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2019-08

「夜叉」第5話完全日本語版 -- by Camoさま

前回のはなし 

パクホ: ここは対馬、対馬島だ。  
      対馬では毎月15日ごとに賭け剣闘が開かれる..


対馬の格闘場
剣闘士たちと闘う白禄


外 剣の練習場  回想 
白禄との最後の対面を思い出すペッキョル


チスン: 李白録が心を入れ変えて
      私の手下に入ってくるならば命は助ける



白禄: 冥土道を通り過ぎる前に君の顔を見て幸いだ

ペッキョル: 生きられるんだ、 降伏して

        左相大監に兄の命は救命しておいた。



白禄: キョル ...おまえの心は確かに受け取った。

    ...兄は、黒雲剣行首だ...



現在
剣で斬りまくるペッキョル 




寺 (昼間)



同、法堂(昼間)

<李白録>と書かれた位牌 

후인 이백록 영가 (后人 李白禄 霊駕)
(後世の人 李白禄 霊魂)

チョンヨンが108拝を上げている。


同、広場(昼間)


チョンヨンが法堂から出たが、ペッキョルを無視して歩いていく。



ペッキョル: チョンヨン。

チョンヨン: ...



ペッキョル: ... 兄ならば確かに極楽に行ったのだ。

チョンヨン:  初めは... 私もそう祈った。

         仏様. 私たちのかわいそうな禄兄さん、
         どうか極楽往生させて下さい。

         死んでは安らかなところに送って下さい。

         でも、祈祷を捧げればするほど、
         礼をすれば上げるほど腹が立つの。


         ...それで祈りを変えてみた。

              仏様! 兄さんを殺した者たちを殺して下さい。

         無力な人を生かして、力がある者らを殺して下さい。

         実の兄を殺した弟を殺して下さい。

         必ず地獄に落として下さい。

         ...すると涙が止まって、読経の声が聞こえて、
   気が楽になった。



ペッキョル: ... 兄が死んだその瞬間から... すでに俺は地獄にいる。

チョンヨン: 心配しないで。 あなたは孤独なことはないのだ。

私もまもなく地獄に行くつもりでいるから。

日本、対馬島、格闘場
賭け札を買う見物客たち


검정 黒

죽여라! 죽여라! 죽여라! 힘 내라!  殺せ!  やれ~!  



(老いたおじいさん乞食が白禄を捕まえてもの乞いする)

한 푼만 줍쇼! .. 한 푼만 줍쇼! ..  一銭だけ恵んで

乞食: お金、お金

손목가지를 확 그냥 잘라버려? 手首をさっと切ってやろうか?


パクポ: ・・・ヤロウカ? 




パクポ: しっかりして。 目をとじれば金玉も取って行くやつらだ。


白禄:  どちら側に賭けましたか?

パクポ: 黒帯  

白禄: 見かけより人を見る目がないね。

パクポ: くっくっく・・ おい、君 .. 君は人を殺したことがあるだろう?

白禄: ...

パクポ: 血というものは本来見るだけでも
      気絶するやつらが殆どなのに、

      頭に逆さにかぶっても息がつまるのを見れば、

      これまで葬った命が一つや二つでないだろうに...



パクポ: そうだ!  殺せ!  





パクポ: チッチッチ.. 

白禄: どれくらい負けましたか?

パクポ: 賭博で勝負というのは、勝っても負けることがあって、

      負けても勝つことがある方法。

      真の勝負は配当によるだろう。


白禄: 配当だって?  命をかけて戦うのに。

パクポ: それは選手たちの話で、
      私のような人には白い帯は配当がとても低くて
      お金にならなくて。

      本来ネズミが猫をとらえて、
      ウサギが虎をとらえて、

      子供がおとなを捉えてこそ、お金になるだろう。


      君 私が逃がしてあげるから、お金少し儲けてみる?


돈이다! 비겨 お金だ!分けろ
(VIP席に座っていた対馬島主(領主)がお金を応援席にばら撒いている)

白禄: 遠慮します。




王宮 (昼間)

役人らが集まって話を交わす。
その中 刑曹判書と礼曹判書が中心になった集い



礼判: 左相大監の私兵たちがちりぢりに散って辺境に行ったというが。

刑判: 人はいつでも満たすことができるが、
     問題はお金でしょう。

     銀鉱をみな奪われたでしょう

礼判: 漢江の流れがまた変わるのですか?


