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2019-08

「夜叉」第4話完全日本語版 -- by 春頭さま

冒頭に先週の話のハイライト―

農家物置近く(夜)

忍び寄る官軍の兵士たち。
軍校(部隊長?)が農夫に似顔絵を見せて確認している。

軍校:この者に相違ないか?

絵の中には兄白禄の顔がある。

農民:旦那様、褒賞金は、いつくださいますんで?

軍校:合ってるんだな?

農民:傷ついた奴がいるんで、そいつも打ってくださいね?

軍校:うるさい!

物置に侵入する兵士たち。物置には傷ついたムミョンが座り込んでいる。刀を突き付けて質問する軍校。

軍校:仲間はどこに行ったか?

答えないムミョン。

軍校:おまえたちに会えば、生け捕ろうとせずにすぐ殺せと聞いたが、あまりにあっけなくないか?

冷笑するムミョン。屋根の梁に潜んで兵士たちの背後にいる白禄。気付かれないように飛び降り、兵士たちに斬りかかる。外から様子をうかがう農民。障子に戦闘の影が映っている。
戦いが終わり、傷ついたムミョンに肩を貸して物置から出てくる白禄。怯える農民に話しかける。

白禄:おじさん、俺たちは南に行きます。どこに行くんだって?

農民 :...南...あ、いや...き、北....

去っていく白禄達。

カン・チスン宅、チスンの部屋(夜)

黒雲剣について記された書類を見て考え込むカン・チスン。

七牌通り(昼間)

黒雲剣と兵士の争いで壊れたものを片づける町の人々。その騒然とした中を茫然と歩くチョンヨン。その様子を、後ろからついて行くチヒャンとお付きの人。

チョンヨン:あの子が...?

居酒屋(昼)

雑巾で血痕を拭く従業員。チヒャンとチョンヨンが腰かけて、酒母(女将さん)の話を聞く。

女将さん:恐ろしくて隠れようとしたから、まともに見てないけど、お姉さんが紹介してくれたイ校尉というその男、本当にすごいわ。カン・チスン大監の娘壻ですって? 美しい男が刀はどんなにすさまじかったか...過ぎるごとに腕、足が一つずつぽたぽた落ちて...おお...

チョンヨン:李白禄と言う人も一緒にいたんですか?

女将さん:誰?

チヒャン:この通りの突き当たりにいる肉屋の主人のことよ。

女将さん:見てないみたいだけど...。そうしてみると、その日以後、肉屋が門を閉めたとみんな喜んでいるわ。

チヒャン:喜んで?

チョンヨン:なぜ?

女将さん:こいつに噛まれなくても良いから、そうでしょ。その奴がどんなに酷かったか。こんなことなら、私もどっさり借りたのに...
(たぶん、兄が金貸しをしていたことに関するセリフなのでは)

肉屋の前(昼間)

様子を窺うチョンヨン。後ろから付いてきたチヒャンが話しかける。

チヒャン:兄弟が血を流すと言っていたわね、そうだったでしょ?

チョンヨン:はい?

チヒャン:この前の易者、やっぱり当たるのよ。

占いの様子を思い出すチョンヨン。

占い師:兄弟が...刀を...

占い師の映像と、闘う兄弟の映像が交錯する。

チョンヨン:白禄お兄さんが左議政大監と立ち向かう...。何かの間違いです。お兄さんはそんな人ではないのに...

チヒャン:チョンヨンよ、心配だから言うけど、いくら心を与えた男だと言っても、お前はこれから左相(左議政)宅に入って行く体よ。もしかして、カン大監がお前がそんな者と縁があったと分かれば、お前まで疑われるようになる。そして...

チョンヨン:分かります。私が疑われれば、お姉さんも危ないですね。

チヒャン:分かるようね。

チョンヨン:その間お兄さんが、どんな風に生きてきたかは分からないけど、一つだけ分かります。こんな風に死んではいけない。

チヒャン: ...死骸が発見されなかったから、まだ生きているでしょう。だが、私が知っている限り...カン大監の反対側に立った人々の中に...生きていた者は一人もいない。

山道(昼)

ペッキョル、馬に乗って先頭に立って走る。白雲剣1,2が後から続く。

農家の物置前

馬から降りて調べようとするペッキョル。

物置の中

散乱する兵士の遺骸。それを眺めて、戦闘の様子を頭の中でシュミレートするペッキョル。外へ出て農民に尋ねる。

ペッキョル:どこに行ったのか?

