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2019-12

「夜叉」第8話完全日本語版 -- by 春頭さま

これまでのあらすじ~(省略)

黒雲剣訓練場(夜)(3年前の回想)

吊るされているムミョン

ト・シピョン:訓練中に逃げるのは、私が許さないといったが。

白禄:お腹がすいて逃げたとか、一度だけ見逃しましょう。

ト・シピョン:お腹がすく。 ...逃げた理由はなるが、生かす理由にはならない。

白禄:... この者は、私たちの中で弓手並みが一番上です。生かせば必ず大きい戦力になるでしょう。

トシピョン: 弓手並み? 持ち出すにはまだまだだけれど...(白禄に向かって)君の命が関わっていても、この者の弓手並みが一番上であろうか?

ムミョンを試すために、白禄が吊るされる。

ト・シピョン:始めなさい。

縛られた腕をほどいて、弓で白禄を助けようとするムミョン。

ムミョン(E): なぜ? ...なぜ? ...俺のような奴のためになぜ?

対馬、格闘場(ムミョン回想)

ムミョンの前に膝をついて話す白禄。

白禄:俺の名前は李白禄。おまえの名前はムミョン。俺たちは朝鮮の王に仕える黒雲剣だ! 俺を思い出せなくて、おまえが俺を斬るとしても、何の心残りもない。ぜひ、落ちた私の首を見て、名前でも取り戻すように願う。

逃亡中の小屋(ムミョン回想)

ムミョン:俺は後悔しない。黒雲剣になったこと、兄さんに会ったこと。

白禄:そうだな、俺もだ。

対馬、格闘場

刀を振りおろそうとするムミョン。

黒雲剣訓練場(3年前回想続き)

吊るされた白禄の縄を弓で射るムミョン。弓で縄を切る事が出来ずに駆け寄って白禄を助けようとする。それを見て、剣を投げて白禄の縄を切り助けるト・シピョン。

ムミョン:鼓子野郎…(宦官に対する悪態)

白禄:ムミョンや

ムミョン:その通りだ。俺の名前はムミョン(無名)、名前がないんだ。

記憶を取り戻したムミョン。ホッとして笑いあう二人。気を失うムミョン。怒って退席する当主。心配そうなパクポとミヨ。武士たちに連れていかれる白禄達。白禄を追いかけようとして、やはり捕まえられるパクポ。

パクポ:(白禄に向かって)お前がこんなことができる? 朝鮮人どうし詐欺を働く?

チョンヨンの部屋(昼間)

刀をチョンヨンに突き付けるペッキョル。

ペッキョル: 人をだまして、殺して、死地に追い込んでも、まだおまえの中に涙が残っているのか?

チョンヨン:悲しくて泣いているんじゃないわ。 ...くやしくて... 皆殺すことができなくて、白禄兄さんに申し訳なくて、くやしい...

ペッキョル:おまえ!

そこへソヨンが駆け込んでくる。

ソヨン:旦那様

驚くソヨンを見て切っ先を下げるペッキョル。

ソヨン: (ペッキョルに)旦那様! なぜ別堂(妾の事。離れに住む人という意味か)に怒るのです?私がお父さまに話さないでといいました。別堂は私を助けてくれただけなのに...

チョンヨン:いいえ、お嬢さん。 別に話しませんでした。

ペッキョル:... 私が行き過ぎました。(ソヨンに)一刻もはやく義兄を迎えにいかねばならないから、あなたは私と一緒にアンヨン山に行きましょう。

ソヨン:はい。 ところでお父さんに知らせずに、隠してくれるでしょう?

ペッキョル:まだこんな嘆かわしいことを。家族どうし、これはいったいどういうつもりです。

ソヨン: ... 旦那様は分からないのです。

ペッキョル: この人が、まったく...

ソヨン:嫌です。 お父さんに知らせれば、なぜかうまくいかないでしょうよ。

チョンヨン: ... お嬢さん。 内禁衛将が考えがあるようです。こういう時、夫に従うのも方法です。

ソヨン: ... でも...