(兵曹判書パク・ユンの周囲で人々が集まっている)


刑判: 気を付けなければなりません。
     川というのは本来遠くから見れば、
     どこに流れるのか分かりません。

礼判: 兆しがあることはあります。

     *司諌院(サガノン)に左相大監を弾劾する上訴が
     山ほど積もっていたというが...

刑判: そうなんですか?

      司諌院 朝鮮時代言論と監察を管掌した官庁

  【*司諌院=三司(司諫院・司憲府・弘文館)の中で王に進言などする官庁】



(チスンが刑判の集い側に歩いてくる)

      左議政 カン・チスン


チスン: 何の話をこのように面白げにされておるのか...

      耳もよく聞こえない領相大監を預けておいて。

礼判:  国の年配の方らがお話を交わされるのに、

      私たちがどうして口を挟めますか。はっはっは・・

チスン: 私をすでに元老扱いされますか?

      離れ屋に行くなら三十年もっとかかるでしょう。
      ほっほっほ・・


(一同 笑)




ソクジュ: 老人..  もう退いて安らかに暮らせばいいのに。

       耳も聞こえないくせにこれは何の欲だ。 

ヒョジュ: ソクジュ! 話に用心しろ。

      人が聞いてる。

ソクジュ: 礼曹 参判らはみなどこ行ったか?

       老人の機嫌を取るのを父上に任せるとは。

      こいつら軍規がどうかしている。

ペッキョル: それより今日の雰囲気がちょっと変ですね。

ヒョジュ: 何を言ってるんだ?

ペッキョル: 見て下さい。 お義父様の周囲に人がいません。

        いつも人々が先にきたのに、
        今日は父上が先に近寄っています

チスン: キム大監. 前回申し上げた私たちの姪の話です。

      今日 殿下に申し上げようかと思うけれど...

刑判: .. 今日の話ですか?

チスン: 先にムードを高めて下さい。

刑判: ... 今度にされるのが良くないでしょうか?

チスン: ふっふっ.. 今何といいましたか?

刑判: いや、それが... あ.. 本当に...



(ヒョジュが近づく)



ヒョジュ: 父上. 御前会議に行かれる時間です。

チスン: うむ.

役人らが会議へ移動

パク・ユンがペッキョルを見つける

             兵曹判書 パク・ユン

パク・ユン: 久しぶりです!

ペッキョル: こんにちは。

パク・ユン: いよいよ*内禁衛将になられましたね。

        お祝い申し上げます。

ペッキョル: ありがとうございます。 今後とも宜しくお願い致します。

パク・ユン: お兄さんことは残念でした。

ペッキョル: ...

パク・ユン: 少しの間会っただけだが、本当に良い人でした。

ペッキョル: はい。

パク・ユン: 大変でしょう。 色々と...

ペッキョル: ...

パク・ユン: つかることの毎日夜勤します。

        子時には副将らもみな就寝して、一人でいれば
        時々酒を飲みたくなるけれど...

        いつでも気が向けば、いらして下さい。  

   子時
   夜11時から午前1時までの間



ペッキョル: はい。

【*內禁衛將=内禁衛(王の側近で護衛を引き受けた軍隊)を統率した、'従二品'官階の武官職】





王宮 内苑 (昼間)

時間を告げる内侍2名


内侍1: ユシ! 

酉時 午後5時から7時までの間



王宮、会議室(昼間)

書類に玉砕(印)がつけられる。

        
       王 イ・シジェ


王: 長時間、ご苦労でした。

チスン:... 殿下!  折り入って申し上げる懸案が一つ残りました。

王: 明日にしてはいけないでしょうか?

チスン: 王室のことです。




王: おっしゃって下さい。

チスン: 殿下と王妃殿下との間に王位を繋ぐ王孫がないから、

      一日も早く*後宮を入れて後嗣を企てられるということが
      正しいことと申し上げます。

王: ... 私や王妃はまだ若いからそんなに急がなくても...

チスン: *宗廟社稷と数万の民を考えれば
      一時でも遅らせられないことです。

      礼曹に問い合わせして候補らを選んだが、

      私の姪が末席に名前を上げました。

      幼いころから見てきて、私の姪だが品性が
      正しくて才色も見る価値はあります。

王: 後宮問題は礼判ですでに候補者を推薦しました。

チスン: はい?

王: 昨日礼曹で推薦した候補者はカン氏ではなかったようですが..

