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2019-12

「夜叉」第1話完全日本語版 -- by Camoさま

「夜叉」完全日本語版を、元Lococom内でCamoさまと春頭さまが各自のブログで掲載されていらしたのですが、この度、一般公開のこのブログに掲載させていただけることになりました!

第1話はCamoさまが作成されました!
みなさま、この大力作を、どうぞご覧くださいませ。

「読みたいな~」「載せてもいいですか~」の軽いノリのお願いに
即、快諾くださいました、Camoさまと春頭さま、大変感謝しております
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官吏らの派閥勢力政治が深刻だった朝鮮中期.
王は神権に対抗するために秘密武士組織を作った。

歴史に記録されなかったその名前を当代の人々は*黒雲剣と呼んだ

信義と愛のために野獣になるほかはなかった一兄弟の人生の物語が今から始まる。


漢陽(ハニャン)近隣山道(夜)


馬夫:イリャッ! イリャッ!




副将:前方異常ないです!

隊長:月がこのように明るいから真昼にも太陽は必要ないな。 
    全体 急げ。

副将と部下ら: はい!
 





王宮廊下と寝所(夜)


王:  酒!


*尚膳 ト・シピョン. 内侍府に所属した従二品官職.  

【*尚膳=朝鮮時代、内侍府の一番上位であり、賃金・妃嬪・大妃・皇太子の食事に関することを掌握と、内侍府の官員を監督した。 】




王: 干し肉! (肉包)



 王 イ・シジェ





カン・チスン*大監邸 あづまや(夜)
             【*大監 :=朝鮮時代に正二品以上の官員の敬称】

カン・チスンは2個の碁盤の前に座っている。 それぞれの囲碁相手は彼の二人の息子.



チスン: 有利なところでも戦おうとしないから、お前の敗北は必然だ。

長男: お教えありがとうございます。



次男: 私が勝ちました。 父上.

チスン: 「勝固欣然や敗亦可喜」 (しょうこきんぜん、はいぎゃくかき)

勝つのは真に楽しいことでも
立派な相手に会って棋譜談を分けたとすれば負けでもうれしいことだ。

次男: はい。 そうです。

チスン: しかし 敗亦可喜とは?  私はこの言葉が心より胸に迫らない。

むなしく君子ぶった空元気ではなかったか...

次男: はい?

チスン:負けるのに何の喜びがあるというのか?

 左議政 カン・チスン 


漢城府(ハンソンフ)官舎広場(夜)   
  
漢城府(ハンソンフ)



    *漢城判尹 

【*漢城判尹= 朝鮮時代 首都漢城府の機関長(今のソウル市長)】

漢城判尹: 今日標的は逃亡奴婢女の股ぐらの間です。

高尚な人1: あまりに遠いのではないですか?

判尹: 月がこのように明るいがこの程度は損をしなくちゃ。

百中百発・・次期兵曹判書の弓の手並みを見せるだろう。 (弓を引いて)


判尹、弓弦を放てば矢が飛んで行って、女の足に打ち込まれる。

(女の悲鳴)





漢陽(ハニャン)近隣山道(夜)


急に馬が後ずさりする
  
隊長: 馬がどうしたんだ!?



部下: 隊長!


*斥候兵の頭がとれたまま胴だけ残っている。

   【*斥候兵(せっこうへい) = 時の都合や地形などを偵察して探索する兵士】


隊長: 何者だ ?




カン・チスンの*祠堂(夜)  *【祠堂(しどう)=位牌堂 (いはいどう)】

広場に降り立ったチスンの顔の上にも闇が降りてくる。



王宮寝所(夜)

女たちが一歩前に出るといっせいに服を脱ぐ。  女たちを一人ずつ見る




漢城府(ハンソンフ)官舎(夜)

女:助けてくださいませ お役人様... 助けてくださいませ...





漢陽(ハニャン)近隣山道

丘を走って降りてくる白禄、競って走ってくる副将


王宮寝所


寝所の外

ト・シピョン、静かに寝所で聞こえる王と女のうめき声を聞く。



漢陽(ハニャン)近隣山道




カン・チスンの家

祠堂の先祖位牌が風に揺れると落ちる。



漢陽(ハニャン)近隣山道




漢城府(ハンソンフ)官舎

闇の中の黒雲剣刺客(ムミョン)と漢城判尹(ハンソンパニュン)の弓対決が広がる。


漢城判尹:こやつら. 私が誰か知ってのことか?

