会って棋譜談を分けたとすれば負けでもうれしいことだ。

次男: はい。 そうです。

チスン: しかし 敗亦可喜とは?  私はこの言葉が心より胸に迫らない。

むなしく君子ぶった空元気ではなかったか...

次男: はい?

チスン:負けるのに何の喜びがあるというのか?

 左議政 カン・チスン 


漢城府(ハンソンフ)官舎広場(夜)   
  
漢城府(ハンソンフ)



    *漢城判尹 

【*漢城判尹= 朝鮮時代 首都漢城府の機関長(今のソウル市長)】

漢城判尹: 今日標的は逃亡奴婢女の股ぐらの間です。

高尚な人1: あまりに遠いのではないですか?

判尹: 月がこのように明るいがこの程度は損をしなくちゃ。

百中百発・・次期兵曹判書の弓の手並みを見せるだろう。 (弓を引いて)


判尹、弓弦を放てば矢が飛んで行って、女の足に打ち込まれる。

(女の悲鳴)





漢陽(ハニャン)近隣山道(夜)


急に馬が後ずさりする
  
隊長: 馬がどうしたんだ!?



部下: 隊長!


*斥候兵の頭がとれたまま胴だけ残っている。

   【*斥候兵(せっこうへい) = 時の都合や地形などを偵察して探索する兵士】


隊長: 何者だ ?




カン・チスンの*祠堂(夜)  *【祠堂(しどう)=位牌堂 (いはいどう)】

広場に降り立ったチスンの顔の上にも闇が降りてくる。



王宮寝所(夜)

女たちが一歩前に出るといっせいに服を脱ぐ。  女たちを一人ずつ見る




漢城府(ハンソンフ)官舎(夜)

女:助けてくださいませ お役人様... 助けてくださいませ...





漢陽(ハニャン)近隣山道

丘を走って降りてくる白禄、競って走ってくる副将


王宮寝所


寝所の外

ト・シピョン、静かに寝所で聞こえる王と女のうめき声を聞く。



漢陽(ハニャン)近隣山道




カン・チスンの家

祠堂の先祖位牌が風に揺れると落ちる。



漢陽(ハニャン)近隣山道




漢城府(ハンソンフ)官舎

闇の中の黒雲剣刺客(ムミョン)と漢城判尹(ハンソンパニュン)の弓対決が広がる。


漢城判尹:こやつら. 私が誰か知ってのことか?

ムミョン (フフッ)

漢城判尹: この国漢城判尹であり まもなく*兵曹判書に上がる身だ

             【*兵曹判書: 兵曹の最高官職】



カン・チスンの祠堂    



王宮寝所





山道近隣空地 (夜)

武官1: 遅すぎると思います。


ペッキョル: ・・・  事故だ。



漢陽(ハニャン)近隣山道(夜)


死にかけの隊長: お前は誰だ

白禄: 既に顔を見せたので私の名前も言うだろう。

七牌通りに住むお金虫をご存知か? ...分からない?

それでは黒雲剣行首李白禄は聞いてみられたか?

隊長: 黒雲剣? ...そそのかした者は誰だ?


白禄: 王命だ。


白禄テントをまた覆って銀塊を積んだ馬車を引っ張っていく準備をする。

山道から馬車が猛烈に走って降りてくる。

馬を止めるペッキョル...






カン・チスンの家. 広場(夜)  

同 部屋(夜)

長男が受けて布をまくれば血がついた弓があらわれる。


ペッキョル: 死体と收給は別に迎えました。

長男: 何人かの奴が攻撃したのか?

ペッキョル: 目撃者らの証言が互いに交錯します。

長男: そんなに多かったか?

ペッキョル: 膳濫できて来ますが1人であります。

長男: 1人?

次男: そんなばかな。  詞兄は弓手並みで長安(チャンアン)で五指に入る方なのに。

長男: 剣にやられたか?

ペッキョル: ...

チスン: 弓なのか?

ペッキョル: 弓に先に当てられて刃物に絶命しました..




長男: ヘジュからきた銀塊を強奪して、兵曹判書に予定された判尹を殺害する。 それもただ1人の奴に! 
 いったい妹婿は何をしていたというのだ!?

ペッキョル: 申し訳ありません。 あまりにも奇襲的に被ったもので...

次男: いや いったいどの気の触れた奴があえて我が家を襲うというんですか?

長男: 父上 わたくしはまだ夢なのか現実なのか識別がつきません。


チスン(ペッキョルに) 去る夜 殿下は何をされていた?

ペッキョル: 夜遅くまで女官らと飲酒と余興を楽しんで、明け方に寝所にお召しです。

チスン: 昼間には*尭舜の後裔で生きて、夜には*桀紂のような覇王で堕落する?

やはり王か?  いよいよ王が抵抗することにおなりか?


【*尭舜: 名君と知られた中国の神話の中君主の名前で, 中国の三皇五帝(三皇五帝)神話の中五帝の一つ. .】

【**桀紂: 1. 中国ハナラの桀王と殷の紂王を合わせていう言葉.
 2. 天下の暴君を比喩的にいう言葉.】
-----------------------------------------
川べり、明け方

銀塊を積んだ馬車が立てられていて、その向こう側で川が流れる。
血のついた手を洗う白禄.

後から聞こえるト・シピョンの声.


シピョン: 血なま臭さが十里の外まで立ち込めるよ。

白禄: 陳述渡津....

それでもあなたの体から出るやもめの臭いよりはより良いだろう。



シピョン: こいつ。 人と話をする時は顔を見て話さなくちゃ

白禄:顔を見ることが何があって? 馬車そのまま引っ張っていけば良いです。

シピョン: 気の利かぬ奴.... すぐに振り向けないだろうか!

王: (後に現れて) 大丈夫だ。

白禄: どうしてここにまでいらっしゃいましたか?  とても危険です。



王: 兄 !





蓋馬(ケマ)高原全景、昼間

     咸鏡道(ハムギョンド)、カプサン


川辺(昼間)
       五年前


シジェ: 兄!  私も連れて行って。 (脚を踏み外しふらつく) オオ. 兄!

白禄: 臆病は... ここは はまってみても死にたくても死ねない。
     ゆっくり来い。






ペッキョル: 釣りが男のすることか?

チョンヨン: 何が?

ペッキョル: エサにそそのかして捉えるのが汚らしいじゃないか。

男ならば山に行って一対一戦いに出て狩りをするかすべきだ!

チョンヨン: それでは君は山に行って虎や熊と戦いに出て。

私は白禄兄さんとエサにそそのかすのがもっとおもしろいわ。




       


チョンヨン: シジェ !  一つも難しくないよ  足の指に力を集中して!

白禄: 足の指に・・

シジェ: 集中して・・ あ、あ、あ! 

 (バシャバシャバシャ)  僕を捨てたらダメ!   兄、 僕を捨てたらダメだよ!



白禄:  こいつ、捨てないよ、ここにいるって

シジェ: 兄!  行くな!