   左相大監の遠い親戚でしょうか?

     (ト・シピョンに) 性は何だっただろう?

ト・シピョン: 全州のキム氏です。 刑曹判書の二番目の娘になります。


【*後宮=帝王の妾】
【*宗廟社稷=王室と国をあわせて言う言葉】

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チスンの家、門の前(昼間)

40代後半の高尚な人が来て、ヒョジュが出迎える。


ヒョジュ: 叔父さんいらっしゃいましたか?



同、広場(昼間)



同、居間(昼間)

白磁を撫でるチスン



チスンの弟: 娘子供が後宮に押されたという噂を聞いて、
         泣き喚いて大騒ぎです。

         余計な話取り出して子供の婚期だけ逃したの
         ではありませんか?  

チスン: 王に姑の声聞くのがやさしいことと思ったか?

チスンの弟: どうしても風が尋常でありません。

チスン: ソクジュが宮に調べてみに行ったので、
      すぐ知らせが来るだろう.


      状況が不利になれば良いのが一つあるだろう。

      本当に私側が誰なのか確かに知ることが出来るんだから。

      私が今気になることは誰が刑判に
      後宮の提案をしたというものだけど。..

ヒョジュ: パク・ユンではないでしょうか?

チスン: その者ならばこんな風に動きはしないのだ。

      ...黒雲剣というのは木を切ったが、
      まだ根元が残ったということなのか?

チスンの弟: ともかく内禁衛将就任を祝う宴会の日なのに、

         当事者がなぜ見えないのか?




同、ペッキョルの部屋(昼間)

帽子をつけているペッキョル




同、広場(昼間)

門側からソクジュが入ってくる。 ペッキョルが居間に歩いていく。



ソクジュ: 義弟 !

ペッキョル: もう来られましたか?  後宮ことはどうなりましたか?

ソクジュ: 願い通りになりました。

ペッキョル: 幸いです。 1つ 峠を越しました。

        キム大監、 体面ちょっと台なしにしました...

ソクジュ: 体面台なしにしたのは私たちです..

ペッキョル: それはどういう意味ですか?

ソクジュ: 刑判が勝ちました。
       後宮では刑判の娘が入ることになりました。

       おもしろくなったでしょう?

       義弟と私がすることが多くなりますね。





王宮、寝所(夜)

王が横になって本を見ている



王: 色々な女を一度に連れて暮す問題に対する答は

   どの本にもないね。

   新しい後宮はいつ入闕(宮殿入り)するんだ?

ト・シピョン: 歴官に尋ねると、きたる半月が気運が良いといいます。

王: 名前は何だろう?

ト・シピョン: *仁嬪金氏(インビン・キムシ)です。
         俗名はスヒョンといいます。

    【*仁嬪金氏=朝鮮先祖の後宮  '嬪'→側室の中では最高位】


王: 見張り役がもう一人増えるよ。

ト・シピョン: ... それでも汎意 子息を入れるのは防がなかったですか?

        刑判を揺さぶったのは良い手でした。

        王家の親戚になるというエサに突然ひっかかったのです。

王: 虎はどこまで押し通すのか?

ト・シピョン: 高尚な人らが動き始めました。

(声をより一層低くして) 左相大監を腐敗と無能の元凶で

           指定する上訴らを見たじゃないですか。

王: 君が金をやって買ったというわけか?

ト・シピョン: 初め何章はそうしたが、今は明確に世論が...

王: 分かっている。 叱責ではないのだ...
   ともかく新しく来るインビンはどんな人なのだ?

ト・シピョン: そうでなくとも市中のうわさを集めて

        刑判宅の召使いらを買収して諜報を収集してみましたが...

        だいぶ特異な方です。

王: 特異だ?



貴族広場(昼間)

木剣を入った二人が剣術対決を行う。




男: チクショウ、 姉さん!  毎日...  痛いって




ト・シピョン(声): 幼いころから人形より木剣が好きで、

           男の子らを導いて蛮夷(異民族)を
           打ち破るんだと山へ野原へ通ったそうです。



同、部屋(昼間)

インビン. 刑判のお父さんが持ってきた事件記録を見て、

お父さんに意見を提示する。

卓越した意見を聞いたのか頭をずっとうなずく刑判.