ムミョン (フフッ)

漢城判尹: この国漢城判尹であり まもなく*兵曹判書に上がる身だ

             【*兵曹判書: 兵曹の最高官職】



カン・チスンの祠堂    



王宮寝所





山道近隣空地 (夜)

武官1: 遅すぎると思います。


ペッキョル: ・・・  事故だ。



漢陽(ハニャン)近隣山道(夜)


死にかけの隊長: お前は誰だ

白禄: 既に顔を見せたので私の名前も言うだろう。

七牌通りに住むお金虫をご存知か? ...分からない?

それでは黒雲剣行首李白禄は聞いてみられたか?

隊長: 黒雲剣? ...そそのかした者は誰だ?


白禄: 王命だ。


白禄テントをまた覆って銀塊を積んだ馬車を引っ張っていく準備をする。

山道から馬車が猛烈に走って降りてくる。

馬を止めるペッキョル...






カン・チスンの家. 広場(夜)  

同 部屋(夜)

長男が受けて布をまくれば血がついた弓があらわれる。


ペッキョル: 死体と收給は別に迎えました。

長男: 何人かの奴が攻撃したのか?

ペッキョル: 目撃者らの証言が互いに交錯します。

長男: そんなに多かったか?

ペッキョル: 膳濫できて来ますが1人であります。

長男: 1人?

次男: そんなばかな。  詞兄は弓手並みで長安(チャンアン)で五指に入る方なのに。

長男: 剣にやられたか?

ペッキョル: ...

チスン: 弓なのか?

ペッキョル: 弓に先に当てられて刃物に絶命しました..




長男: ヘジュからきた銀塊を強奪して、兵曹判書に予定された判尹を殺害する。 それもただ1人の奴に! 
 いったい妹婿は何をしていたというのだ!?

ペッキョル: 申し訳ありません。 あまりにも奇襲的に被ったもので...

次男: いや いったいどの気の触れた奴があえて我が家を襲うというんですか?

長男: 父上 わたくしはまだ夢なのか現実なのか識別がつきません。


チスン(ペッキョルに) 去る夜 殿下は何をされていた?

ペッキョル: 夜遅くまで女官らと飲酒と余興を楽しんで、明け方に寝所にお召しです。

チスン: 昼間には*尭舜の後裔で生きて、夜には*桀紂のような覇王で堕落する?

やはり王か?  いよいよ王が抵抗することにおなりか?


【*尭舜: 名君と知られた中国の神話の中君主の名前で, 中国の三皇五帝(三皇五帝)神話の中五帝の一つ. .】

【**桀紂: 1. 中国ハナラの桀王と殷の紂王を合わせていう言葉.
 2. 天下の暴君を比喩的にいう言葉.】
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川べり、明け方

銀塊を積んだ馬車が立てられていて、その向こう側で川が流れる。
血のついた手を洗う白禄.

後から聞こえるト・シピョンの声.


シピョン: 血なま臭さが十里の外まで立ち込めるよ。

白禄: 陳述渡津....

それでもあなたの体から出るやもめの臭いよりはより良いだろう。



シピョン: こいつ。 人と話をする時は顔を見て話さなくちゃ

白禄:顔を見ることが何があって? 馬車そのまま引っ張っていけば良いです。

シピョン: 気の利かぬ奴.... すぐに振り向けないだろうか!

王: (後に現れて) 大丈夫だ。

白禄: どうしてここにまでいらっしゃいましたか?  とても危険です。



王: 兄 !





蓋馬(ケマ)高原全景、昼間

     咸鏡道(ハムギョンド)、カプサン


川辺(昼間)
       五年前


シジェ: 兄!  私も連れて行って。 (脚を踏み外しふらつく) オオ. 兄!

白禄: 臆病は... ここは はまってみても死にたくても死ねない。
     ゆっくり来い。






ペッキョル: 釣りが男のすることか?

チョンヨン: 何が?

ペッキョル: エサにそそのかして捉えるのが汚らしいじゃないか。

男ならば山に行って一対一戦いに出て狩りをするかすべきだ!