農民:北に行きました。鴨緑江を渡ると言いながら...

農民から離れ部下と話をするペッキョル。

ペッキョル:やつらは南に行った。

白雲1: すぐ出発の準備をさせます。

ペッキョル:ちょっと待て!(白雲2に) 大監が送った伝令は来たのか?

白雲2: まだ来ていません。

ペッキョル:ここで伝令が来るまで待つ。

白雲1:しかしながら、直ちに追撃しなければ遅れます。

ペッキョル:大監が、やつらが隠れる場所を知らせてくださるはずだ。捕えるのは時間の問題だ。 (独り言) 本当の問題は、その次だろう。

ペッキョル回想、カン・チスンの部屋

昨夜

チスンの前に控えるペッキョル。

ペッキョル:もう、いらっしゃったんですか? 知らせもなしに遅れて心配しました。

チスン:うむ...

ペッキョル:会議がかなり長かったです。

チスン:黒雲剣だったな。

ペッキョル:はい?

チスン:私を殺そうと王が送った者等。ちゃんと組職の名前まであるのだね。

ペッキョル:黒雲剣...

チスン:王の公式警護武者が雲剣だから、王の隠密で汚ないことを引き受ける武士を黒雲剣と呼んだら、かなりよくできた名づけではないか?

ペッキョル:名簿をくだされば、一気にやっつけます。

チスン:果してそんなことができるかな?

ペッキョル:はい?

チスン:お前らしくない失敗が多くて、最近、私の人を見る目が低くなったかと心配したが、黒雲剣の名簿を見たら、お前の失敗がすべて理解できたよ。

黒雲剣の名簿をペッキョルに投げてよこすチスン。名簿の中に「首領 李白禄(イ・ベンノク)」の名前を見つけて驚愕するペッキョル。

チスン:首領なる者がお前の兄だそうだな?

ペッキョル:知りませんでした。本当に知りませんでした。

席を立つチスンに土下座して頼みこむペッキョル。

ペッキョル:助けてください。

チスン、歩みを止める。

ペッキョル:お父さま! 兄を助けてください。学がなく愚かですが、私の言葉なら聞きます。助けてくだされば、私がカン氏家門のために終身全力を尽くさせます。

(回想終わり)

農家物置前

空を仰ぐペッキョル。

南道終わりの河口付近の小屋

気づ付いて横たわるムミョン。火をおこし小屋を温める白禄。

ムミョン:やあ、一発殴ってくれ.

白禄:俺がお前をどうして殴る?

ムミョン:眠る事ができない...

白禄:気力取り戻そうとするなら、眠らなくては。

ムミョン:...眠れば...しきりに亡くなったお婆さんが尋ねて来る。暗い川端で...しきりに船に乗らなければならないと背中を押して....

白禄:...天下の黒雲剣が、お婆さんに言いなりなのか?(さえずれば、なるのか?)

ムミョン元気なく笑う。

白禄:ここにいろ。出かけて薬を探して来るよ。

ムミョン:兄さん。

白禄:なんだ?

ムミョン:俺は後悔しない...黒雲剣になったこと...兄さんに出会ったこと...

白禄: ...そうだな...俺もだ...

河口近くの小屋(昼間)

小屋の中にいる、白禄とムヒョン。小屋の中に入ってくる黒雲剣の仲間たち。緊張感が流れる。

白禄:大変だったな。(苦労が多かったな)

キルチャン: 首領はここにいないと思ったが。内侍の野郎とカン・チスンが与えた金を数えていると。

白禄:俺は裏切り者ではない。

キルチャン:証拠は?

白禄:ない.... 俺も分かる。今、信じることができる者等は、死んだ仲間たちだけだろう。

ヘプン:俺は首領を信じるぞ。

ヘプンの言葉で場の緊張が解け、休もうとする黒雲剣たち。

ヘプン:もしかして、麦か米でもないか? 釜はあるんだが。

カン・チスン宅チスンの部屋(昼間)

チスン:黒雲剣の南方の隠れ家だ。早くイ校尉に伝えて、今度は必ず一網打尽にしなさい。

ヒョジュ:はい。

ソクジュ:父上、イ校尉の兄はどうするつもりですか?

チスン:お前ならどうするのか?

ソクジュ:父上の首に刀を突き付けた者です。イ校尉が直接首を取って持って来るようにします。

ソヨン:お兄様! 私の主人をならず者のように扱わないで!

ソクジュ:お前が出る時ではない!