ト・シピョン(声): 聡明で勇気があって、お父さんが県監をする時、

           管轄地域で広がった刑事事件を多数解決したが。

           その中に二件は*義禁府の実務教材にも
           のせられたんだそうです。

            【*義禁府=王命により 罪人の取り調べを行う官庁】

           召使たちの話しでは、キム大監家族は
           唐辛子農作業を間違って一番の畑で唐辛子が
           熟さなかったせいで、一国の大将軍がスカートを
           着ることになったと、嘆くそうです。


(御輿に乗らず走って行く娘)

召使: お嬢さん! お嬢さん! 





王宮、寝所(夜)


王: これはこれは、虎を避けようとしたが
   オオカミを入れることになろうか? 

ト・シピョン: 殿下 そういわれるので手に余りましたよ。

王: ... もしかしたらそのような人が家族になるのが
   良くなるかも知れないだろう。

ト・シピョン: ・・といいますと ?

王: 宮という所は丈夫でない人は
   ぐちゃぐちゃとすり潰されてしまう所ではないのか?

   石のように丈夫なことはできなくても、
   クルミの殻くらいになってこそ命を保存するだろう。 う..む



妓房(キバン)全景(夜)

カヤ琴の声が聞こえてくる。

霜五楼(チョモル)  5種類に浸るの意味
妓生(キーセン)、酒、食べ物、音楽、踊り




同、部屋(夜)

カヤ琴に合わせて踊るキーセンたち。

薬菓を食べて笑うペッキョル


ペッキョルが倒れるように横になると
チヒャンが他のキーセンたちを外へ出す

同、部屋(夜)


ペッキョルとチヒャンが横になっている。




チヒャン: まだ寒いです。 もう少しだけいて下さい。

ペッキョル:... 起こしましたか

チヒャン: 馬夫が馬に命令をするなら半刻は待たなければなりません。

     半刻 10分程度

ペッキョル: 昨日は私が酒を飲み過ぎました。
        失敗もしていないのではないか分からないです。

チヒャン: ... 薬菓がお好きだったのですよ..

ペッキョル:... 何の話をしていようが、昨日した話はみな忘れてくれ。

チヒャン: 十二才の時、初めて男と寝ましたよ。

      相手は両親が仕えた両班の令監だったんですが、

      その時は皆貧しくて... 老人が薬菓で私をそそのかしました。

      どれほどおいしいのか世の中にこういう味もあるんだと
      思ったんですよ。

      初めて経験をするが、痛いのも、恥ずかしいのも知らずに

      小さい頭で考えたのは、
      姉さんにも持って行ったら良いだろうって。

      変でしょう? 毎日ケンカばかりだった姉さんだったが
      なぜその瞬間そのような考えが...

ペッキョル: ... 兄弟だから...

       私が八歳だったから、兄が十才の時、
       父の代わりに官衙の賦役に引きずられて行きました。

       兄は配食に出てきた食べ物を惜しんで
       家に持って帰ってきたのだろう。

       自分の食べ物も不足したが、弟に食べさせると...

       ある冬に三十里をかちかちに凍りついた足で...
       その幼い年齢に...

       その時初めて薬菓を食べました。

       その日、八才の子供に初めて夢というのものができたのだろう。

       いつか薬菓を山のように積み上げて毎日食べる。
       それが私の初めての夢だった.

チヒャン: ... 夢をかなえましたか?

ペッキョル: いや... 今はいくら食べてもまずくて。

        何を食べても兄がくれた薬菓のように甘くなくて。

        うちの兄が... 冬の日に持ってきた
        カチカチに凍りついた薬菓みたいに甘くなくて。

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日本 対馬島
対馬海岸(昼間)


岩の上で釣りをする白禄.

そばではミヨの二人の弟が遊んでいる。

その後にはパクポが昼寝をする。

遠くから海女姿のミヨが歩いてくる。




ミヨ: カイ !  コウ !


(魚がかかったのを見て)

ミヨ: すご~い



ミヨの家(夜)

鍋がぐつぐつ沸く。

ミヨが近づく。



ミヨ: う~ん、おいしそう。


    なにしてるんです?


パクポ: このひげを燃やした後にできる灰が

      止血にいいんだ

      鼻毛を抜いてて血が出たときに塗ると一発だ。





ミヨ: 朝鮮語で貽貝(紅蛤:イガイ)って、何て言うんです?

パクポ:  これ?  홍합

ミヨ: ... ホングハプ

(白禄を示して) じゃ、お兄さんは?


パクポ: 兄さん? ...殺すやつ

ミヨ: 死ぬ奴?