チョンヨン:お嬢さんが不安なら、アンヨン山には私が案内します。

ソヨンを見るペッキョル。

チョンヨン:大監が帰ってきた時、お嬢さんがいらっしゃらなれば疑いを受けるかも知れません。内禁衛将は私が案内するから、お嬢さんは家でソクジュお坊ちゃんの行状でも保管しておいて下さい。遠い道行かなければならないけれど...。内禁衛将と私がアンヨン山に行きながら、よく説得してみます。

ソヨン: はい、それが良いでしょうね。 よろしくお願いします。

チョンヨン: (ペッキョルに)それでは門の前でお目にかかります。

退室するチョンヨンと夫人を見送るペッキョル。

対馬、ミヨの家(昼間)

縫物をするミヨ。弟が入ってくる。

弟:どこ行くの?

ミヨ:カイ、こちらに来て座って。白禄お兄さんが来たら必ずこれを渡して。

当主から貰った指輪を差し出す。

弟:姉さんが自分で渡せばいいだろ。

ミヨ:そうしたいんだけど、もし、もしもだけど...姉さんが来なかったら、私が遅くなったら、あんたからお兄さんに渡してちょうだい。朝鮮にいる恋人に渡してって。

ベーっと舌を出して駆け出していく弟。

闘技場、地下牢

気を失ったムミョンを心配する白禄。パクポはインチキ念仏を唱えている。

白禄:(パクポに)でたらめな念仏で仏様なんかかまわずに、看守でも呼んで、水をちょっとくれと言ってくれ。

パクポ:うるさい。 人を殺さないように仏様に祈っているところだから、話しかけるな。

白禄:ご飯もちょっとくれと言って。

パクポ:(目をとじてまた座禅モード)ハラギャティ、安全第一第一安全、無事故極楽...

白禄:日本語が話せれば自分でする。 できないからお願いしてるんじゃないか。

パク:あ、まったく。 (むくっと立ち上がると文に行って窓の桟を揺さぶって)看守! 部屋ちょっと変えて。 とうてい一緒にいられない。看守! おい、看守!

ムミョンが目を開く。

白禄:お前、俺が分かるか?

パクポ:看守!

当主の部屋

女たちに真剣で勝負させて、それを楽しむ当主。怯えて刀をうまく使えない女たちに指図をする。

当主:こうして、こうして...こうして、こうやって...

女を刺す。

当主:どうした!

身なりを整えたミヨが当主の元へやってくる。

ミヨ:私が奴隷になります。ですから、朝鮮の武士を自由にしてやってください。

当主:よかろう、その代わりこっちにも条件がある。

ミヨ:何なりと。

闘技場 地下牢

何か相談をする白禄とムミョン。

ムミョン:船に残った者は全部で三十。 その中で刀を使う者は十二。そして大砲が三門ある。

白禄:頭目に再び対戦すれば勝つことができると言うんだ。ずっと正気にかえらなかったようにだまして格闘場に集めた後、再試合途中掃き捨てよう。(寝転がっているパクポを見て)...海賊船には、あちこちで盗んだ財物がかなりなるだろう?

聞き耳を立てるパクポ。

ムミョン:かなり? 途方もないと見なくちゃ。かなりの金持ちらも海賊では倉庫に入れば、驚いてあごがはずれるだろう。

白禄:みな奪い取って二人で分け合えば、いや、あそこのおじさんも含んで三人が分け合えば良い。

パクポ、席から立ってドアの方へ行くと、

パクポ:看守! 看守! 水と食べ物ちょっと持ってきてくれ。さじもちょっと求めて持ってきて。刃物一つだけ溶かせば、さじ三千個は作れる。

本当に看守がくる。驚く3人。

看守:(門を開けて)帰っていいぞ。

当主の部屋(夜)

眠る当主の横で衣服を身につけるミヨ。頬に涙。

ミヨの回想ミヨの家の洗濯物干し

白禄:俺はミヨに命を救われた。加藤さんにミヨを護ると誓ったし、今度のが終わったら、朝鮮に一緒に行こう。

ミヨ:お兄さんは笑顔が素敵です。怖い顔をする時もあるけど。

白禄:早くミヨの言葉を習わなくっちゃならないな。これじゃダメだ、もどかしくて。

当主の部屋(夜)

回想前からの続き。

ミヨ(モノローグ):カイ、コウ、お父さん、力を貸してください。

隠し持った短刀で眠る当主を刺すミヨ。刺された当主、起き上がりミヨに向かってくる。

ミヨの家(昼間)

集まっている人々、子どもたちの泣く声がする。そこへ白禄達が帰ってくる。横たわるミヨを見て驚く白禄。

白禄:ミヨ

島民に尋ねるパクポ。

パクポ:どうしたの?