白禄: 行かないよ


チョンヨン (笑)





川べり(現在、明け方)

シジェと白禄.



シジェ: あの時が本当に良かったけど...

私が兄をこんな血塗られた夜叉を作ってしまった...

白禄: 守って差し上げる約束をしたので... 道理がありますか?

シジェ...私が王だから...? 

白禄: ...王ではなかったら... さらに切実に守って差し上げるべきかも知れません。

シジェ: なぜ?

白禄: ただ私にはかわいそうな弟だったからだよ。

シジェ: このように命を差し出しながらも守らなければならない約束だとは思わなかったじゃないか

白禄:はい... ですが... 私は... 死にません...

    ...少なくとも かつてはシジェと呼んだ...

シピョン: 無礼だ。 どこで殿下のお名前を口にするか!

シジェ: *寡人(かじん)は今 王として座っているのではない。 
君は今の喜びを台無しにしようとするか?


      【*かじん; 王が自みずからを謙遜して言う語】


シピョン: ・・・

シジェ: 離れていなさい。





シジェ: つづきを話して 兄...  かつてシジェと呼んだ弟が...

白禄: ...その弟が... 今何がなっていようが...

すべての憂いを減らしてゆっくり寝る前まで...私は死なないでしょう....



シジェ: ...次には... こんなところではなく... このようにこっそりではなく....

私の 必ず....満朝百官が頭を下げている宮廷で... 兄の酒杯を満たしてあげるから...



カン・チスンの邸宅全景(昼間)

同広間(昼間)

カン・チスンら三人の大監が集まって深刻に討論中



刑判 (*刑曹判書) : 彼らは私たちを非常に早く分かるけれど... 私たちは分かるのが何もありません。
そして事前に要求するのもなかったので...
目的が何かも知る術がなくて... これは本当に...

          【*刑曹判書=朝鮮時代の刑曹の一番上位】

礼判(*礼曹判書): しかも彼らの下手人(げしゅにん)らが鬼神のような手並みらを持っているとは. 
 いつまた、私たちの番になるのか不安なばかりです。
刑判どの、 事件現場で全く推察になることはないですか?
   
          【*礼曹判書=朝鮮時代の礼曹の一番上位】

刑判 : 検屍官らの話では殺戮の跡だけ凄惨に残っているだけということです。  
 いったい... 何一つでも推し量れません。



チスン:...嘆かわしい・・


いささか望むのは私たちに最も大切な2種類です。

刑判 : それは何ですか?

チスン: 権力... そして... 私たちの命....





礼判: いったい誰が....

チスン: 軍事的行動があったとすればこの人 手の平の中です。

しかし刺客を動かす者ならば、軍事を持った者では決してないですよ。

これでも推し量れない?

礼判: まさか... 私たちがたてた王が...

チスン:  私たちが権力を失えば... それを持つ者は誰だろうね?  



すずりで墨をする王


同、ペッキョルの居所(昼間)

ペッキョル、昨夜のことを思い出している。

そこへ来るソヨン(カン・チスンの娘)...


ソヨン: *豫壻(いぇそ)まだこうしてらっしゃいますか?
                  【*豫壻=婿養子、入り婿】

ペッキョル: 考えることが少しあって...

ソヨン: その考えに私も含まれていますか?

ペッキョル: ....

ソヨン: 家に入ってくれば私の居所には最初から入ってこようとしないから...  果たして夫婦ということができますか?

ペッキョル: 非常事態なんです、夫人.

ソヨン: それでは ほかの時は私を見つめることもしましたか?

ペッキョル: 夫人!

ソヨン: 父上のために私と婚姻したこと分かります。

私が父上に締めたのも認めます。

だが、私も女で 人です。 *守節寡婦ではないということです。
どうしてこのように侮辱を与えますか!
【*守節寡婦=貞節を守る未亡人】

私がそんなに嫌いだったら父上に清海(チョンヘ)辺境の外職でも出て行くのがいっそ居心地がいいわ.




チスン: 何をこのように騒々しいのか?



チスン:  蜂や蝶々が花に近付かなければ花にも問題があるのだ。

退いていなさい。

ソヨン: お父さま!




チスン: 夜の間にどんなことがあったのか、お前も耳があれば聞くものではないのか!  どうしてこのように大人げない!

ソヨン: ・・  (その場を去る)  


ペッキョル: 申し訳ありません。

チスン: ...どうせ君は... あの子を選んだのでなく...私を選んだのでなかったか...

ペッキョル: .....

チスン: 早く母を失って育ってきた子だ...心になくても時には優しい一言でもかけなさいよ。

ペッキョル: ....

チスン: 君... 捕庁は止めてまた白雲剣に入らなければならないね...
入って王を徹底的に監視して、敵の本心を知るように。 

ペッキョル: 分かりました。

チスン: はやい内に知ることができなければ私たちが攻められることになり。
これは私の命それだけでなく、君の命もかかっておる、 肝に銘じるように。

ペッキョル: はい大監.






  漢陽(ハニャン) 七牌通り (昼間)

同精肉店(昼間)  肉をたたく白禄


白禄: 何だよ? 

ムミョン: ・・・ 毎日俺だけ くそっ・・




捕庁の前(昼間)

正門、 ペッキョルが捕庁から出る。


白禄: ペッキョル!




白禄: チョンヨンが便りまだ何もない?

ペッキョル: やめろといっただろう。 俺を捨てた子が決意して隠れてしまったのを捕庁だとどのように探す?
チョンヨンが好きなのは兄だから、兄が探してみて。

白禄: お前! 君いくら婚姻をしたとしても、どうしてそんなふうに話せる?
おまえと口約束した子だ。 チョンヨンに何かあった場合もあるじゃないか。
なぜ探してみることもせず逃げたとだけ考えるんだ! 

ペッキョル: そんな兄は... 兄はいったい3年間何をして現れたものだか...

白禄: おまえ世話しようと... 行商人で歩き回ったといったではないか。

-----------------------------------------
ペッキョル: それでやっと用意したのが肉屋に*白丁事しながら高利貸金をして。
              【*白丁=屠殺業者 賤民の最も差別された最下層身分】 
白禄.: .!...

ペッキョル: もういいって。 私の妻の父が誰なのか知っているでしょう。
兄の行く道でも行って。 チョンヨンもあちらの道を行っているのだ。
それに、これから捕庁訪ねてきても俺はいないから... 二度と訪ねてこずに...
道で会っても分かるそぶりをするな。

白禄: ...兄弟の縁を切ろうといっているのか...?

ペッキョル: 当分は.... 後で... ずっと後で私が呼べばその時来て。

白禄:  お前 出世するのはいいし. . 俺ともう会わないでもいいけど..
 