チョンヨン: それでは君は山に行って虎や熊と戦いに出て。

私は白禄兄さんとエサにそそのかすのがもっとおもしろいわ。




       


チョンヨン: シジェ !  一つも難しくないよ  足の指に力を集中して!

白禄: 足の指に・・

シジェ: 集中して・・ あ、あ、あ! 

 (バシャバシャバシャ)  僕を捨てたらダメ!   兄、 僕を捨てたらダメだよ!



白禄:  こいつ、捨てないよ、ここにいるって

シジェ: 兄!  行くな!

白禄: 行かないよ


チョンヨン (笑)





川べり(現在、明け方)

シジェと白禄.



シジェ: あの時が本当に良かったけど...

私が兄をこんな血塗られた夜叉を作ってしまった...

白禄: 守って差し上げる約束をしたので... 道理がありますか?

シジェ...私が王だから...? 

白禄: ...王ではなかったら... さらに切実に守って差し上げるべきかも知れません。

シジェ: なぜ?

白禄: ただ私にはかわいそうな弟だったからだよ。

シジェ: このように命を差し出しながらも守らなければならない約束だとは思わなかったじゃないか

白禄:はい... ですが... 私は... 死にません...

    ...少なくとも かつてはシジェと呼んだ...

シピョン: 無礼だ。 どこで殿下のお名前を口にするか!

シジェ: *寡人(かじん)は今 王として座っているのではない。 
君は今の喜びを台無しにしようとするか?


      【*かじん; 王が自みずからを謙遜して言う語】


シピョン: ・・・

シジェ: 離れていなさい。





シジェ: つづきを話して 兄...  かつてシジェと呼んだ弟が...

白禄: ...その弟が... 今何がなっていようが...

すべての憂いを減らしてゆっくり寝る前まで...私は死なないでしょう....



シジェ: ...次には... こんなところではなく... このようにこっそりではなく....

私の 必ず....満朝百官が頭を下げている宮廷で... 兄の酒杯を満たしてあげるから...



カン・チスンの邸宅全景(昼間)

同広間(昼間)

カン・チスンら三人の大監が集まって深刻に討論中



刑判 (*刑曹判書) : 彼らは私たちを非常に早く分かるけれど... 私たちは分かるのが何もありません。
そして事前に要求するのもなかったので...
目的が何かも知る術がなくて... これは本当に...

          【*刑曹判書=朝鮮時代の刑曹の一番上位】

礼判(*礼曹判書): しかも彼らの下手人(げしゅにん)らが鬼神のような手並みらを持っているとは. 
 いつまた、私たちの番になるのか不安なばかりです。
刑判どの、 事件現場で全く推察になることはないですか?
   
          【*礼曹判書=朝鮮時代の礼曹の一番上位】

刑判 : 検屍官らの話では殺戮の跡だけ凄惨に残っているだけということです。  
 いったい... 何一つでも推し量れません。



チスン:...嘆かわしい・・


いささか望むのは私たちに最も大切な2種類です。

刑判 : それは何ですか?

チスン: 権力... そして... 私たちの命....





礼判: いったい誰が....

チスン: 軍事的行動があったとすればこの人 手の平の中です。

しかし刺客を動かす者ならば、軍事を持った者では決してないですよ。

これでも推し量れない?

礼判: まさか... 私たちがたてた王が...

チスン:  私たちが権力を失えば... それを持つ者は誰だろうね?  



すずりで墨をする王


同、ペッキョルの居所(昼間)

ペッキョル、昨夜のことを思い出している。

そこへ来るソヨン(カン・チスンの娘)...


ソヨン: *豫壻(いぇそ)まだこうしてらっしゃいますか?
                  【*豫壻=婿養子、入り婿】

ペッキョル: 考えることが少しあって...

ソヨン: その考えに私も含まれていますか?

ペッキョル: ....

ソヨン: 家に入ってくれば私の居所には最初から入ってこようとしないから...  果たして夫婦ということができますか?

ペッキョル: 非常事態なんです、夫人.

ソヨン: それでは ほかの時は私を見つめることもしましたか?

ペッキョル: 夫人!