男:当主様のところに行ってきたんだが。

横たわるミヨを茫然と眺める白禄に、カイが刀を差し出す。

カイ:剣を教えてください。姉さんの敵を打つんです。

差し出された刀を掴み取り外に出て行く白禄。後を追うパクポ。

ミヨの家の外(昼間)

白禄を止めるパクポ。

パクポ:おい、白禄。興奮するな。わけの分かる人が、どうしてこうなんだ。今行けば、犬死だ。ミヨもそれは望んでいない。

白禄から刀をゆっくりともぎ取る。

朝鮮 アンヨン山隠れ家

隠れ家の中に入るペッキョルとチョンヨン。

チョンヨン:確かにここにいたのに...

人気はないが、火鉢に火種残っている。

ペッキョル:私たちの2人だけできました。 もう出てくるように。

壁の後に隠れていたソクジュが現れる。

王の寝室

寝所に横になる王と刑曹の報告書を読む妃。後ろから抱き締める王。

王:インビンに会いたくて宴も先送りしてきたけれど、私が道に迷って刑曹に誤って入ってきたのかな?

インビン:... 疲れておやすみなので、しばらく遊びで刑曹の報告書を見ました。

王:どれ、私が解決するだろう。(巻物を広げて)若者が老人を殺して、老人が若者を殺して...殺して、殺して、また殺して...三綱(儒教で君臣・父子・夫婦の道)はどこへ行った、五倫はまた何をしているのか...(インビンの服の中に手を入れて探って)こういうのを見れば、世の中に信じる人は誰もいない。

王、インビンにキスする。

インビン:... でも、殿下は絶対的に信任する人がいるでしょう。

王: 私が?

インビン:三政丞より... さらに近くで殿下を助ける... ト内官です。

王:ト内官がいなかったら、私は一日も持ちこたえられないのだ。

インビン:昨今、騒動を起こした黒雲剣もト内官と内通したのですか?

王:内通? ...ト内官は黒雲剣それ自体だ。

アンヨン山隠れ家内

ソクジュ:やはり妹婿の目は、だますことはできない。ソヨンがすでにお父さんに見つけられて兵士たちがいっぱい来るところだが...別堂がよく隠して下さったよ。

ペッキョル:すぐ家に帰ってください。

ソクジュ:急ぐことが何かありますか? お茶でも一杯しましょう。

ペッキョル:お父様がどれくらい心配されるものと思う?

ソクジュ:そうですね。 ...(チョンヨンに)どのように、お願いしたのは持ってきましたか?

チョンヨン:持ってはきましたが、ひとまず家に帰られるのが良くないでしょうか?

ソクジュ:違います。

ソクジュ、チョンヨンが持ってきた包みを受け取る。筆と紙、墨汁筒が出てくる。

ソクジュ:ありがとうございます。ソヨンが、あいつはうっかりしていて、頼んでみると忘れたり、わけもなくぶんぶん音を立てることのようで...

ペッキョル:今、何をするのですか?

ソクジュ:初めは、逃げる前にお父さんに手紙を書こうとしたが、これは最後の遺書と同じですね。

ペッキョル:なんと男らしくない言葉なのか。遺書を書く覚悟があるならば、当然先にお父さんに会って誤解を解かなければ。

ソクジュ:... お母さん墓所が近いからなのか、寝つく時ごとにお母さんが夢に来られたらと思いました。 お母さんならば、何か良い方法を知らせられることのようで...ところで、ついに一度も来られませんね。来られないのは、それなりの理由があるのではないでしょうか?とてもお話にならない事が。お父さんが息子を殺すのに、どんな話をされます。

ソクジュを殴るペッキョル。

ペッキョル:しっかりしろ!

チスンの家、ソクジュの部屋(昼間)

ソヨン、兄の物を急いで取りまとめる。荷物と刀を持って部屋を出ようとすると、 ヒョジュが入ってくる。

ヒョジュ:ソヨン、お前がここにはなんの用か?

ソヨン:いやそれが、ソクジュお兄様の部屋がとても汚くて。掃除しようと思って...

ヒョジュ:掃除をなぜお前がする?それより、入っているのは何か?

ソヨン:何でもありません。

急いで出て行こうとするソヨンを引き留めるヒョジュ。

チスンの居室(昼間)

ヒョジュがソヨンを連れて入ってくる。

ヒョジュ:お父様。

チスン:なぜこのように騒々しいか?