危険な仕事はするな 




王の執務室(昼間)

シジェとカン・チスンが単独面談をしている。


シジェ: 判尹が暗殺にあったのはわたくしも胸が痛いです。
早く犯人を捜し出して一網打尽して下さい。

チスン: はい殿下. ...および... 殿下の安全と危機を守るために、周辺を強化することにしました。

シジェ: *内禁衛をさらに補充するということですか?
         【*内禁衛=朝鮮時代王の側近で護衛する軍隊.】

チスン: 内禁衛はそのまま置いて、形式だけだった雲剣を殿下の最側近に置こうと思います。

シジェ: ...!... とてもわずらわしくありませんか....

チスン: わずらわしくても当分はそのようにしなければなりません。
漢城判尹を暗殺した者らとか... 彼らの目標がどこまで達するのかまだ分からないです。

シジェ: 考えてみますね。

チスン: 考えてしまっての懸案ではありません。

殿下に事故ができて小臣(臣下)らがまた再び保衛を繋ぐ王孫を探さなければならない。 罪を犯さねばなりませんか?



びくっとするシジェ...

執務室外で聞いていたトシピョンの目が大きくなる。



チスン: 神々はただ殿下の安全と危機だけを深慮するだけです。 *允許(いんきょ)して下さい。 【*允許=王の許可】

シジェ....分かりました... そうしてください....

チスン: そして... 空席の兵曹判書と漢城判尹の候補らをまもなく上げます。

シジェ: .....





王の寝所廊下(昼間)

荒々しく歩いて入るシジェ. 後に従うトシピョン  つぶれるようドアをあけて入るシジェ.


王の寝所(昼間)

シジェ、入ってくるやいなや、奇声をあげて世帯と什器らを投げる。



シピョン: 殿下、お気をお鎮め下さい.... 殿下...

シジェ: あいつが知ってるんだ

それで雲剣を付けて私を身動きが出来なく監視しようというのか! 

もうどうすれば良いか。 私をまたがちがちに縛っておくはずなのに... どうすれば良いというのか....

シピョン: ....

シジェ: どうして言葉がないのか.... 答えてみろというのだ!

シピョン: 殿下... 今夜、ことを起こします。

シジェ: 今夜...?

シピョン: どうせ明日から雲剣がくれば ことを企てるのが難しくなります。
カン・チスンを片づけようとするなら、今夜の他には...

シジェ: できるか? 

シピョン: やり遂げるべきではないでしょうか?
その上 カン・チスンが殿下に厳しい忠告をしたと考え
今夜は警戒を疎かにする可能性があります。

シジェ: ...私の運命が黒雲剣にかかっていたのだな....




漢陽(ハニャン)近隣の森(夜)

黒雲剣らが集まっている 森の道でト・シピョンが近づく。  白禄が近付く。


白禄:戦争でもやるんですか。
いったい誰をやるためにこのように全員集まれとは.

シピョンが封筒を差し出す。 白禄が封筒を開けてみれば...
書札に<斬姜致純>そしてその下段にシジェの玉璽がつけられている。


白禄: カン・チスンといえば... 左議政ではないですか?

シピョン: そうだ。

白禄: その者を なぜ?

シピョン: なぜ? こ奴が いつから理由を尋ねるのか。

白禄: ......

シピョン: こ奴と何の関係でもあるのだ?

白禄: それは ないが....

シピョン: たとえその者が 貴様の父といっても.... 御命に従うだけ!   


白禄: 従います。

シピョン: 殿下の命がかかったことだ。 必ず斬首せよ。
また、その場にお前たちを見た人は誰もいなくなければならないだろう。



'チョモル'(霜五樓)  チヒャンの寄生(芸者)家 (夜)

 カヤ琴の声が聞こえる。


同キバン広場(夜)  

ペッキョルがキバンを守っている。


同キバン中(夜)

チヒャンが満たす酒を空けるチスン...  寄生(芸者)一つがカヤ琴を演奏している。



チヒャン:判尹大監のことは聞きました。 傷心が大きいです。

チスン:出入りする者の中に王を同情する者らはなかったのか?

チヒャン:そうした者らはすでに大監が手中をみなご覧になったのではないですか?
こちらに出入りすることはないでしょうね。
そうだわ! 判尹大監がそうなったら、兵判席を狙う者が多いです。

チスン:誰が?

チヒャン:左捕將は大監が自分を推すものだと信じていたんですよ

チスン:情けない者のようだから...

チヒャン: そういえば 私もそれほどの器でないと思えます。
しかも暗殺組織に攻められても両手置いている左捕將に罰を与えれば与えたところで、賞を与える大監ではないではないですか?

チスン:(フフッ) 左捕將が君だけでもできないね。

チヒャン: ならば、左捕將席を私にくれますね。私が暗殺組織を一網打尽するから...

チスン:何でもそのことに関し聞こえるのがあれば遠慮せず話しなさい。
功労が大きければ捕盗大将ではなくても製造尚宮席でも与えるから...

チヒャン:もちろん。
その前に大監に他の功を一つたててみようかと思うんですが...

チスン:....

チヒャン: ヨンが支度終えたら いれるように。


同 寄房(キバン)中 (夜)

赤い花びらが水の上にいっぱいである浴槽にからだを漬けたチョンヨン.



同キバンの前(夜)

ペッキョルの前をすぎていくチョンヨン...

チョンヨン: 久しぶりだね。..



キバン中(夜)

チョンヨンが入ってきてチスンに礼を尽くす。


チョンヨン:  ヨンと申します。

--------------------------------
ペッキョルが入ってきてチョンヨンを見る。



チスン:何事か?

ペッキョル:・・・

チスン:何の用か申さぬか! 

ペッキョル: ・・・・ は、恥ずかし気もなく押し込んで...

チスン: わかった。 出ていくように。


同キバンの前(夜)

ショックを受けるペッキョル



川辺+川 (回想)

ペッキョルがシジェを相手に剣術を教える。



                 

白禄:チョンヨン。 キョルをちょっと見ろ。

お前によく見せようとあんなに気合を入れてるのに 一度注目してやらないのか?

チョンヨン: なのが格好にならないんだね。 四才の子供でもあの程度はするわよ。

白禄: ははは・・   

     シジェよ!  遊ぶのに何をしてるんだ? 
     孔子様お言葉でも詠じてみろ

シジェ: 孔子様のお言葉?  あー、論語?

白禄: 俺はお前が論語読む時の声が朗々として本当に好きだ.

ペッキョル: 兄、そんなに騒々しくふるまえば魚みな逃げるだろう。

白禄: 魚も論語勉強すればいいって

チョンヨン: そうよ、 私もシジェの声聞きやすかったよ。 一度やってみて。

シジェ:  うん、やるよ 子貢이 問政한대   ウォホン!、 ア! ア!

       子貢問政  




白禄: はははは・・



シジェ:  子曰、足食足兵이면 民信之矣리라 

       子曰、足食足兵、民信之矣 


シジェ: 子貢曰 必不得已而去인댄 於斯三者에 何先이리잇고 
      曰 去兵이니라  

       子貢曰、必不得已而去、於斯三者、何先、曰去兵


白禄:ようし! 本当に良いお言葉だね。


ペッキョル: 兄!  何の意味なのか分かると良いというの?