白禄: ミヨ。 違う。 俺は李白録.  

     ミヨ、 李白録.

ミヨ: あー... 李白録.  (パクポに) 朝鮮語で家族は?


パクポ: 家族? 家族。

白禄: 家族? 食口。 食口っていう

ミヨ: シック?



(白禄が地面に漢字を書く) <食口>



ミヨ: え? これ 食べる口?

パクポ: (笑) タベルクチ、 
      なるほど、食べる口 食べる穴。 そうだ。

      これは朝鮮人らの恵まれた想像力だな

      一緒に住む人々を食べる穴だと呼ぶとは
      本当にすごくて。

白禄: そういえば意味がちょっとそうだね。

ミヨ: ちょっと変だけど、考えてみたらいい言葉ね。



パクポ: (白禄に) この子は良いって

ミヨ: おいしいものを見たら、まず家族のことが思い浮かぶでしょ?

    おいしいということ見れば家族から思い出すでしょう?)

    弟たちの口に食べ物が入ったら私もお腹いっぱいだもの。

    だから一緒に暮している家族のことを朝鮮では食口と言うのね?

パクポ: ... それは違うと思う...

白禄: 何ですか?  ミヨが? 

パクポ: 弟の口に食べ物が入れば自分も腹がいっぱいだって。

      それで朝鮮人らが家族を食口というようだって。

      ...完全な錯覚だろ。

白禄: カイ! コウ! こっち来て。 ご飯食べよ~

ミヨ: 家族! 家族!

(白禄を示して)家族!

(パクポを示して)家族!

パクポ: えーぃ!おぃおぃおぃ 私は抜いてくれ、私は抜いてくれ

私はおいしいもの見ればどしんと妻置いて一人で食べたいから


白禄: たくさん食べて。





同、家の前(夜)

加藤、入らなくて外側に立っている。



ミヨ: 一緒に食べよう  



ミヨ(声): おいしい?  あー 良かったね~今日

(加藤、また暗い道を歩いていく)



道(昼間)

ヒョジュが兵士たちを動員して御輿を護衛して道を行く

御輿の創痍開かれれば、チョンヨンが外側を見回す。

ヒョジュが近付く。



ヒョジュ: もうすぐそこです。

      ご不便なことでもありますか?

チョンヨン: ありません。

        ただ、大監宅に入る前にアニョン山に
        先に行って下さればと思います。

ヒョジュ: はい?  しかしお父様が待たれると思いますが。

チョンヨン: 今日必ずごあいさつしなければならない方がおられます。

ヒョジュ: ・・・ 





王宮、建物片隅(昼間)

王とト・シピョンが隠れて御輿が来るのを覗いている。



王: 来た!


アニョン山 (昼間)

誰かの墳墓の前で礼をするチョンヨン.



ヒョジュ: 亡くなった母が小菊がお好きなことは
      どのようにご存知だったのですか?


ヒョジュ: お母様がとてもお好きでしょう、
       生前に、小菊が好きなので、ふとんやハンカチに
       すべて小菊模様を数を数えられました。

チョンヨン: 私の気が楽になろうと勝手に行ったことなのに、
        お母様が喜んで下さるならばとても良いですね。

ヒョジュ: もう行きましょう。
      さらに遅れればお父様が私を義禁府に送るかも知れません。




王宮、接見室(昼間)

インビンが中で座っていて、

ト・シピョン、内侍ら十人余りを連れて入ってくる。



ト・シピョン: *媽媽(マ-マ)
         内侍府が挨拶申し上げます。

                 
           インビン・キム氏

インビン: うれしいです。

ト・シピョン: 私は尚膳ト・シピョンです。

          尚膳 内侍府に属する従二品職



(内侍らが一つずつ前に出て官名と名前をいって挨拶をする)



内侍1: 尙醞です。 ご健康でおいで下さいませ

         尙醞 酒を担当する従三品職

インビン: ありがとうございます。

内侍2: 尚茶です。 ご健康でおいで下さいませ

        尙茶 茶を担当する従三品職

インビン: うれしいです。



内侍3(王の変装): 上薬です。 ご健康でおいで下さいませ

       上藥 薬を担当する従三品職


インビン: ありがとうございます。


【*媽媽(ママ)=男女問わず王族に付ける尊称】





チスンの家、居間(昼間)

チスンとチョンヨンが上席に座っていて、
ヒョジュ、ソクジュ、ソヨンがくる



チスン: うちの家の家族です。

      あぁ、末娘婿が内禁衛将であるけれど。

      今日は宮に仕事があって参加することができませんでした。

チョンヨン: (はい)

チスン: 礼をしろ。



(ヒョジュとソクジュが前に出て礼をしようとするが、

ソヨンは一緒にしない)



ヒョジュ: ソヨン!