ヒョジュ:(ソヨンに)お前が直接申し上げて。

ソヨン、父の表情だけ見る。

ヒョジュ: はやく!

ソヨンは我を張って話をしない。

ヒョジュ:... お父様。 ソヨンがソクジュに会ったようです。

チスン:何? 今どこにいるか?

ソヨン:... 申し訳ありません。 話せません。

ヒョジュ:お前は、ソクヂュが死ぬ成り行きを見たいのか?

ソヨン:ソクジュお兄様と約束しました。

ヒョジュ:会う事が先だろう。

チスン:いい... ソヨンの言うとおりだ。約束はどんなことがあっても守らなくければ。...ソクジュは元気なのか?

ソヨン、首を縦に振る。

チスン: 久しぶりに聞く良い便りだな。

ソヨン: ...

チスン:さっき内禁衛将に残れといったのは、ソクジュをお願いしようと、そうしたのか?

ソヨン:... はい。

チスン:別堂も君の肩を持ってくれたし?

ソヨン:はい。

チスン:今、二人はソクジュとともにあるのだろう。

ソヨン:はい。

チスン:その二人が今どこにいるのか話すのは、兄とした約束を破るのではないことのようだが...

ヒョジュ:ソヨン!

ためらうソヨン。

アンヨン山 隠れ家(昼間)

ソクジュを殴った後に、しかりつけるペッキョル。

ペッキョル:大臣の地位がやさしいと思うか? 子である者が、どうしてこのように分からないか。宮にあれば、一日にも数十人ずつに会う。前では大監に追従をするが、後では刃物を準備して大監様の背中を狙うやつら。義兄も目があれば見たことではないのか。

ソクジュ:それならば幼いころからとてもたくさん見ました。 前でへつらって後から刃物を刺すのは、うちのお父さまが、最もよくしている事です。

ペッキョル:大監がなぜそのようなことをする?一族を守るためにではないか。また、お父上のやり方が嫌いならば、責任ある位置に行ってそれを変える考えなければ。逃げてどうするのか。

ソクジュ: 王莽になるというお父さん決心は、どのように見ますか?

ペッキョル: 人が考えた通りみな行って生きられるか?仏家では考えただけでも皆したことだと言えども、色々な可能性を検討されたものと考えれば良くないか?

ソクジュ: ...

ペッキョル:君をキバンに呼んだという友人に会ってみた。そのような約束をしたことがないそうだ。

ソクヂュ:え? 確かに書簡を受けたが...

ペッキョル:誰かが大監を退くようにしようと、君を罠に落としたのだ。

考え込むソクジュ。

ペッキョル:君が大監を疑うことこそ、敵が最も望むことだ。私が知る左相大監の息子カン・ソクジュらしく状況を正面で解いてみよう。

ソクジュ:... はい。

ペッキョル:行こう。

促すペッキョル、3人が歩きだすと、ソクジュが突然歩みを止める。

ソクジュ:ちょっと、... ちょっと待って下さい。妹婿の言葉通り、友人が私を呼んだことでないならば...。確かに、酒母が話したんですね。

緊張してソクジュの話を聞くペッキョルとチョンヨン。

山道(昼間)

兵士を連れて山道を行くチスンとヒョジュ。それを物陰から盗み見て、兵に指示を出すト・シピョン。

アンヨン山 隠れ家(昼間)

ソクジュ:(推理を継続して)吏曹参判の奴が居酒屋にきてした話が...‘家族というのは... 前世に敵であったものなどが... また会うものよ。’当然お父さんをいうものと思ったが...いやいや、その前に何か言っていたが...

回想、酒母の話を聞くペッキョルとソクジュ。

酒母:そいつは酒は全然飲まなくて、女だけ好みました...
(回想終わり)

ソクジュ:妹婿、酒母と一緒に聞いたのではないですか。それが分からない...

ペッキョル:そうだな。 よく分からないですが..

ソクジュ: いや、確かに、笑いながら残金がどうだと...

回想、酒母の話

酒母:..へらへら笑って言うには、今日いよいよ楊貴妃から残金をもらう。
(回想終わり)

ペッキョル:ひとまず家に帰りましょう。

ソクジュ: ... 楊貴妃! ...いよいよ今日楊貴妃に残金を受ける。 ...おもしろいですね。 我が家には最近新しく家族になった人がいます。(チョンヨンを見て)楊貴妃のように美しい女性です。

チョンヨン、静かにソクジュを見る。

ソクジュ:そうして見ると、「王莽殺子守法救家」お父さんが使ったというその八字を私に流したのも別堂でした。

この時、外から聞こえてくるヒョジュの声。

ヒョジュ(off):ソクジュ! カン・ソクジュ!”

