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2019-08

つかこうへいさんのご冥福をお祈りします

記事入力 : 2010/07/14 11:38:11
【萬物相】つかこうへいこと金峰雄

 1999年に日本の大衆文化の輸入が許可され、ソウル・大学路の舞台で在日韓国人作家つかこうへいの『熱い波・女刑事物語』(原題『売春捜査官』)の公演が行われた。韓国の警察官ミン・ワンスと、彼のところへ捜査技法を学びに来た日本の刑事が登場する。二人は腹違いの兄弟だ。初めは育ってきた環境や経験の違いから激しい愛憎を示すが、弟が日本に戻るころ、思いを打ち明ける。

 「お兄さん、わたしたち在日韓国人は、言葉はできなくても、祖国を思う気持ちは韓国に住む人に少しも劣っていません。あなたたちには足りない人間に思われるかもしれませんが、わたしは日本で育った自分に誇りを持っています。また、わたしのような人間を今まで育ててくれた日本に礼を尽くして恩返しするのが、人間としての道理だと思います。お兄さん、『礼』というのはですね、人を許すということです。そして『義』というのは、未来に向かって共に夢見ることです」

 そのせりふの通り、在日韓国人2世のつかこうへいが祖国と日本に対して持っていた考えは、差別と抑圧と寂しさに苦労した父の世代とは違っていた。つかこうへいは1948年に九州で生まれ、慶応大学文学部フランス哲学科在学中に演劇の世界に飛び込んだ。大学時代、全学共闘会議(全共闘)の学生運動が激しかったが、「他人の家に間借りしている身分で、主人との争いに参加する必要があるのか」という考えから、演劇に没頭した。つかこうへいが巻き起こした演劇の新しい風は、「つかブーム」という言葉を生んだ。評論家らは、日本の演劇史を「つか以前」と「つか以後」に分けた。

 つかこうへいが本名「金峰雄(キム・ボンウン)」を日本で公にしたのは1990年、韓国を顧みて書いたエッセー集『娘に語る祖国』でだった。日本人の妻との間に生まれた4歳の娘に贈る文章の中で、つかこうへいは「ミナコ、祖国とはお前の美しさであり、母の一貫した優しさのようなものだ。母が父を愛するその熱さの中に、二人がお前を大切に思うまなざしの中に祖国はある」と書いた。

 韓国と日本の間で両方を愛し、二つの国を結ぶ懸け橋となろうとした金峰雄が数日前、日本でがんのため他界した。日本のメディアは、「戦後の日本の演劇を代表する大きな星があまりに早く沈んだ」と惜しんだ。つかこうへいは今年1月1日に書いた遺言状で、「これまでの身に余る厚意に感謝いたします。娘に日本と韓国の間、対馬海峡あたりで散骨してもらおうと思っています」と書いた。金峰雄を知る日本人は、彼を「韓国が日本にくれた贈り物」と呼んでいるという。

金泰翼(キム・テイク)論説委員
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

記事元 http://www.chosunonline.com/news/20100714000042

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コメント

つかさん、早すぎます

若い頃、夢中になって本を読み漁りました。
韓国のことも在日韓国人のことも、
今よりももっと、な~んにも知識がなかった私が、
ただただ面白くて、次から次へと夢中で読んでました。
舞台はなかなかチケットが取れなくて、何度かしか見たことがないんです。

つかさん、絶対に戻っていらっしゃるって安心して待っていたんです。
天国に行ってしまうなんて、早すぎます。
遺言を読んで泣きました。
最後まで素敵過ぎます。

心からご冥福をお祈り申しあげます。

お名前だけは

存じ上げていたのですが、こういう才能の世界の人は遠い人々でした
苦しみを引き受けて、しっかりした考えで、才能で、夢に変えて生きてこられたのですね
心の苦しみからも解放されようかという時になって、何とも惜しいですね・・・

この間、NHKのWestWindという番組にパク・ヨンハさんが出ていらして歌を唄っていらっしゃいました。
ハスキーで味のある声でお上手でした。
その後を知っているので、沈んでいるようにお見受けしました。
頬もあごにかけそげていました。

祖国とはお前の美しさであり、母の一貫した優しさのようなものだ。母が父を愛するその熱さの中に、二人がお前を大切に思うまなざしの中に祖国はある

自分の祖国について悩んでいたヒョンスに
「何が帰る場所だ! 命を懸けて、一人の女性を守ってみろ!」
とカンスが言いました。

ドヨン王子は在日韓国人をリサーチしたとき
この本を読んだかしら?って、ふと思いました。

思い出すのは。。。

映画「蒲田行進曲」・・・新撰組の映画作りというシチュエーションの中、
風間杜夫、平田満、松坂慶子が、それぞれの個性をのびのび発揮して演じていたなぁ。
初めて見たときは衝撃だった。。。。

今、天国ではどんな戯曲を構想中でしょうか?
謹んで、ご冥福をお祈りいたします。

どうして

いい人は早く逝ってしまうんでしょう。
残念です。

私も、映画の蒲田行進曲 引き込まれました。
そして、「娘に語る祖国」 買って読みました。人となりを初めて知りました。

ご冥福をこころからお祈りいたします。

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非公開コメントをくださったお方へ

いや~、私も全く知りませんでした。
まだまだ大変な障壁があるんですねぇ。
私も気を引き締めて日々努力いたします!

私も買って 読みます

他のはきたけれど、これが来ず
慶応の哲学科卒なんですね、私に考える事を話してくれた池田晶子さんもそうでした。
大変な美人でしたが、容色が衰えたんです、こんな才女でも と思っていたら、ご病気だったのです。
この人がいなくなったら、私の中ではヨーロータケシも輝かなくなった。
今 読書迷子。

やっときたので読みました

先にすみません、読みながらおかしくてわらいました
漢字の熟語が少なくてすばらしい言葉の本です、だから心にひびきます
誤解をおそれずに云えばとても日本的なもの、こと・・・

昨日きた本

税込みで580円のところ480円しかとりませんでした。
つまり旧値のまま
こんなこともあるんです、とくした~~、うれしっ!!!

つかさんの本

底抜けに明るくて愛に溢れていて熱い文章なんですよねぇ
楽しくてあっという間に読んでしまい
また笑いたくて泣きたくてもう1冊って買ってしまうように
次から次へと読んだ記憶があります。

ところが最近、大きな本屋さんに行かないと置いてないんですね。
仕方なくAmazonでオーダーすると、結構時間がかかります。
どうしてなんでしょう?

そう 中古本ばかりで・・・

新品で買えるのだけ追加2冊を買いました、でもインタビュー記事なんかも読みましたら・・・
『娘に語る祖国』はまぁ~本箱行きです

ペンネームを変えてまで娘の為に清潔なパパでいたい・・・の気持ちはインタビュー記事でわかりました。そりゃぁ~そうだろう って。

娘誕生後の12/14~12/28の間・・・重苦しいまでに考えました・・のところ、この人の男の姿にほれぼれします。

つかこうへいさん

私一人が知らなかったかも知れないのに・・・

この本の中で日本語の曖昧さが好きと書いてらっしゃいます、もちろん漢字熟語の少ない文章を読めばそれだけでよく解ります、そこがとても日本的と思えるところです

作家を志したパパの意地でもあります  「・・・たとえば川端康成の『雪国』以上に、雪がしんしん降りつもる描写が書けるようになってから韓国のことを書いても、遅くはないと思うのです。」

生きて書いてほしかったです、とても惜しいです。

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