白禄:当然分かるだろう、お前.

ペッキョル:何?

白禄:...孔子様のお言葉なのに良いお言葉だよ... お前はそうじゃないの?

ペッキョル:俺? 俺は当然... 分からないだろう。..

白禄とペッキョル: はははは.








チョンヨン:子貢が政治とは何ですか? と尋ねると、孔子様いわく、

政治とは経済、軍事、そして国民らの信頼だ。

シジェ:子貢曰 必不得已而去인댄 於斯三者에   何先이리잇고

チョンヨン: 子貢が尋ねることを もしこの三つの中 一つを捨てるべきだとすればどれを捨てるべきですか?

シジェ: いわく挙兵!

チョンヨン: 軍事を捨てろ。

白禄:ほら.... お前、俺が良いお言葉といっただろう?
ところで、チョンヨンよ お前... 文は読むのと思ったが、いつ論語まで勉強したか?

チョンヨン:ただ父の本を何度か見ただけだよ。..

皆 魚がかかって喜ぶ




チョモル' (夜、現在)

キバン中(案)(夜)

カヤ琴をひくチョンヨン.


チスン: 嫁いだ者がいるのか?

チヒャン:花柳界も初めての子です。

チスン: 花柳界にある草花でなないのさ...

チヒャン: ならば... あの草花を大監広場に移して植えようとお思いですか?

チスン: 君の言葉通り... 君が功を一つたてたよ。

チヒャン: それでは賞を与えて下さらなくてはね。

チスン: 何の上を望むのか話してみるように。

チヒャン: ゆっくり考えた後に答を差し上げますね。

チスン: 欲が多いな。






同広場(夜)

にいっせいに塀を跳び越えてくる黒雲剣...


キバンの前(夜)

音に驚いてむくっと立ち上がるペッキョル...

キバン中(夜)

チョンヨンもカヤ琴演奏を止めて...

チスンとチヒャンも表情が固まる。

キバン広場(夜)

私兵数十と黒雲剣らの血みどろの戦いが続く。



キバン中(案)(夜)

チヒャン: 大監を狙う刺客たちのようです

チスン: こんなことだろうと思った..



入ってくる覆面刺客、白禄



チスン:王命か?

白禄:....

チスン:まあ吐説するやつらではないだろうね


ペッキョルらが入ってくる

ペッキョル: 刃物を捨てろ みな終わった





外へチスンらが出てきて

チスン: 誰の指図か言えば首だけは残してやろう 


白禄 手を天に向ける

チスン: 天? ふっふっふっふ・・ 生意気な奴め

必ず 今すぐ捕まえろ


黒雲剣とカン・チスンの私兵の闘い

キルチャン: 罠じゃないか?
白禄: ・・・ いったん引き上げるぞ






白禄がチスンに投げた刃物がチョンヨンの腕を切る・・


テーマ:★韓流スター★ - ジャンル:アイドル・芸能

衛星劇場「夜叉ーヤチャー」(字幕版)第1話は今日午後11時スタートです!

イチゲンさまがアップしてくださった衛星劇場「夜叉ーヤチャー」番宣をご覧ください。


 http://youtu.be/P9xJkFv6YgE


 http://youtu.be/RqeJf8fFGkw

衛星劇場「夜叉ーヤチャー」(字幕版)は本日5月29日放送開始です。
第1話は午後11時から
第2話は午前0時から放送です。

詳細は衛星劇場HPをご覧ください。
 http://www.eigeki.com/eigeki/program?action=showProgramDetail&oa_prg_frm_cd=111022811503506504

テーマ:★韓流スター★ - ジャンル:アイドル・芸能

衛星劇場「夜叉ーヤチャー」(字幕版)第1話は今日放送です!

衛星劇場ヤチャみどころ

衛星劇場ヤチャ新登場

5月1日午後1時から「夜叉ーヤチャー」第1話が放送されます!
詳しくはこちらをどうぞ
http://www.eigeki.com/eigeki/program?action=showProgramDetail&oa_prg_frm_cd=111022811503506504

テーマ:★韓流スター★ - ジャンル:アイドル・芸能

衛星劇場「夜叉」第1話 5月1日に先行プレミア放送決定!

夜叉-ヤチャ-

既存のイメージから脱皮した俳優陣の好演に加え、ペク・ギョンチャン(チュノ・武術監督)、チョン・ギョンヒ(「バンジャ伝」衣装賞受賞)など最高のスタッフによるハイクオリティのCGで描くショッキングでリアルなアクションと息つくひまもないジェットコースターのようなストーリ展開でケーブルドラマとしては異例の高視聴率を記録!30億ウォンの製作費をかけた超大作アクションファンタジーが遂に登場!! 党派閥の勢力争いが絶えなかった朝鮮時代中期。臣下に実権を握られ、操り人形同然だった若い王は、王権復活の機会をうかがい、秘密集団“黒雲剣”を組織していた。ある日、黒雲剣とそのリーダー、ペクロク(チョ・ドンヒョク)は王の政敵、カン・チスンの次女の婿を暗殺し、カン・チスンの命をも狙う。だが、カン・チスンの長女の婿ペッキョル(ソ・ドヨン)はその相手が兄とは知らずに止めようとして…。

第1話 5月1日 午後1時~ 先行プレミア放送
本放送は5月29日からスタート

詳細はこちらをご覧ください。
http://www.eigeki.com/eigeki/program?action=showProgramDetail&oa_prg_frm_cd=111030111464748103

テーマ:★韓流スター★ - ジャンル:アイドル・芸能

OCNブログ 「夜叉:THE MOVIE」3月26日から4回放送

さらに強くて衝撃的な映画で再誕生する! <夜叉:THE MOVIE> 3/26から毎週トゥ/である夜12時(2週間)
※公示事項2011/03/18 16:52

さらにはやくて! さらに強くて! さらに衝撃的な!
映画で再誕生した<夜叉:THE MOVIE>
夜叉ザ・ムービー予告動画
熱い人気を集めて、大詰めの幕を下ろしたスペクタクル アクション史劇<夜叉>を記憶されるんですか?

王権と神権の対決の中で犠牲にならなければならなかった"ペクロク","ペッキョル"ヒョンジェワグドゥルが愛したたった1人の女性"チョンヨン"

悲劇的な運命に対抗したこれらの波瀾万丈な人生を描き出した秀作!

同時間帯男性視聴率圧倒的1位を記録してアクション本能を起こした<ヤチャ>ガヨンファでより一層スペシャルするように帰ってきました。

BEDFC2F7B4F5B9ABBAF1.jpg

既存<夜叉>では見られなかった未公開メーキング映像公開!
大韓民国映画対象編集賞受賞に光る文人対監督によって映画で再誕生!