ソクジュ:お兄さん!

ソクジュが窓のスキ間から外を見回す。

隠れ家の前(昼間)

少し下ったところにチスンとヒョジュが私兵をつれてくるのが見える。

隠れ家の中(昼間)

ソクジュ:お父様!

チョンヨンを振りかえるソクジュ。

ソクヂュ:ずるがしこいこと。 誰だ? お前にこういうことをさせた者が。

ペッキョル: 何か誤解があるようだが...

チョンヨン:あなたの弁護は必要ないわ。お坊ちゃん、おっしゃる通りです。私がそうしました。

ペッキョル:別堂は、わけもなく興奮して、ない言葉を作らないで下さい。

ソクジュ:妹婿、この女を捕縛してお父様に引っ張っていきましょう。背後が誰か?

チョンヨン:背後? ...そのまま分からない方がより良いと思いますが。

ペッキョル: やめろ!

ソクジュ:聞いてみましょう。 私が何を分からないというのか?

ペッキョル:君もつまらない言葉をはさまずに家に帰りましょう。

チョンヨン:いやしい良人家の娘が左相のお宅の妾に入ってきたとすれば、これは簡単に得ることもできなくて、簡単に逃してもならない出世の道です。そのような道に入った私が、なぜ危険なことこの上ない計画に参加するでしょうか?私がとうてい断ることはできない命令を下すことができる人が誰でしょうか?

隠れ家の前(昼間)

チスンが先頭に立って歩いていく。ヒョジュが兵士たちを連れて父に従うが、道を遮って現れる左捕将と官軍ら。

チスン:私を尾行したのか?

左捕将:申し訳ありません。 息子さんの身柄は私どもが引き受けます。

チスン: 許諾できない。

左捕将: 国法に背くつもりですか?

物陰から遣り取りを見て、隙を見て弓を構えるト・シピョン。カン・チスンを射るが、兵士に阻まれる。これを機に戦闘に入る二つの勢力。

隠れ家の中(昼間)

チョンヨンとソクジュがお互いをにらむ。戦闘の音に外の様子を窺うペッキョル。

ソクジュ:お父上がさせたということか?

チョンヨン:仕方ありませんでした。

ソクジュ、チョンヨンのほおを殴る。 驚いて振り向くペッキョル。

ソクジュ:最後まで我が家をもてあそぼうと入るとは...この女の骨と肉をみな中身を取り出しても、必ず背後を掘る。

この時、外から聞こえてくるチスンの声

チスン(off):内禁衛将! 内禁衛将はどこにいるのか?

ペッキョルが外を見る。ソクジュはチョンヨンの首を荒々しく押さえる。

ソクジュ:どこまで持ちこたえるか見てみよう。

ペッキョル:その手を離せ。

さらにチョンヨンを殴るソクジュ。

ペッキョル:その手を離すんだ!

殴り続けるソクジュ。怒りの表情のペッキョル。

ソクジュ:お前、私を見くびっただろう。卑しい者らはこうしなくては。

手を離し、チョンヨンを蹴るソクジュ。怒りにゆがむペッキョルの顔。蹴り続けるソクジュ。剣を抜いてソクジュを刺すペッキョル。

ペッキョル:やめるんだ!

びっくりしてペッキョルを見るチョンヨン。ソクジュも驚いたままわき腹に打ち込まれた刃物を見ていて、ペッキョルに視線をそらす。

ソクヂュ:妹婿?

刀を抜いて、ソクジュに握らせるペッキョル。外に気づかれないようにソクジュの息の根を止めようとするペッキョル。

チスン(off):内禁衛将!

ソクジュが完全に息絶える前にチスンが入ってくる。ソクジュから手を離すペッキョル。チスン、近くにいるチョンヨンが先に目にはいる。

チスン: 大丈夫か? ケガはないか?

チョンヨン: 私は大丈夫ですが、ソクジュお坊ちゃんが...