ヒョジュ:声低めなさい。父上の前だ。

チスン: ...ヒョジュ、お前ならどうするのか?

ヒョジュ:私なら,..まず真実はどうなのかを明確に調べます。イ校尉は兄が黒雲剣だった事は分からなかったと言っているし、まず兄と言う者を生け捕って事情を取り調べた後、厳しい処罰をします。

ソクジュ:兄上も本当にもどかしい。今、私たちが取り調べしなければならない人は妹婿ですよ。

ソヨン:取調べだなんて? 誰が勝手に?

チスン、咳払いをする。

ヒョジュ:イ校尉に会ったら、どう言いましょうか?

チスン、考え込む。

チスン: ...伝えなさい。

カン・チスン宅の東家近所(昼)

出立するチスンの息子たちと部下。様子を窺っている男装したチョンヨン。
兄たちを追ってソヨンが門から駆け出てくる。

ソヨン:お兄様! いくらなんでも弟が実兄を害する破倫を犯してはいけません。

ヒョジュ:私がちゃんとするから、心配せずにイ校尉が好きな薬果でも作っておきなさい。

ソクジュ:どうせやるなら美しく装う事もちょっとして、馬鹿だなあ。

出発する兄たち。見送るソヨン。後をつけて行くチョンヨン達。

農家物置近く(昼)

兄の事を思い出すペッキョル。
刺客が兄とは知らなかった妓房での襲撃。
刺客を探して兄を訪ねた時のこと...

ペッキョル: 兄さん、刺客なのか? うちの大監殺そうとした...

白禄:それで捉えにきたのか?

ペッキョル:そうしたいよ。

白禄:チョンヨンが去ったのではなく...お前がチョンヨンを捨てたんだろう?

草原で刀を交わした時のこと。刺客が自分をわざと殺さなかった事を思い出す。考え込むペッキョルのところに部下が食事を持ってくる。

白雲1: ナウリ。

ペッキョル:食べたくない。

白雲1:昼食も召し上がっていません。

そこへ、兄たちが到着する。

ペッキョル:(ヒョジュとソクジュを見て独り言のように) 兄弟と言うのは、あのように並んで走らなければならないのに。(百雲剣1に) 兄がいると言ったな?

白雲1: はい。

ペッキョル:どうしているのか?

白雲1: 事情があってお互いに会わずに暮しています。

ペッキョル: ...それもいいことだね。

兄たちを迎え出るペッキョル。

ペッキョル:兄上、いらっしゃったんですか?

ヒョジュ: (地図を渡して) やつらの隠れ処だ。

ペッキョル、地図を開いて見る。

ソクジュ:父上の言伝がある。

カン・チスンの家奥座敷(昼)

チスン:李白禄が心を翻して手下に入って来たら命は助けてやる。だが、拒否すればきっぱりと斬れ。(斬しろ。)

22.農家物置近く(昼)

ペッキョル:命を承りました。(部下たちに) 南海に行く。

出立するペッキョル達。様子を窺い後をつけるチョンヨン達。

黒雲剣の隠れ家(昼間)

食事をして眠っている黒雲剣たち。一人出かけようとする白禄。気がつくムミョン。

ムミョン:兄さん、どこに行く?

白禄:どうしても漢陽へ行かなくちゃいけない。

ムミョン:漢陽、なぜ?

白禄:ここにいて、どんな運が開ける? どうにしても、その内侍に会わねば、次の仕事が解ける。

ムミョン:それなら、私も行くよ。

白禄:ここにいろ。お前を連れて行けば、のろくてだめだ。

入り口から突然ト・シピョンが入ってくる。

ト・シピョン:命が長いやつらだな。

白禄:生きていると、おじさんの顔が嬉しい日もあるんだな。

ト・シピョン:誰かが黒雲剣を裏切ってカン・チスンに結託した。ここも危ないから、私が連絡するまでしばらく済州に避けていろ。

林の中(昼間)

移動するト・シピョンと黒雲剣たち。

林道(昼間)

馬で移動するぺキョルら一行。

海辺の村(昼間)

村の中を移動する黒雲剣ら。

林道(昼間)

馬で移動するぺキョルら一行。

船着き場(昼間)

船へ向かうト・シピョンと黒雲剣ら。船を見て驚くムミョン。

ムミョン:首領!

振り向いてムミョンのところに引き返す白禄。

ムミョン:夢で見たあの船です... お婆さんがしきりに乗ろうと言った。

白禄:大丈夫だ。ただの夢だ。

船に乗り込む黒雲剣ら。ト・シピョンに前で立ち止まる白禄。

白禄:おじさん...