新しい見どころで武装した<夜叉:ザ ムービー>多くの期待お願いします。

総4部作で製作された<夜叉:ザ ムービー>増えた3月26日から毎週土、日夜12時2週間放送されます。

記事元 http://blog.naver.com/ocnblog/120126161588

テーマ:★韓流スター★ - ジャンル:アイドル・芸能

衛星劇場 「夜叉」のお知らせ画像

Snapshot_8.jpg
イチゲンさまが画像にしてお送りくださいました
ありがとうございました

何がうれしいかって・・・

ソ・ドヨン&チョ・ドンヒョク主演最新作、待望の日本初登場!
王権復活を狙う秘密組織のリーダーとその弟・・・
兄弟の悲しい運命を描いたスペクタクル・アクション時代劇!

夜叉 -ヤチャ-
5月日本初登場!


ドヨン王子のお名前が、ドンヒョクさんよりも前に出ています

衛星劇場さま、ドヨン王子の日本での人気の高さを評価してくださり
どうもありがとうございます

テーマ:★韓流スター★ - ジャンル:アイドル・芸能

「夜叉」視聴率記事と紙芝居、まとめました!

夜叉全12話最高視聴率グラフ
全12回放送された夜叉の最高視聴率をまとめました!

1位:第1話 3.5%
2位:第12話(最終回) 2.94%
3位:第5話 2.4%


ドヨン王子、お疲れ様でした!


第1話 12月10日放送 劇的なストーリー展開(チョンヨンの入浴シーン)
視聴率記事 http://lovedoyoung2.blog68.fc2.com/blog-entry-5428.html
最高視聴率 3.5%
平均視聴率 2.3%
紙芝居① http://lovedoyoung2.blog68.fc2.com/blog-entry-5447.html
紙芝居② http://lovedoyoung2.blog68.fc2.com/blog-entry-5453.html


第2話 12月17日放送 切ないストーリー チョンヨンの後姿
視聴率記事 http://lovedoyoung2.blog68.fc2.com/blog-entry-5490.html
最高視聴率 2.4%
平均視聴率 1.73%
紙芝居① http://lovedoyoung2.blog68.fc2.com/blog-entry-5492.html
紙芝居② http://lovedoyoung2.blog68.fc2.com/blog-entry-5493.html
紙芝居③ http://lovedoyoung2.blog68.fc2.com/blog-entry-5494.html
紙芝居④ http://lovedoyoung2.blog68.fc2.com/blog-entry-5502.html
紙芝居⑤ http://lovedoyoung2.blog68.fc2.com/blog-entry-5503.html


第3話 12月24日放送 ペクロクとペッキョルの兄弟対決
視聴率記事 http://lovedoyoung2.blog68.fc2.com/blog-entry-5550.html
最高視聴率 1.73%
平均視聴率 1.2%
紙芝居① http://lovedoyoung2.blog68.fc2.com/blog-entry-5626.html
紙芝居② http://lovedoyoung2.blog68.fc2.com/blog-entry-5627.html
紙芝居③ http://lovedoyoung2.blog68.fc2.com/blog-entry-5628.html


第4話 12月31日放送 ペクロクとペッキョルの正面対決
視聴率記事 http://lovedoyoung2.blog68.fc2.com/blog-entry-5606.html
最高視聴率 1.37%
平均視聴率 0.9%
紙芝居① http://lovedoyoung2.blog68.fc2.com/blog-entry-5642.html
紙芝居② http://lovedoyoung2.blog68.fc2.com/blog-entry-5643.html


第5話 1月7日放送 アクション、ペッキョルの背中、ストーリー
視聴率記事 http://lovedoyoung2.blog68.fc2.com/blog-entry-5658.html
最高視聴率 2.52%
平均視聴率 1.79%
紙芝居① http://lovedoyoung2.blog68.fc2.com/blog-entry-5667.html
紙芝居② http://lovedoyoung2.blog68.fc2.com/blog-entry-5668.html


第6話 1月14日放送 ペクロクの三段アクション チョンヨンの策略
視聴率記事 http://lovedoyoung2.blog68.fc2.com/blog-entry-5699.html
最高視聴率 1.95%
平均視聴率 1.27%
紙芝居 http://lovedoyoung2.blog68.fc2.com/blog-entry-5710.html


第7話 1月21日放送 ペクロクのアクションシーン チョンヨンの復讐開始
視聴率記事 http://lovedoyoung2.blog68.fc2.com/blog-entry-5755.html
最高視聴率 1.9%
平均視聴率 1.32%
紙芝居① http://lovedoyoung2.blog68.fc2.com/blog-entry-5760.html
紙芝居② http://lovedoyoung2.blog68.fc2.com/blog-entry-5761.html


第8話 1月28日放送 王様のストローキス ペクロクの大反乱
視聴率記事 http://lovedoyoung2.blog68.fc2.com/blog-entry-5792.html
最高視聴率 1.5%
平均視聴率 1.13%
紙芝居① http://lovedoyoung2.blog68.fc2.com/blog-entry-5800.html
紙芝居② http://lovedoyoung2.blog68.fc2.com/blog-entry-5801.html


第9話 2月4日放送 ペッキョルのアクションシーン
視聴率記事 http://lovedoyoung2.blog68.fc2.com/blog-entry-5847.html
最高視聴率 1.92%
平均視聴率 1.47%
紙芝居① http://lovedoyoung2.blog68.fc2.com/blog-entry-5851.html
紙芝居② http://lovedoyoung2.blog68.fc2.com/blog-entry-5852.html


第10話 2月11日放送 ペッキョルとチョンヨンのこっそりキス
視聴率記事 http://lovedoyoung2.blog68.fc2.com/blog-entry-5911.html
最高視聴率 1.68%
平均視聴率 1.37%
紙芝居① http://lovedoyoung2.blog68.fc2.com/blog-entry-5908.html
紙芝居② http://lovedoyoung2.blog68.fc2.com/blog-entry-5909.html


第11話 2月18日放送 ペッキョルとチョンヨンの過去
視聴率記事 http://lovedoyoung2.blog68.fc2.com/blog-entry-5966.html
最高視聴率 1.94%
平均視聴率  ---
紙芝居① http://lovedoyoung2.blog68.fc2.com/blog-entry-5964.html
紙芝居② http://lovedoyoung2.blog68.fc2.com/blog-entry-5965.html
紙芝居③ http://lovedoyoung2.blog68.fc2.com/blog-entry-5970.html

第12話 2月25日放送 最終回
視聴率記事 http://lovedoyoung2.blog68.fc2.com/blog-entry-6055.html
最高視聴率 2.94%
平均視聴率 1.79%
紙芝居① http://lovedoyoung2.blog68.fc2.com/blog-entry-6051.html
紙芝居② http://lovedoyoung2.blog68.fc2.com/blog-entry-6052.html
紙芝居③ http://lovedoyoung2.blog68.fc2.com/blog-entry-6056.html
紙芝居④ http://lovedoyoung2.blog68.fc2.com/blog-entry-6057.html

テーマ:★韓流スター★ - ジャンル:アイドル・芸能

衛星劇場 「夜叉」5月放送決定!