チスンが息子を見ると、刃物を握ったまま倒れた息子をペッキョルが助けている。

ペッキョル:面目ありません。 ...自決を防げませんでした。

息子を抱き起こすチスン。

チスン:ソクジュや。

虫の息の中からチョンヨンを指さすソクジュ。こと切れる。

チスン:ソクジュ!

この時、ヒョジュが兵士たちを連れて入ってくる。ソクジュの名を呼びながら嗚咽するチスン。ヒョジュもその傍らに膝を落とす。その場を立ち去ろうとするペッキョルの手を、チョンヨンが捉える。静かに握り返すペッキョル。

対馬、格闘場(昼間)

白禄が一人で立っている。 島主が部下らとパクポと一緒に入ってくる。

パクポ:(白禄に)話はうまくいった。へギ?が朝鮮で部下だったと言ったら、当主がおもしろがったんだ。再試合だ。

当主:海賊たちを一人残らず殺したら、お前を部下にしたい。

白禄:ありがとうございます。

出て行く当主。

パクポ:(島主の後ろ姿を見て)今は抜き差しならなくなったよ。

白禄:こんな時は、ひとつの方向にだけ走れば良い。

パクポ:君と君の部下がいくら強くても、数というものがある、当主の部下らを、一掃するというのが可能だろうか?

白禄:勝算があってするのではありません。しなければならないからするだけです。

ミヨの家(夜)

白禄、カイとコウとともにご飯を食べている。 パクポは少し離れたところで一人で酒を飲む。

白禄:これからは兄弟の間で豆一粒でも分け合って食べなければならなくて。...話をしてやろうか?兄と弟が一緒に農作業をして秋に刈りいれをしたが、弟が兄の事情を見ると、米がさらに必要なようで、夜に寝ている時に稲束をこっそりと兄の稲束に移した。(パクポに)こっちにきて話ちょっと訳してみます。

パクポ:兄も稲束を弟のに移して月夜に互いに会って、抱きしめて泣いたという話?

白禄:はい。 それ、子供たちにちょっとしてくださいよ。

パクポ:忠清道(チュンチョンド)エソン村の話だが...これがみな作り話よ。

白禄:はい?

パクポ:あ、そのまま率直に話して分配したらいいのだ。何をしに月夜に行ったり来たり、その苦労をする。私は理解ができない。こういう話を聞いて好む人々が...

白禄: おじさんは兄弟が稲束賭けて出すことをしたとすれば理解できるでしょう?

パクポ:あ、そのような版本もあるか? 土地文書をかけてひと勝負したとすれば説得力があるけれど...

食事をしていたカイが、思い出したように席を立ち指輪をとりだして白禄に差し出す。

カイ:姉さんが言っていました。朝鮮にいる恋人に渡すようにって。

白禄、指輪をぼんやり眺める。

回想ミヨの家

ミヨ:指輪は愛する人にあげないと。白禄兄さんは、朝鮮に好きな人いないんですか?
(回想終わり)

格闘場、選手控室(夜)

指輪を見つめる白禄。

回想闘技場

ミヨの父:この者は間もなく私の娘と結婚することになっております。家族は売れません。
(回想終わり)

指輪をこぶしの中に握り込む白禄。

同、観覧席(夜)

酒杯を傾け試合を待つ当主。仲間と目配せで確認し合うパクポ。

同、舞台(夜)

闘技場に出てくる白禄とムミョン。興奮する観衆。闘う白禄とムミョン。白熱した試合を演じる。隙を見て見張りの武士に斬りかかる二人。それを合図にパクポが仲間に武器を配る。混戦状態になる闘技場。逃げ惑う観客。白禄が当主のところへ駆け上がり、護衛の武士を切り捨てる。刀を抜く当主。白禄は斬り殺されたミヨを思い出し、怒りに燃えて当主を蹴り落とし刺し貫く。

村の出口 (昼間)

白禄を見送るカイとコウ。後には漁夫らが立っている。しゃがんで子どもたちに別れを告げる白禄。

白禄:元気でな。

漁民:ありがとうございます。

頭を下げる漁民たち。一礼して立ち去る白禄とパクポ。

朝鮮 寺の納屋?

白雲剣の部下たち5人とともに、室内に入るペッキョル。閂をかける。不審がる部下たち。

ペッキョル:今から、お前たちの命を貰い受ける。お前たちは望まないだろうが、しかたがない。次の世にまた生まれたら、必ず私に復讐しろ。

部下:ナウリ、なぜこんなことを?

短刀を抜き部下を殺害するペッキョル。

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