ソヨン: 父上のために私と婚姻したこと分かります。

私が父上に締めたのも認めます。

だが、私も女で 人です。 *守節寡婦ではないということです。
どうしてこのように侮辱を与えますか!
【*守節寡婦=貞節を守る未亡人】

私がそんなに嫌いだったら父上に清海(チョンヘ)辺境の外職でも出て行くのがいっそ居心地がいいわ.




チスン: 何をこのように騒々しいのか?



チスン:  蜂や蝶々が花に近付かなければ花にも問題があるのだ。

退いていなさい。

ソヨン: お父さま!




チスン: 夜の間にどんなことがあったのか、お前も耳があれば聞くものではないのか!  どうしてこのように大人げない!

ソヨン: ・・  (その場を去る)  


ペッキョル: 申し訳ありません。

チスン: ...どうせ君は... あの子を選んだのでなく...私を選んだのでなかったか...

ペッキョル: .....

チスン: 早く母を失って育ってきた子だ...心になくても時には優しい一言でもかけなさいよ。

ペッキョル: ....

チスン: 君... 捕庁は止めてまた白雲剣に入らなければならないね...
入って王を徹底的に監視して、敵の本心を知るように。 

ペッキョル: 分かりました。

チスン: はやい内に知ることができなければ私たちが攻められることになり。
これは私の命それだけでなく、君の命もかかっておる、 肝に銘じるように。

ペッキョル: はい大監.






  漢陽(ハニャン) 七牌通り (昼間)

同精肉店(昼間)  肉をたたく白禄


白禄: 何だよ? 

ムミョン: ・・・ 毎日俺だけ くそっ・・




捕庁の前(昼間)

正門、 ペッキョルが捕庁から出る。


白禄: ペッキョル!




白禄: チョンヨンが便りまだ何もない?

ペッキョル: やめろといっただろう。 俺を捨てた子が決意して隠れてしまったのを捕庁だとどのように探す?
チョンヨンが好きなのは兄だから、兄が探してみて。

白禄: お前! 君いくら婚姻をしたとしても、どうしてそんなふうに話せる?
おまえと口約束した子だ。 チョンヨンに何かあった場合もあるじゃないか。
なぜ探してみることもせず逃げたとだけ考えるんだ! 

ペッキョル: そんな兄は... 兄はいったい3年間何をして現れたものだか...

白禄: おまえ世話しようと... 行商人で歩き回ったといったではないか。

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ペッキョル: それでやっと用意したのが肉屋に*白丁事しながら高利貸金をして。
              【*白丁=屠殺業者 賤民の最も差別された最下層身分】 
白禄.: .!...

ペッキョル: もういいって。 私の妻の父が誰なのか知っているでしょう。
兄の行く道でも行って。 チョンヨンもあちらの道を行っているのだ。
それに、これから捕庁訪ねてきても俺はいないから... 二度と訪ねてこずに...
道で会っても分かるそぶりをするな。

白禄: ...兄弟の縁を切ろうといっているのか...?

ペッキョル: 当分は.... 後で... ずっと後で私が呼べばその時来て。

白禄:  お前 出世するのはいいし. . 俺ともう会わないでもいいけど..
 
危険な仕事はするな 




王の執務室(昼間)

シジェとカン・チスンが単独面談をしている。


シジェ: 判尹が暗殺にあったのはわたくしも胸が痛いです。
早く犯人を捜し出して一網打尽して下さい。

チスン: はい殿下. ...および... 殿下の安全と危機を守るために、周辺を強化することにしました。

シジェ: *内禁衛をさらに補充するということですか?
         【*内禁衛=朝鮮時代王の側近で護衛する軍隊.】

チスン: 内禁衛はそのまま置いて、形式だけだった雲剣を殿下の最側近に置こうと思います。

シジェ: ...!... とてもわずらわしくありませんか....

チスン: わずらわしくても当分はそのようにしなければなりません。
漢城判尹を暗殺した者らとか... 彼らの目標がどこまで達するのかまだ分からないです。

シジェ: 考えてみますね。

チスン: 考えてしまっての懸案ではありません。

殿下に事故ができて小臣(臣下)らがまた再び保衛を繋ぐ王孫を探さなければならない。 罪を犯さねばなりませんか?



びくっとするシジェ...

執務室外で聞いていたトシピョンの目が大きくなる。



チスン: 神々はただ殿下の安全と危機だけを深慮するだけです。 *允許(いんきょ)して下さい。 【*允許=王の許可】

シジェ....分かりました... そうしてください....

