「夜叉」第8話ペッキョルのセリフ①


ペッキョル:人をだまし苦しめ 殺しておきながら 今さら なぜ泣く

チョンヨン:悔しいからよ
みんなを殺せなくて ベンノクさんに顔向けできないから
ペッキョル:お前は…


ソヨン:あなた なぜ この人を責めるの チョンヨンさんは私を助けてくれたのよ

チョンヨン:違うわ 責めてるんじゃないの


ペッキョル:すまなかった

ペッキョル:義兄上を捜そう 一緒に来てくれ

ソヨン:ええ だけど黙っててくれる?
ペッキョルまだ言うのか 家門の危機なんだぞ
ペッキョル:分かってない 何を言う

ソヨン:だめよ 父上が知ったら大変なことになるわ
チョンヨン:ソヨンさん 夫の意思には従うものよ

チョンヨン:何か お考えがあるんだわ
ソヨン:でも…
チョンヨン:心配なら私が代わりにお供する
あなたまで出かければ疑われるでしょ

チョンヨン:あなたは頼まれたものを急いでまとめて
内禁衛将は道すがら説得するから大丈夫よ
ソヨン:それがよさそうね お願いするわ
チョンヨン:外でお待ちしています






チョンヨン:確かにいたんだけど…
ペッキョル:2人だけです ご安心を


ソクチュ:父上はご存じない?
チョンヨンさんが うまく隠してくれたんだな 助かったよ

ペッキョル:帰りましょう

ソクチュ:急ぐことはない まずは茶だ
ペッキョル:お父上が心配しています
ソクチュ:そうかな それより頼んだものは?
チョンヨン:お持ちしましたが まずはお帰りになったほうが…

ソクチュ:いいのです 助かりました
ソヨンは あわてふためくばかりで 役に立ちません
ペッキョル:何のまねですか
ソクチュ:どうしても父上にお伝えしたいのだ 遺書を書かないと
ペッキョル:遺書など とんでもない
お父上に会って誤解を解くのです
ソクチュ:夢に母親が現れることを願っていた
何かいい知恵をくださるのではと
しかし無駄だった
助かる道がないから 現れないのだ
父上のお心は決まっているのだろう

(ペッキョル、すずりと筆と紙を手で払い落とし、ソクチュを殴る)

ペッキョル:目を覚ませ

ペッキョル:甘ったれるな

ペッキョル:息子なら お父上の立場を考えろ

ペッキョル:お父上を陥れようとする者は多いのだぞ 分からんのか

ソクチュ:もちろん知っている

ソクチュ:他人を陥れるのは父上がよく使った手だから
ペッキョル:家門を守るためには やむをえない
ソクチュ:私を殺そうとしているのに?
ペッキョル:まだ決まったわけじゃない
義父上は あなたを救おうと手を尽くしている

ペッキョル:あなたを料亭に誘った男は何も知らないそうだ
ソクチュ:謝罪の連絡は受けたが…
ペッキョル:誰かが義兄上を罠にはめたのだ
お父上を疑えば敵の術中にはまる
左議政の息子ならば 正面から戦え
ソクチュ:分かった
ペッキョル:行こう

ソクチュ:待て 妙だぞ これがもし罠なら…
お前も聞いたはずだ あの役人は酒場でこう言った
“前世の仇が現世で家族になる”
私と父上のことじゃない
また こうも言っていた
あの人の目的はお酒じゃなくて女よ

ソクチュ:お前もあの時 一緒にいただろう 思い出せ


ペッキョル:さて何だったか…

ソクチュ:そうだ 残金の話もしていた
ほかにも言ってたわ“楊貴妃から残金を受け取る”と
ペッキョル:とにかく行こう
ソクチュ:楊貴妃

ソクチュ:“楊貴妃から残金を受け取る”

ソクチュ:そうか 最近我が家は家族を迎えた 楊貴妃のような女を

ソクチュ:父上が書いたという王莽の言葉を
私が見るようしむけたのも あなただった
カン・ヒョジュの声:ソクチュいるのか
ソクチュ:兄上

ソクチュ:兄上
女ギツネめ 答えろ 誰に頼まれた

ペッキョル:誤解だ

チョンヨン:そのとおりよ 犯人は私よ

ペッキョル:めったなことを言うな
ソクチュ:この女を捕らえて白状させよう 黒幕は誰だ
チョンヨン:黒幕? そんなに聞きたい?
ペッキョル:やめろ

ソクチュ:聞こう さっさと言え
ペッキョル:もうやめろ 帰るぞ

チョンヨン:私のような女が左議政様の側女になるなんて
夢にも見られないような幸せです
それをつかんだ私が なぜ危険なまねをしたのか
そんな命令を私にできるのは 誰でしょうか
(続きます)
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コメント
チョン・ヘビンさん
正面からのお顔が一番です。
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