ト・シピョン:五里位行けば河口に出る。その次は南海海竜王様に命を任せなくてはならない。

白禄:殿下は大丈夫ですか?

ト・シピョン: ...とても驚ろかれた。

白禄:言葉をちょっと伝えてください。こんな風に逃げて、本当に申し訳ない。約束を守るためにも、絶対に死にませんから、待っていてくれと。

ト・シピョン:無作法なやつ。殿下に待てとは...はやく行きなさい。

白禄:殿下をよろしくお願いします。

白禄が船に乗り込もうとすると、矢が飛んできてト・シピョンに当たり、海に落ちるト・シピョン。慌てて船を降り駆け寄る白禄。その時、大勢の兵士が出てきて弓を構える。刀を抜く船の上の黒雲剣ら。そこへペッキョル一行が馬で到着する。
兄たちに先導し、白禄と話し合う為に一人で近寄ってくるペッキョル。白禄は弓を納めるようにムミョンに合図する。

白禄:大勢連れて来たな。あの世に行く前に、お前の顔を見られてよかった。

ペッキョル:降伏しろ。左相大監に兄さんの命は救命しておいた。

白禄:降伏すれば、俺たち全部助かるのか?

ペッキョル:それは俺の能力の外だ。

白禄:俺が残るから、彼らはそのまま送ってくれ。

ペッキョル:降伏すれば兄さんは生きて...残りは死ぬ。これが俺ができる全部だ。

遠くから二人の兄弟を見つめるチョンヨン。

白禄:キョルよ.... お前の心はちゃんと受け取った。...俺は、兄さんは黒雲剣首領だ...生きるなら一緒に生きて、死ぬなら一緒に死ぬ。

ペッキョル:兄さん...!

船着き場(昼間)

遠くから二人の兄弟を見つめるチョンヨン。

白禄:キョルよ.... お前の心はちゃんと受け取った。...俺は、兄は黒雲剣首領だ...生きるなら一緒に生きて、死ぬなら一緒に死ぬ。

ペッキョル:兄さん...!

仲間の元へ行く白禄。弓を構える兵士を見てペッキョルが叫ぶ。

ペッキョル:だめだ!

ヒョジュ:イ校尉! 事情をこれ以上汲んでやることはできない。

ソクジュ:今度も逃せば、父上の顔をどうやって見るのだ?(兵士たちに向かって)放て!

ペッキョル:だめだ!

船に向かって飛んでいく無数の矢。悲痛な表情で矢を見つめるペッキョル。驚愕するチョンヨン。船の上の黒雲剣たちに降り注ぐ矢。よけきれずに矢に倒れて行く黒雲剣たち。矢をよけつつ仲間を助けようとするが、身動きが取れない白禄。

白禄:矢が多い(ここ分かりません)

続いて火矢を射る兵士たち。

ソクジュ:放て!

涙を浮かべて見つめるペッキョル。飛び出そうとするがお付きの人に止められて茫然と座り込んでしまうチョンヨン。
燃える船。

王の執務室(昼間)

ト・シピョンが入ってくる。

ト・シピョン:殿下、???大義滅親(国の為の大きな仕事に私的感情を捨てる意味)。左相大監が兵の半分を解体して兵曹に編入させました。

王、目に涙を浮かべている。

ト・シピョン:銀鉱2か所と水原の地も返却受けて、内需司(王家の機密情報と財産管理を扱う部署)所属で置きました。

王、涙を流す。

ト・シピョン:礼曹判書、工曹判書の人事権も持って来ました。

王:やめろ! やめるのだ。

退室するト・シピョン。

白禄の夢の中

チョンヨンやペッキョルの思い出がよみがえる。干してある布の陰へ消えて行くチョンヨン追う事が出来ない白禄。
目が覚める。

ミヨの家(昼間)

白禄が目を覚ますと、見知らぬ場所で知らない女性日本語でが話しかける。

ミヨ:大丈夫ですか? よかった、ずいぶん心配していたんですよ。ずっと眠ったままでしたので。

白禄:ここはどこですか? あなたは誰ですか?

ミヨ:え?

白禄:(手錠で拘束されているのに気付き)これは何だ? すぐに解けないのか?

ミヨ:興奮なさらないで! 大声を出してはいけません。

白禄:カン・チスン...

ミヨ:カン?

白禄:キョル! ここにいるならすぐに出て来い!

ミヨ:しっ!