【5月新着】新感覚のアクション時代劇!
『夜叉 -ヤチャ-』が衛星劇場5月に日本
初登場!大決定いたしましたー\(*≧◇≦)/ 
秘かにソ・ドヨンさん祭りしてます♪


EISEI_GEKIJO
衛星劇場

 http://twitter.com/EISEI_GEKIJO/status/40016193972736000

くみさま、うれしいニュースをありがとうございました
何がうれしいって、衛星劇場が「ソ・ドヨン祭り」をしてくれていることです

テーマ:★韓流スター★ - ジャンル:アイドル・芸能

「夜叉」第11話に登場するパク・ジェフンさんについて

パク・ジェフン タレント、映画俳優
20070201163841197227272.jpg

出生1971年6月8日
身体185cm、78kg
所属会社CMG抄録別
家族配偶者パク・ヘヨン
学歴延世(ヨンセ)大学校体育教育学
デビュー1994年MBC特別採用タレント
経歴2006.05ゴースト監督

http://search.naver.com/search.naver?sm=tab_hty&where=nexearch&query=%B9%DA%C0%E7%C8%C6
---------------------------------------
パク・ジェフン妻パク・ヘヨン、第2のノ・ホンチョル浮かび上がったか
[2010-10-29 09:00:49]
201010290853031001_1.jpg
[ニュースエン パク・ヨンジュ記者]

俳優パク・ジェフンがレスリング選手出身のパク・ヘヨンに妻として守ればという風を打ち明けた。

パク・ジェフン、パク・ヘヨン夫婦は最近進行されたSBS ‘スター夫婦ショーあなた’録画に出演して腹を抱えて大笑いする夫婦エピソードを明らかにした。

‘私たち夫婦にこういう法必要で’という主題に進行されたトークでパク・ジェフンは“妻が外出した時品位を守ったら良いだろう”と暗示した。

パク・ジェフンは“事業上会う難しい方々も妻がすぐに‘お兄さん!’と呼兄呼弟をする”と困った理由を打ち明けた。 また“爆弾酒まで直接製造して酒の席を主導する”と暴露して妻パク・ヘヨンの顔を熱くなるようにさせた。

パク・ジェフンはカラオケまで行っても妻が雰囲気を盛り上げるのに一役買うとし再演までリリースしてスタジオを笑い海で作った。 これに対してパク・ヘヨンは夫の法提案に対抗する荒唐法案を出して一代(一帯)攻防が広がった。

SBS 'スター夫婦ショーあなた‘増えた10月29日放送される。

パク・ヨンジュgogogirl@newsen.com

記事元 http://www.newsen.com/news_view.php?uid=201010290853031001
----------------------------------------------------
SBS '産婦人科' 2回パク・ジェフン出演'涙の海'予告
入力[2010-02-04 21:55]
325708(0)-5E5505E8255E.jpg
[(c) 'グローバル夕刊総合日刊紙'アジアトゥデイ]

タレント パク・ジェフンがSBS新しい樹木‘産婦人科’に稀貴病を持って生まれた赤ん坊のパパでカメオ出演する。 去る2005年SBS ‘浜辺で行きます’以後久しぶりにドラマに顔を出す。

4日2話ではパク・ジェフンが劇中双子パパ役を担って二つのうちある子供がアトピー性皮膚炎の幼い線(船)が激しくていくら生きられないという事実を知って嗚咽する。

助演出イ・グァンヨンPDは“久しぶりにドラマに登場したパク・ジェフン氏の涙延期(煙、演技)に視聴者方々も明確に戦慄を感じられること”としながら“一緒に、会を繰り返すほど産婦人科で繰り広げられる多様なエピソードを期待されても良い”と自信を持った。

また、初回に続きダウン症候群の赤ん坊を産むことになった県営(ユンジン役)の話が繰り広げられる予定だ。

去る3日初放送した'産婦人科'はチャン・ソヒが産婦人科医師に出てくるメディカル ドラマで妊娠と、出産、生命と選択というその間劇で扱わなかった話を描いている。 放送後写実的な手術場面描写とヒューマニズム的な内容で米国メディカル ドラマに肩を並べるだけのことはあるという好評を受けている。

<ユン・ナレ記者mayfish@asiatoday.co.kr>

記事元 http://www.asiatoday.co.kr/news/view.asp?seq=325708
----------------------------------------------------
'結婚は狂った~'パク・ジェフン-パク・ヘヨン夫婦げんかに撮影中断
[0号] 2009年11月17日(火)00:00:00イム・ヒジョン記者angel@mediainnews.com
17231_4109.jpg
(c)ミディ御印ニュース

[ミディ御印ニュース] SBS E!TV '結婚は狂ったことだ'初回で過激男女で大きい笑いをプレゼントしたパク・ジェフン-パク・ヘヨン夫婦が撮影中実際に夫婦げんか行って撮影が中断される事故が発生した。

夫婦げんかの原因は妻の過激なスキンシップ. 普段にも過激なスキンシップを楽しむ妻が朝眠りを覚ますのにも暴力でない暴力で朝眠りを覚ましたせいでその間我慢してきた夫パク・ジェフンがいよいよ爆発したのが発端になった。

腹が立ったパク・ジェフンは携帯電話を投げ捨てて悪口を言って過激な行動まで見えて製作スタッフも止めることはできない突発状況が続けて発生したこと。 ガチャンとしながら皿がこわれる声が聞こえるとすぐにやむを得ずカメラが消えて結局すべての撮影が中断された。

だが、パク・ジェフンは製作スタッフが帰るやいなや"朝時間に少しの間カッとするからだったこと"としながら妻と製作スタッフに愛嬌で申し訳ないという言葉を伝えた。

2回ではこの夫婦が財テクに挑戦するのに数字を嫌うというパク・ヘヨンが"回ってしまって~"を連発して実際夫婦らが体験することができる夫婦経済観念に対する話を率直に解いていく予定だ。

彼ら夫婦の'刃物で水排気'戦いは17日火曜日夜12時SBS E!TV (www.sbsetv.com) '結婚は狂ったことだ'で確認することができる。

記事元 http://www.mjknews.com/news/articleView.html?idxno=17231

テーマ:★韓流スター★ - ジャンル:アイドル・芸能

「夜叉」前半6話の視聴率について

「夜叉」全12話中、前半6話が放送されました。
途中、クリスマスやお正月が入り、多少視聴率も下降気味ではありましたが
ずっと同時間帯ケーブルテレビ番組中、最高視聴率だそうです。

夜叉前半の視聴率

第1話 12月10日放送 劇的なストーリー展開(チョンヨンの入浴シーン)
視聴率記事 http://lovedoyoung2.blog68.fc2.com/blog-entry-5428.html
名場面名セリフ記事 http://lovedoyoung2.blog68.fc2.com/blog-entry-5459.html
最高視聴率 3.5%
平均視聴率 2.3%