チスン: そして... 空席の兵曹判書と漢城判尹の候補らをまもなく上げます。

シジェ: .....





王の寝所廊下(昼間)

荒々しく歩いて入るシジェ. 後に従うトシピョン  つぶれるようドアをあけて入るシジェ.


王の寝所(昼間)

シジェ、入ってくるやいなや、奇声をあげて世帯と什器らを投げる。



シピョン: 殿下、お気をお鎮め下さい.... 殿下...

シジェ: あいつが知ってるんだ

それで雲剣を付けて私を身動きが出来なく監視しようというのか! 

もうどうすれば良いか。 私をまたがちがちに縛っておくはずなのに... どうすれば良いというのか....

シピョン: ....

シジェ: どうして言葉がないのか.... 答えてみろというのだ!

シピョン: 殿下... 今夜、ことを起こします。

シジェ: 今夜...?

シピョン: どうせ明日から雲剣がくれば ことを企てるのが難しくなります。
カン・チスンを片づけようとするなら、今夜の他には...

シジェ: できるか? 

シピョン: やり遂げるべきではないでしょうか?
その上 カン・チスンが殿下に厳しい忠告をしたと考え
今夜は警戒を疎かにする可能性があります。

シジェ: ...私の運命が黒雲剣にかかっていたのだな....




漢陽(ハニャン)近隣の森(夜)

黒雲剣らが集まっている 森の道でト・シピョンが近づく。  白禄が近付く。


白禄:戦争でもやるんですか。
いったい誰をやるためにこのように全員集まれとは.

シピョンが封筒を差し出す。 白禄が封筒を開けてみれば...
書札に<斬姜致純>そしてその下段にシジェの玉璽がつけられている。


白禄: カン・チスンといえば... 左議政ではないですか?

シピョン: そうだ。

白禄: その者を なぜ?

シピョン: なぜ? こ奴が いつから理由を尋ねるのか。

白禄: ......

シピョン: こ奴と何の関係でもあるのだ?

白禄: それは ないが....

シピョン: たとえその者が 貴様の父といっても.... 御命に従うだけ!   


白禄: 従います。

シピョン: 殿下の命がかかったことだ。 必ず斬首せよ。
また、その場にお前たちを見た人は誰もいなくなければならないだろう。



'チョモル'(霜五樓)  チヒャンの寄生(芸者)家 (夜)

 カヤ琴の声が聞こえる。


同キバン広場(夜)  

ペッキョルがキバンを守っている。


同キバン中(夜)

チヒャンが満たす酒を空けるチスン...  寄生(芸者)一つがカヤ琴を演奏している。



チヒャン:判尹大監のことは聞きました。 傷心が大きいです。

チスン:出入りする者の中に王を同情する者らはなかったのか?

チヒャン:そうした者らはすでに大監が手中をみなご覧になったのではないですか?
こちらに出入りすることはないでしょうね。
そうだわ! 判尹大監がそうなったら、兵判席を狙う者が多いです。

チスン:誰が?

チヒャン:左捕將は大監が自分を推すものだと信じていたんですよ

チスン:情けない者のようだから...

チヒャン: そういえば 私もそれほどの器でないと思えます。
しかも暗殺組織に攻められても両手置いている左捕將に罰を与えれば与えたところで、賞を与える大監ではないではないですか?

チスン:(フフッ) 左捕將が君だけでもできないね。

チヒャン: ならば、左捕將席を私にくれますね。私が暗殺組織を一網打尽するから...

チスン:何でもそのことに関し聞こえるのがあれば遠慮せず話しなさい。
功労が大きければ捕盗大将ではなくても製造尚宮席でも与えるから...

チヒャン:もちろん。
その前に大監に他の功を一つたててみようかと思うんですが...

チスン:....

チヒャン: ヨンが支度終えたら いれるように。


同 寄房(キバン)中 (夜)

赤い花びらが水の上にいっぱいである浴槽にからだを漬けたチョンヨン.



同キバンの前(夜)

ペッキョルの前をすぎていくチョンヨン...

チョンヨン: 久しぶりだね。..



キバン中(夜)

チョンヨンが入ってきてチスンに礼を尽くす。


チョンヨン:  ヨンと申します。

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ペッキョルが入ってきてチョンヨンを見る。



チスン:何事か?