ソヨン: ....



チスン: おぉ、こいつが!

チョンヨン: かまいません。




チョンヨン: チョンヨンと申します。
        至らないことが多いですが宜しくお願い致します。






王宮、接見室(昼間)


内侍10: ご健康でおいで下さいませ。

インビン: ありがとうございます。




ト・シピョン: (内侍らに) 全員退け。



(内侍らが外に出て行く)



インビン: お待ちを..



インビン: 一日中緊張をしたところ肩がとても痛いですね。

       医者を呼ぶほど激しいものではないから、

       さっき挨拶をする者の中に'上薬'がいたが、

       きて私の肩ちょっともみなさい。

ト・シピョン:... 妃殿下、 医者を呼ばれるのが良いです。

インビン: そうでもないですよ。
       良い'上薬'はかなりの内医院よりましだと聞きました。

       '上薬'はこっちにきなさい。


内侍3(王の変装): ... はい。

ト・シピョン: ... 見るからに申し上げますが、
        男女七歳にして不同席なのに、
        内官に玉体を任せるということは不当でございます。

インビン: あぁ、その問題がありましたね。

      それでは薬専門家の上薬に質問など一つして終わらせます。


内侍3(王の変装): ... はい。

インビン: 愛する王にきれいに見せたいが、

       度々茶目っ気だけ増えるのに、

       何か良い薬がありませんか?



内侍3(王の変装): はははは.. 





日本、対馬、加藤の家(夜)



同、母屋(夜)

刀を磨ぐ声が聞こえてくる。

ミヨが寝床から起きて台所に行く。

白禄も起きる



同、台所(夜)

台所で加藤が刀を磨いでいる。



ミヨ: お父さん、剣闘場にはいかないでくださいよ。


加藤: ミヨ.. わしの剣術が信じられんのか?


ミヨ: まだ全快していないじゃないですか。

    今度行ったら死んでしまいます

    わかってないんですか

加藤: 父さんは、おまえらを置いて死んだりはせぬ

     必ず生きて戻ってくるさ


ミヨ: お父さん、お願いです

    私がどんなことでもしますから

    だから、お願いだから行かないで


(戸の向こう側で話を聞いている白禄)
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'チョモル' キバン全景(夜)


同、部屋(夜)
ソクジュとキーセン

キーセン: ひょっとして待ちぼうけを食わされたんですか?

ソクジュ: 酒でもつげ...  *道歌地に落ちたんだな。

       会おうという時は腰をへつらっておいて、

       ふっ 一人の奴も来ないのはまた何なんだ?

         【*道歌地=孟子の話に出てくる言葉 "亂臣賊子" から】


(聞こえてくる隣室の高尚な人らの会話).



高尚な人1(声): もうカン・チスンの時代は終わった。

           王を軽く見て、儒林を軽く見たので。

           その末路がもう見える。  見えるぞ。





キーセン: こらえて下さい。 *吏曹の下級官吏らなのに...
       何も分かってなくて... 

ソクジュ: ... 酒の席の冗談だけど、そのまま聞かなきゃ。

       でも、酒味は落ちたので、もう行く。





高尚な人1(声): カン家の息子が二人だが、互いに両極端だ。

           ある奴はとても慎重で、ある奴はとても軽薄で。

           ある奴はとてもやわらかくて、ある奴はとてもこちこちで。



キーセン: ほおって行って下さい、 だんなさま。



   【*吏曹=中央行政機構の6曹の一つ】



同、隣室(夜)

会話のつづき



高尚な人1: 理由は何か私は分かるぞ。

高尚な人2: 理由は何 ?...はやく話して。

高尚な人1: ... 腹違いだよ!

        二番目のはカン・チスンの死んだ妻が使用人の奴と
        浮気して産んだんだよ。

        その母という女はどんなに明らかにしたのか家の使用人の
        奴らのコブはみな握って遊んだし、

        結局は性病で死んだとか何とか... あっはっはっは..



(バン! 入ってくるソクジュ).