第2話 12月17日放送 切ないストーリー(再び後姿登場)
視聴率記事 http://lovedoyoung2.blog68.fc2.com/blog-entry-5490.html
名場面名セリフ記事 http://lovedoyoung2.blog68.fc2.com/blog-entry-5509.html
最高視聴率 2.4%
平均視聴率 1.73%

第3話 12月24日放送 ペクロクとペッキョルの兄弟対決
視聴率記事 http://lovedoyoung2.blog68.fc2.com/blog-entry-5550.html
最高視聴率 1.73%
平均視聴率 1.2%

第4話 12月31日放送 ペクロクとペッキョルの正面対決
視聴率記事 http://lovedoyoung2.blog68.fc2.com/blog-entry-5606.html
最高視聴率 1.37%
平均視聴率 0・9%」

第5話 1月7日放送 アクション、後姿、ストーリー
視聴率記事 http://lovedoyoung2.blog68.fc2.com/blog-entry-5658.html
名場面名セリフ記事 http://lovedoyoung2.blog68.fc2.com/blog-entry-5688.html
最高視聴率 2.52%
平均視聴率 1.79%

第6話 1月14日放送 ペクロクのアクション チョンヨンの策略
視聴率記事 http://lovedoyoung2.blog68.fc2.com/blog-entry-5699.html
最高視聴率 1.95%
平均視聴率 1.27%


ペクロクのアクションだけが注目されていて
ペッキョルの名場面名セリフは、なぜ話題にならないのでしょうか?
第5話で視聴率がアップしたのは、後姿が話題になったから?
ネットニュースに数多く登場するのは、アクションか後姿だなんて
ちょっと寂しいです・・・

ペッキョルさま、こんなに美しいのに・・・
夜叉動画ペッキョル版1

テーマ:★韓流スター★ - ジャンル:アイドル・芸能

「夜叉」打ち上げ写真でしょうか?

「夜叉」スタッフのお方でしょうか?
サイワールドのミニホームページに写真が掲載されています!

クリックすると、ドヨン王子の笑顔をご覧になれますよ!

 http://minihp.cyworld.com/pims/main/pims_main.asp?tid=40706780&urlstr=phot&item_seq=437380435&board_no=24&urlstrsub=search&seq=24

 http://minihp.cyworld.com/pims/main/pims_main.asp?tid=40706780&urlstr=phot&item_seq=437380435&board_no=24&urlstrsub=search&seq=24

 http://minihp.cyworld.com/pims/main/pims_main.asp?tid=40706780&urlstr=phot&item_seq=437380435&board_no=24&urlstrsub=search&seq=24

テーマ:★韓流スター★ - ジャンル:アイドル・芸能

「夜叉」 予告動画第5弾

<夜叉>ID運命を逆らった朝鮮野獣らの戦いが始まる!
ドラマ紹介/夜叉2010/12/01 12:53

悲劇的運命を持った朝鮮野獣らが
運命を逆らうために動き始めた!

夜叉予告動画5-1

夜叉予告動画5-2

夜叉予告動画5-3

<夜叉> IDだけ見ても次元が違ったアクションドラマを見ることができそうでないですか?
意地悪な運命を通じて互いにくい違ってしまった兄弟の戦いが音楽と効果を通じてよくあらわれているんですが。
公開された<夜叉> IDだけ見ても劇の性格をよく知ることが出来るようですね。
既存どんなアクションドラマよりさらに高い次元を提供する<夜叉>!
2010年12月、OCNでアクション革命に会ってみて下さい。

<茶母(タモ)>チョン・ヒョンス作家、<力道山>駆動会作家共同執筆!
大韓民国を揺るがす史上最高のアクション史劇がくる。

スペクタクル アクション史劇<夜叉>
12/10(金)夜12時OCN初回放送

[出処] <夜叉>ID運命を逆らった朝鮮野獣らの戦いが始まる!|作成者OCN

動画はこちらからご覧ください http://blog.naver.com/ocnblog/120119375067

テーマ:★韓流スター★ - ジャンル:アイドル・芸能

「夜叉」動画ペッキョル版、ついに登場!

<夜叉>ID_野望のために運命を逆らった男、ペッキョル!
ドラマ紹介/夜叉2010/11/30 15:49

夜叉動画ペッキョル版1

夜叉動画ペッキョル版2

野望のために自ら運命を逆らった男、ペッキョル!

最高の権力者になることができるならば..
血を分けた兄に刃物をねらうことも
愛する女性を冷たく捨てることができる!

<夜叉>キャラクターIDの最後便の'ペッキョル'の映像が公開されました。
すごい野心家らしく熱い不正イメージを形象化したそうだね。
ごうごう燃え上がる火の中でソ・ドヨン氏のカリスマあふれる姿がとても強烈ですね^^
悪役に変身したソ・ドヨン氏の活躍たくさん期待して下さい

<茶母(タモ)>チョン・ヒョンス作家、<力道山>駆動会執筆!
大韓民国を揺るがす史上最高のアクション史劇がくる!
スペクタクル アクション史劇<夜叉>
12/10(金)夜12時OCN初回放送

[出処] <夜叉>ID_野望のために運命を逆らった男、ペッキョル! |作成者OCN

動画はこちらからご覧ください
http://blog.naver.com/ocnblog/120119327018
---------------------------------------------------------
YouTubeにアップされた動画をフルスクリーンで
ご覧くださいませ

 http://www.youtube.com/watch?v=641qswGWTbQ

テーマ:★韓流スター★ - ジャンル:アイドル・芸能

「夜叉」イベント 「夜叉」関連情報をスクラップしよう!

[スクラップ イベント]スペクタクル アクション史劇<夜叉>関連情報スクラップしよう!
OCNイベント/ OCN NEWS 2010/11/29 12:48

BEDFC2F7B7CEB0ED2.jpg

愛のために、野望のために、権力のために、複数のために
残酷な運命の車輪が回り始める!
運命を逆らった朝鮮野獣らの対決!

<夜叉>
12月10日(金)夜12時初回放送!

[イベント]
1.応募期間:11月29日(月)~ 12月19日(日)

2.OCNブログでポスティングなる'夜叉'と関連した情報をスクラップして下さい。
OCNブログにある'ドラマ紹介','ドラマNews','エピソード'などに
ポスティングなるすべての情報を本人のブログ
またはしばしば行くブログにスクラップして下さい。
(このイベント ポストも含まれるということ~忘れないでおいて下さい。)

3.スクラップされたリンクをOCN <夜叉>スクラップ イベント ポストにコメントで残されれば良いです。
(本人文にテックルダは形式で使えばカウンティンがさらに容易になるそうです。)

4.当選者発表:12月23日(木)

5.贈り物は?
メックスムービー映画予売券(1人2枚) -総5人

たくさん応募して下さい~!!