ペッキョル:・・・

チスン:何の用か申さぬか! 

ペッキョル: ・・・・ は、恥ずかし気もなく押し込んで...

チスン: わかった。 出ていくように。


同キバンの前(夜)

ショックを受けるペッキョル



川辺+川 (回想)

ペッキョルがシジェを相手に剣術を教える。



                 

白禄:チョンヨン。 キョルをちょっと見ろ。

お前によく見せようとあんなに気合を入れてるのに 一度注目してやらないのか?

チョンヨン: なのが格好にならないんだね。 四才の子供でもあの程度はするわよ。

白禄: ははは・・   

     シジェよ!  遊ぶのに何をしてるんだ? 
     孔子様お言葉でも詠じてみろ

シジェ: 孔子様のお言葉?  あー、論語?

白禄: 俺はお前が論語読む時の声が朗々として本当に好きだ.

ペッキョル: 兄、そんなに騒々しくふるまえば魚みな逃げるだろう。

白禄: 魚も論語勉強すればいいって

チョンヨン: そうよ、 私もシジェの声聞きやすかったよ。 一度やってみて。

シジェ:  うん、やるよ 子貢이 問政한대   ウォホン!、 ア! ア!

       子貢問政  




白禄: はははは・・



シジェ:  子曰、足食足兵이면 民信之矣리라 

       子曰、足食足兵、民信之矣 


シジェ: 子貢曰 必不得已而去인댄 於斯三者에 何先이리잇고 
      曰 去兵이니라  

       子貢曰、必不得已而去、於斯三者、何先、曰去兵


白禄:ようし! 本当に良いお言葉だね。


ペッキョル: 兄!  何の意味なのか分かると良いというの?

白禄:当然分かるだろう、お前.

ペッキョル:何?

白禄:...孔子様のお言葉なのに良いお言葉だよ... お前はそうじゃないの?

ペッキョル:俺? 俺は当然... 分からないだろう。..

白禄とペッキョル: はははは.








チョンヨン:子貢が政治とは何ですか? と尋ねると、孔子様いわく、

政治とは経済、軍事、そして国民らの信頼だ。

シジェ:子貢曰 必不得已而去인댄 於斯三者에   何先이리잇고

チョンヨン: 子貢が尋ねることを もしこの三つの中 一つを捨てるべきだとすればどれを捨てるべきですか?

シジェ: いわく挙兵!

チョンヨン: 軍事を捨てろ。

白禄:ほら.... お前、俺が良いお言葉といっただろう?
ところで、チョンヨンよ お前... 文は読むのと思ったが、いつ論語まで勉強したか?

チョンヨン:ただ父の本を何度か見ただけだよ。..

皆 魚がかかって喜ぶ




チョモル' (夜、現在)

キバン中(案)(夜)

カヤ琴をひくチョンヨン.


チスン: 嫁いだ者がいるのか?

チヒャン:花柳界も初めての子です。

チスン: 花柳界にある草花でなないのさ...

チヒャン: ならば... あの草花を大監広場に移して植えようとお思いですか?

チスン: 君の言葉通り... 君が功を一つたてたよ。

チヒャン: それでは賞を与えて下さらなくてはね。

チスン: 何の上を望むのか話してみるように。

チヒャン: ゆっくり考えた後に答を差し上げますね。

チスン: 欲が多いな。






同広場(夜)

にいっせいに塀を跳び越えてくる黒雲剣...


キバンの前(夜)

音に驚いてむくっと立ち上がるペッキョル...

キバン中(夜)

チョンヨンもカヤ琴演奏を止めて...

チスンとチヒャンも表情が固まる。

キバン広場(夜)

私兵数十と黒雲剣らの血みどろの戦いが続く。



キバン中(案)(夜)

チヒャン: 大監を狙う刺客たちのようです

チスン: こんなことだろうと思った..



入ってくる覆面刺客、白禄



チスン:王命か?

白禄:....