口に人差し指を当てて静かにするように諌めるミホ。ミホの父が入ってくる。

ミホ:お父さん、やっと目覚めたところです。何も知りません。

棒を持って、いきなり白禄を殴るミホの父。

ミホ:お父さん!ケガをしている人になんて事を。

ミホの父:朝鮮語を使っていたようだったが。

気を失っている白禄。

ミヨの家(時間経過後)

寝ている白禄を棒でつついていたずらをするミヨの弟たち。白禄が目を覚ますと、入り口の外でミホが男と話している。

ミホ:パクさん、お父さんの代わりにお願いします。

入ってくる男とミホ。

パクポ:スボリヤ、スボリヤ。(般若心経の一節のようです。意味はよく分かりません) 何か罪を犯したのでここまで流れてきたか。次の中から普段使う言葉を選びなさい。
一、?? ?? すごいな。(釜山方言に似ているので南の方の方言なのでは?)
二、その娘、本当に美しいですね。
三、娘 見たところきれいだね。(北朝鮮辺りの方言のようです。)

白禄が返事しないでいると、

パクポ:もっと遠くからきたか? ニ シ チュングク エンマ? (たぶん中国語)

白禄:なんだ?おまえは...

パクポ:(ミヨに)ミヨちゃん、 二番漢陽。 朝鮮人だ。

ミヨ:あ、朝鮮人。

白禄:カン・チスンが送ったか?

パクポ:... なにも分からないよ。

白禄の枷を外すパクポ。

パクポ:ミヨが乗った漁船が海を漂うあんたを助けたのが一週間前。皆、死んだと判断してそのまま捨てようというのを、ミヨが命をかけて取り引きして生かしたんだ、この野郎。

枷を外された途端に、ミホを捕まえて外に出る白禄。

ミホ:パクさん、パクさん...

パクポ:身が海にありながら水を探さず、毎日山に通いながら山を探すな。

白禄:うるさい!

小さい海岸の松林をすぎると、広い海が見える。 白禄、海の前で戸惑う。

パクポ:あんたは閉じ込められた。 ここはツシマ。 対馬島だ。

白禄:あなたは朝鮮人でしょう? 俺は帰らなければなりません。助けてくれれば必ず恩を返します。

パクポ:何、何、良い話だが... お前が逃げれば、お前が捕まえている女は死ぬぞ。

ミヨを振りむく白禄。

パクポ:ミヨがお前を助けるために船員らと約束した。お前が生き返れば海賊らに奴隷で売ってお金を着服しろと説得したんだ。もし、お前が死んだり逃げたりすればミヨがの代わりに売られるのだ。


対馬、海の見える丘(昼間)

ミヨの拘束を解く白禄。

パクポ:相応の価格受けようとするなら、あんたが元気でなくちゃな。養生してな。 また会おう...

去るパクポ。茫然と海を見る白禄。

ミヨの家(夜)

粥を椀によそるミヨ。白いご飯を食べている白禄を羨ましげに見るミヨの弟たち。

ミヨ:ほら、冷めるわよ。早く食べなさい。

奥に向かって呼びかけるミヨ。

ミヨ:お父さん、お食事ですよ。

ミヨが父を呼びに席を立った隙に、幼い弟たちに白米を分け与える白禄。

弟:ありがとう

白禄:お前が兄ちゃんか?ゆっくり食べろ。

ミヨと父が戻ってくる。子どもたちが白米を食べているのを見て怒る父。子どもたちの椀をたたき落とす。

父:馬鹿野郎! 余計な事を…

棒で白禄を殴る父。なだめようとするミヨ。

ミヨ:お父さん、お父さん。

父:わしを舐めとるのか?何様だと思ってるんだ?おめえみたいのは家畜と同じだ、丸々太らせて高く売るつけるだけだ。

ミヨ:ぶたないで、お父さん。お願いします。

父:うるせえ。

無言で殴られる白禄。こぼれた飯を椀に戻す兄弟。

弟:お父さん、お願いです。もうやめてください。(椀を白禄に差し出して)これ、全部食べてください。

出て行く父。弟たちを抱き寄せるミヨ。

ミヨの家(昼間)

体を鍛える白禄。覗き見る弟を呼んで背中に乗せて腕立て伏せを始める白禄。その様子を微笑ましく見つめるミヨ。

浜辺(昼間)

砂浜で走り込みをする白禄。そこへやってくるパクポ。

パクポ:すごい、すごい。若い人だと、やはり回復がはやいね。海賊らが喜ぶよ。

白禄:一つ尋ねますが... そちらは、ここになぜ来たんですか?