[出処] [スクラップ イベント]スペクタクル アクション史劇<夜叉>関連情報スクラップしよう!|作成者OCN
記事元 http://blog.naver.com/ocnblog/120119262514

テーマ:★韓流スター★ - ジャンル:アイドル・芸能

「夜叉」イベント 「夜叉」ポスターでブログスキンを作ろう!

[夜叉イベント]夜叉ポスター利用してブログ スキン作ろう!
OCNイベント/ OCN NEWS 2010/11/29 12:34

101109_BEDFC2F7_BAEDB7CEB1D7_966x300_copy_copy.jpg
運命を逆らった朝鮮野獣らの対決!
大韓民国を揺るがす史上最大のアクション史劇がくる!

12月10日金曜日夜12時に初放送される<夜叉>放映記念イベント!

[イベント] <夜叉>のポスターを活用してブログ スキンを作って下さい。

<夜叉>ポスターや<夜叉>関連イメージを活用して
ブログ スキンを作って下さい。
(<夜叉>ポスターは下の住所でダウンロードされれば良いです)

http://blog.naver.com/ocnblog/120118997123

その後本人ブログに適用後認証URLをコメントで付けられれば良いです。
本当に気軽でしょう? >□

抽選を通じて選ばれられた方にOCN景品セット(毛布、電子遮断ステッカー)を差し上げます。
また当選された方中最も良い作品は直接私どものOCNブログ スキンに適用して差し上げるという事実~!!!

[応募期間] 11月29日~ 12月10日

実力も誇って直接作ったスキンを適用して見ることができる機会!!
たくさん応募して下さい~^^

記事元 http://blog.naver.com/ocnblog/120119262010
-------------------------------------------
ごめんなさい
これも、日本からは応募できないんですよね?

もし作っても、どうやってブログにアップしていいのか
わからない管理人もここにおりまして・・・


テーマ:★韓流スター★ - ジャンル:アイドル・芸能

「夜叉」VIP試写会 ソ・ドヨンFCで参加者募集!

ソ・ドヨンオフィシャルファンクラブでは
「夜叉」VIP試写会の参加者を募集しています!

「ヤチャ」VIP試写会(ソ・ドヨンさんも出席予定です。)
日時:2010年12月6日(月)15時~
場所:韓国ソウル、龍山(ヨンサン)CGV映画館


飛行機やホテルの手配は各自が行うこととのこと。

日本からもなるべく大勢のファンが参加して
日本にはソ・ドヨンファンがこんなにいるんだゾと
アピールしてきてくださいませ~

詳細はソ・ドヨンFCの告知をご覧ください。
 http://s-doyoung.com/

テーマ:★韓流スター★ - ジャンル:アイドル・芸能

「夜叉」記者懇談会は12月6日午後3時からです!

6:16 PM Nov 23rd twtkrからhyeri_charm宛.

チョ・ドンヒョク、ソ・ドヨン、チョン・ヘビン、
ソン・ビョンホ、ソ・テファ、ソヨンを直接会える機会!


12/6(月)午後3時CGV龍山(ヨンサン)で開かれる
<夜叉>記者懇談会に招きます。

(応募期間:11/23~12/1,当選者発表:12/2)

行きたい方々はすぐに手!

記事元 http://twitter.com/No1_OCN

テーマ:★韓流スター★ - ジャンル:アイドル・芸能

«  | ホーム |  »

プロフィール

Riebom

Author:Riebom
2006年、NHKBS2で放送された「春のワルツ」を見て、ソ・ドヨンさんの魅力に撃沈しました!

We Love Seo Do-Young!が手狭になり、この度引っ越してきました。旧ブログもいつでも開店しておりますので、昔の記事をご覧になりたいお方はいつでもいらしてください。
http://lovedoyoung.
blog73.fc2.com/

管理人へのご意見ご希望、またはご質問などがございましたら、下記アドレスまでメールを受け付けます。
lovedoyoung0414
@yahoo.co.jp

また、mkmさまのブログ
SPRING WALTZ ピアニスト クリス・ユンの誕生と復活の物語
にて「SPRING WALTZ -ドラマで描かれなかった空白の15年」と「ドラマの後の物語」が発表されています。
http://springstory2.
blog12.fc2.com/
ぜひご覧ください。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

ソ・ドヨン (16)
ソ・ドヨン日本公式ファンクラブ (8)
KBS「あなただけ」 (98)
「いばらの鳥」 (87)
OCN「夜叉」 (56)
「いばらの鳥」紙芝居 (138)
「夜叉」紙芝居 (63)
「チング~愛と友情の絆~」 (138)
「チョルラの詩」 (90)
「チョルラの詩」試写イベント (46)
「天下無敵イ・ピョンガン」 (47)
「天下無敵イ・ピョンガン」エドワード動画 by mimi (14)
「天下無敵イ・ピョンガン」紙芝居 (26)
NHK「ハングル講座」 (40)
「チング」再視聴by春頭さま (2)
「チング」紙芝居byニャン吉さま (3)
「チング」紙芝居速報 (18)
「チング」サンテクシーン動画by春頭さま (21)
「春のワルツ」関連 (66)
「春のワルツ」BGMリスト (24)
「オー!サラ」 (1)
「止められない結婚」 (4)
「愛の記憶」関連 (1)
「ぼくは君に惚れた」 (1)
「快傑春香」 (3)
「海神」 (3)
その他テレビ番組 (73)
モデルドヨン (9)
日付記録写真による撮影日記 (12)
ソ・ドヨン掲載記事 (1387)
関連記事 (2115)
ツアー/ファンミーティング (214)
お出迎え・お見送り (71)
グッズの紹介 (41)
ファン活動 (105)
モバイル公式 (8)
ソ・ドヨンについて考える (281)
ダニエル・へニーの部屋 (177)
ハン・ヒョジュの部屋 (906)
「SPRING WALTZ - 空白の15年」 (5)
釜山のお勉強 (0)
はぴさまの写真 (20)
おまっちゃさまの作品 (16)
徐・勇さまの作品 (2)
イチゲンさまの作品 (87)
まぷママさまの写真 (2)
mimiさまの作品 (17)
ぴんくさまの写真 (5)
春頭さまの写真 (29)
ゆば~ばさまの写真 (15)
Hirokonさまの写真 (7)
ニャン吉さまの作品 (10)
青空さまのお写真 (7)
Camoさまの作品 (3)
Pansyさまの作品 (9)
どっきりポスター (5)
OPPESHAN22さまの作品 (18)
依依さまのお写真 (19)
花音さまの写真 (4)
チングBさまのレポート (7)
◎リスちゃんの写真 (2)
pukupukuさまのお写真 (39)
まあこさまのお写真 (3)
韓国の食文化 (14)
占い (2)
韓国旅行情報 (4)
妄想デート (5)
Riebomの写真 (66)
未分類 (153)
「あなただけ」紙芝居 (42)
春のくちづけ (5)

FC2カウンター

FC2カウンター

現在の閲覧者数:

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。