チスン:まあ吐説するやつらではないだろうね


ペッキョルらが入ってくる

ペッキョル: 刃物を捨てろ みな終わった





外へチスンらが出てきて

チスン: 誰の指図か言えば首だけは残してやろう 


白禄 手を天に向ける

チスン: 天? ふっふっふっふ・・ 生意気な奴め

必ず 今すぐ捕まえろ


黒雲剣とカン・チスンの私兵の闘い

キルチャン: 罠じゃないか?
白禄: ・・・ いったん引き上げるぞ






白禄がチスンに投げた刃物がチョンヨンの腕を切る・・


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コメント

きゃ~

v-405絶対 「完全」じゃないと思う~~v-356 

早速、怪しい単語また発見・・「師兄は弓手並みで長安(チャンアン)で五指に入る方なのに。」って、この「師兄」って変だわ、もっぺん見て来ますっv-355

てんちょ!!!もCamoさまも・・・

すごすぎる・・・
v-405v-363v-405v-363v-405v-363v-405v-363v-405v-363)×100万回

Camoさま ありがとうございます

ト・シピョン って宦官ですね

多分 師兄 って、年上の友人 を 大兄 って いう・・・、そんな感じ・・?

大監 って テガン ?
チャングムが罪を解かれて朝廷に戻った時、チョンホにそう言ってた・・・

Camoさま~~

放映された字幕見てみるとけっこう意訳ですよね?細かいところが省略されてるし。まあ、それが字幕というものですが…。
Camoさまにお誘いいただいて「夜叉の直訳」に挑戦したおかげで、より夜叉を楽しめました^^

ト・シピョン って

チャングムの時の長官さま?

長官さまが(怖い)ネシブの長だったから、黒雲剣 って、ネシブ配下の朝廷外の暗殺集団?

ハムギョンドって兄弟の故郷、チャングムの時は チェパンスルが流された場所(鉱山)、ひかれていく途中で死んだけれど

そうなんだ

依依さま、そうなんですか。流された人が行くような辺境に住む兄弟だったわけですね。大望を抱いて都に上って武科試験を受けたんだよね…ペッキョル。ソヨンに見染められなかったら、普通に武科試験に合格して、都にチョンヨンを呼び寄せて暮らしつつ、コネも金もない田舎者が出世する難しさに苦悩していた事でしょう…。

地図で調べました

咸鏡道(ハムギョンド)、カプサン(甲山)

昔は水運だったから大きな川がありますので、それ程辺鄙だったかどうかはわかりません

ミン・ジョンホはもっと北の方中国国境近くだった、白頭山ちかくだったような・・・
あの時も歩いてだったから、船にも乗せられずに歩いたのかしらって思いました
中国でも歩いて辺境まで連れて行くようなことを読んだことがあります・・・


辺境~

Camoさま、春頭さま、夜叉の翻訳ありがとうございましたo(^-^)o
放送されて判らない事が丁寧に説明されていて、大変、楽しく読ませていただきましたO(≧∇≦)o
キョル君の故郷は単なる田舎の辺境じゃなく、罰として追いやったり、する場所だったのですね~ だから、王さまも、来ちゃうし~反乱軍も来ちゃうし~
だったのかも~
チャングムでも歩いてましたね~ハン尚宮は、歩き疲れて命を落とすシーンもありました・・馬や籠に乗るのは、身分の高い人だけなのは、日本も同じだったようですね~
キョル君の乗馬姿もカン・チスン氏の婿だからこそなんですね~

同音異議が

いっぱいあって~v-394 
師兄は → 詞兄 こっちの方かな? 

自分と同様に文学に親しんでいる友人に対して用いる敬称。

字幕では、殺された「判尹様」になってますね、ここで誰を指してるのか分かりやすくしてるんですね。
母国語でドラマを見るなら通じるような台詞も、字幕だと画面に一瞬で少ない字数だし、どうしてもオリジナルと違ってくるんですねv-391

他にも間違ってる日本語があるかもしれません、ご指摘くださいませ~v-435

次男: そんなばかな。  師兄は弓手並みで長安(チャンアン)で五指に入る方なのに。

師兄 → 詞兄 に変えておきました。
訂正箇所、私、間違っていませんか?

いや~膨大なお仕事に感服いたしますv-421

あ、いえ~

お手数お掛けします~v-436 
世の中は連休ですよね~ わたしは明日は出勤でふ~v-393

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2006年、NHKBS2で放送された「春のワルツ」を見て、ソ・ドヨンさんの魅力に撃沈しました!

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