パクポ:それじゃあ、アナタはなぜ来たか?

白禄:話がそうだな... いつ来ましたか?

パクポ:さて... (回顧するように) 4年目の夏までは日付けをきちんと数えたな...今でも数えていて、 4年3ヶ月と五日になった。

白禄:... 奴隷一人売れば、そちらはどれくらい儲かりますか?

パクポ:何、本業は別にあるから...

白禄:俺を朝鮮に送ってくれれば、儲けの十倍、いや百倍を差し上げましょう。

パクポ:(じっと白禄を見て)記憶がおぼろだけど...朝鮮語であきれて…とにかくそういう時使う表現が何だっただろう?犬が吠えるか? いやいや何をかみ切って食べたみたいな? あ、そうだそうだ。 草だ。草をかみ切って食べるだろう?

白禄:無礼に聞こえるだろうが、ちょっと偉い人を知っているんで。

パクポ:... お前が開国功臣の隠し子だとでも?

白禄:それよりはるかに高いだろう。

パクポ:嘘をつけないやつらでも、実際に会えばうそがさらに多いという話だ。お前が知っている人が王だとでも?

白禄:王、当たり。

パクポ:...そう、それでは私は中原の皇帝だ。

去るパクボ。

王執務室(夜)

王の横にト・シピョンが控え、重臣たちが左右に並んでいる。

王:雲剣は入りなさい。

王の前に出るペッキョル。ペッキョルを見て驚く王。兄弟と過ごした5年前を思い出す。

ペッキョル:殿下。白雲剣、待命いたしました。

王:白雲剣首領イ・ベッキョルに内禁衛将(王の護衛をする軍隊の首長)兼職を命ずる。

ペッキョルに王からの剣を授けるト・シピョン。。

ペッキョル:光栄に存じます。殿下。

戸惑う王。満足げなカン・チスン。眉をひそめるパク・ユン。

ミヨの家(夜)

ミヨの弟たちに剣の稽古をしてやる白禄。笑顔で見守るミヨ。

パクポ:ミヨちゃん…

血だらけのミヨの父に肩を貸して入ってくるパクポ。

ミヨ:お父さん、大丈夫ですか?

パクポはミヨの父の血が付いたコメの袋を床に置く。何か分からず驚いている白禄。

ミヨ:どうしよう…

ミヨの家の外(夜)

外へ出るパクポを追いかけて出てくる白禄。

白禄:いったい何事ですか? 自分の身一つは守れる人と見えたが。

パクポ:加藤(ミヨの父の名前)位だから、それでも生きてきた。

白禄:戦争でも行ったんですか?

パクポ:... 貧困はどこへ行っても地獄を作るよ。

格闘場入口(夜)

列をなし入っていく人々。パクポと白禄も入っていく。

パクポ:(E)ぴったり一年になった。対馬では毎月15日ごとに賭け拳闘が開かれる。

格闘場、廊下、応援席(夜)

中へ入ると中央で戦う男たちと観戦する賭け客たちの熱狂する声が響く。

パクポ:時間制限、武器制限なしで、どちらか一方が死ぬ時まで戦う。初めは対馬に属する藩の武士とごろつきらが戦う程度だったんだが...。掛け金が大きくなって、近頃は近海の海賊らはもちろん、本土の流れ者の剣客、ならず者、脱獄した囚人らまで集まっている。

血みどろの戦いを続ける男たち。

観衆:殺せ!殺せ!殺せ!

パクポが奥に座る当主を指して言う。

パクポ:これら全部が、あの幼い当主の悪趣味を満足させるためによ。

一人になるまで続く戦い。興じる観客と当主。当主を見据える白禄と当主の目が合う。

4話終わり

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コメント

調べたのですが

スボリヤ、スボリヤ、サンスクリット語でしょうね・・・

真言宗日用勤行集でサンスクリット語の部分を・・・、ありませんねぇ~

般若心経の中国音(あるのかないのかしらない)かもしれませんねぇ~
日本語の訓読にはありませんでした

依依さま

調べてくださったのですね。ありがとうございます。このパクポという男は、何度かインチキなお経のようなものを唱えるんですが、すべて怪しげでいい加減なので翻訳や原典を見つけるのが難しいです^^

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2006年、NHKBS2で放送された「春のワルツ」を見て、ソ・ドヨンさんの魅力に撃沈しました!

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