高尚な人1:... 助けてください~~






チスンの家、居間(夜)

チスンとチョンヨン 酒の膳



チスン: そうだ、子供たちがひょっとして
      礼儀の無いふるまいはしませんでしたか?

チョンヨン: 皆良くしてくださいます。
        ...事理分別が明らかなうえに性分まで優しいから
        ぶつかることがありません。 大監がよく育てられました。

チスン: 考えることが幼くて大変です。

      このままでは官吏一族を導くことができなくて。

      ...君が見るに、うちの息子の奴らはどうだ?

チョンヨン: ... ヒョジュが家を継げば
        カン氏一族は三百年を保証されるだろうが、
        順次権力者弱くなるだろうし..

        ソクジュが家を継げば
        お父さんを凌駕する権力ある一族を作るだろうが、
        一ヶ月も続かないこともあり得ます。

チスン: ハハハ。 私の考えと全く同じだね。

チョンヨン: 二人が互いに力を合わせれば

       大監の一族は権力を持っても千年を行くことができます。


チスン: 昨今このように安らかな瞬間があったのか...

      ヨン 君のおかげで私は生きているようなものだ。

チョンヨン: こちらこそ生まれて今が一番幸せです。

        二十年を少し超えて生きながら、慰安は仏様に、

        ‘生きては凶年ゆえ 死んでは豊作になるようにして下さい。’

        そのように終えられたのが前夫人の人生でしたが...

        今私を見て下さい。




ヒョジュ(声): 父上 !  しばらく出てこられなければなりません。

チスン:  ウン?  何か用なのか?


ヒョジュ: 大変なことになりました。
      ソクジュが義禁府に引きずられて行きました。


同 広場
外へ出るチスンとチョンヨン


チスン: いったい どういう事だ?




ヒョジュ: キバンで争いが起こったんですが、

      吏曹の官吏を昏睡状態にしたそうです。

チスン: あの愚か者が.   行ってくる。

チョンヨン: はい。







日本、対馬、格闘場(夜)


殺せ! いいぞ! 殺せ! 頑張れ! 




格闘場へ行く道(夜)


パクホ: ミヨちゃん! 早く、早く!





パクポ(声): すでに島主と10競技を契約した。

         剣闘をあきらめれば島主に殺される

         何、競技をするとしても10回をずっと勝つことには
         ならないが...というわけだ




格闘場(夜)


殺せ!x4



パクポ: 加藤! 危ない!



(舞台に飛び込み闘う白禄).








朝鮮、山道(夜)

着物を頭から被った人が納屋に行く。

納屋に入る前、周囲を見回すと中に入る。



納屋(夜)

白い布巻きをした高尚な人1


高尚な人1: 時間一つはよく守るよ。



チョンヨン: 腕前がよかったですよ。

高尚な人1: かなり危険だった。 銀子(お金)は?


(チョンヨンがお金を投げる)


チョンヨン: では。  再び会わないでおこう。

高尚な人1 : アー。 こりゃどうした?

         残金を払わなくちゃ。

         俺がこの程度の金に命かけたと思う?

         あんたの肌だけ考えれば死んでも限りが
         ないようで始めたことなのに。

チョンヨン: ... 脱いで。 はやく終わらせるわよ。

高尚な人1: そうだ、いいぞ。  そうこなくちゃ。

        ところで私は一度すればちょっと長いんだけど。
        どうしようか?


(チョンヨンが男を刺し殺す)


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コメント

108拝も

びっくりです、お参りは生きている人のためなんだなぁ~と改めて思います。

年齢

字幕だと訳されていませんでしたけど、兄ちゃん10歳でキョル君8歳、二つ違い。兄ちゃんが23歳の時にチョンヨン20歳三つ違い。チョンヨンは兄ちゃんは「オッパ」でペッキョルは「キョル」と呼び捨て…でも、ペッキョルの方が一つ年上ですよね?なんでペッキョルは「キョルオッパ」じゃないんでしょう?会話の中に年齢が出てこなければ、てっきりチョンヨンがヌナかと思ってしまうところです。
兄ちゃん23歳が5年前の回想だから、ドラマ現在は兄ちゃん28歳、ペッキョル様26歳、チョンヨン25歳。ちなみに王様は5年前チョンヨンをヌナと呼んでいたので25歳よりは年下…。王さまになった時は十代でしょうか。

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2006年、NHKBS2で放送された「春のワルツ」を見て、ソ・ドヨンさんの魅力に撃沈しました!

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